メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「ブラック ブレット」感想 ちょっと待て!なアニメ

2014年07月19日 17時58分17秒 | アニメ
蟲なんかギンコさんかムシブギョーにでも任せえや。
アンタは“笑い仮面”と戦うことになってたんとちゃうの?ええ?蓮太郎はん!

散々盛り上げといて最終決戦がなんで蟲?
おまけに“笑い仮面”も味方についちゃうし?
アンタもアンタだよ!なんで悪者のアンタが一緒に蟲退治しちゃうワケ?
ワケ分かんないよ、まったく!

これも度々書いているが、自分は“人対人”の対決が好きなのだ。
妖怪でも怨霊でも“人のかたち”をしていればOKである。それ以外は興がそがれてしまうのだ。
…ということで途中まではとても良かったし、面白かった作品だ。
メッチャ強い“笑い仮面”とどう戦うのか?勝機はあるのか?…などなど。
いや、蟲退治でも最後までそれなりに盛り上がってはいたのは認める。が、。

最終回に、主人公(蓮太郎)の所属する会社社長の木更(蓮太郎の恋人?)が
イキナリ兄を切り殺して自分を“悪”と宣言し、将来的に蓮太郎の前に立ち塞がる構図が見えた時には
「キタ------------------!」と興奮してしまった。が、。

面白い要素はてんこ盛りだったハズなのに、なんか残念な作品に終わってしまった。
キャラも世界観も好きだっただけに。あ~まったくもう!
OP曲やED曲も良かったし、楽しみなアニメだったのに。
原作でもそうなっていたのか、TV放送の尺での落としどころが蟲退治だったのかは定かではない。
いや、後半のあの蟲退治が好きな方もいるかもしれないが、自分的には全く評価できない。
さりとて、アニメの感想として触れないのはあまりにも惜しい作品だったので。

…まあ、面白かったに違いはないが…。う~む。

「シドニアの騎士1stシーズン」感想  大規模イデオンなアニメ

2014年07月15日 01時25分11秒 | アニメ
原作未読はいつもの通り。
やれやれ、この作品も「これからなのに!」というタイミングで放送終了とは。
「進撃の巨人」なんかもそうだったし。「ブリュンヒルデ」もだな。漫画のプロモーションか?
まあ、原作を追わないこっちもこっちだが、非常に残念だ。
でも超・面白かったので、目論見通り原作の単行本も売れるんじゃないかな。

この初めてみるアニメ制作会社は“いい仕事”をしたね~!監督や演出家も含めての話だけど。
まず最初に感心したのは戦闘時の映像で、いかにも従軍カメラマンが映してます風に“手ぶれ”感を出していた事だ。
この演出によって臨場感がアップし、それと共に緊張感も跳ね上がっていたと思う。
とにかく敵は強い。動きも早いので、ワケわかんないまま殺られる(撃墜される)って状況が
ガンガン伝わってきて絶望した!(もちろん誉めてるんだよ!)
それに宇宙服などの“傷み度”の表現も徹底していたので、リアル度も増したし。
そうそう、この制作会社は“質感”に拘っていたように思う。それが見事にハマった結果がこの傑作につながったのだろう。

キャラクターもよくたっていた。
沢山出てきた割に余計なキャラがいなくてね。そこがまた見事。
それにアンジェラのオープニング曲がイイ!
「コッペリオン」「ファフナー」同様に、ドラマの内容を色濃く反映している。
日本の軍歌のメロディを引用することにより“特攻”や“玉砕”を匂わせるという…若い視聴者にはピンとこないかもしれないなあ。
このOPで既に絶望下での物語であることが提示されてしまうのも辛いよね。
それも含めて良くできた構成とつくづく感服してしまうぜ。

ストーリーのほうは“話せば長いハナシ~”という感じで全く底が見えない展開だ。
冒頭に書いたように「漫画のプロモーション」の為のアニメというのが最近多くないだろうか?
まあ、深夜枠なので好き勝手は出来るだろうが、完結しない物語を何本も観るハメになるというのもチョットなあ。
ヤなら観ないという選択肢もあるので文句を言うのは筋違いだが
やはりオリジナルアニメとか、完結している原作をアニメにしたとかの、ちゃんと完結するアニメを見たいのも事実だ。
最近「ヘルシング」とか「マルドゥック・スクランブル」とかのOVAを観て感動しただけにそう思うのだ。
 

