Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ポレチュ(Porec):クロアチアイストラ半島14日間④

2011-06-10 12:41:25 | 旅行(クロアチア)
ポレチュはイストラ半島の西側の海沿いにあります。世界遺産のエウフラシウス聖堂があるので、是非訪れたいと思いました。
移動手段はバスです。まず、私たちの滞在地Mudelinから路線バスでプーラへ出ます。プーラのバスターミナルから長距離バスでポレチュへ行きます。プーラからポレチュまでの料金は約65クーナ(約1000円)でした。長距離バスはエアコンがきいていて、シートもよく、乗り心地がよいです。海沿いの観光地ロヴィニに停まっただけで、あとはノンストップで、ポレチュに到着しました。11時半にプーラを出て、ポレチュには1時頃着だったので、約1時半のバスの旅でした。ポレチュのバスターミナルで帰りのバスの時間を調べると、あまり遅くなりたくないので、4時のバスで帰らなくてはならないことがわかりました。ということは、ポレチュの滞在時間は3時間しかないことになり、急いで見て回らなければと思いました。
でも、お腹がすいていたのでまずランチ。レストランのテラスで、おいしいエビのリゾットを食べました。そして、世界遺産のエウフラシウス聖堂へ。聖堂は、金色の装飾が施されたモザイクの絵がとてもきれいでした。聖堂内は、両脇に廊下がある形で、天井は高く、木で出来た梁が見えます。中央奥にある部分(写真)はとても美しく、豪華にできています。古いキリスト教美術品は、ふつう、ビザンチン帝国のイコノクラスム(聖像破壊運動)で破壊されて残っていないのですが、イストラ半島は自治を行なっていた町が多くあったため、破壊を免れて残っています。この聖堂と回りの回廊などは、無料で見ることができます。そして、はっきり憶えていませんが20クーナくらいを払って、併設のミュージアムへ入りました。そこにはたくさんのモザイクが展示されていました。ローマ時代のモザイクも多くあり、シンプルながらも今だ色褪せることなくちゃんとした形で残っていることに感動を覚えました。
塔にも登ることができるのですが、こちらは体力的にパスしました。
そして、ロマネスクハウスやネプチューン神殿など、町の観光スポットを見て回りました。ネプチューン神殿は、廃墟が残っており、私たちが行ったときには誰もいませんでした。町の空き地に突然、廃墟があるという感じです。案内板もいまひとつわかりづらく、ガイドブックがなければ、何かわからずに通り過ぎてしまいそうでした。
町は小さいので、最初は時間がないと思いましたが、大丈夫でした。町の路地は細く、また雰囲気のある古い建物ばかりで、かなりフォトジェニックです。海がすぐそばで、港の景色も抜群に良いです。とても暑い日で、日差しが強く、港のベンチでひと休みとはいかなかったのですが、もう少し涼しかったら、海を眺めて、ボーッとしたかったです。
港からは遊覧船がいろいろ出ているようでした。
帰りのバスは、走るコースが違って、内陸の山を通って行くコースで、ところどころで乗客を拾って走って行きました。料金も違っていて、ポレチュからプーラが58クーナでした。
ポレチュ、時間がないと思っていたので、ちょっと急ぎ足で見てしまいましたが、良い町でした。世界遺産があるとのことで、とても混み混みなのかなと思っていたのですが、まだ6月だからか、人もそこそこで良い感じでした。