ぢろーらものおもちゃ箱:引っ越し後

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Home Editionからドメインの共有フォルダへアクセス

2010-11-26 19:38:48 | IT(OS)

WindowsXP、Vista、7といったOSでは、”Profeesional”、”Business Edition”などといった企業向けのエディションと、家庭用のHome Editionなどがあり、各々エディションによって機能が異なります。ちなみにぢろーらもが家庭で使っているのはwindows7の Home Premiumです。もちろん、家庭で使うのであれば特に不自由はしません。

ただし、http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/home/using/tips/domain.mspx のほかいろいろなところで取り上げられていますが、"Home"とつくエディションのものは、Windowsのドメイン(NTドメイン/Active Directory)に参加できない、というのはよく聞く話です。

ある程度の規模の会社であれば、Windowsネットワークを使っている場合にはドメイン環境が多いと思いますので、普通はそんなところでHome Editionを買ったりはしません。

逆に会社で使う分にも小規模(それこそ、マシン10台前後、あるいはそれ以下)で、ワークグループを使っているようなネットワークであればHome Editionであってもそんなに困ることはないと思います。もちろんHome Editionのほうが価格が安いので、将来的に考えて「特にProfessional(Buniness)にする必要がない」というのであれば、それもありでしょう。

まあ、メインとなるネットワーク環境がドメイン環境であっても、コンピュータの用途やセキュリティポリシーの程度によっては、必ずしもすべてProfessional以上にしなくてはいけないというわけでもないかもしれません。あと、「本当はProfessionalを買うつもりだったけど、間違えてHomeを買ってしまった」なんてこともあるかもしれませんが、そんな場合でもどうにかなるケースはあります。

たとえば、あくまでメインはアカウントの集中管理とファイルサーバ等のアクセス管理が目的で、グループポリシーなどでPCを制御する、ということまでは今のところ考えていない、という場合、「ある特定のPCに関しては特定のアプリやインターネットやメールができればいい程度なので、特にドメインに参加する必要はない。ただし、ファイルサーバにあるファイルは時々参照する必要がある」というような場合には、Home Editionでもどうにかはなります。

具体的にはhttp://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/265stdcliaccess/stdcliaccess.html などにあるように、ドメインのアクセス権が必要なファイルサーバ資源にアクセスする場合に、その都度IDとパスワードをいれる、ということです。頻繁にアクセスする必要がある、という場合には手間ですが、必要になったときにたまにアクセスできればいい程度であれば、この方法でもどうにかなるかと思います。ちなみに、ユーザー名は”ユーザ名@ドメイン名”という、”ユーザープリンシパル名”の形式でもOKです。

もちろん、今後の事業規模の拡大や、セキュリティポリシーの強化などを考えると、ゆくゆくはすべてドメイン対応のクライアントOSにするのが望ましいことはいうまでもありません。

大事なのはあくまで「適材適所」です。セキュリティについても「とにかく強ければいい」ということではなく、「許容できる予算の中でのバランス」が必要です。「当面は予算なども含めトータルで考えて、このほうがいい」ということが言えるのであれば、Home/Proが一時的に混在してしまうのもそれほどまずくはない、というケースもあるかな、と思います。


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