Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

血液内科定期受診2014年3回目

2014-10-28 08:47:58 | 医療・病気
約3か月ぶりの血液内科K医師の診察です。
血液検査の結果を聞くのがメインです。結果は今回も大丈夫でした。
フリーライトのκが77.9㎎/lで、λが75.2㎎/l、比率が1.0でした。κもλも増えていて、いいのかなーと思うのですが、二つとも増えているので、比率はOKの範囲になり、問題ないそうです。
レナリドミドを開始したのが2009年の春で、もう5年半になります。K医師もこれほど安定した状態が続くとは思っていなかったようです。今回も「あれほど悪い状態で、アミロイドーシスも出ていたのに、レナリドミドがうまく効いてこんなに長く安定しているなんて、非常に珍しいです」と言われました。
当時、舌にアミロイドーシスが出たときにはほんともうダメだと思いました。しかし、レナリドミドを始めて、ゆっくりとアミロイドーシスが消えていきました。今ではもう何もありません。
今日もその話の関連で「舌は大きくなっていない?」とK医師が言い、あごの下を触診してもらいましたが、問題ないようでした。
デキサメタゾンとレナリドミドの処方箋をもらって終了。全体で10分弱くらいでした。
3か月後に次回の診察の予約をとろうとしたのですが、予定が合わず、次回は2月。約4か月後です。
体調は良好です。

Dutch Design Week2014@アイントホーフェン

2014-10-26 12:43:20 | Wblog:お出かけMuseum
Dutch Design Week2014が10月16日から26日まで開催されていました。開催地がオランダのアイントホーフェンで、最初はあまり関心がなかったのですが、知り合いに誘われたので、最終日に行ってきました。
アイントホーフェン(Eindhoven)はフィリップス社で栄えた町で、フィリップス社関係の建物がたくさんあります。
Dutch Design Weekの会場は、アイントホーフェンの中央部、西北部のStrijp Areaなどに分かれており、11時頃着を目標にStrijp Areaへ車で出かけました。
まだ早かったので簡単に車は駐車できました。
まずはPiet Hein Eekへ。Piet Hein Eekといえば、写真のような廃材をつかった家具で有名です。家具だけでなく、服やキッチン用品、自転車など本当にさまざまなものがありました。
若手デザイナーのアトリエもいくつもあり、独特のデザインのものが展示されており、デザイナー自身が説明してくれます。
アトリエを見ていくと、デザイナーの個性がよくわかって、面白いです。
ここから少し歩いて、Dutch Design Awardsの展示場所へ移動しました。今年のデザイン賞は、CGで作成した10歳の少女「SWEETIE」でした。児童売春の撲滅に実際に効果があったそうです。
デザインというとインテリアがメインと思う人もいるかもしれませんが、建築物、ファッション、デジタルイメージ、マテリアルなどなど、ほんとうにさまざまなものがあり、その情報の多さに圧倒されました。
また少し歩いて、時計ビル(Klokgebouw)と言われているフィリップス社の大きな時計がついているビルへ行き、そこではホール1からホール4まである大きな展示場で、最新のテクノロジーやアイデアを使った品々を見ました。
自分で組み立てられる木のフレームを使った自転車や、センサーでタッチすることで色がかわっていく照明、ソーラーカーなどなど。
3Dプリンタを使った作品も多く見かけられました。
他にもいろいろ見ました。
この地区はフィリップス社の関連の工場跡が現在アトリエなどとして再利用されているようでした。
有料展示と無料展示があり、どちらもかなり賑わっていました。
西北部のエリアを見ただけでもう夕方近くになってしまいました。中央エリアなど、すべてを見るには最低二日、ゆっくり見るなら、3、4日必要なボリュームでした。
思った以上の展示品、数、充実度で、来年もぜひ行きたいなあと思いました。
体調は良好です。


