Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:ラフマニノフとチャイコフスキー(IKFU)@ユトレヒト

2014-06-27 23:48:25 | Concert
ユトレヒトでInternationaal Kamermuziek Festival Utrecht(国際室内楽フェスティバル)が6月25日から29日まで開催されていました。
毎年恒例なんですが、以前は12月の寒くて忙しい時期にやっていて、今回から6月になりました。しかし、この時期はワールドカップサッカーと重なり、集客のほうはもしかしたらいまひとつかもしれません。
オランダの期待の星、バイオリニストのJanine Jansen(ジャニーヌ・ヤンセン、写真)が音楽監督を務めています。
大小、様々なプログラムが組まれており、室内楽が好きな人にはおすすめのフェスティバルです。
私はあまり興味がなかったのですが、Alexander Gavrylyuk(アレクサンダー・ガヴリリュク)とジャニーヌ・ヤンセンが出演するコンサートが金曜夜にあったので、行くことにしました。
このフェステバルの一環で、ちょうど4時半からは、スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)のドキュメンタリー映画の上映もあり、場所も新しくオープンしたTivoliVredenburgだったので、行くことにしました。映画は60分ほどのもので、スティーヴ・ライヒの音楽の変遷がわかりやすくまとめられていました。
さて、20時からのコンサートのプログラムは次の通りでした。
Rachmaninoff - Trio élégiaque in d klein
Tsjaikovski - Souvenir de Florence in D groot, op. 70
ラフマニノフの悲しみの三重奏曲を、ガヴリリュク(ピアノ)、ジュリアン・ラクリン(Julian Rachlin、バイオリン)、 トルレイフ・テデーン(Torleif Thedeen、チェロ)が演奏しました。ピアノの譜面台の楽譜がめくっても風か何かで元に戻っていくという現象が何度も繰り返されて、ちょっと集中力に問題がでるかなと思いましたが、とても緩急のついた面白い構成の曲で、楽しめました。
チャイコフスキーの弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」は、ジャニーヌ・ヤンセン他5名の演奏で、ビオラやチェロのソロパートの音色がいいなあと思いました。
ジャニーヌ・ヤンセンは、美しく、背も高いので、とても舞台映えします。オランダ人は彼女のことをすごく高く評価しています。演奏が終わると、すごい拍手と歓声でした。
私個人としては、ラフマニノフの三重奏のほうが楽しめました。
しかし、ジャニーヌ・ヤンセン、現在36歳で、このようなフェステバルで大役をつとめ、オランダでのクラシック音楽の普及に貢献している姿をいろんなところで見かけ、立派だなあと思います。
ちなみにオランダ語で、Janineはジャニーヌという発音ではなくて、ヤニーネって感じです。
このフェステバルですが、ジャニーヌ・ヤンセンを前に出して宣伝しすぎで、出演者もジャニーヌ・ヤンセン&フレンズなどとして省略して、個々の演奏者の名前がしっかりと書かれてなかったりして、そこがいま一つだなあと思いました。
私のようにガヴリリュクに興味をもつ人や、ジュリアン・ラクリンに興味をもつ人もたくさんいると思います。
それから、今回は新複合ホール「TivoliVredenburg」のお披露目も兼ねていました。私が見たコンサートは「大ホール」で行われ、このホールはユトレヒトのクラシック音楽ホールの代名詞でもある旧Vredenburgをそのまま継承しています。つまり、ホールのデザイン、使われていた舞台やインテリアなどまったくそのままです。この旧Vredenburgを保存して、その上部および周りに巨大な複合ホール施設を拡大建設したのです。
この場所が文化の発信地として、いろいろなコンサートやライブがどんどん行われることでしょう。楽しみです。
体調は良好です。

レナリドミド+デキサメタゾン 第56サイクル開始

2014-06-27 11:45:06 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回3週間服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの56回目が始まりました。
時々やるのですが、今回もうっかりしていて、1回分レナリドミドを飲みすぎました。以前は大丈夫かしらと思っていたのですが、最近は1回のみすぎたから、次回は1回減らしたらOKよね、と自分で納得して、勝手にやっています。
先日、腎臓内科のほうであざができやすいこと、血が止まりにくいことなどを少し言ったら、看護師さんを通して、毎日服用しているCarbasalate calcium100㎎(抗血小板剤)をやめるように言われました。これは血液内科のK医師の処方で、レナリドミドやデキサメタゾンの副作用で血栓ができやるいので、その予防として飲むように言われていたもので、その旨を伝えたところ、医師とはちゃんと相談しているからということでした。
もう何年も服用しているので、やめた日は体調に変化があるかと思いましたが、そんなことはなく、もう2、3週間経ちますが問題なさそうです。
来週に血液内科の診察があるので、一応その時に、本当に問題ないのか尋ねようとは思っています。
このままいけるのなら、薬を減らすことができるのはうれしいです。
体調は良好です。オランダサッカーも好調でこれもまたうれしいです。




