Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

映画「Harry Potter and the Deathly Hallows」

2010-11-28 07:31:13 | Movie
ハリー・ポッターの最新映画「Harry Potter and the Deathly Hallows」(PartI)を観て来ました。ハリー・ポッターの本はすでに読んでおり、映画もこれまでのものはすべて映画館で観ています。とはいえ、ストーリーはもうあまり記憶に残っていません。特に期待せず、でも大きな画面でとIMAXシアターで観ることにしました。
結果、とても迫力があって、かなりスリリングで、2時間半の長さを感じさせない映画でした。特殊効果がうまく使われており、緩急があって、中でも途中ではさみこまれるDeathly Hallowsの話で使われるアニメーションは幻想的で良かったです。ロケーションはどこで行なわれたのか知りませんが、いくつも素敵な自然の風景があり、心を洗われるような気がしました。
しかし、本を読んでいないと、映画だけじゃ、ストーリーをちゃんと把握するのは難しいと思います。またこれまでの流れを知っていないとうまく感動できないと思います。ドビーがこれまでの話の中でどんな重要な役割を果たしてきたかなんて、この映画だけじゃわかりませんものね。
オリジナルバージョンで、オランダ語字幕だったのですが、オランダ語では、固有名詞がオランダ語風に変えられていて、誰が誰のことなのか一瞬ではわからず、とても混乱してしまいます。例えば、Dumbledore(ダンブルドア)が、オランダ語ではPerkamentusです。
今回はPartIということで、来年PartIIが公開されます。これで完結かと思うと、ちょっとした感慨があります。
約3年前に体調を崩した時はICUにまで行って、もしやもうハリー・ポッターの結末を知ることなく終わるのかと思ったことがあります。でもその後、最終巻を読み、このまま映画も来年、最終作を観ることができそうなのですから。
体調は変わらず。痛みなく、良好。
そうそう、オランダは週末からかなり冷え込んでいます。土曜日には雪が降りました。今週も氷点下の気温が続くので、また雪かも、です。

ミュージカル:We Will Rock You

2010-11-24 09:01:53 | 演劇/ミュージカル
ミュージカル『We Will Rock You』を観に行ってきました。Queenのヒット曲をちりばめたロックミュージカルです。場所は、ユトレヒトのBeatrix Theaterです。ユトレヒトの駅からすぐそばでした。
席はおまかせだったんですが、最前列の真ん中あたり。全体像を見るにはいまひとつですが、役者を間近に見れて、衣装の細部まで見れるので、私としては良かったです。以前、日本で『コーラスライン』を最前列で見たとき、役者の人の汗がとんできて、あまり良い思いをしなかったので心配していたのですが、踊りまくるミュージカルではないので、そんなことにはならず、大丈夫でした。
主役のガリレオ役は、Charly Luske。少しイーサン・ホーク似のバランスが取れた体型の役者さんです。演技もうまく、見とれてしまいました。他の役者も含め、ダンス、歌ともレベルが高く、楽しめました。ロンドンなどには到底かないませんが、オランダでもそこそこ良いミュージカルが見れます。ただ、演目があまりバラエティがなく、これに行きたいと思うものがないのが玉にキズです。
特に私はQueen好きというわけではないのですが、ストーリーも簡単で、コミカルな部分も多く、舞台装置や衣装も華やかで、テンポも良く、あっという間の3時間でした。Queenの曲もほんとに有名なものしか知らなかったので、詳しい人はもっと楽しめると思います。
体調は変わらず。脚のふくらはぎが筋肉痛です。

Restaurant: Sazanka(アムステルダム)

