メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

iPhoneイヤホンのコードは凄い!という話

2015年02月02日 13時25分48秒 | オーディオ
iPhoneのイヤホンで素晴らしいところがあったのを書き忘れていた。
それは“コードが間接ノイズを拾わない”ということだ。

実はiPhone以外のコードを使ってみて改めて気付いたのだが
コードが服の襟とかに触れたり擦れたりした時に
「コンコン」とコードを伝わって甲高いノイズになるのだ。
電車などで止まって聴いているときは良いのだが、
乗り換えで歩いたとたんにこのノイズが発生する。
実にうっとおしい。

iPhone付属のやつは、どんなに服に擦れようが
耳障りなノイズが発生しない。
ゴム質の被膜が振動を吸収しているからだと思われるがどうだろう。
さらにこのコードは適度に“コシ”があって
非常に絡みにくい。ポケットから出してすぐヨリがほどけたりする。
こういう点では超・優秀だ。

ところが過去のブログで報告した通り
あの独自の形から、少なくとも自分の耳にはジャストフィットしない。
すぐズレてしまい、主に低域が出なくなる。
それでエレコム(!)の製品に軍配が上がっているのだ。

自分の買ったエレコムの製品は
それでもコードが少しは考えられている。
材質は固いビニール質で平たい形をしている。
それが“コシ”をだして絡みにくいというのが一応の“売り”になっている。
ところがいかんせん、コイツがまた盛大に擦れノイズを発生させるのだ。

動きながら聴くのをやめればいいだけの話なのだが
(安全上、それが一番!と分かっちゃいるが…)
聴いてしまうのだから仕方がない。
今はコードをクリップで襟に固定させることで
擦れないようにしてノイズの発生自体を防いでいる。

でも本当にコードの被膜をゴム質にするだけでノイズが防げるのなら
各社やっているような気もするな。
するとiPhoneのイヤホンには構造上でなにか
擦れノイズをキャンセルする技術が投入されているのだろうか。

いずれにしてもiPhoneのイヤホン・コードの優れた特質をもった
フツーのカナル型イヤホンが安価で発売されていないだろうか。
あんまり真剣に市場を探してないもので
未だに発見できないでいる。

結局「まっ、いいか」で済んでしまう事なのだが。

「ユリ熊嵐」の黒い背景

2015年02月01日 14時57分54秒 | アニメ
スマホのグノシー見てたら
“「ユリ熊嵐」の公式ツイッターが凍結”という記事が載っていた。
さらに“アニメの中に「三毛別羆事件」の写真が使われていた“云々と。
はて?「三毛別羆事件」?
なんか気になるな。

…てことで「三毛別羆事件」でググってウィキの記事を読んでみた。

これはもうその記事を読んでもらったほうが早いが
1915年に北海道で起きた人喰い熊の事件で
8人が喰い殺されて
3人が重傷を負ったという
メッチャ凄惨な事件のことであった。
その熊が撃ち殺された時、晴天続きであったその地方を
猛吹雪が見舞ったことから“熊嵐”という言葉が生まれたとも。

で、この件はドキュメンターになったり
小説やドラマになったりと、そこそこ知名度のある事件として
記録に残っている。
それらのタイトルは「熊荒らし」「熊風」「熊嵐」といったものだ。
カミさんがこのアニメの1~2話を見て
「なんか凄く残酷な感じで気持ち悪い」と言っていたのは
正にドンズバだったワケだ!

例えば「八つ墓村」という小説、映画は
実際の事件“津山三十人殺し”をベースにしている。
これなんかはその犠牲者の数をとってみても
「三毛別羆事件」の比ではない。
しかし、その小説や映画、またはドキュメンタリーをみても
“ああ、こんな事が実際に起こったんだ”という感想以外は湧いてこない。
映像は事件の追体験を目的としているから当然と言えば当然だ。

「ユリ熊嵐」はどうだろうか。
自分はその背景を、今朝初めて知ったわけだが
まさかこの奇想天外なアニメに「三毛別羆事件」なるものが関連していたとは…。
これはナンカ気持ち悪い。
アニメにコメディ・フレイバーが効いているだけに余計だ。
“人が熊に喰われる”という惨事が
こういった展開で語られているところに驚かされる!
それに「百合」も上乗せされているし。

幾原監督の暗黒面は、すでに着想から爆発していたのだった。
「三毛別羆事件」を知らないで観るのと
知ってて観るのとではまるで感触が違ってくるな。
しかも“喰う側(クマ)”も主役なのだ。
これを狂気のアニメと言わずして何と言おう。

いやあ
ますます今後の展開が気になるぞ。
つか、この監督
いまにもっとスゲーのを創りそうな気がするが。