クラシックコンサート:キーシン(Kissin)@コンセルトヘバウ

2014-06-22 11:21:24 | Concert
アムステルダムのコンセルトヘバウでのエフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin)のコンサートに行ってきました。
キーシンと言えば、1986年に15歳で日本でコンサートをして、その当時、神童と話題になりました。
まだ少年ぽい姿が記憶に残っているのですが、現在は彼も42歳。
私の席は背中と右手が見える場所でした。大きな背中を見て、大人になったのだなあと思いました。
さて、プログラムは、
Schubert - Sonate in D, D 850
休憩
Skrjabin - Tweede sonate in gis, op. 19 'Sonate Fantaisie'
Skrjabin - Etude in fis (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in B (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in E (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in As (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in gis (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in bes (uit 'Etudes', op. 8)
Skrjabin - Etude in dis (uit 'Etudes', op. 8)
でした。
にわかクラシックファンの私には、聞きなれないものばかり。
でも力強いピアノで、音がよく響き、きれいなのにはびっくりしました。堂々と、ときにはロマンチックに弾いていきます。力強い指の動きはもとより、腕がよく動きます。
私は前のほうの席でしたが、この音だと後ろのほうも問題なく音を楽しめると思います。
休憩後のスクリャービンのほうがよい感じでした。Sonate Fantaisie'(幻想ソナタ)では、海の波が打ち寄せる状況を感じました。
終わるとともに拍手喝さい、その後アンコールへ。アンコールは3曲。
バッハ ケンプ編 シチリアーノ
スクリャービン Etude ?
ショパン ポロネーズ第6番 英雄
だったと思います。
バッハ ケンプ編 シチリアーノが情感たっぷりでとても良かったです。
コンセルトヘバウは満員で、これまででいちばん観客の拍手が熱狂的でした。やはりファンが多いのかなと思いました。
インターネットでいろいろ見ていたら、このキーシンのピアノコンサートが同じようなプログラムで日本でもこの春にやっていたのですね。チケット価格を見て、少しびっくり。いちばんよい席だと18500円もするのですね。
アムステルダムのコンセルトヘバウのコンサートでは、席の種類は二つだけで、66ユーロと82.50ユーロでした。
コンセルトヘバウは席に空きがあれば、当日でも窓口で簡単にチケットが買えますので、アムステルダムに来る機会があればぜひ訪れてみるといいのではと思います。
体調は良好です。




ジュネーブ、シャモニー旅行3泊4日(4)

2014-06-17 15:45:47 | 旅行(スイス)
最終日はもう帰るだけです。
ホテルの朝食はパスして、7時すぎに出発、電車で空港へ。
ジュネーブのホテルに泊まるとその期間有効なGENEVA TRANSPORT CARDをくれます。このカードで、昨日のジュネーブ散策時のトラムや、空港への電車が無料で乗れました。
空港内で朝食を食べ、余ったスイスフランは募金箱に入れて、9時頃発のKLMでジュネーブをあとにしました。
1時間15分くらいでアムステルダムのスキポール空港に着き、その後電車で帰宅しました。
お昼頃には家に着きました。
シャモニーで小雨に少し降られましたが、それ以外は天候も良く、良い旅行でした。
Aiguille du Midiの山頂付近は濃霧で周りが見えなかったけれど、ロープウェイやケーブルカーにたくさん乗れて楽しかったです。
写真はイギリス公園の花時計です。
またスイスに行きたいなあと思いました。
体調は良好です。

ジュネーブ、シャモニー旅行3泊4日(3)

