Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Labin(ラビン):クロアチアイストラ半島14日間⑫

2011-06-18 08:37:12 | 旅行(クロアチア)
Labin(ラビン)という町は、イストラ半島東海岸にあるRabat(ラバット)という町から内陸に少し山を登った場所にあります。ラビンの町からは、ラバットの美しい海岸の風景が眼下に見渡せます。
私たちは、ローカルバスでラバットからラビンの中心広場まで行きました。ラビンのバスターミナルは郊外にあり、ラビンの町自体は山(丘?)の上にあるので、ローカルバスを使用することをおすすめします。
小さな町なので、広場は狭く、車の駐車スペースもすぐにいっぱいなってしまっています。広場の近くには、カフェやレストランがあり、広場を囲むように、雰囲気の良い建物が並んでいます。このラビンには、3000年以上も前から人が住んでいたそうです。
広場の脇に16世紀に建造された門があり、その門をくぐって、町の中に入っていきます。門の前には、大きな大砲があり、見晴台になっています。イストラ半島の丘の上にある町には、だいたい大砲があります。敵が町を攻めてくるのを退治するために使われていたのでしょうね。
古い町だけあって、道はせまく、迷路のようにつながっています。建物はそれぞれ建造時期によるのか、ユニークなものが多く、ついつい立ち止まって写真に撮りたくなってしまうものばかりです。黄色や緑、オレンジなど、壁やドアをカラフルに塗った家や教会などが、目に付きます。色は鮮やかな色ではなく、ちょっとくすんでいて、しっとりとした雰囲気があります。
猫を路地などで多く見かけました。
ちょっと遅めのランチを見晴らしの良いレストランで、ゆっくりといただきました。トマトソース系のスパゲティだったのですが、素朴な美味しさにとても満足しました。夫の定番カルボナーラもとても美味しかったそうです。クロアチア(もしかしたらイストラ半島だけかもしてませんが)、食事はどこも合格点です。また、自家製のアイスティなのか、よく冷えたアイスティは、暑い天候のなか、のどに染み渡たりました。
さて、帰途に着こうと思ったのですが、広場でローカルバスに乗らなくてはいけません。しかし、どちらの方向へ行くバスに乗るとラビンのバスターミナルに行くのか、方向感覚を失ってしまって、混乱してしまいました。はっきりしたバス停もなく、バスは広場を通り過ぎるだけです。そうこうしているうちに、バスを乗り逃がしてしまいました。バスの本数も少なく、次を待つとすると1時間以上待たなければならず、そうするとプーラ行きのバスを乗り逃がしてしまいます。なので、結局バスターミナルまで歩くことにしました。たまたま地図を案内書で手に入れていたので、夫が「そんなに遠くないよ」というのを信じながらも、こんなに暑いのに長距離歩いたら気分が悪くなっちゃうと思い、私の機嫌はとても悪い状態でした。
遊歩道のような、フットパスのような道があり、その道を下っていくと、思ったりより簡単に、丘の下へ出ることができました。日射病にならないように木陰を選んで歩き、地図を見て、最短距離を進んでいくと、30分強くらい歩いて、バスターミナルに到着しました。
プーラ行きのバスは今にも着そうな時間です。しかし、その後待っても待っても来ないんです。他にも待っている人がいたので、乗り逃がしたわけではないだろうと、思って待っていました。結局、1時間も遅れて、バスが到着し、無事プーラまで帰ることができました。このバスは、ラビン発ではなく、遠くザグレブから来るので、少しずつ時間の遅れが積み重なってしまったのでしょう。ということで、クロアチアではバスの時間は正確でない場合もあるようです。ちなみに、プーラ、ラビン間は片道42クーナでした。