うれしい誤算でしたが・・・

当牧場の90年目の春のクラシック組はどうにも不作。明け3歳の時点で4頭中2頭が未勝利。7月から走って年末に6戦目でやっと未勝利を勝ちあがった牝馬が1頭。一応2勝馬が1頭。オープンでの出走経験馬がゼロ。春のクラシック未出走の危機だったのだが、なんとか1頭、スプリングS3着で皐月賞の優先出走権を確保した。もっとも本賞金は800万のままなので、この皐月賞で4着以内に入らないと、ダービーには出走できない。

ちなみにこの馬(873)、スピード・スタミナ・底力のいずれもコメントなし、血統も父はあの白毛くん(703)で、愛着はあるけど能力的にはあまり期待できない。絶好調のスプリングSはメンバーも薄めだったが、それでやっと3着。ここから調子が下降期に入る皐月賞はやはり常識的に見てきびしい。

競馬場に行ってみると生憎の道悪競馬、しかも17頭立ての16番ワク。ちなみに大外枠はサニーブライアン。だが、鞍上の善臣はテンから積極的に行き、逃げるエリモブライアンの2番手からの競馬となった。
最初の直線
向正面

3コーナーでエリモブライアンが下がり、早めに行ったアドマイヤベガに続いて直線に入る。
４コーナー
直後につけていたディヴァインライトに最後はかわされたが、タニノギムレット・スペシャルウィークに先着の3着でゴールは中々の好騎乗だと思う。
ゴール板前

正直、期待している馬なら皐月賞をパスして、青葉賞あたりで確実にダービーの出走権を狙わせたと思う。逆に期待してなかったから「出れるG1には出しておこう」と思ったが故の好走。結果的にダービーの出走権も確保できたのはラッキー。しかし、いまだ普通に2勝馬で重賞の2着も無い。秋には菊花賞の出走をめぐって苦労しそうですね。