Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

オランダ女王退任式、新国王即位式

2013-04-30 09:38:54 | オランダ:トリビア
今日はオランダはお祭りです。
ベアトリクス女王が退位し、息子のウィレムアレキサンダーが国王に即位します。
朝の10時に退位のセレモニーが始まり、その頃からテレビでずっと中継です。午後には、ニューケルク(新教会)で新国王の即位式があり、夕方から夜にかけて、コンサートや国王のボートでのお披露目などプログラムが満載で夜中近くまで、お祭り騒ぎは続きました。
オランダの王室のシンボルカラーはオレンジ。人々はオレンジ色のものを見につけ、街にもオレンジ色の飾りが目立ちます。
かなり落ち着いた雰囲気の王室で、オランダ国民の王室支持率は高いです。もちろん言論自由な国ですから、君主国制反対のデモなども企画されていましたが、100人程度しか人が集まらなかったとのこと。
人ごみは避けたいので街に繰り出すのは避けて、私は朝からテレビをずっと観ていました。知らない単語が頻繁にでてきて、abdicatieというのは「退位」という意味なのね、inhuldingが「就任」かと、少しオランダ語の勉強にもなりました。
マキシマ新女王が着ていた青のドレスはオランダのデザイナーヤン・タミニオ(Jan Taminiau)のもの。またコンサートでは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と世界的なオランダ人DJアーミン・ファン・ビューレン(Armin van Buuren)の競演と、オランダの有名どころが参加し、オランダをあげて祝福している雰囲気が出ていました。
写真は、新国王即位を祝った記念のクッキー缶です。オランダのVerkadeというメーカーのもので、この会社は創立100年以上の歴史があり、正式にはKonkinklijke Verkade(konkinklijkはRoyalの意)と名乗ることができる数少ない王室御用達の老舗メーカーです。
天気が良い、気温も心地よい日で、みんな楽しく過ごせた一日だったと思います。
私の体調もよく、ただとても疲れやすいです。CRPは2まで下がりました。

本「獣の奏者 3探求編」

2013-04-29 12:25:18 | Book
上橋菜穂子著「獣の奏者 3探求編」を読了。
これは、「獣の奏者」シリーズの第3巻で、すでに闘蛇編と王獣編を随分前に読んでおり、その続きが早く文庫にならないのかなと思って待っていて、やっと文庫版を手にいれたところでした。入院中にさくっと読みました。
ファンタジーで、児童文学も書いている著者の文章はとても平易で読みやすく、やさしさとつよさが感じられます。
前編を読んだのは実は3年前、ほとんど内容は忘れていたのですが、第3巻を読むにつれ、どんどんと思い出し、さほど問題なく、物語の中に入り込むことができました。
主人公エリンは、第1巻では子どもだったのですが、第3巻では結婚をし、夫と小さな息子がいます。エリンは、今回、闘蛇が大量死した事件を調べるために大公の命を得て調査に出かけます。そして、ここからまたエリンはふつうの生活ができないような大きな使命を受けて、冒険に巻き込まれていくのです。
国ということ、国を司るということ、親と子のつながりなど、いろいろと考えさせることが多い物語です。
ファンタジーは読まないんですが、このシリーズとハリーポッターシリーズの二つはどうしても続きが読みたいと思わせるもので、その物語世界に引き込まれてしまいました。
第3巻は物語がすぐ第4巻に続くので、私も時をおかずに第4巻を読むことにしました。
体調は良好です。まだ少し咳が残っています。無理をせずにゆっくりしています。

