Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「ぼくたちの家族」@CameraJapan(ロッテルダム)

2015-10-30 16:49:30 | Movie
随分前ですが、ロッテルダムのCameraJapanで映画「ぼくたちの家族」(Our Family)を見ました。
もの忘れがひどくなった母親、病院に行くと脳腫瘍と診断され、「あと2週間」と言われます。
頼りない父、サラリーマンの長男、大学生の次男が、あたふたとしながらも、母親の入院生活を支えて奮闘する物語です。
最後がいい感じでよかったです。
責任感が強い長男、要領がよい次男というキャラクターがうまくでていて、リアリティがありました。
監督は石井裕也。長男役の妻夫木聡が特にいいなと思いました。
体調は良好です。

血液内科定期受診2015年3回目

2015-10-27 09:26:28 | 医療・病気
血液内科の診察でした。
コンピュータで血液検査の結果を確認。少しHBが下がり気味だったので、B医師のほうから、再発の懸念が打診されていたそうで、血液内科のK医師はデータを詳細に見てみたそうですが、その兆候はないとのこと。HBは薬の調整で、一応上がり気味なので、このままいけば正常値に戻るでしょうとのことでした。
フリーライトのλは少し上がっていましたが、フリーライトの比率のほうは正常値でした。
「自分ではHB低いのを感じますか? 体調の変化などは?」と聞かれ、「最近よく眠れるなあとは思っていましたが、特に変わったことはありません」と答えました。
いつも通り、安定した期間が長く続いていることについて「すごいね」という話をして、処方箋をもらい、診察は終了。10分もかからなかったと思います。
次の診察は、4か月後で、来年の2月。
とりあえず、異常なしということで良かったです。
ただ風邪なのか、今少しノドが痛いです。ものを飲みこむと、のどが腫れているのを感じます。悪化しないことを祈っています。

Sanatorium Zonnestraal@Hilversum(オランダ)

2015-10-25 09:16:32 | 建築
オランダのヒルバーサム(Hilversum)にあるSanatorium Zonnestraalに行ってきました。
1928年に建てられたサナトリウムで、建築がとてもユニークなので、オランダの国家遺産に認定されています。
当時、結核患者には日光と新鮮な空気が良いということで、医師からこの二つがふんだんに取り込めるような建物にしてほしいという要望のもと、この建物群はデザインされました。できるだけたくさんの窓がついたモダンな建物です。
最新のボイラーシステムで建物内の暖房を行なっていました。
車で玄関に乗り付けられる形のメインの建物のほか、入院棟が4つありました。また、従業員が住んでいた建物や作業所だった建物などもありました。
フランク・ロイド・ライトの思想を取り入れ、四方が自然に囲まれた立地です。
建築家はJan Duiker。このSanatorium Zonnestraalができたあと、ル・コルビジェたちが見学に来たそうです。
Zonnestraalは現在では大きな敷地全体を自由に見てまわれます。ただ、建物の中に入ったり、全容を知るには、ガイドツアーがおすすめです。ガイドツアーは1時間強くらいで、毎月最終日曜日に行われています。この大きな施設を作るためにどのように資金を集めたかという興味深い話も聞けます。
面した森にはウォーキングコースもあり、建物内にはカフェがあるので、ゆっくりと午後を過ごすのに良いところです。
少し自然のなかを歩きましたが、ちょうど秋晴れの良い日で、紅葉も見られ、また足元にはキノコがところどころにはえており、秋を満喫できました。
体調は良好です。




歯科定期受診2015年3回目

2015-10-21 14:39:11 | 医療・病気
約4か月ぶりに歯科医院に行ってきました。
歯石の除去と、虫歯チェックです。
まずはレントゲン。もう何年も歯のレントゲンを撮ったことがなかったので、心配でしたが、結果はOK。問題はないとのことでした。
歯石除去はいつも歯科衛生士さんにやってもらっていたのですが、今日はその人がいらっしゃらず、歯科医の先生がやってくださいました。
とても丁寧にやっていただき、器械がいいのか、技術がいいのかわかりませんが、いつもならやってもらったあと口をゆすぐと血がたくさんでてたりするのですが、今回はまったくそれがありませんでした。
オランダに来て何人もの歯科医に見てもらいましたが、いつも言われるのは「日本の歯科医の技術はすごい」ということです。日本で、虫歯を治療してもらって冠をかぶせた歯があるのですが、その金属の種類や収まり方がすごく良いのだそうです。こんなことができる医師はオランダでは数えるほどしかいないと、今日も言われました。
あと、医療機器や材料の多くが日本製だということもよく言われます。
さて、次の予約は歯石除去を4か月後に、です。
いつものように旅行用の歯磨きチューブをもらいました。これって、けっこう便利なんです。
体調は良好です。

