「三強」という響きはいいですねぇ。

凱旋門賞帰りのブラックシャドー(805)は強行軍で天皇賞(秋)に出走し、2着に惜敗したのは既報の通り。で、体調を崩してジャパンカップは回避となってしまった。ディープインパクトも無理して天皇賞を使わなかったのは正解だったのでしょうね。ジャパンカップの快勝を見ると。

で、ブラックシャドー(805)のいないジャパンカップは天皇賞を勝ったキャストオフ(821)が現役最強を確定させる場になるかと思われた。が、ここで意地を見せたのが昨年のジャパンカップの覇者アディクトトゥラブ(801)だった。昨年見事な先行抜出しで制したこのレースを、鞍上のペリエは今度は逃げ切って見せたのだ。

今年の春の天皇賞は凱旋門賞馬ブラックシャドー(805)と、10連勝に挑むアディクトトゥラブ(801)の対決だった。が、その春の天皇賞でキャストオフ(821)が台頭し、秋の天皇賞でもブラックシャドー(805)を2着に下してしまった。すでに、自分の頭の中ではアディクトトゥラブ(801)は、かつての6連勝クン(785)のような存在になりつつあった。「強かった時のお前を、オレは決して忘れはしない・・・」みたいな。

そしたら「失礼な。オレはまだまだ強いぞ。」と言われてしまった気分ですね。「これでこの3頭が有馬記念で1・2・3着を占めたりした日にゃぁ・・・」と思ったりして。

多分エンディングまで到達してプレイを振り返った時、思い出に残る『懐かしの三強の時代』は、正に今なのかもしれません。そんな三頭がそろっているのに、なぜ、三頭ともダービーを勝てないのか(てか出走したのが1頭だけですし)。そういえばＴＴＧもオグリ・イナリ・クリークもダービーは勝っていませんね。マックイーン・テイオー・ブルボンの対決が実現せず、三強と呼ばれること無く終わったのも、ダービー馬が2頭いたからかもしれません。

ってなコトを考えながら、翌週厩舎に行ったらアディクトトゥラブ(801)が骨折していました。ＴＴＧの有馬記念がいかに貴重で夢のようなレースだったのか・・・。ため息がでます。しかもクラシックの同級生だっていうんだから。


ちなみに今年の2歳馬は期待できそうな、というか、現時点でのオープン馬が3頭います。この娘(842)とこの娘(843)とこの子(844)。やはりというか、牝馬が多いわけです。牡馬の生産場3頭がクラシック三強となるような、そんな夢のような日々は来るんですかねぇ。