隊員NO.6れいなで~す(^_^)v
わたしは6月6日(木)19時30分から加賀市市民会館で行われた
加賀市観光ボランティア大学第5回講座 「加賀の古代をウォッチング
-古墳は語るいにしえの加賀-」に隊員NO.7ゆっこと2人で参加しました。
講師は加賀市教育委員会文化課課長の田嶋正和先生でした。
田嶋先生は加賀市で一番の考古学の専門家であり、これまで多くの遺跡の
発掘に携わっておいでた方です。先生には時間が経つのも忘れるほど
楽しいお話をしていただきました。田嶋先生、ありがとうございました。
加賀市は実は石川県内でも2番目に遺跡の数が多いところなのだそうです。
その数は何と約850。平成の市町村合併でその数こそ七尾市(約900)にトップの座を
譲りましたが、平地の面積あたりで考えると、他地域を圧倒する多さなのです。
ですから、加賀市は昔から人びとがとっても住みやすいところだったのだといえます。
そして、加賀市の遺跡には、石川県で一番古いとか、大きいとか、多いといった特筆される
遺跡がすごくたくさんあるのです。
たとえば、1987年に宮地町にある琵琶ヶ池(人口の池だそうです)の近くで見つかった
宮地向山遺跡は県内でもっとも古い縄文時代(1万3000年前)の遺跡で、
石刃・掻器など旧石器時代のものが見つかっています。
また大聖寺藤ノ木町の愛宕神社のところから1982年の大聖寺川水害の後に
発掘調査された藤ノ木遺跡では県内最多の縄文中期の土器がほぼ復元可能な形で
発掘されています。ここは5000年前の「ゴミ捨て場」だったそうで、長野県で作られた土器や
長野・群馬県境の和田峠産の黒曜石で作られた石器も見つかりました。縄文時代の
ペンダントや土偶も見つかったのだそうですよ。「ゴミ捨て場」って、その当時のことを知る
宝の山なのです。
それに柴山出村には日本海側では珍しい貝塚が2つ(8000年前のものと5000年前のもの)
見つかっており、県内最古の弥生式土器が発見されています。
加賀市って、すごく昔からの歴史があるところだと知ってビックリでした。
明日も田嶋先生から教わった昔の加賀市のことをご報告しますので、
よろしくお願いします!!