Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Dinner:Mahanakorn@ユトレヒト

2016-11-29 09:43:49 | Restaurant/Cafe
またスーパーマーケットAlbert Heijnのキャンペーンを利用してレストランへ行ってきました。二人目の3コースが無料になるキャンペーンです。
レストランはタイ料理の「Mahanakorn」。東京で美味しいタイ料理に出会って以来好きなのですが、こちらであまり美味しいタイレストランに遭遇していません。なので期待大でした。
メニューはそれぞれのコースで二つから四つの中から選べました。
まず、スープはTom Yam Kai。辛いスープです。チキンが入っていました。美味しかったけれど、海老が入っているほうが嬉しかったです。
メインは、Kai Khiew Waan。チキンのグリーンカレーです。かなりこれも辛みが強かったです。野菜は細切りのタケノコくらいしか入っていなくて、なんか単調で、いまひとつでした。
デザートは、マンゴーアイスクリーム(写真)。左側は生クリームだけで、大味な感じでした。
エクストラで、前菜3種盛り合わせを頼むことができたので注文しました。コーンケーキフライ、チキンサテ―、ツナサラダで、なんか残念でした。もっとタイらしい美味しい前菜があると思うのですが、みんな味が濃くて、ファーストフードのようでした。
運河沿いにあって、レストランの雰囲気は良いですが、味は期待したほどではなかったです。
持ち帰りもやっているようで、そういうのならお値段にも釣り合ったタイ料理なのかもしれません。

クラシックコンサート:トルルス・モルク (チェロ)+Filharmonie Vlaanderen@Vredenburg(ユトレヒト)

2016-11-27 11:38:21 | Concert
日曜午後のクラシックコンサートへ。場所はユトレヒトのVredenburg大ホール。
プログラムは、
Dvořák Celloconcert
R. Strauss Ein Heldenleben
でした。
チェリストはトルルス・モルク(Truls Mørk)、ノルウェーのチェリストです。とてもまろやかなで優雅な音でした。派手さはないけれども引き込まれるような深みのある音、好きな音でした。オーケストラとの相性はいまひとつのように感じました。
オーケストラはDe Filharmonie Vlaanderen(ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団)。ベルギーのオーケストラです。休憩後のシュトラウスのEin Heldenleben(英雄の生涯)はまとまりがあって良かったです。オーケストラの人数がかなり多い曲です。コンサートマスターがソロを弾くパートが多いのですが、すごく高音が綺麗で繊細な音の表現が素敵でした。
指揮者はEdo de Waart(エド・デ・ワールト)。オランダ人で熟練の指揮者です。
席は正面のかなり位置的に高い場所で、オーケストラがずべて見れて、音を楽しむのに良いところでした。

ランチ:Guts&Glory@アムステルダム

2016-11-24 15:03:47 | Restaurant/Cafe
レストラン「Guts&Glory」、本当は金曜日の夜に行きたかったのですが、すでに予約満席とのことでだめでした。空いている日曜の午後に行きました。
このレストラン、だいたい三カ月ごとにメニューのテーマが変わります。今は「ラテンアメリカ」。以前に、「ビーフ」「イタリアン」のテーマのときに行きましたが、どちらもとても美味しかったです。
3コース、4コース、5コースとあるのですが、私はあまりたくさんは食べられないので3コースにしました。それにエクストラの「キングクラブ」を頼みました。
まずはおいしいコーンブレッドと、ラテンアメリカ風のピリッとしたソースと香草バターが出てきました。そして、「キングクラブ」、カニの身がサルサ風のソースにまぶされています。それにアボカドクリームとポテトチップスがついてきました。ソースの味が強くて、カニの風味が感じられず、これはいまひとつでした。
アミューズで、中身が甘い揚げ物と、ミンチが入ったギョーザのような形の揚げ物。これはそれぞれ美味しかったです。
1コース目(写真)は、セビッチ。白身魚のマリネですが、お魚がお刺身のようでとても美味しく、また焼きトウモロコシが少し入っていてその甘みがまたいいんです。上には、何かのお酒のジェラートが乗っていて、さっぱりしていて、全体的にとても良かったです。
2コース目はタコスで、今まで食べたタコスの中でいちばんのお味でした。
3コース目は、リブアイビーフで、少し甘辛いソースで柔らかくておいしかったです。
料理について説明してくれるのですが、スペイン語らしき単語が出てきて、それが何かがよくわからないままでした。まあラテンアメリカだから、そちらの食材名や料理名なんだと思います。
どれもおいしく、バラエティに富んでいて良かったです。
次のテーマは「フレンチ」だそう。あと一カ月くらいで、メニューが変わるそうです。変わったら、また是非行くつもりです。
カジュアルな雰囲気のレストランで、ツーリストも多いようで、英語で問題なしです。おすすめです。