「マルドゥック・スクランブル 全3巻」感想 巻別タイトルが意味不明のOVA

2014年07月12日 23時50分52秒 | アニメ
OVA「ヘルシング」もゴアシーンのオンパレードだったが、この作品も地味に凄いぞ。
劇場公開したとあるが全く気付かなかった。
なんか、外国の刑事ものをハードSFにしたような感じ。
主人公が、全身人工皮膚にすることによって焼死を免れた15歳の少女で、特殊能力のあるネズミを武器に
戦い(復讐)を続けるという物語。3巻全部見ると4時間弱になる。
自分は大いに気に入った作品であるし面白かった。
絵のテイストでいえば「サイコパス」や「攻殻機動隊」かなあ。

劇場公開用であるためアニメのクオリティはそこそこ高いし、キャラデザも素晴らしい、つか自分好みだ。
頻繁に主人公の裸が出てくるが、そこは15歳なだけにエロ要素は無い。
いや、実は娼婦まがいの事をさせられていたり
父親にレイプされていたりとか、かなりキツイ過去(場面)はあるので
エロ要素満載ではあるのだが、少女の悲しそうな表情で全く欲情しないというか…。
全体的に”暗いトーンで覆われた物語”なのだ。

少女を狙う奴等がまた凄い。
体中に目玉を移植した筋肉男、体中におっぱいを移植した車いすに乗ったデブ(男)、
指を生きたままコレクションしている女、自分の掌に女性器を移植した男とかを
劇画で描ききっているので気持ち悪い。もちろんサイコ野郎なので凶悪である。
そいつらを大口径の銃で撃ち殺すのだから惨状は推して知るべし。
体の部位が飛び交うような地獄絵図が延々と続いたりするのだ。
いやあ、まさかここまでやるとは!
この作品を観る前に、どんな内容なのかサッパリ知らなかっただけにびっくりしたぜ。
”クオリティの高いOVAがある”という前評判だけで北米ブルーレイを購入したのだった。

ただ、全篇が上記のような殺戮シーンばかりではなく、カジノでのポーカーやルーレットで
目的を果たすといったエピソードもあるので安心されたい。
そこはベテラン声優の、まさに人生を感じさせる大人の演技で場を盛り上げる感動的なシーンなのだ。
この物語は緩急が効いていて、カジノでは大仰なBGMもなく、淡々とセリフだけで勝負が進んでいく。
これがまたイイ!

観終わって、改めて”生きているとは”を考えさせられる作品だ。
このアニメに限らず、望まれずに生まれてきてしまった子供の辿る道というのはその多くが”悲惨”な状況だ。
例えば現代○国の貧しい農村における子供の人身売買ビジネスや、○国のギャング道ましぐらとか
その殆どが親の考え方ひとつで決まる。
そんな未来のない子供たちの一人がこの作品の主人公だ。
”犯人を捕まえるための手段(道具)として生かされている”というのは
目的があるだけマシという扱いなのだ。(いや、自分の深読みなのだが…)
いずれにしても”命をもコントロール出来る側”についたものが勝ち組で、それ以外は負け組という
現代の縮図のような要素もさらりと内包してしまっている問題作だ。

万人向けではないが、これも大人向け(エロじゃないよ)アニメの佳作だ。
でも「空の境界」みたくはウケないんだろうなあ。
あーゆー屈折したリクツっぽいアニメって、案外ウケるんだよな。
もちろん自分もハマったクチですが、何か?

「極黒のブリュンヒルデ」感想 すっとこスプラッターSFアニメ

2014年07月11日 02時39分31秒 | アニメ
原作は未読である。
まずタイトルからしてなんか引っかかるカンジだ。
「きょっこくの~」と思っていたが、「ごくこくの~」と読むらしい。
言いたいことは判るが、あまりカッコ良くないじゃんこの語感。これも確信犯だろうか。
さらに“歌”(ボーカル)が入らないオープニングもこのご時世では異質感漂うし。
(もっとも後半はノブナガンのようなパンクが流れていたが)

観始めた当初、カミさんは「ヘタな絵」としてブーブー文句を言っていたな。
確かにキャラの表情は乏しいし、背景もとりわけ凄いというワケでもない。
ウチで視聴を続けているアニメの中では、少なくとも表現の部分では低レベルと言えよう。
だが、1~2話観た中でも簡単に視聴ストップが出来ない筋運びがあった気がする。
アニメを全部観終わっての感想を書くと…“面白かった!”これに尽きる!
自分は“絵”を重要視する方ではあるが、このアニメはそんな物差しを持ち出すのが無意味なほど
内容勝負のアニメであった。
この作品を知ってる方ならツッコミどころが満載であるのはご存知だろう。
いたるところで場当たり的な都合よさで物事が解決しているし、要するに検証や詰めが甘いのだ。
でもそれとても魅力の一部にまで昇華しているのがスゴイところだ。