Restaurant:Guts&Glory@アムステルダム

2015-10-19 14:45:34 | Restaurant/Cafe
先日、アムステルダムで話題のレストラン「Guts&Glory」へ行ってきました。
このお店、シーズンごとにテーマを決めており、1シーズン目はチキン、2シーズン目は魚で、3シーズン目のこの秋はビーフ。
メニューはコースメニューだけです。ディナーは4コースから7コースで、小食気味の私としてはビーフでちょっとこれはきついかなと思い、ランチでこのお店を試してみることにしました。
日曜日の12時頃入店。予約はしました。窓際の見晴らしの良い広いテーブルでした。
ランチは、2から4コース。2コースを注文。
まずはパンと、ビーフのバターとパテ。パンは暖かく、バターもパテもおいしかったです。うーん、このレストランいい感じと思いました。
アミューズで、ビーフサラミ、ポテトコロッケ風のもの、あともう一品は忘れましたけど、どれもおいしかったです。
そして、骨髄を使ったひと口サイズのカナッペ風のものが出てきました。口の中でビーフのエキスがとろっと溶けておいしかったです。
前菜(写真)は、見た目にも爽やかなもので、タラをビーフのエキス・油スープで軽く調理したものです。タラは生っぽい食感が残っていて、甘みが感じられとてもおいしかったです。スープは冷たく、セロリの味とのコンビネーションもよかったです。これまで食べたことがない一品でちょっと感動しました。
テーマはビーフとうたっておいて、前菜にこんな軽やかな一品をもってくるところ、いい感じです。
メインは、もちろんビーフのステーキ。脂身がかすかに散りばめられていて、とてもおいしいお肉でした。やはり肉自体に甘みを感じました。こんなおいしいビーフを食べるのは久しぶり。といってもこの前のLa Palmasのビーフもおいしかったです。同じ部位のお肉だと思います。ソースもエキスたっぷりという感じで美味でした。私たちはしませんでしたが、オプションでトリュフを付けることもでき、確かにトリュフに合う味だなあと思いました。
ここで、よい気分になっていたので、3コース目のデザートも注文することにしました。
すると、まずはアミューズ。アイスクリームですが、塩の粒が入っていて、これがアクセントになっていておいしかったです。
デザート自体は、バターミルクアイスクリームとクランブル、ブルーベリーなどで、ブルーベリーの酸味が爽やかで、甘すぎるデザートが苦手な私で苦しまずに完食することができました。
接客も気持ちよく、全体的にとても満足できました。
ただ、食事中レストランのお客は私たちだけでした。ちょっとびっくり。
思ったより小さなレストランで、1階部分の中には私たちが座ったテーブルのみで、2階にいくつかテーブルがあるようでした。地下もあって、そちらには降りてないのでどんな感じなのかはわかりません。
予約らしき電話がけっこう入っていたので、ディナーはかなり満員になるタイプのお店なのかも知れません。
気に入ったので、次のシーズンが来たら、また行きたいと思っています。
体調は良好です。






本「シューマンの指」

2015-10-18 10:52:57 | Book
奥泉光著「シューマンの指」を読了。
この著者の作品を読むのははじめてです。シューマンの話が出てくるということと、ミステリー仕立てで面白そうなので購入しました。
シューマンのピアノ曲について解説というか薀蓄が散りばめられていて、興味深く読みました。シューマンがピアニストを目指していたが、20歳くらいで指を痛めて断念せざるをえず、作曲に打ち込んだなど、知らないことがいくつもありました。
主人公は高校時代に知り合った天才ピアニストの永峰修人がコンサートでピアノを弾いているのをドイツで見たという話、アメリカの新聞記事などを知ります。しかし、永峰は高校時代に一本の指を切断してしまっており、物理的にそれは不可能なことで、ここに大きなミステリーがあります。
話はさかのぼり、ピアノと音楽を愛する主人公が高校3年のときに、天才ピアニストの永峰修人が1年生で同じ高校に入学してきます。二人は、高校2年の友人を加え、3人でダヴィッド同盟という雑誌を作ろうと、ノートを回覧して、音楽について思うことを書いていきます。このノートは4冊にもなり、永峰はシューマンのこと、自らの音楽論を書きます。
そして、女子高生の殺人事件が起こり、このことがもう一つのミステリーとなります。
最後は二転三転のどんでん返しがあり、少し呆然としました。
最後を知ったうえで、もう一度最初から読んでみたいと思いました。
個人的にはシューマンについて知識が得られたのと、この本に出てくるシューマンの曲を聞いてみたいと思ったのが、収穫でした。
体調は良好です。今朝は霧が立ち込めています。



レナリドミド+デキサメタゾン 第73回サイクル開始

2015-10-16 09:21:03 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの73回目が始まりました。
オランダは寒くなってきました。先週あたりから暖房を使い始めました。
寒さは身に応えるほうで、縮みこんでしまって、行動が億劫になります。また入浴した後少したってから、とても身体が冷えてしまいます。なんとか風邪をひかないようにしなきゃと思います。
体調ではHBが下がり気味で、基準値を下回りました。薬で調節していたのですが、一時高いときがあってそのときに薬をストップしたまま長く時間を置き過ぎたようです。また薬を出してもらって、今はほとんど基準値です。
自分ではあまり自覚症状がなく、最近朝なんか起きにくいなあと思っていて、まあ寒くなってきたから布団の中が気持ちいいからかなあと考えていたのですが、HBが低いことも影響していたのでしょう。
昨日、インフルエンザの予防接種の通知が届きました。11月の初め頃に受けに行く予定です。
今日は小雨が降るどんよりとした空です。運動不足気味なので外へと思いますが、ちょっとこの天候では二の足を踏みますね。
体調は良好です。

