Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ロードス島旅行⑤:Valley of Butterflies(蝶の谷)

2012-05-31 09:00:05 | 旅行(ギリシャ)
ロードス島の観光ポイント、Valley of Butterflies(蝶の谷)に行くことにしました。
ロードス中心街のバス停から、バスが出ています。午前中に2本のみで、帰りのバスは午後に2本だけです。観光客しか乗らないので料金はちょっと高め。でも6ユーロくらいだったかな。また、Valley of Butterfliesへの入場料に3ユーロかかります。
9時半のバスで行ったので、まだ暑さはさほどではなく爽やかな気候です。緑溢れた木立の中に清流が流れており、小鳥のさえずりが聞こえ、マイナスイオンがいっぱいに感じられます。
遊歩道が整備されており、そこを気持ちよくウォーキング。平坦な道ではなく、清流に沿っているので上り道です。
ここには夏にはたくさん蝶々が集まるそうで、そこからValley of Butterflies(蝶の谷)という名がついたそうです。しかし、蝶といっても、じっさいの分類では蛾なのだそうです。私が行ったときはまだ早すぎて、蝶々はモンシロチョウのようなのを数匹見ただけでした。
さて、遊歩道を登っていくと休憩所もある見晴らしのよい広場に出て、そこからほんの少しまた上ると、大きな車道に出て、そこからすぐ上が頂上で、ここには小さな教会があります。そして、そこに住んでいる人によるカフェがあり、そこで、採れたてのオレンジを使ったジュースとローカルなスイーツ(小さなドーナツのようなもので蜂蜜がかかっている)をいただきました。眺めがとてもよく、一息つくことができました。ジュースは甘みがあって、とてもソフトな飲み心地でおいしかったです。
休憩を十分とってからまた入り口まで降りました。その近くに清流をせき止めて池のようになっているところがあり、そこに大きな亀がプカッと浮いて気持ち良さそうにしているのを見ました。30cmくらいの亀で、あまり自然の中で亀を見たことがないので、熟視してしまいました。
そのあと、実は、まだ入り口地点から下にも同じような遊歩道が清流に沿って続いていることを発見しました。途中まで行ったのですが、すでにかなり歩いたので、ちょうど良い時間のバスがあったので帰ることにしました。12時半のバスに乗って、ロードスシティまで戻りました。
この日も体調は良好です。お昼頃にはかなり暑くなっていました。







ロードス島旅行④:Kalithea(カリテア)

2012-05-30 11:53:19 | 旅行(ギリシャ)
ホテルはFaliraki(ファリラキ)にあったのですが、そこから小さな観光トレイン(自動車)に乗って、30分くらいでこのKalitheas(カリテア)に着きます。
実際にはThermes Kalitheasといって、ミネラルの湧き水が売り物の保養所だった場所で、20世紀初期に造られたモザイクをふんだんに使ったイタリア風のおしゃれな施設でした。しかし、その後忘れ去られていましたが、最近になった改装され、2007年に新しくオープンしました。とてもきれいな建物で、一見の価値があります。屋内では、この施設の歴史を示す写真などが展示されています。
海に面していて、プライベートビーチがあるのでそこで泳ぐこともできます。庭も手入れが行き届いていて、散歩コースがあります。
海のそばのテラスで、コーヒーとチョコレートケーキをいただきましたが、おいしかったです。リゾートの雰囲気が味わえます。
おみやげ物屋が開店していなかったのは残念でした。
水着を持っていったら、一日そこで過ごすこともできそうです。
モダンな感じの施設でした。のんびりリラックスできました。
体調は良好。



ロードス島旅行③:Seven Springs(Epta Piges)

