Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

突然の胃痛…

2010-09-29 14:39:48 | 医療・病気
昨日の未明3時ごろ、胃の辺りが痛くて目が覚めました。キリリと痛くて、時々グゥーと音がします。前の晩は普通にご飯を食べていて、特に変わったことはなかったのです。1時間くらい我慢しましたが、痛みはとれず、空腹で胃酸が出ているのかなと思い、朝4時で早すぎですが、朝食を取ることにしました。朝食はいつもトーストです。食べると、とたんに痛みがなくなり、普段の状態に戻りました。少し起きていましたが、その後、またベッドへ。7時半頃、また胃の痛みがぶりかえしました。前回とまったく同じ痛みで、グゥーという音も同じ。仕方なく、8時すぎに、スープとパンを食べました。そしたら、すぐに痛みは消えました。
その3時間半後、11時半頃、また痛みが出ました。それで、12時にカップ麺を食べました。痛みが出ると、もう何か作ろうという気にならないんです。食べたら、とたんに痛みはなくなりました。
痛くなる前にと2時半頃、大きなクッキーとカプチーノをとりました。
そして、ちょうど透析だったので、巡回してきたG医師(腎臓内科医研修中)に症状を訴えたところ、「胃酸過多でしょう」とのことで、痛くなったら飲むようにとNexiumの処方箋をもらいました。
5時頃また痛みが出ましたが、すぐパンを食べて、痛みはなくなりました。
そして、薬局へ。この薬局は総合病院内にあって、かなりチェックが厳しい薬剤師さんが多いところです。「あなた、Pantazolを飲んでいるけど、Nexiumと二つ胃薬を飲むの?」と言われ、「胃が痛くなるので、痛くなったときにNexiumを飲むようにと言われたのですけれど」と答えましたら、「ほんとに?」と言われ、母国語でないこともあって、「そう思いますが」とやや不安気に答えると、「医師に確認をとります」と言って、奥へ行って、電話をし始めました。その後、待つこと20分。戻ってきて、「G医師はもういなかったので、スーパーバイザーのV医師に確認しました。Pantazolはストップして、Nexiumを日に一回飲んでください」とのこと。「えっ」と思いましたが、議論する気もなく、「はい、ありがとう」と言って、薬をもらって帰ってきました。
私としては、痛くなったとき困るので、その対処として、簡単な胃薬が欲しかっただけなのに、Nexiumという違う薬に変更されるのはあまり嬉しくありません。取扱い説明書の副作用の欄を読むと、白血球値が下がるかも、とか血小板値が下がるかもとか、まあ稀でしょうけどあって、もうすぐ旅行に出かける予定なので、今の段階で異常が出ると困ってしまいます。
でも、痛みが出たら、Nexium を飲んでみようと決心して、昨夜寝ましたが、あら不思議、痛みが出ず、朝を迎えました。
今朝は、結局いつも飲むPantazolも飲んでいません。このまま痛みが出なかったら、Nexiumは飲まずに、通常通り、Pantazolを毎日一錠飲むつもりです。
ああ、長くなってしまいましたが、突然の体調変化に昨日はほんとびっくりしました。
体調は、昨日は。今日は

ボートツアー:LEK川とHonswijk

2010-09-26 18:28:14 | Wblog:お出かけ
先日、要塞Honswijkに行きましたが、そのときに実際に川側から要塞を体験するツアーが特別にこの週末に行なわれるということを聞き、申し込みました。はっきり言って私はあまり興味ないのですが、夫がとても乗り気でして、仕方なく…。
ボートの出発場所はCulemborgというところで、車で緑が広がる所をどんどん走ってやっと辿り着きました。曇っており、気温は10度くらい。いつもより着こんでいきましたが寒い寒い。川をボートで下っていくと、2つの要塞があります。しかし、川側からは簡単にはわからないように木などでうまく隠されています。ガイドさんがいろいろ説明していましたが、マイクを通してなので聞き取れないのと、寒いのとで、あまり集中できませんでした。
Honswijkで下船して、この前と同じような要塞についてのガイドツアーに参加して、また船を待って、帰ってきました。帰りの船では暖房の前に陣取って、身体を暖めたので、少し回復しましたが、約3時間半の間ほとんど立ちっぱなしで、ちょっと過酷でした。(写真はHonswijkの陸地側からLek川を望む)
家へ帰ってからは即ベッドへ。日曜日はデキサメタゾンを飲む日なので、普通は眠れないのですが、身体が疲れていたのか、夕方なのに2時間ほど眠りに落ちました。風邪でも引かないかと心配だったのですが、眠ったのが良かったのか、大丈夫そうです。
脚に少しずつ筋肉が戻ってきて嬉しいです。以前は、手で触ると骨がくっきりわかったのですが、今は筋肉を感じることができます。
体調良好。



