Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

エコー結果

2013-12-31 08:32:03 | 医療・病気
クリスマスイブに受診した上腹部のエコー。オーダーを出したB医師は冬休みに入ってしまってアポが取れませんでした。年を越すのも嫌だなと思い、大晦日の日にV医師に頼んで結果だけコンピュータのファイルを見てもらいました。
「総括は、異常なしとなっていますよ」とのこと。
胸をなでおろしました。しかし依然として、ALPの値は12月24日も253あり、正常値の2倍くらいあります。この血液検査の異常値をどう説明すればいいのかは、年を明けてから、担当のB医師とのやり取りになります。
肝臓には負担をかけないように、あまり暴飲暴食をしないようにして、腹八分目でいこうと思っています。
風邪はまだ治らず、咳が続いています。いったんCRPも51まで上がりましたが、今日は10でした。
2013年は春に入院をしたので、来年は入院がないといいなあと思っています。
でも全体として今年は良い年でした。やりたいことがかなりできたし、困難なことがあまりない平和な一年でした。
今年一年、皆様、どうもお世話になりました。ありがとうございました。


洋ナシのシロップ煮を作りました

2013-12-29 10:57:19 | cooking
冬の定番、洋ナシのシロップ煮を作りました(写真)。
オランダでは冬になると、専用の硬い洋ナシが出回ります。皮をむいた洋ナシを、ベリージュースと砂糖とワインとシナモンと水で煮ます。2時間くらい煮ると出来上がりです。
美味しく出来上がりました。
鍋いっぱい作ったのですが、あれよあれよという間になくなってしまいました。
風邪の状態は変わらず。早く良くなってほしいです。

エコー受診

2013-12-24 10:19:52 | 医療・病気
クリスマスイブだけれど、この日は病院でエコーを受ける日でした。先日の血液検査で肝臓関連の数値に異常があったので、肝臓、胆管を中心にエコーを受けることになったのです。
予約の時間は9時。女性検査士の人とあいさつをしてすぐに小部屋に案内され、上半身の着衣を脱いで、すぐ検査でした。途中で「絶食してないですよね?」と聞かれたので、「してないです」と答え、あれっと思って、「絶食しなくちゃいけなかったですか?」と聞くと、「ええ、でも腎臓内科経由で連絡がいったんで、何もきいてないんですよね、きっと。しようがないです」と言われました。胃や消化器だと絶食しなきゃいけないかなと思ったのですが、肝臓と胆管じゃ関係ないのかなと思っていました。
検査の結果は、担当の腎臓内科医からとのこと。でもこの医師に会えるのは、1週間くらい先です。どうなることやら。
血液検査の結果は急激に悪い値というのではないのですが、通常値よりは上なので、原因が何かはっきりさせなきゃと思います。
ALP  223 (125以下)
ASAT  39 (40以下)
ALAT  66 (45以下)
ビルビリン 4 (17以下)
括弧内が正常値
風邪のせいか、CRPも上がり気味。クリスマスイブの日には51ありました。
不安はあるけれど、日々は楽しまなくちゃね。でも外は寒いので、家でゆっくり、まったりとして楽しみます。

クラシックコンサート:ドボルザークwith Het Gelders Orkest@Vredenburg(ユトレヒト)

2013-12-22 08:15:45 | Concert
今月2度目のクラシックコンサート。場所はこの前と同じVredenburgでした。Het Gelders Orkestは、オランダのアーネム市を拠点とする地方オーケストラです。
今回はドボルザークを聞きたいなあと思って、このチケットを買いました。
プログラムは、
Berlioz - Carnaval Romain
Dvorak - Celloconcert
Dvorak - Symfonie nr. 9 「新世界より」
チェリストは、Laura van der Heijden(ローラ・ヴァンデルハイデン)。16歳の新鋭です。父親がオランダ人で、母親がスイス人。英国在住で、イギリスの王立音楽大学に学んでいます。2012年のBBC Young Musician of the Yearの受賞者で、才能溢れるチェリストです。曽祖父がこのHet Gelders Orkestの指揮者だったことがあるそうです。
今回も素晴らしい演奏でした。緑色のドレスがとても上品で似合っていました。
「新世界より」は強弱が明確についたダイナミックな演奏で、楽しみました。
まだ風邪の咳がでていて、こらえるのに気が散って音楽に集中できないときもありましたが、コンサート後は何か晴れ晴れとした気持ちになって、良いコンサートだったと思います。
体調は熱はないけれど、咳で疲れた感じです。


