Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「レヴェナント: 蘇えりし者」@Pathé Rembrandt(ユトレヒト)

2016-02-29 13:43:01 | Movie
「レヴェナント: 蘇えりし者」を見てきました。
ディカプリオがオスカーをとりましたね。また監督賞もとりました。
前評判が良かったのと、音楽が坂本龍一とAlva Notoで興味があったので見に行ったのですが、映画のストーリー自体にはあまり関心が持てず、ふつうなら見に行かない作品です。
二時間半強の眺めの作品で、雪が降る寒そうな広大な景色の中、主人公のグラスが大けがをしながら、必死に自分を裏切った男を復讐しようと追いかける話です。
景色が雄大で、とても素晴らしかったです。
話自体や演技はわたしにはあまり訴えるものはありませんでした。
音楽は耳障りな電子音が時折使われ、それが何故か強い緊張感を醸し出していました。しかし、戦メリやラストエンペラーのような耳にこびりつくような印象的なメロディーはなく、平板と言えば平板な感じもしました。
うーん、わたしの好みの映画ではなかったですね。
体調はほぼ平常になりました。




Restaurant:Gahndi@ユトレヒト

2016-02-26 14:55:57 | Restaurant/Cafe
先週の日曜日、ユトレヒトで映画を観たあと、夕食を「Gahndi」で食べました。
本当は、ときどき行く「Taj Mahal」にするつもりだったんですが、行ってみると満席で入れませんでした。インド料理を食べたい気持ちだったので、行きあたりばったりでみつけた運河沿いのお店「Gahndi」に入りました。入口から細い通路を入っていくと、倉庫のような空間に店があります。
オーナーはインド人なのか、簡単な英語での応対でした。
前菜にベジタブルミックスという野菜が入った二種類の揚げ物を選択。あつあつで普通に美味しかったです。
メインは、コフタカレー(ラムのミートボールが入った辛口カレー)にしました。夫は、チキンティッカマサラを頼んだので、分け合いながら食べました。バスマティライスがついていて、ボリュームがかなりありました。また野菜のカレーと、豆のカレーもついてきました。
お腹もすいていたし、とても美味しかったです。
「Taj Mahal」よりも美味しいかもと思って食べました。
家に帰ってから、グルメサイトなどを見ていると、評価はとても悪く、びっくりしました。
味も良くないという評価で、また接客が最悪とのことでした。
確かに、インド人のような男性はあまりフレンドリーではありませんでしたが、女性のウェイトレスの人とかはごく普通で、嫌な感じはありませんでした。
場所も良いので、また機会があれば行くつもりです。
風邪はまだ少し。疲れやすさも少しずつ回復中です。



Restaurant:Giovanni's@フローニンゲン

2016-02-26 14:41:29 | Restaurant/Cafe
フローニンゲンで夕食を「Giovanni's」でとりました。カジュアルなイタリアンレストランです。
5時から開店しており、5時半に予約をとりました。
知人を含め、4人での夕食となりました。どのレストランにしようか迷ったのですが、グルメサイトで評価が良かったのでこのレストランにしました。
前菜には、パルマハムとメロン。メインは、海老のタリアテッレにしました。
パルマハムはとても美味しいハムでした。
タリアテッレはアルデンテで、ピリ辛の美味しいパスタでした。
デザートはパンナコッタ。
飾った感じはなくて、素直なイタリアンで、どれもストレートに美味しかったです。
他の人たちは、サルティン・ボッカや魚料理を注文していて、それらも美味しかったそうです。
お店は混んでいて、満席になりました。お料理が出てくるのが少し遅かったですけど、その分、いろいろと話ができて、都合よかったです。
お店の人はフレンドリーで、私は飲みませんでしたがワインも美味しかったそうです。
フローニンゲンで、イタリアンなら、ここがおすすめかと思います。
まだ風邪気味。でもほんの少しずつですが良くなっているようです。

Restaurant:Groen@フローニンゲン

2016-02-24 15:17:33 | Restaurant/Cafe
フローニンゲンに行った日、ランチを「Groen」というお店でいただきました。
明るい内装で、気持ちのいい感じのレストラン&カフェです。Groenというのはオランダ語でGreenの意味です。
搾りたてのオレンジジュースをまず薦められました。夫が頼んだので、一口もらいましたが、おいしかったです。
周りのお客さんもみんな飲んでいたので、おすすめなのかもしれません。
アイスティーとTosti’Kip’を注文。Tosti’Kip’は、チキンのホットサンドのことなんですが、実際にはチーズや甘く煮た赤玉ねぎが入っており、味のバランスがとても良くて、とても美味しかったです。
ランチはサンドイッチが主で、ほかにハンバーガーも美味しそうでした。
軽くランチをしたい人にはおすすめです。
体調はまだ風邪が残っていますが、大丈夫です。


映画「An(あん)」@Springhaver(ユトレヒト)