入院二日目から退院まで

2013-04-25 10:30:16 | 医療・病気
入院二日目の日曜日、乾いた咳が出て、熱も38.2くらいで、疲労感があります。日曜日なので、病院全体としてはお休みの日、当番の内科医が午前中にやってきて、聴診器で胸の音を聞き、左下あたりに肺炎のときに聞こえる音が少しあります、とのこと。
Cefuroxim
Gentamycine
の抗生物質を引き続き注入し、それに加え、
デキサメタゾン1mgを毎日飲むことになりました。それにともなって、副作用の糖尿病発現を監視するため、血糖値を毎日測ることになりました。しかし、入院中、血糖値に問題は出ませんでした。一度、朝の6時頃に看護士さんが血糖値を測りに来て、結果3.9で、低いので、すぐに甘いジュースを持ってきて飲むように言われたのですが、私が「糖尿病患者じゃないんですけど、飲まなきゃいけないですか」と訊くと、書類を調べて、「あ、糖尿病患者じゃないんなら、必要ないです」とジュースを持って帰って行きました。看護士さんは、交代が多いし、医師も研修医のような医師も含め多数いて、みんなが患者のことをよく知っているわけではないので、おかしいなと思ったところは、自分で訊いて確認していかないといけないところがあります。
食事は、朝と昼はパン中心で、昼にはスープもつきます。夜は、肉か魚料理にじゃがいも(たまにライスやパスタ)、果物、デザートです(マークシートで複数のメニューから自分で好きなものを選べます)。今回は何も言わなかったけれど、すでにデータに登録されていたのか、夜には私用に特別にライスがいつも付いてきました。なかなか美味しく、食事にはさほど文句はありません。
医師の説明によると、バクテリアかウイルスによる感染があり、どの菌なのかは特定されていないとのこと。前回のこともあるので、よく調べているけれどわからず、おそらくウイルスが悪さをしているのではないかとのこと。バクテリアは抗生物資が有効だか、ウイルスには免疫が弱いとなかなか退治できない。私の場合、免疫がふつうより低いので、これを高めるために免疫グロブリン製剤(イムノグロブリン、Immunoglobulin)を静注することになりました。火曜日にこの処置を受けました。
木曜日まで抗生物質の投与を受け、木曜日に退院しました。
デキサメタゾンは、通常の週3回0.5mgに戻りました。
入院中も、CRPは多くなることはなく、27→23→11のような推移でした。
運動不足で身体の筋力が低下したことと、抗生物質などで疲れた感じがあるのを除けば、体調はさほど悪くはありません。ふつうに本を読んだりして、食欲もふつうにあります。特に痛いところもありません。
退院後も当分は外出を控えて、静かにしていようと思います。
30日のオランダ国王即位式を家でゆっくり観ることができるのがうれしいです。病院のテレビはとても小さいですから。




また入院

2013-04-20 15:42:39 | 医療・病気
土曜日、午前中は疲れた感じはあったのですが、いつもどおりに買い物に行ったりしていました。
鼻かぜの状態は変わらず、乾いた咳がでます。
午後になり、熱が38.5度くらいまで上がり、診察を受け、血液を採ってCRPを測ったら、23。私としてはさほど高い値ではないですが、先週の入院中に高いCRPが出ていて、3日前の火曜日には11だったことから、炎症が再び起こっているとの判断で入院となりました。入院する頃には熱も上がり、39度くらいになっていました。
心電図(ECG)もとってもらいましたが、異常なし。
入院したものの、土曜なので、病院も医師不足なのか、かなり待たされ、夜中になって、抗生物質を点滴注入してもらいました。それまでがかなり長くて、疲れ果ててしまいました。
抗生物質は、先週と同じ、
Cefuroxim
Gentamycine
でした。
パラセタモルを2錠飲んで、眠りに着きましたが、あまりよく眠れませんでした。
予期せずの今月2度目の入院に気分も落ち込みました。

John Grant@Paradiso(アムステルダム)

2013-04-19 11:27:30 | Concert
John Grant(ジョン・グラント)を知ったのは、Spotifyで上位にランクされていたからでした。耳に心地よい曲で、なんとなく懐かしい感じがしました。
オランダでライブがないかと調べたら、ちょうどParadisoであることを知り、すぐチケットをとりました。Paradisoはアムステルダムを代表する老舗のライブハウス。一度行ってみたいと思っていながら、まだ行ったことがありませんでした。ライツェ広場の近くにあります。
ちょっと早めに行ったら、まだあまり混んでおらず、ステージすぐそばの場所を確保できました。後ろのほうだと、背が高いオランダ人の中に埋まって、ほとんど見えない場合があるので、ちょっと安心しました。実は2階の席をねらっていたのですが、そちらはオープンされておらず、1階の立ち見のみでした。疲れたら、壁際に移動して、座ってようかなと思っていました。
John Grantは、40代半ばのアメリカ人シンガーです。バリトンの響きの良い声で唄い、エレクトロニカ系のロックバンドのサウンドがまた馴染みます。ソロアルバムは、2つリリースしており、「Queen of Denmark」と「Pale Green Ghosts」で、この二つ目が先月のリリースで、その折に私の耳に入ったのでした。
ライブ一曲目は深く重い重低音がリズムを刻み、スピーカの近くにいた私には、その音が胃や胸に堪え、嫌だなーと思ったのですが、2曲目以降はだんだんと弱めになったので、音楽に集中することができました。
John Grantはキーボードもときどき担当し、Kawaiの白いキーボードを使っていました。バンドメンバーはアイスランドのミュージシャンたちでした。いろいろ工夫のある音で、一曲一曲を楽しむことができました。
アルバム「Pale Green Ghosts」からは全曲やってくれたと思います。アンコールを含め、約2時間、とても良い音楽に気持ちよく身体をゆだねることができました。
彼はシンガーソングライターなので、曲の詞には自らの人生を反映したものが多いそうです。ライブ後にネットで記事などを読んでいたら、彼はHIVポジティブであることを昨年発表したそうです。そして、「Pale Green Ghosts」には、彼の少年時代のことや、ボーイフレンド、病気の告白などをテーマにしたものが含まれているとのこと。雰囲気で聞いていたので、あまり気にしていなかったのですが、じっくり歌詞を読んで聞きなおしてみようかなと思います。
張り切っていたのか、ライブ中は元気に過ごすことができました。帰りのトラムの中、背中の痛みを感じ、疲れをどっと感じました。早く家へたどり着きたいと思いました。
でも、素敵な夜でした。