本「バイオリニストは目が赤い」

2013-12-21 10:14:35 | Book
鶴我裕子著「バイオリニストは目が赤い」を読了。
NHK交響楽団のバイオリニスト(だった)の鶴我裕子の音楽エッセイで、とてもよみやすく、面白かったです。ところどころギャグやユーモアが文章に込められていて、笑ってしまいます。
著名な指揮者やバイオリニストの名前がいろいろ出てくるのですが、クラッシク初心者の私には知らないものが多く、勉強になりました。
また最後のほうでは、音楽用語についての解説があり、「ポルタート」「レガート」などバイオリンの技法についての説明も、ああこんなテクニックで弾いているのかと勉強になりました。
クライスラーの「ユモレスク」が素晴らしいと書いてあったので、YouTubeで聞いてみたりして楽しみました。
それにしても自分にクラシックの素養がないというのは、この本を読んでよくわかりました。著者は子どもの頃、NHKラジオの「希望音楽会」というクラシックの番組をわくわくして聞いていたそうですが、私は子どもの頃朝の9時に「題名のない音楽会」が始まるとつまらないとテレビをいつも切っていましたから。
リハーサルにどれだけ時間を使うとか、指揮者との関係とか、オーケストラのバイオリニストの仕事というのがどういうものかもこのエッセイからわかります。
サクッと読めてよかったです。
まだ風邪が続いています。熱はないので、大丈夫です。


漫画「サラリーマン金太郎」

2013-12-18 09:23:12 | Book
本宮ひろ志「サラリーマン金太郎」を読了。
ipadの無料アプリで全30巻を読み終えました。
私はマンガを読むのが子どもの頃から大好き。でもマンガを日本からネットで買ったりはしていませんでした。無料というの魅かれて読み始めたら、有名なマンガだけあってとても面白かったです。
このアプリ、毎日30分しか読めません。お金を払えば長く読むことができるのですが、まあ1日30分くらいで我慢しておいたほうが他のこともできていいです。毎日少しずつ読む楽しみがあります。
高卒で暴走族あがりの金太郎がサラリーマンとして出世していく物語です。バブル期からはじまり、バブルが弾け、90年代、グロバーバル化と時代の変遷を描きながら、日本のサラリーマン、会社というものについての主人公の常軌を逸した行動と考え方が新鮮で、痛快です。
まあマンガですから、絵空物語的なことは否めませんが、面白かったです。
今は「続 サラリーマン金太郎」をダウンロードして、毎日30分ずつ読んでいます。
無料なのは期間限定のようですが、こういうサービスを見逃さず、利用したいです。
風邪で体調がいまひとつなのでベッドの上での読書がすすみます。38度を超すと読書も辛くなってきますが、微熱くらいならOKです。なかなか治りませんが、今日は昨日より良い感じです。

