Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Restaurant: 't Packhuys(Middelburg:オランダ)

2011-06-01 08:37:22 | Restaurant/Cafe
月が替わってしまいしまいましたが、先月のミデルブルク旅行で訪れたレストランの記録です。
レストランの名前は、't Packhuys。ミデルブルクの中心から徒歩圏にあります。町の目印にあるLange Jan(塔)から見れば、南東の方角にあり、ボートが停留している船着場から続いている川に面しています。
予約は6時に入れました。レストラン自体は5時からオープンで、私たちが入店したときには、すでに2組ほど先客がいました。店内は広めですが、テーブルは狭いかも。何世紀も前の倉庫を改造した建物なので、天井には木の梁が見え、なんか地下室で食事をしている雰囲気です。音楽が軽く流れていますが、音量は小さめで、会話には問題ありません。
さて、't Packhuys menuという6コースメニューを注文しました。小ぶりだということで、6品ってちょっと多いかなと思ったのですが、いろいろなものを食べてみたかったので。夫は、ワインアレンジメントを追加で注文。ホテルが徒歩距離なので、心おきなく飲むことができます。
最初のアミューズは、小さな貝の茹でたものとオリーブなどのつまみです。貝は直径1.5cmくらいの小さなもので、針を使って自分で貝から出して食べるのですが、サザエのような味でとても美味しかったです。子どものころ海に磯に行って、小さな貝を採ってきて、茹でて食べた記憶が蘇ってきました。久しぶりの素朴な海の味です。
次は、サーモンとホワイトアスパラ(写真)です。ホワイトアスパラは今が旬。美味しかったです。少し甘い蜂蜜マスタード系のドレッシングがかかっていて、よいアクセントでした。
そして、スティック状のお肉を生ハムで巻いた焼いたもの。スパイスがよく効いていて、ちょっとエスニックなお味でした。
それから、ロブスターのブリスク、生カキ、エビのフリッター。ブリスクは味が濃く出ていて、飲むと海のエキスが体にしみこんでくる感じです。いちばん嬉しかったのが、生カキ。うーん、久しぶりです。カキ独特の味が濃厚で、見た目もプリプリしていて、新鮮さがとても感じられました。
メインは、お肉で、牛ヒレとリブアイでした。牛ヒレは美味しかったですが、リブアイはいまひとつ。お肉はお腹に重たすぎて、ボリュームも多かったので、リブアイのほうは残してしまいました。付け合せのポテトや、野菜のソテーも美味でした。
そしてデザートが来るかと思いきや、チーズの盛り合わせ。5種類くらい。それぞれ特徴のあるチーズで美味しかったけれど、すでにお腹がいっぱいで、半分くらい残しちゃいました。
デザートは、イチゴのムースやブラウニーやババロアや少しずつの盛り合わせ。それぞれが少量だったのが嬉しかったです。また、味も良かったです。
全体的に美味しかったのですが、ボリュームが私には多すぎました(夫は満足したようですので普通なら大丈夫かも)。それから、メインは魚が良かったです。おまかせメニューだったので、何もこちらから希望を言わなかったのですが、ミデルブルクは海に近いので魚介類のメインが欲しかったです。
ミデルブルクに次回来るのは遠い先だと思いますが、また訪れてもよいなあと思うレストランでした。
観光地なので、お客さんの半分くらいはツーリストではないかと思います。そういう面でも入りやすくて、雰囲気もよいレストランです。
体調は良好。血圧の薬を自主的にストップしたけれど、医師に言うと怒られそうで言い出せず…。折を見て、言います。