本「Taal is zeg maar echt mijn ding」

2013-04-18 10:03:44 | Book
Paulien Cornelisse著「Taal is zeg maar echt mijn ding」を読了。
この本、オランダでベストセラーで50万部売れています。オランダ語の最近の言い回しや、言外の意味、年代による意味の変化、外国語の影響など、軽妙な語り口で書かれたものです。それぞれ雑誌などに書いたコラムをもとにしており、ひと項目が半ページ、長くても2ページくらいなので、とても読みやすいく、ちょっとあいた時間などにすいすい読むことができます。
評判だったので買ってみたわけですが、とても楽しく読めて、知らない言い方を知ったり、オランダ語の言い回しについて理解が深まったりで、よかったです。
言語に関する薀蓄もあり、女性は一日に約2万語をしゃべるそうです。それに対し、男性は7千語。女性のほうが3倍おしゃべりなのだから、口達者になるはずですよね。語学が女性のほうが得意なのもこの点の影響があるのかも。でも、私自身は無口なほう。時には、200語くらいしか話さない日もふつうにあるんじゃないかなと思います。これでは、語学(特に会話)はなかなか上達しませんね…。
続編「En dan nog iets」も出ており、早速購入しました。
オランダ語に興味がある人には是非おすすめします。
少し鼻がぐずぐずしていて、風邪みたいなんですが、それ以外は体調は良好です。火曜日のCRPは11まで下がっていました。毎週火曜日にCRPをチェックすることになりました。


入院二日目から退院まで

2013-04-15 12:43:56 | 医療・病気
火曜日に入院し、翌朝、熱は37度台に下がり、脚の痛みはすっかりなくなりました。
いつもこんな感じです。抗生物質を投与すれば、一晩で熱は下がり、痛みはなくなります。
私はもうすっかり治った気分で、11時頃の医師回診で、「良くなったので、家へ帰りたい」と言い、前回がそうだったように許可が出るものと思っていました。しかし、回答は「CRPがまだ高いので入院が必要です」とのこと。いつくらいまで入院しなくてはいけないのか、と尋ねると、早くて月曜退院とのこと。よくよく聞くと、CRPの値が280もあるのだそうで、私自身は元気な気分かもしれないが、それはヒドロコロチゾンというステロイド系の薬を使っているので、表面上元気なだけで、体内はかなり病気が重い状態だということでした。CRPが200を超えるなんて、ちょっと今まで記憶にもないので、少しショックを受けました。これは、医師のいうとおりに、静かにしていようと思いました。
入院中は、ふだんの担当医師は外来などで忙しく、病室に来て話をしてくれる医師は訓練中の若い医師です。今回は女性で、言っていることがはっきりとしていてわかりやすく良かったです。
結局、点滴の形で、
Cefuroxim
Gentamycine
Hydrocortison(パルス)
の投与を受けました。
2日目からは、痛みもなく元気で、病院食もおいしくいただけ、問題のない入院生活でした。入院してすぐに栄養士さんが来てくれ、「家ではご飯をたくさん食べるのだけど、病院ではパンやじゃがいもがメインで、食生活が違う」というと、毎夕食、特別にご飯を出してくれるように手配してくれました。日本米ではないですけど、炊いたご飯が出てくるだけでも、うれしいことです。
CRPの値は、
火曜日 140
水曜日 280
木曜日 240
と高い値で推移し、
土曜日には 38と、ぐっと下がりました。
この値を元に、月曜に退院が決まり、夕方家に戻ってきました。
いろいろと検査はしたのですが、原因というか、どこに炎症があったのかは不明のままです。血液でつながっているどこかに大きな感染症が発生していたことは確かなようです。
原因がはっきりしないのは気持ち悪いですが、とにかく今回も快復したということで、まあ良しとしておこうと思います。
久しぶりの約1週間の入院でした。最近はかなり安定して元気だと思っていたので、自分でも突然の驚きの入院でした。
予約していたレストランをキャンセルし、日曜のクラッシクコンサートのチケットを無駄にしました。
入院をしてみると、やはり日々一日、一日を大切に過ごさなくてはいけないなあと改めて感じました。