2012-05-29 11:23:01 | 旅行(ギリシャ)
この日は、ハイキングがてらにSeven Springsへ行くことにしました。7つの泉がある場所です。ギリシャ語では、Epta Piges。ガイドブックを片手に、ホテルの最寄のバス停からローカルバスに乗ります。
バスは、運転手さんに行き先を告げると料金を言ってくれます。バスの料金は比較的安めです。Archangelosという町で降り、ガイドブックだけを頼りに歩き始めました。10時半頃から歩き始めたのですが、晴天で日差しが強く、どんどん暑くなってきました。なるべく陰を選んで歩きました。町を通り過ぎて、丘陵のオリーブ畑の中を進みます(写真)。1時間くらい歩いたでしょうか、どうも道を間違えているらしいことに気付きました。それらしい案内表示もなく、すれ違う人もいません。多分こっちだろうと西へ歩いたのですが、これも大間違い。結局12時を回って、元の大きな道に戻ってきました。それからやっと、「7 Piges」という表示と矢印を発見。その後はスムーズにコースを辿ることができました。一ヶ所、どちらへ行くか迷った場所があったのですが、そこでは地元の人が大きく手振りでこっちだよと教えてくれ、その人は畑のオレンジの手入れをしていたようで、とれたてのオレンジをくれました。10個くらいくれようとしたので、2個でいいからと言って、2個もらいました。言葉はほとんど通じず、身振り手振りでしたが、感じのよいおじさんでした。このオレンジ、途中でのどが渇いて食べたのですが、とてもジューシーですごくおしかったです。
やっと1時半頃到着。泉は小さなものが7つところどころにあるだけで、あまり感動するものではありませんでしたが、青々とした木立に囲まれた良い場所で、水辺沿いにレストランがあって、休憩するのにとてもよかったです(このレストランについてはあとで別に書きます)。近くにある湖(貯水池)もエメラルドグリーンの水で、ちょっと神秘的な感じがしました。
私たちは結局迷ったりして20kmも歩いてしまったのですが、実はこの場所は、車で簡単にアクセスできます。
この日、予想外に歩いてへとへとになりましたが、HBが高い時期だったこともあって何とか体調を崩さずにすみました。誰もいないオリーブの木が両脇に並ぶ小道を、空の青さを見ながら歩いたことは、良い思い出になりました。



ロードス島旅行②:カミロス遺跡

2012-05-28 12:22:11 | 旅行(ギリシャ)
気温は30度をきっていましたが、日差しが強く、日なたでは汗が出ます。日焼け防止のクリームやサングラスが必要です。午後には雲が出て、ザーッと雨が降ることもありましたが、すぐに止み、空気が乾いているので、濡れてもそのうちに乾いてしまいます。この時期に雨が降るのは珍しいとのこと、これが最後の雨で夏じゅうは晴天続きだとうと、ガイドさんは言っていました。
さて、ロードス島一日バスツアーというエクスカーションに申し込みました。名前の通り、バスで主要な観光地を回ってくれるツアーです。ガイドは、オランダ語でした。もちろんツアーによって、英語もあります。ツアーの予約はホテルでできます。
カミロス遺跡(Kamiros)は、必見の観光スポット。ロードス島の西海岸沿いの高台にあります。古代遺跡で、アクロポリスやアクアポリスがあります。
ずっと埋もれていた遺跡で19世紀に発掘されました。
遺跡をぐるっと歩いて回ることができ、高い丘からの眺めは遺跡が一望でき、とても素晴らしいです。
ロードス島全体にいえることですが、説明板などがほとんどないので、ガイドさんの説明か、詳しいガイドブックがないと、何を見ているのかよくわからないです。
この時のガイドさんは歴史に詳しく、いろいろ説明してくれました。が、2ヶ月も経った今、もうほとんど忘れてしまいました…。
この日は体調はとても良かったです。





ロードス島旅行①:初日、ホテルへ。

2012-05-27 08:49:34 | 旅行(ギリシャ)
慌しく、この日から、ギリシャのロードス島へ12日間の旅行へ出かけました。
スキポールから飛行機に乗って、塩野七生の『ロードス島攻防記』を読んでいたら、かなりすぐに着きました。窓から見下ろす島々の景色とエーゲ海の碧さが美しいこと。
バスに乗って30分くらいでホテルへ。
ホテルは、Sentido Apollo Blue。ホテルから、プールのある中庭を越えると、ビーチにすぐ出ることができます。
写真はロービーから見下ろしたこの一枚しかなくて残念ですが、開放的で清潔で、プールも大きめで、ビュフェもそこそこ美味しく、良いホテルでした。
この頃はHBも高く元気いっぱいでした。10日目に体調を崩しダウンするとは思っていませんでした。今回は、旅行前も体調が良かったので体温計さえも持ってきていませんでした。
ダウンする前までにいろいろ観光をしたので、そのことについてブログを今後、書いていきます。

