もうダービー3着馬とは呼ばせない

と、ちょっとカッコつけたタイトルにしてみましたが、やってくれましたよ。ダービー3着馬(693)。

7月7日のエントリーの時点で調子落ちで菊花賞に出して12着惨敗だったわけですが、そこから順調に回復したダービー3着のフレンチデピュティ産駒(693)を今度は強気にジャパンCにぶつけて見ました。道中、中団を進み、直線いい手応えで延びてくると、残り１ハロンは後続を突き放してシンボリクリスエスと２頭の追いくらべ。惜しくもクビ差届きませんでしたが、３歳にして堂々とジャパンC２着となりました。

あいにく、そこから調子が下降線になってしまい、有馬記念は「調子は良くも悪くもありません」になってしまい、しかも３歳になってからずっと手綱を取っていた吉田豊に逃げられてしまいました。で、空いていたのが中舘。札幌記念、セントライト記念を逃げ切ったジャパンC２着馬(693)ですが、その時も逃げ指示ではなく、スピードの違いで行ってしまった形なので、中舘ですが逃げ指示ではなく「差し」を指示しました。レースでは終始、先行集団の直後につけ、直線徐々に上がってきて坂を上がったところで一気の差し切り勝ちでした。

ダービー３着馬　→　ジャパンC２着馬　→　有馬記念馬

と徐々に出世してくれた同馬ですが「これで春の天皇賞と宝塚記念を連覇したら凱旋門賞じゃないの？」と思うのはちょっと早すぎでしょうか。はい、早すぎですね。３歳でジャパンCを勝ったけど以後未勝利だった馬(88)なんてのもいましたから。しかも前回(７月７日)に４歳秋、ついに本格化か？と書いたオク手のトニービン牝馬(681)が本当に一番人気でエリザベス女王杯に勝ってしまったので、下手すりゃ本当にエ女王杯→天皇賞・春連覇というウチの牧場の黄金パターンの可能性もありそう。でもダイヤモンドSで３着に負けているようじゃダメかな。

ちなみにディープインパクト配合のオークス３着馬(694)の方はダービー３着馬から出世した彼(693)と対照的に中々出世できません。秋に入ってから秋華賞６着の他は重賞で２着が３回で、これで10戦中2着5回、3着2回です。いまだ1勝馬のまま。ネタとしてオイシイと言えなくも無いけど。

そうそう、今牧場で一番大事にされてる巨大な白毛クン(703)がいよいよ屈腱炎が完治して帰厩してきました。しかも576キロと丸々肥えて。丸2ヶ月かけて絞り抜いて、ようやく太めを脱したところで、クラシックはまず間に合いませんね。というか、順調に来てても能力的には厳しいと思いますが。ま、地道に「まずは1勝」を目指します。