レナリドミド+デキサメタゾン 第7サイクル開始

2010-09-24 17:57:40 | 医療・病気
今日からレナリドミド10mg+デキサメタゾン2mgの第7サイクルが始まりました。
デキサメタゾンを飲むと微熱が出るように思います。朝飲んで、なんとなく午前中は身体が気だるい感じがします。そして、午後から夜にかけて好調になります。
レナレドミドは飲むと、舌にあるアミロイドーシスのあたりが腫れぼったいというか違和感を感じることが多いです。薬の作用と関係があるのかどうかよくわかりませんが…。
アミロイドーシスは昨年の5月頃をピークに、レナリドミドを始めてから、時々痛いというか気になる時もありますが、日常生活に問題のない程度で、どちらかというとどんどん小さくなっています。
火曜日のHbは6.5。私はもう低いHbには慣れているので、あまり問題は感じないのですが、腎臓内科の医師により、癌性貧血に効果があるというAranespが増量されました。あまり薬の量は増やしたくないなあと思いながらも、どんどん増えていくのがちょっとジレンマです。
体調良好。寒くなったせいか、日中に眠気を感じる時があります。疲れているのかな。


映画「The American」

2010-09-19 15:38:06 | Movie
映画「The American」を観に行ってきました。ミュージシャンの写真などで有名なフォトグラファー、アントン・コービン(オランダ人なのでオランダ読みだとコルバイン)の監督作品です。主演はジョージ・クルーニーで、登場人物が少なく、一昔前のフランス映画やイタリア映画を彷彿とさせる、とても落ち着いた雰囲気のフォトジェニックな映画でした。一つ一つのシーンがとても美しく、イタリアが舞台なのですが、景色がすばらしかったです。
日曜の昼間だったんですが、映画館は満員でした。大衆受けする映画というよりは、シネマテーク系の映画館での上映映画という扱いだったのですが、この監督、オランダではかなり人気のようです。
写真家としては、鋤田正義氏のオランダ版って感じなのかなあ。
大画面で見るCGいっぱいの映画も良いけれど、淡々とした大人の映画も良いものです。
体調良好。寒くなるにつれて、何か快調さがない気もします。

クラシックコンサート:Ljadov、Prokofjev、Chatsjatoerjan

2010-09-17 15:00:15 | Concert
クラシックコンサートに行ってきました。今回はロシアの有名作曲家3名の作品でした。曲目も知らないものばかりだったので、何も予習もせずに行ったのですが、最初に少し解説があり、また良いパンフレットもあったので、概略を掴んだ後で聞くことができました。
プロコイエフのピアノコンチェルト3番は、マセドニア人の30歳のピアニストSimon Trpceskiの演奏でした。ちょうど指づかいが見える位置に座っていたので、その素早く力強く華麗な動きには、目をみはるものがあるました。解説によると、一本の指で鍵盤を2つ押さえなくてはいけない場面もあるのだそうです。
Radio Filharmonisch Orkestのコンサートだったので、オランダのRADIO4で生中継されていました。
ここでその放送を聞くことができます。
Radio Filharmonisch Orkest
Kirill Karabits - dirigent
Simon Trpceski - piano
Ljadov Baba-Jaga
Ljadov Het betoverde meer
Prokofjev Pianoconcert nr. 3
Chatsjatoerjan Suite Spartacus
体調良好。デキサメタゾンを飲むと体温が上がる。今日は37.6度を記録。37.5度を超えるとちょっと不快感あり。