2014-06-16 10:58:02 | 旅行(スイス)
3日目の朝は少しゆっくりと起きてホテルで朝食。今日は丸一日ジュネーブ観光です。
まずは国連ヨーロッパ本部へ。トラムに乗って10分くらいです。トラムを降りると、噴水と椅子のオブジェの広場(写真)があります。この広場は国旗がずらーっと並んだ国連正面玄関に面しています。しかしこの玄関からは見学者は入場できず、左手にある美術館などのある公園をずっと歩いて、別の玄関へまわらなくてはいけません。
晴天でとても気持ちよく、緑の多い場所を歩いて15分くらいで、別玄関へ。そこから、見学者の列から中へ入ります。
パスポートを見せ、入館証を作ってもらいます。
10時半の英語のガイドツアーに参加しました。会議場やレマン湖が見えるホワイエやアールデコ調の内装などを案内してもらいました。1時間くらいでした。
駅前のメインストリートまでトラムで戻り、案内所でジュネーブの地図を入手し、午後は旧市街を散策することにしました。
サン・ピエール大聖堂、英文学のジョージ・エリオットが住んでいた家など、入り組んだ街並みを歩いていきます。パスティオン公園では野外演奏のピアノの音が聞こえ、長さ約100メートルの宗教改革記念碑を見ました。その碑の一部にはオランダ語で書かれた部分がありました。
レマン湖のほうへ下っていき、イギリス公園にある花時計を見ました。
レマン湖名物の大噴水を見たかったのですが、風が強いため、大噴水はやっていませんでした。
疲れたので早めにホテルに戻り、6時からのワールドカップをテレビで観戦しました。
夕食は、Wasabiというお店で買ったお寿司で簡単に済ませました。
体調は良好です。

ジュネーブ、シャモニー旅行3泊4日(2)

2014-06-15 09:43:20 | 旅行(スイス)
ジュネーブ二日目の朝、ホテルで朝食後、バス乗り場へ。
8時半出発で、8時15分くらいにバス乗り場に着きました。バスはすでにいたので、バスに乗り込みました。前から2列目で視界はかなりよいです。
出発時にはバスは満員になりました。アラブ系の人や東洋系の人など、様々な国籍の人がいて、国際色豊かです。ガイドの女性は、英語で話し、日本人の乗客もいたので日本語もほんの少し交えていました。
私がインターネットで予約したのは、ジュネーブとシャモニーの往復バスツアーで約100ユーロでした。バスの中で、モンブランの見えるエギーユ・デュ・ミデイのロープウェイ往復とメール・ドゥ・グラス氷河往復のチケットを買いました。これは80CHFで、クレジットカードで支払いました。
バスは片道1時間15分くらいで、シャモニーに近づくにつれ、山並みが高くなっていき、素晴らしい風景が広がってきます。
シャモニーでバスを降りた後、エギーユ・デュ・ミデイのロープウェイ乗り場で説明を受けて、あとは自由行動です。ロープウェイで標高約2800メートルの中間地点(写真)まで行き、そこで私たちはひと休憩。先を急ぐと、高山病の危険があるから、途中で身体をならそうと思いました。この場所には、日本人の団体さんがいて、体操をしていました。これからトレッキングで下のほうへ降りるようです。ここからの眺めは天気もよく、とても良かったです。
20分くらいここで過ごし、次のロープウェイへ。一気に3800メートルの最終地点まで上がります。上へ行くにつれ、香霞に入り、周りは真っ白。ロープウェイを降りても、真っ白で外の視界はほとんどゼロ状態でした。建物内はもちろん大丈夫ですが、これじゃ外はまったく見えません。モンブランも見えないでしょう。そして、やはり寒い。長袖シャツにフリースにウィンドブレーカーでほぼ大丈夫ですが、手などがかじかんで冷たいです。
私はここから実は小型のゴンドラに乗ってエルブロネへ行きたかったのですが、従業員の人に尋ねると、「視界が悪くて何も見えないから、乗らないほうがよい。チケットも高いから」と言われ、Webのライブ映像を見せてもらうとやはり真っ白だったので諦めました。残念です。
お土産物屋さんなどを見て、あとの予定も考え、早々に下山することにしました。少し待って、11時30分くらいのロープウェイで下へ降りました。
下へ降りてから、頂上の展望台まで行くエレベータに乗り忘れたことに気づきました。まあそこまで行っても真っ白だったことでしょう、と諦めました。
シャモニーの町を少し散策し、軽くランチをとって、次はモンタンベール鉄道に乗って、メール・ドゥ・グラス氷河へ。シャモニーの駅の裏側に赤い登山電車のモンタンベール鉄道の駅があります。これに乗って、20分くらい、素晴らしい景色を眺めながら行くとモンタンベールに着きます。そこには氷河メール・ド・グラス Mer de Glaceがあります。といっても毎年すごい勢いで氷河は溶けているそうで、手前のほうは灰色のゴロゴロとした岩肌に見えます。奥のほうは白い氷河が見えます。そこをトレッキングすることもできるのですが、私たちはゴンドラで下の方へ降りて、氷河にある洞窟へ行きました。ゴンドラを降りてからも約400段の階段を降りなければいけません。氷の洞窟の中はライティングがされていて、氷は青白く、独特の雰囲気がありました。そして、また400段を上って戻るのがとてもとても私には大変でしたが、休み休みなんとか登り終えました。
3時半の電車でシャモニーへ戻り、カフェで休憩後、お土産などを買って、4時半に集合場所へ。
そこからバスでジュネーブに戻りました。6時頃に着きました。
夜はレストランでチーズフォンデュ。
この日は、ワールドカップでスイス戦があり、スイスが逆転勝利をすると、街には歓声が沸き、クラクションを鳴らす車が多く見かけられました。
夜遅くには、フランス戦もあり、フランス語圏でフランスのそばにあるジュネーブにはサポーターが多いらしく、またひと騒ぎありました。
でも疲れていたので、TV観戦することなく、眠りました。
体調は疲労感以外は大丈夫でした。