その魅力とは、おそらく原作の持ち味だとは思うが“オフ・ビート感”だと思う。
緊迫の場面を「あら、そう来たか…(苦笑)」という意外なオチで潜り抜ける主人公たちの行動や、
独特なボケを持ったギャグなどが、スプラッターなゴアシーンを和ませるに十分な破壊力を放っている。
それに「もうダメ(全員殺られる)!」という引きの部分が最近のアニメの中で突出して多く、
次回を見逃せない展開にもっていくのが本当に巧いのだ。
常に自分たちより“格上の”能力者が刺客として放たれる構図が効いているのだろう。

キャラ設定も秀逸だ。
中でも自分のお気に入りは、関西弁を話すツンデレの彼女(カズミだっけか?)だ。
彼女の村上にはせる想いが愛おしくてなあ。
最終回近くで主人公が殆ど絶命状態になった時、「村上が死んでもうたら生きてる意味ないわ!」と
純粋なまでに取り乱して泣く姿に感動したぜ!
村上を好きなのは、ヒロインであるネコと呼ばれる幼馴染もそうなのだが
こっちは記憶をなくしているので村上に対するアピールが控えめなのだ。
村上もネコを好きなので相思相愛をあまり意識させないようなプロットなのだろう。
だからこそ、天文台に寝泊まりする女の子達の日常が
どこかホンワカした修学旅行っぽい雰囲気になっているのではないだろうか。

何回も言っているが、自分はハーレム構造をもったアニメは嫌いである。
この作品は(おそらくは)全員が村上を好き(程度の差はあるが)というハーレム状態にもかかわらず
全くもってハーレムに対する拒否反応が出ないのだ。これには自分でも驚きだが
真に面白い話というのはこういう事なのかもしれないな。
フィジカル的に弱い村上だが、女の子達を全員守るという信念はゆるぎないものがあるというのも
自分の知るハーレムの中心人物像では“意外と”少ないキャラ設定で清々しい。

なにやら大絶賛になったが、アニメがブツ切れで終わったのが辛い。
原作は終わっているのだろうか?
アニメが良かったからといって原作に行かないのが自分なので、実に残念。

OVA「ヘルシング」感想 見敵必殺なアニメ

2014年07月09日 06時06分03秒 | アニメ

濃い!これは平野耕太もしくはこの作品のファンのためにのみ作られたアニメのようだ!
おそろしくクセはあるし、中2感覚満載のナニヤラあまり近づいてはならないような雰囲気を放ってもいる。
原作のエッセンスをそのままアニメに持ち込む為の努力が感じられるところも凄くイイ!
そういった受け手が限定される上で敢えて言うと“傑作”の部類に入ると思う。
(ま、別に自分がそう断言したからといって何の影響もないが)

1巻の発売から10年近く経ったんじゃなかろうか?年に1巻でたかでないかというインターバル…。
だからかもしれないが、演出上の苦言を書かしてもらうと“同じセリフが多い”と思った。
スタッフが前回のを忘れてるんじゃなかろうか?
敵への罵りの言葉も、同じセリフで何回も聞かされてもなあ。
あと、呼びかける時に長ったらしいフルネームを、これも何回も言うんだよな。
「判っているのかね?!インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング!」とか…。
結構コレやられるとクドいのだ。
もっとも、自分が一気観してるのが原因とも言えるが。

原作がそうだから仕方がないが
アーカードが、もはや人のカタチを成さないで戦うってのがどうもな。
“強い”という表現を突き詰めていくと、軍隊とか闇とか異空間とか不死身とかに行きついてしまうのだろう。
この辺がまた激しく中2なのだが、それ故にピュアと言えなくもない。

…だから最終回近くで一番燃えたのは、ヴィクトリアが覚醒して敵を磨り潰すシーンだ。
自分にとってやはり戦いってのは、肉弾戦が燃えるのだ。
アンデルセン神父との2回目の戦いも、そういった意味ではチョット残念だったかな。
そうそう、インテグラが少佐にとどめをさす時に
なにも少佐の“奇跡的な”一撃を喰らうことはなかったのではなかろうか?
銃の腕前はずっと上なのに、ここは納得がいかなかったなあ。

と、この途轍もない残虐非道な伝奇エンタテインメントの前ではそんなグチも瑣末なコトだ。
とにかく原作ファンは観たほうが良いと思うし、平野ファンなら必見だろう。
ぬるいアニメには飽き飽きといった貴兄にもお勧めしちゃうぞ。



改めて書くまでもないが
この作品とTV版「ヘルシング」とは別物だ。
丁度「鋼の錬金術師」の1期と2期の関係と同じだと言ってもいいだろう。
「鋼の~」の1期も原作が終わってないので、物語の着地は原作と同じ2期とは大きく異なる。
しかしながら自分は、この1期と続編(補完?)の劇場版(シャンバラ~)も大いに気に入っている。