映画「Arrival(メッセージ)」@アムステルダム

2016-11-20 17:27:36 | Movie
映画「Arrival(邦題メッセージ)」を見たくて、アムステルダムのKriterionという映画館へ行ってきました。公開時には色んな映画館でやっていたのですが、時期を逃してしまい、今ではやっている映画館も少なくなりました。オランダではこの映画あまりヒットしませんでした。でもなかなか良い映画だというのはところどころで見聞きするのですが、やはりエンターテイメント度は少し低めの映画で、どちらかというとアートシネマ系の映画という印象です。
わかりにくい部分もあって、原作を読んでいるともっとよく理解できたのかなあと思いました。
でも、仕掛けというか、ぐっとくる部分は成功していて、見たあと、あーこういうことだったんだとか、未来がわかるということはどういうことなんだろうとか、考えさせられる映画でした。
知っている俳優はForest Whitakerだけでしたが、主演のAmy Adamsはとても良い演技で、映画のトーンとよく合っていると思いました。
エイリアンの言語をどうやって理解するか試行錯誤するさまは興味深かったです。
ほんとうに未来にエイリアンと遭遇した場合、やはり彼らの意図を知るためには、コミュニケーションが必要で、そのためには彼らの言語と私たちの言語のパズルを解くことが必要になるんだろうなあと思います。
また他の言語を理解するということは、その言語で考えるということで、つまり思考を自分の中に取り入れるということであるという示唆も興味深かったです。
色んな面で、とても面白い映画だと思いました。


Night of the Proms2016@Ahoy(ロッテルダム)

2016-11-19 09:15:54 | Concert
色んなアーティストが集う「Night of the Proms2016」に行ってきました。毎年行っているのですが、このイベントが来るともう今年も終わりかと淋しい気持ちになります。同時に、今年も無事済みそうだ、良かったという気持ちもあります。
さて今年の参加アーティストは、
チャカ・カーン(写真)、Tom Chaplin(Keane)、Natasha Bedingfield、Gabriel Ríos、Leona Philippo、Time For Three、John Miles、The Pretty Vanillas、Il Novecento、Antonio Serranoなどでした。
John Milesは主催者で毎年登場します。そのほかでは、チャカ・カーンとLeonaを知っているだけでした。Leonaはオランダのオーディション番組の優勝者で歌がとてもうまく、よくテレビで見かけます。今回、彼女は司会も担当していてそういうこともできるんだとちょっとびっくりしました。Gabriel Ríosはベルギー在住のプエルトリコ出身の若い男性シンガーです。Time For Threeは、バイオリン、ビオラ、ダブルベースのトリオです。Natasha Bedingfield(ナターシャ・ベディングフィールド)は私は疎いので知らなかったのですが、有名な女性シンガーです。チャカ・カーンは思ったよりもずっと小さくて、その小さな体から出てくるとてもソウルフルな声に貫禄がありました。良かったのは、Antonio Serrano。ハーモニカ一本で、オーケストラと対等にパフォーマンスします。
このイベント、クラシックとポップの融合というテーマがあって、Il Novecentoはクラシックオーケストラです。チャイコフスキーやプロコイエフなどのクラッシック音楽も演奏されます。
夜8時スタートで、途中25分の休憩をはさみ、11時まで。後半が、アーティストたちの共演が見られ、盛り上がります。
今年は、一般公開日が一日だけだったので、会場もよく埋まっていて、圧巻でした。
私としては、あまり知っているアーティストがいなかったので、今回はいまひとつでしたが、それでも楽しかったです。


ランチ:Dim Sum Bar@ユトレヒト

2016-11-13 13:49:05 | Restaurant/Cafe
日曜日、客人とユトレヒトで合い、昼食に「Dim Sum Bar」へ。以前に二回ほど行ったことがあるレストランですが、今回は4名なので、いろいろな点心を楽しめて良かったです。
野菜ものが少なかったので、鶏と野菜の炒め物(写真)も注文。おいしかったです。
シュウマイ系、肉まん系、腸粉系、どれもおいしいです。入っているエビはプリプリです。
客人も喜んでくれて、良かったです。
お店の人は中国人のようで愛想はあまりよくありませんが、フォークとナイフを頼んだら普通に出してくれました。
点心以外にも美味しそうなものがあるので、次回は違うものも注文してみようと思います。

ランチ:楽(raku)@Uithoorn(オランダ)