本「収容所からきた遺書」

2013-12-15 13:43:50 | Book
辺見じゅん著「収容所からきた遺書」を読了。
どこかで感動したという種類の書評を読み、購入しました。その後長く本棚に読まずに置きっぱなしにしていたのですが、ようやく手にとりました。
読みだしたら止まらず、一夜を挟んだ2日で読了。その夜も、読了した日の夜もかなり長く、本の内容が頭の中に残り、いろいろと考えてしまいました。
私は本を読む前にはその本についてのあらすじなど読まず、前知識なく読むほうです。そういうこともあり、またこの本のタイトルを「ラーゲリから来た手紙」を間違って思いこんでおり、後半まで主人公が死亡するのかどうか知らず、どういう展開になるのかとはらはらしながら読みました。(ラーゲリは収容所をさすロシア語でタイトルにもルビでふってあります。)
内容は、第二次大戦後シベリア抑留された山本幡男氏についてのノンフィクションです。
私はシベリア抑留ということについては聞いたことがありましたが、実際のところよく知らなかったことに愕然としました。
本の最初にソ連の地図があり、どこに収容所があったかとどれほどの規模であったかがわかるようになっています。収容所は、シベリアだけではなく、ソ連各地に広がり、モンゴルやモスクワ近郊、カスピ海近くまで全土に散らばっていました。日本人収容者数が2万人以上の町、1万人以上の町があちらこちらにあります。その数計65万人、そのうち1割が帰らぬ人となりました。抑留期間は最長11年。山本幡男氏はこの最長組の仲間でした。
収容所の生活がいかに厳しく、非人間的だったことが描かれるとともに、山本幡男氏が俳句の句会を主催し、仲間と共に俳句を作り、人間らしさ、日本人らしさを見失わず、仲間を元気づける存在だったかが描かれています。
ほんとうに最後は感動の話です。現実にあったことですが、すごいロマンでドラマな話です。
収容所という、食べ物も黒パンだけのようなひもじい生活で、毎日労働が課され、冬には零下40度という鼻が凍る寒さで、時には殴られ、衛生状態も悪く、自由に物を書いたり読んだりすることが許されない場所で、いつ日本に帰れるかもわからず過ごす日々は耐え難いものだったと思います。そんな中でも、
「ぼくはね、自殺なんて考えたことありませんよ。こんな楽しい世の中なのになんで自分から死ななきゃならんのですか。生きておれば、必ず楽しいことがたくさんあるよ」
と言って、彼はニッと笑える心の持ち主でした。
病気が悪化していった頃には、「結局ね、パトスだけがわれわれ人間にとって最初の審判者であり、また最後の審判者なんだ。そう思えてきたよ」と言ったりしています。
本の中には、仲間たちの俳句、彼の詩、文章、そして遺書がおさめられています。それらを日本に持ち帰ることにどんな努力が必要だったのか、また、俳句や詩を読むと、収容所生活の過酷な心情がびしびじと伝わってきます。
満州から引き揚げの話や収容所生活の話を読むと、私のような病気持ちはいちばん先に死んでいくしかないなと痛感します。終戦から70年弱の今、自分が平和な国で不自由のない生活をしていることに心から感謝の気持ちが沸いてきました。
二度とこんなことが起こらないようにと思う一方で、実は世界の他の地域に目を向ければ、シリアやアフリカ一部などでは今も過酷な生活をせざる負えない状況にいる人々が多くいることを思い、やるせない気持ちにもなりました。
読んでよかったと思った一冊でした。
日曜日ですが、微熱があり少しダウン中。風邪がまだぐずぐずしている様子です。

レナリドミド+デキサメタゾン 第49サイクル開始 + 肝臓に異常❓

2013-12-13 07:46:48 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの49回目が始まりました。
風邪も山場は過ぎ、まだ少し痰がでるので咳が残っていますが、日常生活には問題ありません。
定期的に血液検査を受けているのですが、火曜日に腎臓内科のB医師が「お腹痛くないですか」という問いかけから始まり、「実はこの前の血液検査で、肝臓関連で悪い値がでています。木曜日と来週にまた血液検査をして結果を比べます。また肝臓・胆管エコーもしたほうがいいので、すぐ予約をとるよう手配します」と言われ、びっくりしました。
予期していなかったことなので、少しの間ぼうぜんとしました。B医師は「脂肪かもしれないし、なんでもないかもしれないし、心配しないで」とあとで言われましたが、やはり心配しちゃいますよね。
エコーはすぐの予約は難しいらしく、12月24日になりました。
ここ最近腹痛もないし、風邪くらいで体調もOKです。「何か別な薬を飲んだ?」と聞かれましたが、パラセタモールを微熱があったときに飲んだくらいで、心あたりはありません。
ただ、10月の初めくらいにたくさん食べた日に上腹部の真ん中あたりが痛くなったことがありました。ちょっと気持ち悪い痛みだったので、内科のこのB医師に言ってオメプラゾールを処方してもらいましたが、その後は使うことがありませんでした。
この上腹部の真ん中あたりの痛みは若いころからこってりしたものを食べすぎたときなどにたびたびあり、膵炎か胆石を勝手に疑っていましたが、実際にはこれで病院にかかったことはありません。
ずっと安定した状態が続いていただけに、このサイドブローに動揺しましたが、まあ5年以上も薬漬けな訳ですし、まあそのおかげでそれなりの生活が送れたので、ぼつぼつ何か異変がでてきてもおかしいことではないだろうと思います。
その異変があまり重篤でないことを願うばかりです。
今年はなかなか良い年だったなと思っていたのですが、そう思って年が越えられるか、微妙になってきました。
オランダは寒くなってきました。外にはあまり出たくないなという感じです。冷えます。
とりあえず体調は良いのだけど、悪いニュースがあったので、



