Love&Teeth

藤島歯科の治療室ダイアリー。インプラント治療や審美治療。趣味や日常の出来事を紹介します。

ノーベルガイド と即時負荷

2012-05-16 17:03:23 | インプラント
ノーベルガイドは侵襲が少ない事はたびたび説明しています。

それだけではなく、術前に最終の補綴物をシミュレーションできます。
条件が良ければ、仮歯をその日に被せる事(即時負荷)も出来ます。

写真はノーベルガイドを用いたAll-on-4の模式図です。
当院は原則all-on-6です。
しかも当院では即時負荷は原則としてしないようにしています。

手術の日に骨はオッセオインテグレーション(骨とインプラントの癒着)はしていません。
30年前でも上顎は半年(6ケ月)下顎は3~4ヶ月待つのが原則でした。
今インプラントの表面性状が良くなり表面積も増えていますが、それくらい待ってる間も骨はくっついている最中なんです。

骨の状態が良ければ6週間待てば良いと思います。
総入れ歯はAll-on-6でも最終補綴物は6ヶ月待ちます。
即時負荷はリスクを伴うことを術前にお話させて頂いています。

患者さんの立場で考えると、私自身でも早い方が良いと思います。
でも早く出来上がるのより、永く使える方が良いと思います。






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サージカルガイドとノーベルガイド

2012-05-16 16:38:44 | インプラント
インプラント手術でインプラントのだいたいの方向のを示す器具がサージカルガイドです。
歯ぐきは大きく剥離します。ドリルの位置はだいたいです。深さはドリルの目盛りで見て足のエンジンを止めます。

ノーベルガイドは深さ方向をCTの画像の中で手術前に決めておきます。もちろん専用のソフトを使用します。
インプラントの通る小さな穴しか開けません。深さもストッパー付きのドリルを使用します。
ドリルが滑って突き抜けると危険なのでよく使用します。
侵襲(歯ぐきを切ったり、ドリルを使う事)を少なくして、痛み、腫れ、出血を出来るだけ少なくします。
外科手術の内視鏡手術も侵襲が少ないのですぐ退院できますね。同じようなコンセプトです。

今週の患者さんもインプラント一本の手術ですがノーベルガイドを使います。
下顎管(下顎の大きい血管神経の通る管)を避けて安全に手術します。もちろん剥離しないのでその分痛みが少ないです。
また方向は骨の密度もCTで良い骨の場所を選びます。
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写真

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