試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ101-59[カノ13F] (クモハ101-53[カノ20F] 改番,クハ101-10,クハ100-12[ツヌ115F] 101系用KATOカプラー復旧施工)

2016-06-04 21:17:03 | 国鉄/JR101系
試用終了。

遅れているKATO製101系カノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)の再編だがクモハ101-53(カノ20F:塗装変更車)を入場させた。
需給上十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品←ツヌ118F:Mc155)やラシ104F-1(T105:再生産品+旧製品)との車両振替を並行してきた。
今やラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品←ツヌ118F:Mc155)での出場遅延が全く活かされていない展開となっている。


国鉄101系クモハ101-53(カノ20F)。
※塗装変更車。

千葉方先頭車両を担うクモハ101-53(塗装変更車)を優先しモハ100-139以下7両(カノ20F:旧製品)の改番は先送りした。
クモハ101-53はクモハ101-78(旧ムコ3F:Mc78)が種車で一旦旧クハ101-35(旧ツヌ103F:Tc48)へ形式変更された経歴を持つ。
カノ20Fがカノ13F(Mc59:塗装変更車+旧製品+再生産品)へ改装されるに伴い都合三度目のプロトタイプ変更機会を迎えた。
保管品再用策が絡みクモハ101-53には元クモハ101-170(Mc170:弁天橋区仕様→クモハ101-118:ツヌ131F)用屋根板を廻した。
そのためカノ20Fでは唯一の再生産品LOT相当屋根板装着車となってしまったため今入場にて色温度統一を図る。


クハ101-10(ツヌ115F)。
※旧製品。

初竣工以降変化が無かったクモハ101-53だがカノ13Fへの再編に乗じてユニット間の屋根板LOTを揃えようと思い立った。
しかし残念ながら所用となる旧製品LOTクモハ101形,クハ101形用屋根板は全て転用を終え保管品から消滅してしまった。
そこでクモハ101-53とは逆に再生産品LOT屋根板への変更が可能なクハ101-10(ツヌ115F:Mc144)を引き当てた。
クハ101-10(旧製品)と相対するクハ100-12(ツヌ115F:旧製品)には塗装変更済屋根板が取り付けられている。
2014年7月の電装準備工事一部撤去車改装入場時にクハ100-12用屋根板をダークグレーで全面塗装した。
これで電装準備工事一部撤去跡は目立たなくなったがクハ100-12だけ極端に屋根板色温度が濃くなってしまった。


クハ100-12+クハ100-10 (ツヌ115F:塗装変更済屋根板装着車+旧製品LOT屋根板装着車)。
※旧製品。

だがクハ101-10用屋根板を塗装変更しようとは思わず長らく編成見附を揃えられないまま現在まで至っていた。
従ってクモハ101-53用屋根板とクハ101-10用屋根板を交換すればカノ13F,ツヌ115F(旧製品)とも利益が得られる。
取り敢えず屋根板色温度が異なるクモハ101-53はクハ101-10との同時入場で解消される見通しとなった。
またクハ101-10,クハ100-12は一時本格採用を検討していたクハ68形用KATOカプラー取付試作車でもあった。
ばらばらになり易いクハ68形用KATOカプラーの組み立ては厄介で電気連結器のようなものが廃止された長所を相殺していた。
解結方法も違いがあり取扱い上不利なため101系用KATOカプラーへ戻し他運転台付中間組込車と共通化する。


[クモハ101-5[9]]。

クモハ101-53の車両番号標記インレタは1-3位側,2-4位側共に[クモハ]+[10]+[1]+[-]+[5]+[3]を繋ぎ合わせた。
配置こそ余り宜しくないもののクモハ101-53からクモハ101-59(カノ13F)への改番であり全桁転写は憚られた。
その結果[クモハ101-53]だけ剥離し[クモハ101-5]+[9]を組み合わせる節約式改番が妥当だと判断した。
そしてクモハ100-34(カノ13F:塗装変更車)でも用いたゴム系接着剤巻取用爪楊枝にて[クモハ101-53]を絡め取った。
インレタ屑付着に加え朱色1号を覗かせてしまう危険性もあったが無事[クモハ101-53]標記跡へと持ち込めた。
なお少しでも[クモハ101-53]とフォント太さを近付けるため[クモハ101-59]は73系用古インレタに頼っている。


入工中のクハ101-10,クモハ101-59 (ツヌ115F,カノ13F)。
※旧製品,塗装変更車。

クモハ101-59(カノ13F←クモハ101-53:元カノ20F)とクハ101-10での交換部品は屋根板だけで他には手を出さない。
裏面までメーカー塗装が吹き込んだ屋根板はツヌ118F(再生産品),弁天橋区仕様(Mc170)ならではの特徴である。
そのためLOT混同の恐れは無かったものの先に元クモハ101-53用屋根板をクハ101-10へ移設した。
ここでクモハ101-59に関連する作業を一旦中断しクハ68形用KATOカプラー廃止へと取り掛かった。
2015年1月以降試用し続けてきたクハ68形用KATOカプラーだがクハ101-10,クハ100-12からも姿を消している。
代替となる101系運転台付車用KATOカプラーは他車両より捻出された保管品があり原形復旧には労さなかった。




クハ101-10,クハ100-12 (ツヌ115F:101系用KATOカプラー復旧施工)。
※旧製品。

電気連結器のようなものが復活し一見格下げに映るが取り扱いは101系用KATOカプラーでの統一が望ましかった。
クハ68形用KATOカプラー取付試作車は全て運転台付中間組込車で占められたためか逆効果を招く結果となっている。
若干延びる連結面間隔には目を瞑れた一方解結時の負荷程度で分解してしまう低耐久性が露呈してしまった。
その他胴受が動く基本構造に変わりはなく当然ながら先頭車両への試験装着も成されないまま終焉を迎えた。
新たにリリースされた新性能形式用KATOカプラーもクハ68形用と同様だと思われ導入は見送る方向である。




クハ100-12+クハ101-10 (ツヌ115F:塗装変更済屋根板装着車+再生産品LOT相当屋根板装着車)。
※旧製品。

濃灰色系統の再生産品LOT相当屋根板へと改められたクハ101-10だがクハ100-12との差を埋めるまでには至っていない。
しかし10両編成で連なる2両の屋根板色温度が近付きクハ100-12だけが目立つ印象は緩和されたと思う。
前途の通りクハ68形用KATOカプラーで広がっていた連結面間隔も製品原形に戻されツヌ115Fは再出場を果たした。
今のところクハ100-12を電装準備工事車へ復帰させる計画は無く当面現状維持が続くと思われる。




クモハ101-59(カノ13F:クモハ101-53 改番,旧製品LOT屋根板交換施工)。
※塗装変更車。

そして最後に旧製品LOT屋根板へと置き換えられたクモハ101-59(カノ13F:塗装変更車←クモハ101-53:元カノ20F)を組み立てた。
竣工したクモハ101-59はユニットを組むモハ100-139(カノ20F:旧製品→モハ100-45:カノ13F)と同じ屋根板色温度に至っている。
大幅な車両異動を伴った十代目ツヌ118Fと同じくカノ20Fも他編成に左右され少しずつ見附が崩れつつあった。
保管品の都合上サハ100-17(カノ13F:再生産品←サハ101-233:ツヌ118F)は再生産品LOT相当屋根板装着車となった。
ひとまず悪い流れは断ち切れると思われカノ20Fのまま残るモハ100-139以下6両を入場させる予定である。
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