2010-11-23 11:17:56 | Restaurant/Cafe
先日、アムステルダムのホテルオークラ内にある鉄板焼きレストラン「さざんか(Sazanka)」に行ってきました。季節ごとに変わるメニューがあり、今回「紅葉(Momiji)」というメニューがとても魅力的だったので、行くことにしました。
このコースメニューの内容は、
・オマール海老のサラダ 梅バジルドレッシング
・魚介入りお好み焼き
・銀鱈の鍋仕立て
・牡蠣の和牛サーロインしゃぶしゃぶ巻き 柚子味噌ソース
・特選牛フィレ肉と焼野菜 ご飯とお漬物付き
・アーモンドケーキときな粉アイスクリーム(写真)
です。
それぞれに工夫があって、ただの鉄板焼きとはグレードが違います。すべて見て楽しい、食べて美味しいです。これ以外に、最初にアミューズとして一口そばのごま風味と、お口直しとしてライムのシャーベットが出ました。
隣にはとってもお金持ちそうな紳士と女性のカップルが座っており、私たちが魚介入りお好み焼きを食べていると、お好み焼きの上にどっさりとかかった鰹節が熱によって動くのが珍しかったようで、「それ何なの?」と尋ねられました。私たちは庶民的にメニューでしたが、彼らはアラカルトで、一人分(200gくらい)100ユーロを超すような和牛サーロインなど、豪勢に食べていました。美味しくて満足している様子でした。
日曜の夜でしたので、家族連れなどもおり、レストランはほぼ満員で、雰囲気もよく、約3時間半、リラックスして食事を楽しむことができ、とてもよかったです。
体調は変わらず。(ずっとブロクの絵文字がバージョンの変更後見つからなかったのですが、今日発見したので、絵文字復活です。)


Stadsmuseum Zoetmeer(Zoetmeer市立博物館)

2010-11-21 10:00:06 | Wblog:お出かけMuseum
Stadsmuseum Zoetmeerに行ってきました。小さな都市の博物館で、思っていたより小さくてびっくりしました。わざわざ出かけたのは、「In dienst van de democratie展」という展示が行なわれていて、そのことをニュースで見たからです。これは、AIVDというオランダの秘密警察(ジェームス・ボンドの勤め先のような…)についての展示です。実は、このZoetmeerという町にAIVDのオフィスがあるそうです。その縁で、この展示が開かれたようです。
タバコに細工した隠しカメラ、パンプスのヒールに作った隠しスペース、スプレー缶に作った隠しスペース、小さなレコーダー、コカコーラの木箱に作った隠しマイク、マジックミラーなど、スパイに便利なものが展示されていました。でも展示量はあまりたくさんなくて、30分もかからず見れてしまうほどです。写真は、この展示用ポスターです。
ちょうどカーナビが壊れて、新しいカーナビを買った(Garminが壊れたので今回はTomtomにしました)ので、それを試すことも兼ねていたのでよいのですが、遠くから来た人にはちょっと期待はずれに感じる可能性が大きいです。
体調は変わらず。相変わらず、デキサメタゾンを服用した日は、一時的に37.7度くらいまで体温が上がります。

レナリドミド+デキサメタゾン 第9サイクル開始

2010-11-19 12:56:05 | 医療・病気
4週間というのは、長いようでほんと短いです。最近、どんどん時間の流れが速くなっているように感じます。子供のころは、1時間がすごく長く感じられたのにね。
さて、今日で、レナリドミド10mg+デキサメタゾン2mgの週3回服用(3週間+1週間レナリドミド休薬)が、第9サイクルに入りました。特に副作用的なものは感じません。デキサメタゾン服用日には体温が少し上昇します。が、微熱にはもう慣れっこなので、あまり気になりません。
疲れたなーと思う日もありますが、薬との影響などはあまり深く感じません。
血しょう板の値は、正常値ぎりぎりか、時々それを下回る程度で、安定といえば、安定しています。
最近、フェリチンの値が低いことがわかり、フェリチンの投与を受けました。
Hbは、いちばん最近の値で7.1。これぐらいあれば、自分としてはOKです。
日本では血液検査の結果データの紙を患者さんがもらえるようですが、オランダでは私の経験上ではもらったことがありません。すべてコンピュータの中にデータとしてファイルされていて、医師はPCでそれを見て話すという形です。以前には、入院中にお願いするとPCから一部プリントアウトしてくれることもありましたが、ふつうは患者の手元には何も残りません。これって、少し不便です。日本のように検査結果を紙でもらえると、あとでゆっくり見ることができてよいのになあと思います。
体調変わらず。