2016-11-11 12:14:05 | Restaurant/Cafe
寒くなってラーメンを食べたいなと思い、先日出かけたお店「楽(raku)」。以前にも何度か行ったことがあります。
ここのランチはセットメニューがおすすめです。2ユーロプラスするだけで、ご飯とギョーザ(3個)とお新香がついてきます。
今回はシンプルに味噌ラーメンにしました。
ここは麺がとってもおいしいです。ギョーザは今日のはいまひとつでした。肉が感じられないくらい入っていなくて野菜ギョーザのようでした。中のジューシーさがなくて、もこもこした感じでした。以前は、もっと美味しかったような。
でも、お腹いっぱいになり満足です。
Uithoornというのはアムステルダムの近くの町です。車で行くと簡単です。駐車も簡単なので行きすいです。

ディナー:Ubica@ユトレヒト

2016-11-06 10:18:19 | Restaurant/Cafe
先週の日曜日のことですが、スーパーマーケットのAlbert Heinのキャンペーンで、3コースメニューの二人目が無料になるというのがあって、それを利用して、UBICAというレストランへ行ってきました。
ビストロのようなカジュアルなレストランでした。シェフのおすすめコースもありましたが、アラカルトメニューから選んで、おすすめメニューの3コース分(29.50ユーロ)を割引してくれるというので、そちらを選択しました。
前菜は、サーモンと海苔(写真)にしました。醤油味のゼリー状のものが下にひいてあって、味全体は和風で、口に合いました。メインは、Papperdelleというパスタ料理にしました。チーズ味で、ズッキーニ、アスパラガス、人参、ブロッコリーなどの野菜が入っています。野菜の硬さもよく、お味も良かったのですが、ボリュームがすごく多くて全部は食べきれませんでした。
デザートは、プチデザートの盛り合わせで、5種類くらいあってどれも美味しかったですが、お腹いっぱい少し味見程度に少しずついただきました。
どちらかというと大食漢のオランダ人に好評そうなお店です。私には量が多すぎ、そして塩気も強すぎでした。
バーもあるビストロなので、飲み物はお安めでした。
席数はかなりある大き目のお店で、満員に近い賑わいでした。

本「ゲンロン3」

2016-11-04 11:06:19 | Book
東浩紀編集「ゲンロン3」を読了。
「脱戦後日本美術」特集の雑誌です。様々な執筆者が寄稿しています。ちょっと私には難しすぎて訳がわからないのもあります。
興味深く読めたのは、共同討議「野ざらしと外地--戦後日本美術再考のために」(会田誠、安藤礼二、椹木野衣、黒瀬陽平)、1945年以前の「沖縄美術」?(土屋誠一)、ダークツーリズム入門(井出明)などでした。
ぜんぜん知らなかった韓国の美術界の様子や、タイの現代文学についてなどの話もあり、それはそれで面白かったです。
もちろんこの雑誌にずっと連載されている、「ディスクロニアの鳩時計」(海猫沢めろん)というヘンな小説も、毎回読むのが楽しみです。
この雑誌、何かを考えるきっかけになるところが良いと思います。どこかでひっかかるところがあればいいかなという具合で。
年に何回か定かじゃないんですが、たまに発行される雑誌です。「ゲンロン4」が近日刊行されます。これも読むつもりです。

John Grant(ジョン・グラント)ライブ@Panorama(ユトレヒト)

2016-11-01 11:44:49 | Concert
日曜日、クラシックコンサートに午後行き、夜はJohn Grant(ジョン・グラント)のライブへ行きました。
ジョン・グラントは以前に一度ライブに行ったことがあります。当時(2013年)アルバムの評価が高く、Sportifyでもランキングが上位だったのでよく耳にしていました。
去年新しいアルバムがリリースされたそうですが、そちらのほうはまったく聞かないままライブに行きました。
会場のPanoramaはVredenburgの中にある小さ目のホール。それでもかなりの人数が入るライブホールです。二階の脇のとても見やすいところで見ることができました。
ジョン・グラントはシンガーソングライターで、米国出身の中年男性です。お腹が少しでていて、黒のTシャツに黒のパンツという洒落っ気もなく、何が魅力かというとやはり、バリトンボイスの渋みのある声です。もちろん歌詞もいいんでしょうが、そこまではあまりちゃんと私は聞けていません。
古いアルバムからの私が知っている曲もいくつもやってくれて、楽しめました。
ビートも良いので、曲によっては気持ちよく踊れます。
アメリカ人だけれど、イギリスなど米国以外に長年住んでおり、ここ数年はアイスランドに住んでいるそうです。
19:15開場で、19:45頃からArc Irisというバンドの前座アクトがありました。そしてジョン・グラントのライブが始まったのは21:00頃、1時間半強くらいのライブでした。チケット19ユーロは安いですよね。