2016-02-21 11:15:54 | Movie
河瀬直美監督作品「An(あん)」を見に行ってきました。
ロッテルダム映画祭でも今年出品されていて好評だったのですが、一般公開されるという告知が出ていたので、映画祭では見ませんでした。
ユトレヒトのSpringhaverという映画館は初めて行きました。小さな古い映画館でした。カフェが併設されていて、かなり混雑していました。
たまに日本映画がオランダで公開されますが、行くとぱらぱらとしか人が入っていないことが多いのですが、今回は半分以上席が埋まっていました。
映画は、小さなどら焼き屋を舞台とした話で、無口な店長(永瀬正敏)が一人でどら焼きを焼いているところに、70歳半ばの女性(樹木希林)がやって来て、アルバイトをしたいと言い出します。最初は断っているのですが、この女性が作った粒あんがとても美味しく、あん作りをやってもらうということでアルバイトに来てもらいます。
この女性は手が少し不自由です。そして、この秘密の多そうな女性の過去がこの映画のテーマでもあります。
こんな展開になるとは知らず、えっと思いました。
淡々とした映画で、四季を描きながらストーリーを起承転結させる日本映画によくあるパターン。
でも出演者が渋い演技で、よかったです。
女子中学生ワカナの役の女の子が、ちょっと演技が硬いというか台詞が一本調子でいまいちかなと思いました。この女の子、内田伽羅といって、樹木希林の孫、つまり本木雅弘の娘なんですね。
落ち着いた、ほっこりとした良い映画で、どら焼きが食べたくなりました。
体調はまだ風邪が抜けませんが、一応OKです。

「DAVID BOWIE is」展@フローニンゲン美術館

2016-02-19 10:27:04 | Wblog:お出かけMuseum
「DAVID BOWIE is」展を見にオランダ北東部にあるフローニンゲン美術館(Groninger Museum)に行ってきました。
すごく人気の展覧会で当日券はほぼ売り切れなので、ウェブで前売り券を買いました。フローニンゲンは遠いので一泊することにして、何週間か前から計画を立てていました。
風邪はまだ治りきっていなくて体調はいまひとつだったんですが、行くことにしました。
1時から2時の間に入場する券だったので、お昼ころにフローニンゲンに着くように車で出かけました。
フローニンゲン美術館は駅の近くのわかりやすい場所にあります。
入口でヘッドフォンを受け取ります。展示の場所ごとに自然に音声が流れるので、自分で操作する必要はありません。英語だったり、オランダ語だったりで、山本寛斎のインタビューのところでは日本語が流れてきます。音声は一つだけで、言語を選ぶことはできません。
もちろん、デヴィッド・ボウイの曲もがんがん流れてきます。
展示は年代順で、実際に使用した楽器や衣装、資料などいろいろとても盛りだくさんで見応えがありました。すごく充実した展覧会です。
ただ人がとても多くてあまりゆっくり見られないのが残念でした。
様々なことに興味を持って、それを実にうまく取り入れて、自分独自の世界を作っていった人なんだなあと思いました。
ベルリン時代には絵を描いていたそうで、3枚ほど展示されていましたが、それがとても良かったです。一つは三島由紀夫の顔を描いたもので、当時ベッドの上の壁に掛けていたそうです。大きな絵で、強調した筆遣いの作風が、マルレーネ・デュマスの絵と少し似ているように思いました。あとの二つは、イギー・ポップを描いたものでした。
この展覧会はボウイの公認のもので、世界各地を回っていて、今はオランダでやっています。4月10日までなので、興味がある方は是非行かれるとよいと思います。
全部見て、お茶をして3時間強くらいかかりました。
あと、Joris Laarmanの展覧会もやっていたので、見ました。最新のテクノロジーを使ったモニュメントや椅子などの展示で面白かったです。
あまり休憩できる椅子などがなかったので、ずっと立ちっぱなしでとっても疲れました。
が、なんとか見たいものがみれてよかったです。