ジュネーブ、シャモニー旅行3泊4日(1)

2014-06-14 14:53:38 | 旅行(スイス)
土曜の夕方出発して、火曜の朝に戻ってくる3泊4日の弾丸旅行に行ってきました。実質丸二日です。
目的地はスイスのジュネーブ、でも本当の目的はシャモニーのモンブランへ行くことです。
オランダに住んでいると、山岳風景が見たいと思うときがあります。オランダは平らなので、山や谷、滝といった風景がまったくないのです。
ヨーロッパの最高峰モンブラン、そこにジュネーブから日帰りで簡単に行けると知ったとき、計画を立てました。
6月は陽が長く、夜の9時過ぎまで明るく、寒くない季節なので、この時期にしました。
問題は天候だけ。
17時ごろ発のKLM機でアムステルダムからジュネーブへ飛びました。
飛行時間は1時間15分。サンドイッチとドリンクを配られ、雑誌を読んでいるうちに着きました。
天気は晴天。暑いくらいです。
空港からジュネーブの中央駅までは電車で一本。15分くらいだったと思います。
事前予約してある駅前のホテルにチェックイン。ホテルの部屋は狭いですが、清潔な角部屋なので、まあよいでしょう。
外はまだ明るくて、人で賑わっています。
明日、モンブランのあるシャモニーへ行くバスの乗り場を確認しがてら、レマン湖のほうへ歩きました。バス乗り場は大通りを歩いて3分くらいですぐ、湖にも5分強で着きました。
車が多く、排気ガスが少し気になりましたが、大きな湖に面しているので、その付近はとても爽やかな感じです。
夕食がまだだったので、大通りの手近なレストランでパスタを注文。私のアラビアータはスパイシーすぎて半分くらい残してしまいましたが、夫のジェノベーゼ(バジルペーストソース)はとても美味しかったです。
ホテルに戻り、サッカーを見ているうちに眠りにつきました。
移動で疲れましたが体調は良好です。



サウンドガーデン@TivoliVredenburg(ユトレヒト)