本『弟』

2010-11-17 07:34:25 | Book
石原慎太郎著『弟』を読了。東京都知事の石原慎太郎の社会デビューが小説家としてであったことは知っていましたが、実際に彼の書いた本を読んだことはありませんでした。この『弟』は、彼の弟、石原裕次郎について書いたものです。石原裕次郎は、私が子供のころ「太陽にほえろ」で初めて知ったので、なんか小太りの中年のおじさんという印象で、彼が昔はカッコいい大スターだったと聞いても、あまり実感はありませんでした。
この本では、石原慎太郎と裕次郎が、どのように子供時代を過ごし、片や小説家として、片や映画スターとして、世間に出て行ったかが、よく描かれています。その時代を知らない者ととしては、とても興味深く、面白かったです。また、裕次郎の晩年についても、最後まできちんと描かれています。
これを読むと、私が裕次郎を初めてテレビで見た時には、もう彼は大病を患った後だったのだとわかります。彼を取り巻く人々、奥さんや石原プロの人々の苦労も、たいへんなものだったと思います。ほんとに病というものはつらいものですね。
文体は独特で、一つの文章が長めだと思いました。推敲を重ねた研ぎ澄まされた文章というよりも、朗々と語って説得していくような文章のように感じました。
体調は変わらず。

本『シリウスの道』

2010-11-15 08:23:51 | Book
藤原伊織著『シリウスの道』上・下巻を読了。この著者の本を読んだのは初めてでした。
大手広告代理店に勤める男性が主人公です。著者自身、電通に勤めていたそうなので、内情がよく書かれていました。私の知らない世界だったので興味があったのですが、広告という分野はあまり楽しい分野ではないようですね。クリエイティブ部門の一部はけっこう持ち上げられていますけれども。
また、『沈まぬ太陽』もそうでしたが、企業内の権力闘争というか、メンツばかり気にした闘争というか、ほんと背筋が寒くなります。この主人公は妻子がないので、簡単に「辞職する」ということを口に出しますが、そうはいかない守るものがある普通の家庭の男性は、ほんと板ばさみで大変だろうと思います。
この本の中に出てくる役員の曽我部という人物のモデルが、広告代理店勤務で芥川賞を取ったA氏だという噂を聞いたことがあるのですが、本当なのでしょうか。真偽は別として、企業で私欲を満たすことに力を入れ、何の罪悪感をもたない人というのは、けっこういるように思います。
藤原伊織氏は59歳で食道癌で亡くなられています。口の上手な人が目新しい言葉をつかって書く文章ではなく、口下手だけど正義感がある人が紡ぐ物語がこの本にはありました。そして、子供時代というかけがけのない時間を大切に思う純粋さ。子供の頃は、だいたい皆、善悪に対して素直です。ウルトラマンなどのヒーローもので、悪人側に共感する子供なんていません。正義に対して、強い共感を持っているものです。でも、大人となるにつれ、いかにこの正義を曲げても何とも思わなくなっていくことか。そして、正義について常に考え、それに沿って生きていくことの、
何と難しいことか。
プロットはそこそこで、あまりあっとはさせられませんでした。機会があれば、処女作『テロリストのパラソル』も読んでみようかなと思います。
体調は変わらず。