歯科定期受診2016年1回目

2016-02-17 13:33:27 | 医療・病気
4か月ぶりの歯のクリーニングのための受診でした。
車で5分強くらいのところにある歯科医院です。
9時に予約だったので15分くらい前に家を出て自分の車のところへ行くと、フロントガラスが真っ白。夜氷点下になっていて、朝も気温が低かったので凍りついています。そうかもと思っていたので手袋も用意して家を出ました。が、氷をこすって取る小さなプラスチックのスコップが車の中を探しても見つかりません。家にもう一つあったはず、と家に戻って棚を探しても見つからず…、焦りました。
ガレージの夫の車へ行き、絶対あるはずと思ったグローブボックスなどを探しますが見つかりません。「あー、予約キャンセルかな。キャンセルといってもドタキャンだと、料金は取られるはず…」と思いながら、最後の最後に後ろのトランクを開けて見たら、ありました! オレンジ色だと思っていたのですが、薄い緑色のスコップでした。
急いで自分の車へ戻り、全力で氷を削り、レッツゴー。
歯科医院についたときは、9時を5分くらいまわっていました。
他の患者さん治療中で、わたしは5分くらい待合室で待ちました。
そして、医師に呼ばれ、クリーニング(歯石除去)です。今回は少なかったようで、すぐ終わりました。いつもは歯磨き粉で磨いてもくれるのですが、今回はそれはなし。なんか、他にも患者さんがいて、忙しそうでした。
手順を省かれたような気もしましたが、まあいいか…と思いました。特に問題なさそうだし。
全部で10分くらいでした。
クリーニング担当専門だった歯科助手さんはいませんでした。もしかしたら、やめたのかなあと思います。医師のほうが、痛みもなく上手な気がするのでいいのですが、忙しそうなのがちょっと気になります。
次はまた4か月後です。

血液内科定期受診2016年1回目

2016-02-16 15:23:11 | 医療・病気
四カ月ぶりの血液内科受診。
実際には受診前に血液検査の採血に行っています。だいたい二週間から3週間前です。
しかし、今回はすっかりそれを忘れていて、気づいたのが受診日の三日前でした。
予約を取り直すのも面倒なので、そのまま受診日に行きました。
それでもフリーライト以外の結果は出ていて、特に問題はないとのこと。フリーライトは一週間くらい結果が出るまでかかるそうです(以前はもっとかかっていた)。
肝心のフリーライトがないので、一応この結果だけ電話で教えてくれる「電話診察」の予約を取りました。さ来週の金曜日です。来週はK医師が休暇なので、その次の週の金曜日に電話をかけてくれる予定です。
血液検査用の採血を忘れるというのは一年ほど前にも一度ありました。
何かほかのことに気をとられていたのか、ぼーっとしていたのか、面目ないです。
風邪のほうは抗生物質を毎日一錠飲んでいますが、まだしつこく喉の痛みと鼻水があります。熱は収まりました。抗生物質のせいか、ひどく疲れた感じというか眠い感じです。早くすっきりしてほしいです。




クラシックコンサート:マティアス・ゲルネ(バリトン)+RCO@コンセルトヘバウ(Amsterdam)

2016-02-14 08:32:50 | Concert
日曜午後のコンサートを聞きにアムステルダムのコンセルトヘバウへ。
風邪は熱のほうは微熱くらいに下がり、喉はまだかなり気持ち悪く、ときどき咳払いをしなくてはいけない状態だったのですが、なんとかなりそうだと思ったので、行くことにしました。
プログラムは、
Beethoven - 交響曲第七番 in A, op. 92
Mahler - liederen uit 'Des Knaben Wunderhorn'
で、ベートーベンの第七番は好きなので、これが聞きたくて行きました。
オーケストラはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、指揮はManfred Honeck(マンフレート・ホーネック)でした。
マーラーの歌曲集『少年の魔法の角笛』の歌手はマティアス・ゲルネでした。
第七番は予想通りとても良かったです。気持ちよく聞きました。第二楽章が面白くて好き。また第三楽章で、いったん止まって終わるかに見せて、また始まる感じもユーモラスで好きです。
全体としてとても楽しめる曲だなあと思います。
マーラーの歌曲集は、ドイツ語がわからないので、いまひとつ入りこめないところがあります。歌詞の意味とかあらかじめ調べておけばよかったと思いました。
バリトンは良い声だとは思うけれど、好みとしてはもう少し低い声のほうが実は好きかも。
一度、堪えきれず咳をしてしまいましたが、それ以外はなんとか問題なく、楽しめました。
外は2度くらいで、雨模様。終わりしだい、さっさと帰宅しました。



風邪でダウン

2016-02-11 12:20:30 | 医療・病気
火曜日くらいから、くしゃみと鼻水がでて、風邪かなと思いました。水曜日には熱が38.0度になり、ときどきパラセタモールを飲みましたが、だいたいずっとそれくらいでした。特に咳がひどいわけでもなく、喉も痛いわけでもないのですが、鼻がぐずぐずの状態です。
木曜日に熱が38.5度になり、病院で医師に診てもらいました。
医師に診察してもらう頃には、熱も39.4度まで上昇。早速レントゲンを撮りましたが、肺炎にはなってませんでした。CRPは47。
結局、抗生物質のドキシシリン(doxycyline)を8錠、出してもらいました。木曜の夜に二錠、金曜からは毎朝一錠ずつ飲みます。
「この前抗生物質を飲んだのはいつですか?」と聞かれ、よく思い出せませんでした。夏頃に一回、あったような気がします。
オランダではいつも抗生物質の使用にかなり慎重です。
食欲は少し減退気味、鼻が詰まっているせいか、食べ物の味があまり感じられません。
ゆっくりと療養して、週明け頃には元気になっていたいです。