本「孤笛のかなた」

2013-12-10 09:58:57 | Book
上橋菜穂子著「孤笛のかなた」を読了。
「獣の奏者」シリーズを読んで、この作者の世界にはまってしまいました。ただ元来、私はファンタジーが苦手。これまで読んだのは、この「獣の奏者」シリーズとハリーポッターくらいです。
この本も最初はどうかなあと思って読みはじめましたが、小春丸が登場するくらいからもうどっぷり物語世界に入って読みました。
小夜は少し、「獣の奏者」のエリンを思わせました。しっかりしていて、まっすぐな性格。
舞台は日本のどこかのようです。日本の美しい景色がこの本を読んでいると浮かんできます。桜の満開な景色、梅が満開でその香りがただよう光景、小川のせせらぎ、ススキ野、里山などなど。
児童文学として最初に理論社から発行されたそうで、そのときはイラスト付きだったとのこと。私が読んだのは文庫本でした。
ファンタジーですからいろいろと設定があり、<オギ>の術、闇の戸、葉陰などの独特な用語が登場し、子どもには難しいのではないかなあと思ったりしますが、そんなことは気にせずどんどん読んじゃうのかなあ。
児童文学なので最後はうまくおさまるのだろうと思いながらも、最後までどう落ち着くのかはらはらしました。
この作者の本に共通するのは、「愛する人をとことん守る」ということかな。それも短視眼ではなく、長視眼で。
別の長編シリーズ「守り人」に手をだそうかどうか迷っています。読みだすと11冊くらいあるので、どうしようかなと。最近日本語の本ばかりなので、ぼつぼつ英語やオランダ語の本も読みたいしと考えています。
体調は平熱になり、ほぼ良好です。まだ咳が残っています。



クラシックコンサート:ロシア・ナショナル管弦楽団@Vredenburg(ユトレヒト)

2013-12-08 11:09:30 | Concert
私にとって日曜日の午後というのもクラシックを聴きにいくのにいい時間。この日はユトレヒトのVredenburgというホールに聞きにいきました。このホールは無料駐車場がすぐ脇にあり、車で行くのにとても便利なのです。でも実は、現在新しいVredenburgがユトレヒト駅のそばに建設中で、このホールは仮のものなのです。来年秋くらいにはこのホールでのコンサートはなくなってしまって、新しいホールになるんだと思います。
さて、今日のコンサート、プログラムがロシア作曲家のものばかりで、ロシア・ナショナル管弦楽団で、指揮も新鋭のロシア人となれば、聞きたいと思うのは当然です。しかしちょっと出遅れて、席はかなり端のほうでした。
オランダ語では、Russisch Nationaal Orkestというので、ロシア国立交響楽団かと思ったら、ロシア・ナショナル管弦楽団でした。このオーケストラ、素晴らしかったです。
プログラムは、
Ljadov - The Enchanted Lake
Prokofjev - バイオリン協奏曲 nr. 1
Rimski-Korsakov - シェヘラザード
でした。
プロコイフのバイオリン協奏曲のソリストは、アラベラ・シュタインバッハー(Arabella Steinbacher)。30代前半の若いドイツ人女性バイオリニストで、母親は日本人とのこと。名前や見かけは日本人的ではありませんが、使っているストラディヴァリウスは日本音楽財団より貸与というのことなので、少し繋がりが見えます。今日は、ショッキングピンクのスラッとした素敵なドレスで登場。最初の方は、後ろの席の子ども連れの話し声が気になってだめでした。最後の方になるにつれ良い感じになりました。アンコールも弾いてくれ、それはとても響きがよく、よかったです。
この日のいちばんは、休憩後のシェヘラザード。第一バイオリンのソロがシェヘラザードの語りを表現します。これがとてもとても素晴らしかった。情感たっぷりで、とても心に響きました。このソリストは、Alexei Bruni。彼の使っているヴァイオリンのアマティはいい音がしますね。また指揮者はVasily Petrenko(ヴァシリー・ペトレンコ)はほっそりとして青年のようです。実際は36歳。明確な指揮ぶりで、オーケストラはとてもよくまとまっていました。シェヘラザードはほんとうに素晴らしく、音の魔法にかけられた感じでした。終了とともに、観客席は総立ちとなり拍手の嵐。アンコールで2回演奏してくれました。
このコンサートの前には2時15分から解説がありました。いろいろ作曲者のこととか、曲の背景などを説明してくれます。3時から、コンサートが始まり、休憩をはさんで5時頃に終了。
体調は5日間くらい風邪で咳がかなり出ました。熱は微熱でした。コンサート中も少しつらいときもありましたが、風邪も終わりの段階に来ていて咳も少な目になってきていてなんとかなりました。