皐月賞一番人気2着、ダービー一番人気3着、菊も一番人気でした。

春のクラシックを共に一番人気ながら、無冠に終わった3歳最強のハズの彼(884)は、秋緒戦の神戸新聞杯を調整途上ながら快勝。菊にも一番人気で臨むことになった。

正直「郷原、降ろした方が良いかなぁ」と思ってたのだけど、前走結果を出しただけに降ろしづらい。セイウンスカイをすんなりと逃がしたくないので、二頭出しのもう一方の馬(881)の善臣には逃げを指示。郷原には追い込みを指示。

郷原の馬(884)は、父が元祖凱旋門賞逃げ切りのクリームキャスト(693)。善臣の馬(881)の父は、こちらも凱旋門賞逃げ切りのブラックシャドー(805)で、この馬(881)が初産駒。クリームキャスト(693)は今年の種付が止まらなかったので残念ながら7月で種牡馬引退になった。この産駒同士の対決もあとどれだけあるのやら・・・。

レースはというと、セイウンが逃げ、善臣の馬(881)が追走、2・3頭置いて一番人気のウチの馬(884)という形で淡々と進む。


向正面、3コーナーとほぼそのままの隊列で進み、4コーナーでセイウンが突き放しにかかる。


ただ、仕掛けて4角で他馬を突き放そうとするセイウンスカイに対し、ウチの馬(884)は4角まで馬なりのまま。直線半ばで早くも勝負がついた。


というワケで郷原は(多分)初めてのクラシックタイトル。まぁ、91年間全部のクラシックを見たわけじゃないけど。ちなみに、郷原と菊花賞と言えば、たしかプレストウコウが郷原の親父さんじゃなかったっけ？

と思ったので調べて見ると1977年（昭和52年）でした。そういえばTTGの有馬記念のビデオを見ると盛山アナが「４強」という言葉を使ってますけど、４番人気のプレストウコウが「４強の４頭目」ですかね(教えておつかい先生)。

ちなみに郷原の親父さんがオペックホースでダービーを勝ったのが、菊花賞の３年後。それまで覚えてたら、94年度のダービーには鞍上郷原で臨んでみたいものです。