歯科定期受診

2012-05-24 06:39:58 | 医療・病気
約半年ぶりの歯科定期受診の日でした。
まずは、歯科衛生士さんの洗浄+歯石除去で、かなり歯石が付いていたので、30分くらいかかって丁寧にやっていただきました。その後、虫歯がないかのチェックで、これも歯科衛生士さんがまずチェックして、問題がありそうな部分だけ、歯科医師のチェックを受けました。
上の奥の方の歯が、クラウンをしているのですが、そのクラウンが随分古くなってきていて、そこだけ歯科医師のチェックを受けました。歯科医師によると、もうこの歯は神経を抜いているので、クラウンが本当にダメになったら新しくするという処置でよいらしく、今は何もしなくてもよいということでした。痛みとかはないので、処置をするとなったらイヤだなあと思っていたので、よかったです。
歯科衛生士さんからは、洗浄中に出血が多いので、普通に歯を磨いているときも血がでますかと訊かれました。歯を磨くときに血はでないので、そう答えました。毎朝、アスカルを10mg服用しているので、このせいで出血がしやすいのは事実です。
三ヵ月後に洗浄+歯石除去、六ヵ月後に虫歯チェックの予約を入れました。
最近、朝早く起きてしまうということを書きましたが、先日の血液検査でHbの値が高いことがわかりました。8.6で、医師によると私の状況だと、高くても7.8くらいまでに保つのが良いそうです(注:オランダはHbの単位が日本とは違います)。それで、造血を助けるアラネスプという薬を週1で使っているのですが、60mcgから40mcgに下がりました。でも、60mcgを使った直後に血液検査の結果がわかったので、あと1週間は、もっとHbが上がることになりそうです。今日も、朝4時頃に目が醒めたら、その後もう眠れませんでした。これは、Hbが高いこととも関係あるのではないかと思います。Hbが低いと、眠気が強くなりますからね。
体調は良好です。

本「東条英機 処刑の日」

2012-05-17 07:51:22 | Book
猪瀬直樹著「東条英機 処刑の日」読了。
この日は、単行本のときには「ジミーの誕生日」というタイトルで、文庫本になった際に現在のものに変更されました。副題は、「アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」」とあります。
「ジミーの誕生日が心配です」という言葉を最後に綴られなくなった古い祖母の日記帳を見つけた女性が、この言葉の謎を解くことを著者に依頼したことから、本は始まります。
ジミーの誕生日が何なのかという謎はすぐにわかりますが、どうして、それがその日記帳に書かれていて、その言葉を最後に日記が書かれなくなったのか、という謎について解明されるのは、かなり後半までかかります。
第二次世界大戦がどう始まり、どのように終わって、戦後の裁判がどういうふうに行われたのかという、歴史の教科書ではわからない部分が、この本を読んで、かなりクリアーになりました。また、天皇の立ち位置がどうだったのか、マッカーサーはなぜ天皇を処刑せずに温存したのかが、よく理解できました。
史実的な記述も多く、読みづらくなりそうなところを、著者と女性が交わす現代での会話などがテンポを作り、読みやすくなっています。
この著者の本は興味はあったのですが、実際に読むのは初めてでした。また、別の本にも手を出してみようと思います。
体調は良好です。


クラシックコンサート:A.Weithaas(バイオリン)、Q.Viersen(チェロ)、P.Rivinius(ピアノ)