Don Quixote(マイスキー)@Musiekgebouw aan't IJ

2014-10-25 08:14:41 | Concert
Cello Biennale Amsterdamのコンサートで、ミッシャ・マイスキーがDon Quixoteを演奏するので見に行ってきました。
場所はアムステルダムのMusiekgebouw aan't IJの大ホール。Musiekgebouw aan't IJには先日行ったBIMHUISもあります。
この建物は比較的新しいもので、ホールもモダンなインテリアでした。
ドンキーホーテの他にもう一つプログラムがあって、まずは、Tristan Keurisというオランダの現代の作曲家のDouble Concerto for Two Celli and Orchestraという曲でした。これは、Frans HelmersonとJohannes Moserの二人のチェリストとSymfonie Orkest van het Conservatorium van Amsterdamの共演で、チェロが2本、ソロで絡み合う、面白い構成でした。
指揮者は広上淳一。踊っているような、体操をしているような、ダイナミックで独特な指揮で、目を奪われました。すごく体力を使いそうな指揮法でした。でもとても明確でメリハリがついていました。ただ息遣いのハァハァという音が始終聞こえ、それが耳障りでした。
休憩はなく、続いてRichard StraussのDon Quixote, opus 35, Phantastische Variationen über ein Thema ritterlichten Charakters。マイスキーは青のサテン地のようなシャツで登場。ソロのビオラにはFrancien Schatbornです。マイスキーはドンキーホーテになりきって熱演でした。よく響く、感情によく届く、深いしびれるような音でした。オーケストラが元気がよくて、オーケストラの音と重なると、ほとんどマイスキーの音は聞こえず、うーん家でCDを聞いているほうが美しいかもとも思ったのですが、マイスキーの動きなどが生で見れて、それはそれでよかったです。
今回のCello Biennaleでは、マイスキーはいろいろなイベントやコンサートに参加していたようです。Cello Biennale自体、大成功だったようです。
次回は2年後です。楽しみです。
体調は良好です。


Carré Café@アムステルダム

2014-10-23 07:40:46 | Restaurant/Cafe
アムステルダムの王立カレ劇場(Koninklijk Theater Carré)へエルビス・コステロを見に行った日、コンサート前に軽く夕食をとりたいと思い、劇場のホームページに載っていた「Carré Café」に行くことにしました。
外からは入口がなく、劇場に入る入口のドアマンさんに尋ねたら、予約してあるかどうか聞かれ、していないと答えたら、「じゃあ私が連絡して訊いてみます」と言い、カフェにレシーバーで尋ねてくれてました。大丈夫だったので、劇場内にあるカフェへ入ることができました。
カフェはほぼ満員で、あと2テーブルくらいしか空いていませんでした。よって、予約はしたほうがいいみたいです。
食事系のメニューはあまりたくさんはありません。
私はアンガスビーフバーガー(写真)を注文。夫はフィッシュバーガーでした。メニューは他にはパスタとかサラダとかビーフステーキとかがありました。
ポテトが揚げたてでほくほくで美味しかったです。バーガーは甘めのソースで、私の好みでした。ボリュームがあってがぶりつけないので、ちょっと食べるのに苦労しました。
席と席の間が近いのでざわざわとしたちょっとうるさい気はしましたが、劇場の公演前のみなが軽く陽気で興奮している雰囲気がカフェにもあり、いい感じでもありました。
私たちは時間がなかったのですが、早めにきて、食事のあとに、デザートとコーヒーでおしゃべりを楽しんでいる人も多くいました。
劇場内にあるので、時間ぎりぎりまでゆっくりできるのがいいです。
体調は良好です。


エルヴィス・コステロ@Carré(アムステルダム)

2014-10-22 09:52:47 | Concert
エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)のソロコンサートを見にアムステルダムのKoninklijk Theater Carréへ行ってきました。
この古くからある劇場はよく授賞式などで使われ、テレビで見たりしていましたが、一度も行ったことがなく、行きたいと思っていました。
エルヴィス・コステロは夫が好きなようで家に何枚もCDがあります。でも私は有名な曲を何曲か知っているだけで、CDをちゃんと聞いたこともありません。
この劇場は半円形で、すり鉢状になっており、端のほうは見にくいと思いますが、正面側だとかなりどの席でもとてもよくステージが見える構造になっています。私たちの席は正面側で、はっきりと姿が見え、満足でした。
コンサート中の写真は禁止なのですが、はっきりとアナウンスが入らなかったからか、携帯などで写真を撮ろうとする人が多く、そのたびに劇場の人がつかつかと歩み寄り注意していました。
写真のギターは開演前のものです。7、8本のギターを曲ごとに変えながら、歌っていました。
ブルーグレーのスーツ、黒いシャツ、赤い靴下、白の帽子という服装で、ダンディですが飾らない感じで、MCにはジョークを交えて楽しませてくれました。
「さて、ゲストをお呼びしましょう」と言いながら、サイドの方へ歩きながら、「それは僕です」と言って、椅子に腰かけ、ギターを抱えて一曲歌ったり、また反対側のサイドにはキーボードがあり、それを弾きながら新曲を歌ったり。
休憩らしい休憩はなく、1人で演奏し、歌って、アンコールも含め、2時間半でした。
コステロは60歳ですけど、変わらず元気で、声もしっかりと出ていました。マイクを通さず、ギターと生声で歌ったりして、それがすごくよかったです。
MCでは、父親の話や祖父の話などもしていました。
コステロ好きな人ならもっといろいろと書けると思うんですが、私にはすてきなミュージシャンのすてきなコンサートを見たという漠然とした感想しか書けないです。
会場は満員で、雰囲気はとてもよかったです。
体調は良好です。




