ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

続、学生時代のアルバイト:大学のTA(Teaching Assistant)

2010-11-20 01:32:09 | IT(その他)

タイトルのとおり、以前の記事「学生時代のアルバイト」の続きです。今日は大学の授業のTA(Teaching Assistant)、要するに先生のお手伝いのときの話です。きっかけは当時お世話になっていた先生からのお誘いでした。

まあ、アルバイトといっても週一回で、しかも2コマある授業のうちの後半1コマ(1時間半)のみです。時給的にはそこそこよかったのですが、それだけの時間ではそれほど稼ぐことはできません。どちらかというと「お金がほしい」というよりは、「将来もしかすると教育などのほうに進むかもしれないから、そのときに役に立てば・・・」というほうが強かったと思います。

TA・・・大学生の授業のアシストなので、基本的には大学生を教えるのは大学院生になります。ぢろーらもがアルバイトしていたのも大学院生のときになります。

科目はC言語、教える相手は2部(夜間)の学生さんです。ぢろーらもも昼間は自分が受ける授業もありますしね。仕事できるのは夜くらいなものです

授業は講義と実習があり、実習の部分でのみのバイトになります。ぢろーらもが教壇に立つ分けてではなく、生徒さんから質問があったときに答える感じです。

正直いってプログラムはあまり得意ではない、というよりも、ずっと机に座って長時間黙々と作業・・・というのが好きではないのですが、一応卒論とかでもC言語使ってました。一応大学のときの授業でもやってますしね。

「2部だと社会人の方々もいらっしゃるから、けっこう詳しい人も多いのかな・・・」と身構えていましたが、対象となるのは電気は電気でもどちらかというと「強電」のほうの学生さんでした。実際に1年目に受け持った時には、コンピュータが得意という学生さんも少なかったように記憶してますし、そもそも確保できる時間が少ないので、進みも1部(昼間)よりも遅いです。一般的なC言語の入門の本を教材として使っていましたが、どうにか配列くらいまで無理やりたどりついた(ポインタまではいかない)という感じです。

環境としては、Windows端末からターミナルをたちあげて、UNIXのワークステーションに接続してそこでプログラムの作成、実行していました。エディタはmule、プログラムを書いたあとはgccコマンドでコンパイルして、./a.outで実行します。課題はプログラムと実行結果をプリントアウトして提出していました。今のようにWindowsでメモ帳のようなエディタで書けるのとは違って、コマンドラインでエディタ、というと慣れない人だとわけわからないでしょう。最初はよく「シェル使ってるんだかmule(エディタ)使ってるんだかわからない」って人もいました。まあ、無理もないかな・・・。

けっこう頑張ってくれている生徒さんは繰り返し(for文)とか配列とかも一生懸命理解しようとしてくれました。慣れないだけにやっぱり苦労はしていましたね・・・授業で作成する規模のプログラム(簡単な計算など)であれば、「人間がやったほうが早い」程度のレベルです。たとえば「1から10まで順番に足す」とかです。おそらく、Cでプログラム書く前に人間のほうで計算おわってるはずです。よくぢろーらもが生徒さんに言ってたのは「コンピュータの気持ちになって考えてみよう」でした。変数に1ずつ代入する、とかでも手で紙に書いてどうにか追い切れるので、1つ1つ見ていけばなんとなくわかるみたいです。

まあ、この程度まででもやってくれて、今後どういう形にせよ、コンピュータに馴染んでくれればいいんですけどね・・・。

大学の計算センターはインターネットを自由に使える環境だったので、多少コンピュータに慣れている方々は空いた時間に(諦めてしまった人は課題やってる最中でも)インターネットをたしなんでいる人もいました。そういう方で仕事とか研究とかの調べ物をしている人とかはほとんど皆無でしたね。自分の趣味のサイトとか、そのときに特に人気があった(今もご活躍している)広末涼子さんのページとかを見てる人が多かったかな・・・。まあ、趣味は人それぞれなんだけど、ほかにも大勢の人がいる中で、また、少ないながらも女性の生徒さんもいる中で、堂々とアダルトサイトを見ている人がいたのには唖然としましたけどねぇ・・・。多分今だったら、URLフィルタとかでアクセスできないようにくらいはしてるんだろうなぁ・・・。

あとは学校でたまに自分で持ち込み(?)でゲームしている人もいたんですね。それを見かけた生徒さんがぢろーらもに質問。「先生、この前ドラゴンクエストやってる人がいたんですけど、どうすればできますか?」って・・・はい?授業中なんですけど・・・「自分で持ってきたんじゃないですかね・・・」くらいしか答えられませんでした。今はもうちょっとセキュリティかけられてて、計算センターのコンピュータであまり勝手なことはできないようになっている、と予想するけど、どうなのかなぁ・・・。

課題の中ではこんなのもありました。C言語の教科書で最初に出てくるプログラム、ありがちなんですけど、「printf文つかって、任意の文字を表示せよ」です。実習の最初の課題もこれでいたね。むしろコンパイル、実行、印刷の手順を覚えるための課題です。

大半の生徒さんが教科書にあるとおり”Hello World”と書くなか、1人だけ私に「このprintfの中身って、何でもいいんですよね?」と聞いてきた生徒さんがいました。ぢろーらもも確かにいいましたよ、「そうです。何でもいいんですよ」 ・・・。

この質問から、少なくても彼がprintfの意味を理解していることはわかります。教科書まる写ししてて意味がわかってないわけではないんだな・・・と感心しました。

ただ、彼の書いた文字、それは「f○ck you!」でした・・・

確かに「何でもいい」とはいったけどさぁ・・・。そして、それをそのまま課題として提出していました・・・先生何もいわなかったのかなぁ・・・。

まあ、はちゃめちゃな部分はありましたが、1年目は割と楽しく過ごしました(^^)

そして、2年目も前期のみ同じ授業を手伝うことになりました。2年目の生徒さんは割とおとなしく、あまり突拍子もないことは聞かれませんでした。

最後に、ぢろーらもの懺悔(?)を1つ・・・。

2年目の授業で、ぢろーらもは1日どうしてもお休みがほしくて、先生に相談してみました。そうすると、「じゃあ、その日は実習のかわりに小テストにするから、その採点をよろしく」ということで、あっさりOKがでました。採点するかわりにこの授業の分も出勤扱いにしてくれるようです。ラッキーって・・・。生徒さんはラッキーじゃないよな、いきなりテストだもんな・・・。ごめんよみなさん・・・m(_ _)m

しかも、このときの夜の用事っていうのはお勉強関連、就職活動関連とか、家庭の事情とかではなく、100%遊びでした。具体的には、そのときに好きだった歌手のコンサートに行った、ということです・・・さすがに申し訳ない気持ちはありましたが、せっかくのコンサート、楽しんできちゃいました


この記事が気に入りましたら、また、お役に立ちましたら、以下のアイコンをクリックしていただけると嬉しいです(^^)

ブログランキング・にほんブログ村へ