2014-06-10 13:43:30 | Concert
サウンドガーデン(Soundgarden)のコンサートに行ってきました。
場所は、ユトレヒト駅前に新しくオープンしたTivoliVredenburg。この建物内には5つのホールがあり、 Rondaという丸いホールでした。中にはクラシックコンサートに使用される大ホールもあります。
ステージ正面が立ち見用のホールでそこを囲むように大きな階段状になっており、その階段に座ることができます。
私たちは脇の上の方に座って、すぐ後ろにバーがあったのでドリンクを買って、スタートを待ちました。
チケットは売り切れていたので、会場は満員です。1980年代末から90年代にヒットしたバンドなので、年齢層も中年層が多いです。私はこのバンドまったく知らないんですけど、夫が行きたいと言ったので、ついてきました。そんな感じだったんですけど、ステージがよく見えて、観客、特に立ち見のホールにいる人々の熱狂を見ていると、あっというまに時間が過ぎていきました。
グランジ系のサウンドなんですが、ギターとドラムのうねり具合がよく、ステージ前では、観客同士が押しくらまんじゅうのようにぶつかりあう(モッシュ)や頭上を泳ぐように渡る(クラウドサーフ)などが頻繁に行われていました。
あんな中にいたらとてもじゃないけど身体がもちません。サイドの部分にいてよかったです。
サイドの部分でも、ライブが始まるとみんな総立ちになりました。
ボーカルのクリス・コーネルは50歳くらいですが、すごく特徴のある声で声量たっぷりに歌い、というか叫び、ステージ上を精力的に動き回っていました。
全部で2時間強のステージでした。
夫はすべての曲を聞いたことがあったとのことで、古い曲もかなりやってくれたんだと思います。
私は、ホール自体のほうに興味があって、このRondaというホールが旧Tivoliの代わりになると思うのですが、ライブを聞くにはとても良いホールだなと思いました。どこから見てもステージが近く感じると思います。
またアーティストも観客席が間近に感じると思います。
駅から徒歩で2、3分というのもよいです。(以前のTivoliは徒歩10~15分くらい)
TivoliVredenburg、これからよく行くことになりそうです。
体調は良好です。


Museum Speelklok@ユトレヒト

2014-06-09 08:04:22 | Wblog:お出かけMuseum
祭日の月曜日、ユトレヒトのMuseum Speelklok(オルゴール博物館)に行ってきました。
ユトレヒトの街中にあり、存在は知っていたのですが、あまり興味がなく行ったことがありませんでした。
今回は、Hans Klok(ハンス・クロック)というオランダで有名なマジシャンがプロデュースした、からくり人形のような自動で動く仕掛け人形の展示があり、見て見たいなと思いました。
その展示は一部屋だけで、動いている様も映像だけだったので、いまひとつでした。
しかし、館内ツアーがあり、それに参加したら、とてもよかったです。説明は、オランダ語と英語。でも、メインがオルゴールを実際に動かして見てまわるので、言葉がわからなくても楽しめます。小さな子どもも参加していて、楽しそうでした。
オルゴールという日本語だと小さな小箱のものを思い浮かべますが、ここでは、自動演奏機械のコレクションで、畳4畳分くらいある大きなストリートオルガン(手回しオルガン)がいくつも展示されています。その装飾は細部にこだわっており、芸術品です。
それ以外にもバイオリンを奏でるものなど、珍しいものがありました。
ツアーは毎時間ごとで、40分くらいです。その後、自分で回るコースがあり、そこを見てまわりました。ここでは、カードを差し込むと音と説明を聞くことができ、自分のペースで楽しむことができます。
また、オルゴールの簡単な歴史に沿った説明がきけるフィルムシアターもありました。
全体として思った以上に楽しめました。
体調は良好です。




Allard Pierson Museum@アムステルダム

2014-06-08 07:42:23 | Wblog:お出かけMuseum
アムステルダムのRokinにあるAllard Pierson Museum(アラード・ピアソン考古博物館)に行ってきました。
考古博物館なんてあまり興味ないんですが、そこで「The Crimea - The Gold and Secrets of the Black Sea」というクリミアの遺跡の展示があり、ニュースでよく見るクリミア半島のことがちょっとわかるかなと思って、行ってみました。
ちなみにクリミアのことをオランダ語ではクリム(Krim)といいます。
紀元前5世紀頃からギリシャ人がこの土地に来て、スキタイ人などとの対立などもあり、その後もいろいろな民族が来て、支配層がかなり入れ変わっていきます。
遺跡から発掘された、美しい金の装飾品などの展示がありました。
また、交易の地でもあったようで、古くに中国から大陸を渡ってきた漆器類などもありました。
色んな文化の影響があることがよくわかりました。
展示は1時間くらいで見れる内容でした。
この特別展のほかに、常設展があり、時間があまりなかったので1階部分にあるエジプトの展示だけ見ました。
ミイラやエジプトの象形文字のレリーフなどたくさん展示がありましたが、ごった煮のような感じがしました。オランダ語の説明だけで、英語はありませんでした。(クリミアの展示には英語がありました)
この博物館は大学のものなので、あまり洗練された感じではありません。
2階部分には、ギリシアやエトルリア、ローマなどの展示があるのですが、そちらは見ませんでした。
考古学に興味がある人にのみ、おすすめの博物館です。
体調は良好です。