同じく!「ヘルシング」のTV版もお気に入りなのだ。
原作原理主義でもない自分にとって、ともに“面白い別の物語”として受け入れられるのだ。
でもTV版って酷評されてるんだよな~。
確かに平野作品と言うには毒気を抜かれた普通のアニメになってるからな。
それだけでも批判の対象にはなっちまうよなあ。
でもウォルターなんてTV版の方が好きなんだよね。

PSO2 祝•再開

2014年07月06日 12時07分11秒 | 日記・コラム・つぶやき

ゲームが“悪意のある第三者からの攻撃”から立ち直った直後は
ダンジョンの奥深くでイキナリ通信が切れるというトラブルに見舞われていたので
ちょっと様子をみていたのだが、昨晩は本格的に遊んでみた!

やっぱコレだよな~♪
“刀”は「鬼斬」でさんざん遊んだので、
レンジャーの持つランチャー(おお!ラップの歌詞みたいな韻だな!)の
破壊力抜群のエフェクトを楽しんだ。
ザコの吹っ飛ぶ様が実に気持ちいい。あと地面が揺れる振動の表現も素晴らしい。
これは男子の持つ“破壊衝動”とか“暴力衝動”とかを満足させるに十分なゲームだな!
「鬼斬」ではそこまで強くなっていなかったせいかフラストレーションが溜まっていたぞ。

そうそう、後でちゃんと感想を書こうと思うが
OVAの「ヘルシング」をようやく見終わったのだが
その映像たるや、決してTVでは流すことが出来ないぐらいの残酷・グロシーンのオンパレードで
一緒に見ているカミさんは大丈夫だろうか?と心配になるぐらいの作品に仕上がっていた。
その時に思ったのが、今回この久々に遊んだPSO2をいじった時の感覚に似ているなというものだ。
そう、“戦争”よろしくランチャーをぶっ放しながら駆け抜ける感じは
OVA「ヘルシング」そのままだ。
まあ、中2感覚が研ぎ澄まされるというか、自己陶酔の極致だな。
「ヘルシング」とはそういう作品で、PSO2もそういうゲームだと思うのだ。
ましてや裸(水着だけど)プレイもOKとなれば、中2度合いは増幅される一方だ。

ロビーでみんなして踊っている光景も実に懐かしいし、壮観ですらある。
こないだなんかは、あの“ぎにゅ~特戦隊”のロマンスを6人ぐらいで踊りまくっていたぞ。
楽しそうだなあ。今度はロビー・アクションでも狙ってみるか。

「鬼斬」やってみた。

2014年07月01日 17時22分51秒 | 日記・コラム・つぶやき

“PSO2の代わりに始めた”という流れでの感想だ。
まあ、暇つぶしにいじるには丁度良かった感じで、PSO2の幻影を追い求めている自分にも
違和感なく入ってきたし、そこそこ楽しめたぞ。

PSO2と違って過疎化しているのか、皆他の階層に散っているせいか
他のプレイヤー・キャラとあまり会わない(見かけない)のだ。
たまに走ってくるや否や、自分が刀を一振りで16~17ダメージを与えているモンスターに対し
一撃で250ダメージをくらわしたりなんかして、何事もなかったように立ち去ってしまう。
そんなメッチャ強いキャラでも、見かけ上は特別“目立った”仕様にはなっていない。
おそらくレベルが上がっても衣裳はそんなに凝ったバージョンがないのだろう。
薄着プレイヤーとしては残念なカンジでいっぱいだ。
現状の自分の姿が、初期装備では一番薄着(…に見える)なグラフィックだ。

さて、やはり武器の消耗というのがやっかいな概念だ。
お金を払って直してもらわないと使い続けられないのだ。
また、拾った武器も新品同様のものから、さっそく直さないと使えないものまで色々だ。
それも、鑑定をしてもらってから判るという…。
やっぱりPSO2と比較してしまうとメンドくさい。

モンスターをやっつける(切りつける)感覚はそこそこ楽しい。
今のところは極端にデカイ武器などないので使い回しもスムーズだし。
そこが物足りないと言えば確かにその通りで
PSO2のように、自分の体ほどある大剣をどうにか振り回すといったムチャな感覚は無いのだ。
しかし、特殊能力(スキル)を使った必殺技は体全体を使って派手に繰り出すので
そこんところは満足のいくエフェクトになっているな。


と、そうこうしてるうちに
やっと!PSO2のサイトが立ち直った!いやあ、長かったなあ。
昨夜メールでお知らせが届いていたのだが気付かなかった。
今朝、出勤前に立ちあげてマイ・キャラを見た瞬間
懐かしさと、愛おしさにチョットした感動を覚えたりなんかして。
こうなってくると、当分「鬼斬」はプレイしなくなるだろうな。