Restaurant:De Jufferen Lunsingh@Westervelde(オランダ)

2014-10-21 06:50:42 | Restaurant/Cafe
オランダのドレンテ州の田舎にあるホテルDe Jufferen Lunsinghに2泊3日で行ったときに、ホテルのレストランで夕食をとりました。ホテルの客でなくてもレストランの使用は可能だと思います。
1日目は4コース。2日目は3コースでした。
自然な食材、ローカルな食材を使っており、しっかりとした料理でした。
写真は1日目の前菜で、切ったバナナのように見えるのは白身魚です。
メインは、1日目はビーフで、2日目はラムでしたが、どちらも色んな部分のお肉がそれぞれの方法で調理されており、バリエーションが楽しめ、ボリュームがありました。
ドレンテ州は海に面していませんが、魚もおいしかったです。
また、お昼すぎにお腹がすいてスープをいただいたのですが、そのカボチャのスープが絶品でした。甘みがあって、コクもあって、でもこってりすぎなくて、おいしかったです。
他には、自家製のアップルジュースなどもおいしいそうです。
このレストランのためにここまでくるのは大変なので、私は訪れる機会はないと思いますが、近場の人にはおすすめです。ランチもあるそうなので、ウォーキングやサイクリングと組み合わせるとよいと思います。
体調は良好です。

Masterclassミッシャ・マイスキー@BIMHUIS(アムステルダム)

2014-10-19 07:33:15 | Concert
アムステルダムで毎年恒例のCello Biënnale(チェロビエンナーレ)が始まっています。チェロに主眼をおいたコンサートや様々なイベントが行われます。
今日はこの一環で、ミッシャ・マイスキー(Mischa Maisky)のマスタークラスが行われたので見に行ってきました。
場所はBIMHUIS。アムステルダムの港が見渡せる、素晴らしい場所にあります。通常はJAZZなどが演奏される場所で、あまり広くはありません。
いつものように駐車場に車をとめてトラムで行く予定だったのですが、知らなかったのですが、この日はアムステルダムマラソンの日で、いつもの駐車場が侵入禁止になっており、トラムも不通や迂回などで混乱しており、結局別の駐車場に入れて、かなり歩いて、メトロに乗りました。
こんなこともあって、かなり時間に余裕をもって家を出たのですが、会場に着いたのは始まる5分前でした。
マスタークラスというのは、チェリストが生徒の演奏を聞いていろいろ批評しながら教えるのを見るものです。
10:15に始まり、1人目の生徒はポーランド出身の男性でドボルザークのコンチェルトを演奏しました。2人目はグルジア出身の女性でプロコイエフのソナタを演奏しました。
ミッシャ・マイスキーはその風貌から私は気難しい怖い感じの人だと思い込んでいたのですが、始終冗談ばかりでびっくりしました。自分のことや同僚のチェリストや指揮者、彼の先生だった人のことを面白おかしく語り、話してばかりで、もっと技術的なことを細かく教えるのを見たかった人には拍子抜けだったかもしれません。
最後のほうは、バッハがいかに偉大か、自分がどんなにバッハを好きなのかとか、バッハについての語りが長かったです。
ミッシャ・マイスキー自身の演奏は、ドボルザークのフレーズをほんの少しだけでした。講演会を聞いているみたいでした。
終わったのは12:15分頃で、2時間みっちり、彼の話が聞けて、彼の人となりがわかり、私としては満足でした。
突然「僕は日本が大好きです。もう40回は日本に行っています。息子は4歳のときにすでに8回日本に行ったことがありました」と言い出す場面もあり、ああ日本が好きなんだとうれしく思いました。
全部英語での話だったからか、子ども連れの客など多くの客が途中で席を去っていました。
体調は良好です。