2012-05-13 07:58:33 | Concert
3ヶ月ぶりに、クラシックコンサートへ行ってきました。アムステルダムのコンセルトヘバウで、日曜の朝に行われるコンサートです。11時に始まり、あいだに休憩はなく、1時間半弱で終わります。
演奏者は、
Antje Weithaas(バイオリン)
Quirine Viersen(チェロ)
Paul Rivinius(ピアノ)
の3名で、Quirine Viersenはオランダ人なので、よく耳にする名前です。
このコンサートは、コンセルトヘバウの小ホールでの公演でした。小ホールはこじんまりとしていて、どの席からも演奏者がよく見え、少人数で演奏する音楽にはとても適したホールです。今回は、初めて、バルコニー席(2階席)に座りました。そこからの眺めが写真です。
演目は、
シューマン       幻想小曲集 op.88
ショスタコービッチ   ピアノ三重奏曲第1番 op.8
ブラームス       ピアノ三重奏 op.87
でした。
シューマンの幻想小曲集は、4つのパートからなり、それぞれ「ロマンス」「ユーモレスク」「デュエット」「フィナーレ」とタイトルがついており、聴いていると、そのタイトルがひじょうにうまく曲の中から聞き取れ、わかりやすくよかったです。
フレッシュに日曜の朝のスタートがきれるので、こういう午前中のコンサートもいいなあと思いました。
体調は良好です。

Restaurant:Tante Koosje(Loenen a/d Vecht@オランダ)

2012-05-11 10:00:36 | Restaurant/Cafe
5月のある日、夫の両親が色々と手伝いも兼ねて来てくれたので、そのお礼も含め、レストラン「Tante Koosje」(ミシュラン一つ星)へ行ってきました。以前に一度行ったことがあり、とても好印象で、今回は約半年ぶりでした。
まずは、シャンペンで乾杯をして、その後はTante Koosjeメニューという4品のおまかせコースを注文しました。
まずは、アミューズで、一口サイズの3つの小品が出てきました。マグロのたたきのようなものと、ツナのムーズ、もう一つは忘れました。どれも、美味しかったです。
コースの一品目は、鱒の燻製、ランゴスティーニ(手長エビ?)のステックフライ、セサミクッキーで、ランゴスティーニが海の味がとてもして、良かったです。
二品目は、白身魚のグリルと季節の野菜で、お魚が美味しかったです。
三品目は、ラム肉のグリル、アンティチョーク、レンズ豆で、お肉がとても柔らかくて、絶妙の焼き具合で、ソースのお味もとても良かったです。ただ、私にとってはレンズ豆はあまり口に合いませんでした。
お口直しに、ミニサイズのコーンアイスが出てきて、
四品目は、デザートで、ホワイトチョコレートのババロア、トリュフチョコ、イチゴなどでした。程よい甘さで、甘すぎるデザートが苦手な私でも全部食べることができました。
帰り際には、プチデザートが入ったTante Koosjeの小さな缶箱を一つずつもらいました。
夫の両親もたいへん喜んでくれて、楽しい晩となりました。
体調は良好です。


本「名画の言い分」

2012-05-08 06:28:32 | Book
木村泰司著「名画の言い分」を読了。どこかで誰かが、この本で、西洋絵画の見方が変わったと書いていたのがずっと気になっていました。美術館へ行くのは好きなのですが、絵をじっくり鑑賞するというのが実際はよくわからなかったのです。読んでみたいなと思っていたのですが、去年文庫化されたのを知り、手に入れました。
巻頭にカラーページで、100以上の西洋美術の作品が紹介されており、本文を読みながら、それらの絵を参照できるので、とても理解しやすかったです。
歴史に沿って、古代ギリシア時代から、話は始まります。
本書には、パリへ行って「オルセーはすばらしかったけど、ルーブルはいまひとつでした」などと言うとあなたの教養の程度がわかってしまいますから、そんなことは言わないように、とうような文章がありましたが、私はまさにこのタイプで、印象派以降の作品しか興味がなく、それ以前は何か陰気くさい作品ばっかりで面白くないと思っていました。でも、この本を読んで、その時代ごとの作品の意義などがわかるようになり、違った目で美術作品を見ることが少しできるようになったと思います。
また、オランダの美術の発展についても、かなりのページを割いての記述があり、とても興味深く読むことができました。オランダは音楽はだめだったけれど、美術では多大な貢献をしていることがよくわかりました。
それから、キューピッドと天使の違いについて、真剣に考えたことがなかったのですが、この本を読むと、どういう違いがあるのかが、理解できます。
なんか、美術館へ行きたくなってきました。諸々忙しいので、実際に行くのは来月かな、と思います。
読んでよかったなと思える一冊でした。
体調は良好です。