現在の職場では、Linuxを使うこともあるんですけど、どちらかというと検証用のサーバとかはWindowsで立てることのほうが多いです。アプリケーションの種類にもよりますが、テスト用で簡単に立てる、という用途となると、効率を考えてWindowsを選ぶことが多いです。
ただまぁ、ぢろーらもは主にネットワーク機器のプリセールス/ポストセールスに携わっているのですが、ネットワーク機器だとベースがLinuxになっているものなんかはけっこう多いかと思います。現状、「必要になった部分を必要に応じて調べて構築する」、という方法でもどうにかはなっているのですがね。
以前、スクールで勤めていたときにはTurboLinuxの資格:Turbo-CEを取得したのですが、それも10年近く前の話です。せっかくなんでやっぱりLinuxももう一度体系的に勉強しておこうかな・・・。
ということで、LPIC(Linux Professional Institute Certification)を勉強することにしました。久々のベンダー系の試験勉強です
より実務に関連がありそうなのはLevel2やLevel3の範囲のように思いますが、とりあえずはLevel1からやらないとな・・・、まあ当然か・・・。
そして、本日ようやっと、LPIC level1:101試験(117-101)を受験し、どーにか(?)合格しました
今回も「LPICフリークさん」をもとに勉強方法を調査します。いろいろと書いてあって非常に参考になりますね。ある程度慣れている人だと、「Linux教科書 LPICレベル1(翔泳社:通称”あずき本”)」と「徹底攻略LPI 問題集 Level1/Release3 対応(インプレスジャパン:通称”黒本”)」でどうにかなりそう、かな・・・。とりあえずこの2冊を買って勉強しよう・・・。
こちらの2冊をとりあえず何度も繰り返し、内容も理解するようにします。「オプションなんかをよく聞かれる」という情報があるので、それらもどーにか覚えようとします。
でもまぁ、なかなか頭にはいりませんね・・・。体系的に「こんな感じ」と大枠をおさえておくのはそれほど苦労しない(むしろ、考え方を知る、という意味ではそちらのほうが大事)のですが、オプションだけでなく、コマンドの引数やその順番なんかもあまり使わないものは覚えるのに苦労します。
毎日Linuxばっかりやってるわけではないですし、パッケージをインストールしたりとなるとそんなに頻度は高くありません。だとすると「必要になったときに覚えればいい」という思考が働きます。それに、rmコマンドとかだとオペミスすると必要なファイル消してしまってけっこう危険だけど、だいたいのコマンドであれば引数の順番間違えたくらいなら「あ、いけね、逆だった・・・」といって、すぐにやりなおすことも可能です。もちろん完全に覚えるのに越したことはないですけど、今の実務でそこまで要求されているわけでもありません。
ただ、試験となるとそうはいきません。選択式の問題で間違った選択しとして「引数の順番が逆であとは全部あってる」みたいなものも出てきます。だから、少なくとも試験の前にはある程度の暗記は必要です。
「だとすると、だらだらやっててもだめだな・・・逆に、試験日を決めてそこに向けて頑張ろう・・・」と気がついたのは今週になってからです・・・おいおい・・・。
とりあえず予定があけられる日が限られてるから、そこから逆算しよう・・・そうすると27日の土曜日(今日)がいいな・・・ということで、ピアソンVUEさんのサイトから試験予約をします。場所としてはマテリアル品川駅前テストセンターさんを選びます。土日でも受けられる、平和島の自宅からだとアクセスが楽、というのが大きいですね。受付のおねえさまの対応も割とよいですし、待ち時間に飲み物(ジュース、お茶、コーヒー)をサービスで飲めるのもありがたいです。
試験当日、ぢろーらもは試験時間の15分前に到着。身分証明として顔写真いりのものと署名いりのものが必要、というのは知っているので、入室する前に運転免許証とクレジットカードを用意します。そして、受付を済ませたら、所持品は全部ロッカーに預けてしまいます。ベンダー系の試験の場合、「試験の数分前に参考書でたまたま見た問題に救われる」ということもけっこうあるかとは思いますが、ぢろーらもはよほど切羽つまってない限りは試験場では参考書は開きません。荷物を預けたあとは、心の中で鼻歌を歌いながら(笑)、ジュースとコーヒーをいただきます