レナリドミド+デキサメタゾン 第60サイクル開始

2014-10-17 13:57:54 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回3週間服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの60回目が始まりました。
特に何も変化は感じなく、手足のしびれのような副作用もありません。
ただ、ときどき手が攣ったりすることがあります。昨日も右手の人差指が攣って、10分くらい困りました。
薬の影響なのか、他の要因なのかよくわかりませんが、昨日は、1週間のレナリドミドを服用しない週の最後の日なので、この薬の影響は抜けていっているはずなので、たまたまだったのかなあと思います。
以前は、脚やわき腹などもよく攣ったのですが、最近は少なくなりました。体調がよく、筋肉などが戻ってきたからかもしれません。
免疫グロブリンも4週間ごとに200mlの点滴を受けています。
かなりの薬漬けですが、それでも同様な病状の人に比べれば少ないほうだと医師からは言われます。
ほんとこれくらいの状態が続いてくれるとうれしいです。
写真は先日行ったドレンテ地方ののどかな風景です。


De Jufferen Lunsingh2泊3日(オランダ)

2014-10-11 09:39:56 | 旅行(オランダ国内)
オランダのドレンテ地方にあるコテージ風ホテルDe Jufferen Lunsingh(写真)に2泊3日で行ってきました。
義姉が一度行ったことがあり、とても静かな自然環境でゆっくりできるところだとおすすめで、今回土曜の夜、夫の両親ときょうだいが集まって、ディナーをして一泊しようということになったのです。
家からは車で約2時間かかりました。ドレンテ地方の西端、Westerveldeというところにあります。
18世紀のはじめに建てらえた建物が元になっており、コニャックルームという暖炉がある部屋では自由にくつろいでコーヒーを飲んだり、雑誌を読んだりできます。棚には、ウォーキングやサイクリングルートのパンフレットや本があり、自由に閲覧できます。
古い建物なので、天井が高く、ドアや棚などの作りも年代を感じさせます。
部屋にはテレビはなく、インターネットも基本使えません。シャワーだけの部屋と、バス付の部屋がありました。
自然を楽しみ、リラックスして、美味しい料理を食べてくつろぐことが目的で来る人々のためのホテルのようでした。
あいにくこの日は雨で、夕食の前に計画していたウォーキングは中止となりました。
まあ到着するまでにちょっとトラブルもあって疲れていたので、中止になったのはよかったかも。
ホテルの周りはほとんど何もないので、とても静かで、よく眠れました。




クラシックコンサート:ネルソン・ゲルナー(Goerner)@コンセルトヘバウ

2014-10-05 15:49:08 | Concert
日曜日の夜、アムステルダムのコンセルトヘバウへ。
新しいコンサートシーズンの始まりです。
今日はピアノリサイタルで、ピアニストはネルソン・ゲルナー(Nelson Goerner)。1969年生まれのアルゼンチン出身のピアニストです。
プログラムは、
J.S. Bach Partita nr. 6 in e kl.t., BWV 830
Mendelssohn Fantasie in fis kl.t., op. 28 'Sonate écossaise'
Beethoven Sonata nr. 29 in Bes gr.t., op. 106 'Hammerklavier
でした。
あまり興味がないプログラムだなあと思っていたのですが、弾き始めると素晴らしい音で、とてもロマンティックで、美しく、清らかで、うっとりと聞きほれてしまいました。
グランドピアノの音が、とても美しく、きらびやかに波打つように、広いホールを満たしていく感じは、感動的でした。
アンコールは3回。
Chopin Prelude in e kl.t., op. 28 nr. 4
Prelude in bes kl.t., op. 28 nr. 16
Prelude in Des gr.t., op. 28 nr. 15
小柄なピアニストですが、ピアノを弾き始めるとピアノと一体となって、独特の雰囲気がありました。
コンサート終了後、良いコンサートを見た後に感じる高揚感があり、すてきな夜となりました。
ハードスケジュールだったんですが、体調は大丈夫です。