予期せず入院へ

2013-04-09 10:34:23 | 医療・病気
火曜日、脚の痛みはよくならず。でもまあ3日間くらい続くのはいつものことなので、あまり気にはしていませんでした。
しかし、お昼を作る気にはならず、簡単にカップラーメンで済ませ、熱を計ったら37.7度。パラセタモルを飲んでいるので、熱は低く抑えられているはずなのですが、ちょっと高めだなと思いました。脚は痛く、ベッドに寝ているだけだったので、疲労感などもあまり感じなかったのですが、3時くらいに熱を計ったら、38.0度。
医師の診察を受けに病院へ。
血液を採って、CRPを調べたら、144。熱もどんどん上がってきて、38.7度。「このまま帰すわけにはいけません。入院してください」とのことで、即入院となりました。
私は身体の抵抗力が低いので、点滴で抗生物質を入れたほうが良いとのこと。抗生物質のカプセルをもらってそれを飲むのかなと思っていたのですが、入院して、点滴で抗生物質を入れたいとのことでした。入院にはちょっと驚いたけれど、以前にも同じようなことがあったので、まあ一晩病院にいて、翌日熱が引いたら帰れるかなと思っていました。
熱はその夜、39.5度くらいまで上がり、2種類の抗生物質の点滴を受け、パラセタモルを2錠飲んで、眠りにつきました。思ったよりよく眠れました。

いつもの脚痛発生

2013-04-08 10:20:03 | 医療・病気
月曜日の朝、起きてトイレへ行った直後、右脚ももが痛いことに気づきました。
筋肉痛のような痛みで、歩くのがままならない感じです。この痛みは過去にときどき患ったことがあるもので、かなり痛いのですけれど、だいたい3日くらいで痛みはすっと消えてしまいます。
またか、と思って、ベッドに戻りました。
痛みはだんだん強くなり、この日はほとんどベッドの上で過ごしました。歩いたり、動かしたりすると痛いのですが、じっとしているとさほど痛くないので、あまり気にせず、本などを読んで、早く痛みがなくなるといいなと思いながら、パラセタモルを飲んだりしていました。
夜はかなり痛みが感じられ、痛みで眠れないので、タイガーバームを塗ったりしましたが、いまひとつ効果がなく、浅く少し眠っただけでした。
もう何回もこういうのは経験しているので、明日になったら少し痛みがひくといいなあとしか思っていませんでした。
熱は何度もはかりましたが、37度前半程度で、特に問題はありませんでした。

Batavia Stadでショッピング

2013-04-07 08:59:54 | Wblog:お出かけ
晴天の日曜日、春の暖かさを感じながら、久しぶりにバタビアスタットのアウトレットショッピングモールへ。
今日はオランダはミュージアムウィークエンドなので、美術館などはかなり混雑しているはず。それを避けて、ショッピングへ出かけることにしました。
昼前に行き、ランチは敷地内にあるSubwayでサンドイッチを食べました。約3時間ゆっくりと見て回って、ウォーキングシューズやTシャツなどを購入。夫はランニングシューズやウィンドブレーカーなどを購入しました。スポーツ系はいろいろお店がそろっているので便利です。
最後のほうは、少し疲れてしまって、背中の痛みも感じたので、早めに切り上げて帰ってきましたが、それでもまあ気持ちよく疲れた感じで、特に問題はないと思っていました。
前日より、少しお腹の痛みが時折あり、ちょっとお腹がゆるいかなと思っていましたが、あまり気にかけていませんでした。
この日は、ショッピングがかなり充実していてので、良い気分で眠りにつきました。が、翌日、問題が発生しました…。
写真はバタビアスタットの外壁部分。