Restaurant:名前不明の中華カフェ@ロッテルダム

2015-10-13 16:52:55 | Restaurant/Cafe
ロッテルダムで映画を見る合間に夕食を食べるのに、最近できたマルクトハル(Markthal)へ。ガラス張りの大きな建物の中に、食料品店やレストランがたくさん入っているところで、観光名所のようになっています。
ほんとうはこの中のイタリアレストランに行く予定だったのですが、まだカフェタイムで食事ができるまでにはかなり待たなくてはいけなかったので、中華食料品店の階上にあった小さな中華レストランというかカフェというかフードコートの一つのようなところへ。
メニューはあまり多くなく、ファーストフード的なレストランでした。
チャーシュー入りチャーハン、餃子、シューマイ、チキンマサラカレーを注文し、夫と分け合っていただきました。
まずくはないけど、美味しくもなく、ふつうでした。
お腹がいっぱいになって満足という感じです。
このマルクハルには、国際都市ロッテルダムだけあって、いろんな国のいろんなお店があるので、ゆっくりと見て、おいしいお店を見つけると楽しそうです。
人出は多く、賑わっていました。
体調は良好です。最近オランダは冷え込んできました。

映画「The Martian 3D(オデッセイ)」@Cinemec(ユトレヒト)

2015-10-09 13:47:27 | Movie
リドリー・スコット監督のSFもので、レビューがかなり良かったので、映画「The Martian 3D(邦題:オデッセイ)」を見に行ってきました。
SFものなので3Dで見なきゃねと思い、映画館を探したのですが、高速沿いにある最近できたシネコンへ行きました。
いくつかホールがあるのですが、いちばん大きなホールでした。20:45の遅い回ですが、観客はかなり多かったです。
主演はマット・デイモン。火星探査をしていた宇宙飛行士たちが、突然の嵐に襲われます。大きなアンテナらしきものが主人公のマークを突撃し、遠くへ飛ばされ、状況から見て死んだものと思い、彼を残して他の宇宙飛行士たちは緊急離陸し、帰途につきます。
しかし、マークはケガをしながらも生きていて、次の火星探査が来るまでの日数を計算しますが、食料が足りません。
地球のNASAでは数日して、マークが生存していることをつかみ、連絡を取ろうとします。
マークは懸命に生きのびるためにするべきことを考え、実行に移し、地球側は彼を火星から生還させるために方策を考えます。
うまくいかないことも多く、緊迫した話のなか、時折音楽がコミカルに響き、とてもよいエンターテイメント映画となっています。
体調は良好です。

クラッシクコンサート:レクイエム (フォーレ)byRCO@コンセルトヘバウ(アムステルダム)

2015-10-04 15:14:06 | Concert
日曜日の午後、クラッシクコンサートを聞きにアムステルダムのコンセルトヘバウへ。
秋晴れの日、14時に始まるコンサートです
プログラムは、
Brahms - Tragische Ouvertüre in d, op. 81 (bew. ) (arr. ) (ork. )
Brahms - Vier ernste Gesänge, op. 121 (bew. ) (arr. D. Glanert) (ork. )
Fauré - Requiem, op. 48 (bew. ) (arr. ) (ork. )
ロイヤルコンセルトヘバウオーケストラが演奏し、指揮はStéphane Denève、ソプラノはChristina Landshamer、バリトンはRussell Braun、大合唱団(Groot Omroepkoor)でした。
ブラームスのバリトンもよかったけれど、フォーレのレクイエムもとてもよかったです。
今回はバルコニー席の後ろのほうの席で、ソプラノ歌手は舞台のいちばん後ろ、パイプオルガンのすぐ近くで、とても距離があったのですが、コンセルトヘバウの空間を彼女の独唱が、隅々まで清らかに埋めていく感じは鳥肌ものでした。
あまり歌ものは聞かないのですが、人の声って素敵だなと思いました。
終ったのは、16時15分ころ。ゆっくりと帰途につけるので、この時間帯のコンサートも悪くないなあと思いました。
それから、今日のRCO(ロイヤルコンセルトヘバウオーケストラ)ですが、衣装が違っていました。これまではいつも白い蝶ネクタイに燕尾服でしたが、今回は黒っぽいスーツにふつうのネクタイ姿で、カジュアルな雰囲気でした。ネクタイには赤と青の2種類があり、青の人が圧倒的に多かったです。大合唱団の男の人たちも同じ服装だったので、今回はそれに合わせたのかもしれません。
こんど見るときにどういう服装なのかチェックしてみたいと思います。
体調は良好です。