で、2杯目(おいおい・・・)のコーヒーを飲んでいる最中に、「それでは時間です」と呼び出しがかかります・・・あ、しまった・・・
ぢろーらも以外の方々は試験会場のPCの前に通されますが、ぢろーらもはまだコーヒーついだばっかりです・・・そうしたらおねえさんが「あ、終わってからでいいんでゆっくりお飲みください」とやさしく声をかけてくれました。ありがとうございますm(_ _)m
飲み終わってから、いよいよ試験にとりかかります。アンケートに答えて試験開始・・・。
ん?なんか、最初からあまり見ない問題だな・・・このペースで進んで大丈夫かぁ?でも、後半で知ってる問題がでるパターンもあるから、あわててもしょうがないな・・・。
最初の5問くらい終わったところで自信があるのは1,2問だったでしょうか。これだと完全にだめですよね・・・。
思ったよりも記述問題多いな・・・。コマンドひととおり書かせるもの、パスの一部分のみ書かせるもの、それに数字を書かせるものまで含めて、15問くらいあったような気がしました。まあ、コマンドの全体表記やフルパスを書かせるものは少なかったので、ある程度覚えていればそれほど大変でもないのかもしれません。
なるほどね、黒本のまんまのことを聴かれてる、という問題はそんなにはないけど、選択肢と設問が黒本とは逆になっている、たとえば、黒本ではコマンドの意味のほうが選択肢になってたのに、本試験では説明のほうが設問になってて「こういうときに使うコマンドは何?」ってなってるような感じのものとか割とありました。あとは表現が微妙にかわってるとか。
やっぱりコマンドは一部うろ覚えだな・・・2択まで絞れてそれで落としてるのとかもけっこうあるのかもな・・・。
とりあえず、ひととおり問題が終わった後、すべての問題を見直します。
この時点で、正解を確信できるのが60問中36問、2択くらいまで絞れてる、あるいは記述式だと「多分これでよかったはず」というのが10数問です。皆目見当もつかないのは10問はないのかな・・・。
仮に、真ん中の10数問のうち半分とれていれば確実に合格なので、よっぽど運が悪くない限りは合格のパターンです。ベンダー系の試験には慣れているはずのぢろーらももやはり緊張はしましたが、覚悟を決めて終了ボタンを押します。ここまでの時間、約35分・・・、まあ、基本的に「知ってるか知らないか」の問題で問題文も短いものが多いので、さくさく進めることだけはできます。まあ、これ以上時間かけても仕方ないか・・・。
そして、点数がでました。500点で合格のところ、680点での合格でした「デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準」のところだけ66%(ちょうど2/3)か・・・、で、あとは80%越えでした。思ったよりもできてた、ということにしておこう・・・
試験後、会場をあとにしてからもう一度ひととおり黒本を中心に見直してみます。今冷静に見直してみると「あずき本、黒本のどこにも触れられてない」という問題はせいぜい5,6問といったところでした。さきほど書いたように、「黒本の問題の言い回しを変えたり、設問と選択肢が逆になっているようなものとかも意外に多かった」ということもあります。それに、あずき本や黒本を細かくみれば、上記の5,6問以外についてはどこかしらにヒントや答えとなるような記述はあります。それを考えると、特に黒本はとてもよくできているな・・・丸暗記ではうからないけど、意味を理解できればうかるように作ってあるな・・・と感じました
確かにパッケージインストールオプションの暗記は必須ですね。「うろ覚えではなくしっかり覚える必要がある」と受験した方がおっしゃっていた意味がよくわかりました。
次は102試験です。まだ1,2回参考書を流し読みしただけです。いつ受けようかな・・・これも試験日決めて逆算して勉強するのがいいのでしょう。X Windowとかがちょっとネックですが、ネットワークとかセキュリティは得意分野です。実務経験ある人だと、けっこう「101が一番難しい(やりづらい)」という意見もあるようですね。まあ、油断せずに頑張ります
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