Honswijk

2010-09-12 21:00:14 | Wblog:お出かけ
日曜日にはなるべく外出するようにしています。少し歩いたほうが体調が良い感じがするのと、療養期間にかなり筋力が落ちたので、脚力を戻したいからです。
9月12日はナショナル・モニュメント・デーで、オランダ中の通常は公開されない文化的、歴史的モニュメントが一般に公開される日でした。
それで、Honswijkという19世紀に造られた要塞を見学に行ってきました。自由に見て回ることはできず、ガイドツアーに参加する形でした。オランダにはアムステルダムから南の方に向かって約85kmにわたって、軍事的観点から造られた水要塞のラインがあります。これは17世紀の終わりに建造が始まり、19世紀近くまで行なわれました。敵国が攻めてきた場合に、水門を開いて土地を水浸しにし、敵が簡単にオランダの主要都市(アムステルダムやユトレヒト)に到達できないようにするという戦略でした。そして、その要所要所に要塞が作られました。
Honswijkは1840年代に建造が始まった要塞です。レンガ造りで、壁の厚みは外側の層で1.5m、内側の層で3mあります。現在は廃墟となっており、修復が行なわれています。内部はとても埃っぽかったです。
この水要塞の戦略ですが、19世紀に飛行機が戦争で使用されるようになり、有効な手段でなくなってしまいました。すごく経費をかけて1世紀以上もかけて造ったものですが、結局一回も実際には使用されませんでした。現在では、文化モニュメントとして保護されています。
体調良好。舌のアミロイドーシスが少々気になります。

Restaurant: Solo (アムステルダム)

2010-09-09 15:17:48 | Restaurant/Cafe
最近雑事で忙しい日々です。すっかり涼しくなり、天気も秋雨のような雨が降り、淋しい雰囲気の季節になってきました。
8月にコンサートへ行った時、開演前に夕食をとったレストランの記録です。アムステルダムのミュージアム広場の近くにあり、コンセルトヘボウからは横断歩道を渡った斜向かいにあります。この付近のレストランは、コンサートに行く客をターゲットにした8時までに食事を終わらすことができるメニュー「コンサートメニュー」を用意しているところが多いです。
さて、この「Solo」というレストラン、人気があるらしく、7時頃にはほぼ満席になっていました。前菜とメインを食べただけですが、メインのロブスターのリゾット(写真)が美味しかったです。ロブスターが半分入っていて、身が美味しく、またダシも良くでていました。前菜は、マグロのタルタルとスモークサーモンとワカメの一品を注文しました。これは、予想できる範囲のそこそこのお味でした。分量が私にはちょっと大目でした。
またコンセルトヘボウのコンサートに行く時には、このレストランを利用したいなと思いました。
体調良好。Hb6.2。


本『砂漠で溺れるわけにはいかない』

2010-09-02 13:23:45 | Book
オランダは最高気温が20度を切り、夏は完全に終わった感じです。
久しぶりに翻訳物『砂漠で溺れるわけにはいかない』(ドン・ウィンズロウ著、東江一紀訳)を読みました。ニール・ケアリー・シリーズの第4弾で、シリーズ最終作です。第1弾の『ストリート・キッズ』を10年以上も前に読んで、すっかりその面白さに心奪われました。翻訳が私の好みに合うのか、読んでいて楽しいんですよね。
この『砂漠で溺れるわけにはいかない』は、最初はいまひとつ乗れなかったのですが、読んでいくうちにキャラクターが際立ってきて、こんなこと絶対にありえない展開だよねと思いながら、物語として、そうそうこの調子、どんどん読みたいと思わせる何かがあるんです。
シリーズで第3弾を読んでいないので、是非読もうと思っています。
体調良好。涼しくなったのに合わせて、体温も平熱の時が多くなりました。