歯科衛生士の定期チェック

2010-11-10 10:34:20 | 医療・病気
歯科医院に行ってきました。歯科衛生士さんによる定期チェックです。
私の歯は歯石がつきやすく、歯茎の状態も良くなかったのですが、この歯科衛生士さんの指導に従っているうちに、かなり良くなりました。
今回は、歯石の除去と研磨で、処置には約10分くらいかかりました。血液の抗凝固薬を日常的に使っているので、血が出やすく、かなり出血しました。
私に合った歯磨き粉として、Paradontaxをすすめられました。「後味が塩からいのであまり好きではない」と言いましたところ、「Paradontaxはとても歯茎にいいので是非一日に一回はこれを使ってください。それ以外では、Oral BのMulti bescherming(マルチ保護)が良いです」とのこと。そして、Oral Bの旅行用小型チューブをもらいました。
今度の受診は、4ヶ月後とのことで、予約を入れました。
体調に大きな変化なし。寒いので、身体が縮こまっている感じです。

デュッセルドルフ1泊旅行(後編)

2010-11-06 14:01:40 | 旅行(ドイツ)
デュッセルドルフはあいにくの雨模様。激しい雨ではありませんが、ぐずついているという感じです。
デュッセルドルフであまりよい天候に遭遇したことがありません。すごく風が強かったり、雨模様だったり、猛暑だったり…。まあ、観光というより、ショッピングと食事に重点を置いているので、大きな問題とはならないのですが、やはり天気は良いにこしたことはありません。
さて、2日目の朝はゆっくりと目覚めて、ホテルの朝食へ。私はいつも和定食を注文します。いつも焼き魚がついてくるのですが、今回は鮭。でも鮭って臭みがあるのにあたる可能性がこちらでは高くて、あまり好きじゃないんです。結局、少し食べてあとは残してしまいました。スモークサーモンだととても美味しいのですけど、種類の問題なのかしら。
チェックアウトは12時です。それまでに、日本のパンを売るベーカリーと、日本の本や雑誌を売るお店、日本食品を売るお店2軒に行って、買い物です。
お昼は、弁慶でばらちらしを食べました。いくらがたくさんのっていて、美味しかったです。私は、弁慶の和食がけっこう好きです。量もちょうどいい感じです。
昼食後は、帰路へ。
体調は微熱が37.8度くらいを記録し、ちょっと疲れた感じです。薬の影響かとも思います。また、脚の付け根あたりの痛みも出てきました。歩きすぎたのかなあ。

デュッセルドルフ1泊旅行(前編)

2010-11-05 09:48:33 | 旅行(ドイツ)
デュッセルドルフに1泊で行って来ました。デュッセルドルフは日本人が大勢住んでおり、日本食のレストランや日本食品が手に入るお店がたくさんあるので、定期的に気晴らしをかねて行きます。でも、前回行ったのは約半年前でした。行こうと思っても、メッセなどの期間とぶつかるとホテルが4倍ほどの値段に上がるので、スケジュール的にうまく調整できなかったりするのです。今回は、うまくメッセの谷間にスケジュールを入れることができました。
以前は別のホテルなどもいくつか試したのですが、最近はHotel Nikkoばかりです。駐車場が地下にあって便利なのと、日本関係のお店に近いロケーション、部屋で日本のテレビが見れるなどの利点があります。
だいたいデュッセルドルフ滞在のパターンは決まっていて、お昼前に着いて、お昼を日本食レストランで食べます。今回は、串亭でランチを食べました。そして、メインのショッピングストリート(ケー)でショッピングをし、途中疲れたら、Heinnemannというケーキの美味しいカフェでお茶をし、夕方ホテルにチェックインします。
そして、日本のテレビを見ながら少し休んだ後、夕食を食べに日本食レストランへ。今回は、匠で特上味噌ラーメン、餃子、から揚げなどを食べました。少し太めのちぢれ麺がとても美味しいです。夜は眠くなるまで、また日本のテレビ三昧です。テレビはJSTVの1チャンネルだけなので番組は選べません。今回は、「相棒」というドラマを初めて観ました。ネットで時々目にするタイトルだったので気になっていましたが、こういう雰囲気のドラマなのね、と納得がいきました。
体調はそこそこ良好でした。ただやはりあまり長く歩くと背中などが痛くなります。休憩しながら、お店を見てまわりました。