メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

HDCDを探せ!(←パクリ)

2004年09月30日 03時04分07秒 | オーディオ
検索エンジンで”HDCD”を探すと、
割と上位に↑このタイトルのサイトが出て来る。
なんとここでは、CDのジャケットにHDCD表記の無い、
いわば隠れHDCD盤が結構あるということで、
その作品タイトルを集めているのだ!

古いところでは、ブリリアント・グリーンの1st。
通常のCDプレーヤーで聴いていた時は、音が中域に固まり、
分離も悪く、平たい表現だと「こもったような」録音に感じていたものだ。
しかし、HDCDデコーダー再生すると、インジケーターに
「これはHDCD録音だよ~ん」というサインが現れ、
実は隠れHDCD盤であった事が分かる。
そして演奏はそれなりにスッキリ聞こえ出し、
なによりもヴォーカルが完全にバックと分離し、
中央にフワッと定位するようになった!お世辞にも優秀録音だとは言えないが、
受ける印象はかなり良い方に傾いた。

おおっと!隠れHDCDはまだまだ持ってたよ自分!
…てな具合に新たな発見の日々は続く。
しつこいようだけど、印象に残ったCDは今後も感想を書いていくので、
興味のある方はご期待くださいね。(〃⌒ー⌒〃)∫゛

YES「こわれもの」追記

2004年09月30日 02時33分28秒 | オーディオ
当時、YESのライノ版リマスターが
音楽各誌で絶賛されているのを見るにつけ、
「しまった!」と思う事しきり。
なぜならHDCD盤紙ジャケシリーズを全部揃えてしまったばかりだったのだ!
悩んでいても仕方が無いので、一番聞き慣れた(好きな)アルバム
「こわれもの」のRHINO盤を購入してみる事に…。

結果的にHDCDデコーダー搭載機の購入で、
自分の場合は”シリーズの買い直し”は回避出来たが、
一般のCDプレーヤーでの比較では各音楽誌がそうであったように、
ライノ盤に軍配が上がってしまうのではなかろうか。
最終的には好みの問題だが、YESのHDCD盤の勢いのある音像処理の評価が
もっとあっても良いのではなかろうか?

”ラウンドアバウト”で3分を過ぎたあたりで転調し、
ビル・ブラッフォードのドラムが
まるでフリオ・キリコの
高速ドラミングのように出てくるところの表現などは、
HDCD盤ならではの醍醐味だし、
”燃える朝焼け”のイントロ部分のベースとドラムのインタープレイも、
クリムゾンを思わせるような破壊力に満ちている。
ライノ盤の静謐(?)な音像ではこうは感じられないですぜ。凸(-_-メ)

 

ミュージシャンの真意を聴く為に!

2004年09月28日 23時37分11秒 | オーディオ
渋谷陽一氏がかつて(ロッキン・オンだったかな)
「ミュージシャンの真意(アルバムの出来)を聴く為に、
それ相応の装置を持ってレコードを再生する必要を感じている。」
旨の記事を書いていたが、全く同感である。
とはいえ、天井知らずのオーディオの世界、自ずと個人の限界は決まって来る。
しかしながら、向上心をもって「より良い音」を目指していく過程で
アルバムを聴くという事は、ミュージシャンに対する誠意であると思う。

愛機のCDプレーヤー;SONY/CDP-XA50ESが逝った…。
操作感といい、透明感のある音といい、かなり気に入ってたのに、
3度目の修理でついに…。合掌。(T^T)

さて後継機選びだが、「時代はユニバーサル・プレーヤーだね♪」
というコトで、発売から5~6年は経った前述のソニー機の音に対し、
価格は1/3、03年末発売で、評論家の絶賛するハイCP機;PIONEER/DV-600Aは
どこまで迫れるか?のテーマで激安の中古にて購入してみる。
…結果は惨敗だ!もともと音質にこだわらないCDはそれなりだが、
高音質のCDの再生音はきっちり差がついた!(まあ、製品コストとしては順当か…)
JAZZなどの生音(デジタル録音のモノが顕著)、ロックのHDCD盤などで
表現力に限界を感じたのね。トホホ…。・゜゜・(>_<>


そこで!真打ちとして選んだのが、やはりユニバーサル機で
DENON/DVD-A11(中古←ええい!金が無いんじゃい!)。
今度は逆に、ソニー機と3倍弱の価格差(デノンの方が高い!)がありながらも
ユニバーサル機(マイナス面?)という条件での音質比較となった。
結果は、これも価格通りデノン機に軍配。
やっぱお金はかける程イイ結果が得られるという…(`ヘ´) 。

重低音の伸びこそソニー機の方が勝っていたが、透明度、定位感など、
総合的にデノン機の方が「イイ音」に感じる。
そして、何よりもデノン機に特筆したいのが、
”HDCDデコーダー内蔵”というトコロだ!基本的にHDCD記録方式は、
従来機との完全互換を謳ってはいるが、
やはり専用デコーダーを通しての再生を推奨している。
そう、自腹王の持っているHDCD盤の再生が素晴らしいのだ!
特にYESの紙ジャケシリーズが、もうソニー機で再生していた時とは
別モノ次元で良い音になる!

ちなみに、YESに関しては「決定版」との評価が高いライノ社による
リマスター盤ではあるが、今回改めてHDCDリマスター盤との音質比較を
「こわれもの」アルバムでしてみた。(ソニー機時代で比較した時は、
HDCD盤は高域の歪みやヒスノイズが目立つなどで、
クリアなRHINO盤を良しとしていたが…)。
今回も歪み感のなさや、細かいニュアンスは
ライノ盤の方が良い感じはするが、
HDCD盤の持つ押し出しの強さ(ダイナミックレンジが拡大されたような)
の魅力がそれに勝っている!デコーダーを通した効果からか、
HDCD盤に感じていた歪み感が大幅に減少し、高域も歪まずにキレイに伸びている。
ヒスノイズは相変わらずライノ盤よりも目立つが、
動的な躍動美?がソレを打ち消すに十分な魅力を放っているのだ!
”表現”という観点からは、
ケレン味のないライノ盤がスタンダードになるのかもしれない。
が、HDCDデコーダーを通しての再生で、まさに”化けた”HDCD盤のスバラシさを
伝えないではいられない。
しかし、同じソースでここまで性格の違うCDが出来上がってしまうというのも、
凄いっていえばスゴイよな。

 …てなことを考えながら、物欲はアンプにも向かうのであった。
ああ、金もないのに自殺行為…。