メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「Zガンダム」感想

2007年02月15日 15時59分04秒 | アニメ
昨日のガンダムつながりで…。
一応、新解釈3部作を観たんだよね。

オリジナルの本放送当時
第1話と第2話をナゼか連続して見逃しちゃって、
3話から観始めたんだけど、
なんかよくハナシつかめなくて物語に入っていけてなかったなあ。
(ティターンズとかエウーゴとか、誰がドコ所属なんだか)
さらにカミーユがどうもダメで、
登場人物で良かったのがブライトさんとシャアぐらいかな。
アムロもショボくなってて「会わなきゃ良かった」的な
感想を持っていたのを覚えている。

で、今回の新解釈はラストが大幅に違う以外
どこが違うんだか判らない始末。
それほどに熱心な視聴者じゃなかったんだよね。当時は。
再放送も観てなかったので、「こんな話だっけ」
などとストレートに受け止めるしかない状態。
”主人公がパーになる暗いアニメ”という印象は一新されたが、
今回の妙な収まりの良さにも若干違和感を持ったりする…。

僕にとってのZとは、”ニュー・タイプの行き着く先は
あんましいい事づくめでもないんだよ~ん”という
ややネガティブなメッセージを含んだ大人版ガンダム
という位置づけだったんだけどね…。

3部作での新作カットは素晴らしかっただけに、
あのクオリティでまるまる味わいたかったとつくづく思うぞ。
それにしてもオリジナルZをもう一回見直したい
欲求にもかられるのはどうしたものか。
それが狙いか?!サンライズ!



ファースト・ガンダム…

2007年02月14日 18時10分06秒 | アニメ
安彦ガンダム…実はオン・タイムで夢中になり、
「これに比べると宇宙船艦ヤマトなんて全く幼稚だね」などと、
それまで夢中になっていたヤマトをあっさり振ったのであった。
それほどリアルで、間違いなくSFやロボット・アニメを
変えていくだろうパワーに満ち溢れていたし、
当時視聴率が振るわなかった時も
「この作品が判らないヤツはバカだ」
「したがって、世の中はバカばっかだ」と真剣に思ってました…。
ちなみにまだビデオが今ほど普及してない時代のハナシだからね。
そう、結構思い入れ強かったのよ。
(なにしろ、「5時半からガンダムの再放送あるから帰る!」と、
デートを途中で中断した事もある!
→今考えると、バカの代表は僕だった!
まあ、ストイックっちゃあそう言えるけどな)

今、DVDボックスの宣伝をTVでやってるけど、
もっといい場面流せばいいのになあと思う。
それを見た時の会話。
僕「(ややかばい気味に)…う~ん、さすがに
  時代を感じるよね~…」
ヨメさん「なんか、ダッサイ!(即答)」
くう~!そうなのよ。こんな画だったかなあ?と思うほどヒドイ絵なのよ。
やっぱ過去の思い出って美化されてるのかなあ。
そうは言っても中身の話は凄いんだけどな。

そういや、最近のゼータの3部作も、
画き足したツギハギの絵とかなりの落差があり、
この作品はホントに劇場公開されたのだろうか?と
疑問に思ったりして…。
新作作っちゃった方が良かったのでは…。



「千と千尋の神隠し」感想

2007年02月11日 11時31分14秒 | アニメ
僕はDVD発売当時好きになれず(むしろ嫌い)ほっぽってたが、
ヨメさんが好きで先日のTV放映を観ようとしていたので、
「おいおい、それじゃあDVDの方を観ようよ」となった。
ハイビジョン放映であったが、DVD画質の方が
はるかに上だったし、TV放送もこの作品独自の
”画面の赤っぽさ”はDVDを上回るものであった為。
もちろんCMも邪魔だし、5.1サラウンドで観なけりゃはじまらないしな。

当時嫌いだったのは、
主人公のキャラデザインと
ナニヤラ説教くさい会話(まるで教育テレビのよう)だ。
同じ成長物語である「魔女の宅急便」が
大好きであった為、この野暮ったい日本の風状が
気にくわなかったのだろう。

今回の視聴が終了しても「あまり好きじゃない」という
基本路線は変わらないが、「とても優れたアニメ」
という新たな認識が植えられた。
千の動きをはじめとして、まるでディズニーアニメの
ようじゃないか!あのクネクネ感(細かい動作表現)は!
「やっぱ大御所の作るアニメは違うな~…」と素直に感心したぞ。
金と手間が十二分にかけられてる。
丁寧に作られてるのは言うまでも無いが、
なにか作品から放出されるエネルギーみたいなものまで
感じられる凄さだ。あのバアさんキャラが原因か?

いずれにしても傑作と言い切れる作品だと思う。
でもあまり好きじゃないんだよな~。
全体的にキャラデザインがな~。
唯一、ねずみになった赤ん坊が良かった!
あのかわいらしさが全体的に無かったんだよな。








「ガン×ソード」感想

2007年02月10日 02時34分10秒 | アニメ
まだあった木村貴宏キャラクターデザインつながり。
DVDの視聴です。

これも木村氏のキャラデザの魅力が炸裂している佳作。
2クールの作画の安定は言うに及ばず、シリーズ通して
作品全体が丁寧に作られている感じがするな。
僕は、アニメ作品にもとめる部分においてこの点を重要視している。
スタッフの力量というか、心意気というか、予算というか、
いずれにしても”やるな”と思わせてくれるのが、まず「絵」で、
コレがいい加減(クオリティが毎回安定していない)なものは、
監督を含め、スタッフが作品全体をコントロール出来ていないので
完成度は当然低くなってしまうというもの。

(余談だが、TV版における「エヴァンゲリオン」は途中で予算を
使いすぎて、後半の作画がままならなかったと監督が告白していた。
援護するようだが、エヴァの毎回の作画クオリティから考えると、
2クール全体でロクな予算を与えられていなかったと推察できる。
その意味で、前半でインパクトを重ねるような勢いで作品を作って
”後はどーなるかわかんねーや”で監督をやっていた庵野氏は
トンデモな人なのだが、前半のカルトな人気で作品全体が覆われて
いた為に、結果オーライになってしまったという不思議な例もあるが。
でも、最後の2話はヒデーよな。放映した東京12チャンネルも潔い!)

「ガン×ソード」が、なんかサンライズっぽい匂いがしたのは
作品世界のディテールがあまり語られず、「?」のままで説明も
放棄されたところがあるからなのかな。
そのある種確信犯的な展開がね。
「忘却の旋律」なんかもアレだったしなあ。
まあ、面白きゃいいんだけどね。
「ガン×ソード」はそこがビミヨーで、最終回まで観終わっても
なんかお腹いっぱいにならないというか…。
ヴァンと鍵爪の対決よりも、ファサリナとの戦闘の方が
面白かったりしたぞ。
ラスボスのメカ大き過ぎ。ありゃあ「G種運」の
デストロイヤー(だっけ?)みたいで要塞攻めるみたいでつまらん。
それにレイが途中で死んだのが残念で!
はじめから死相が漂ってはいたが、
途中でイイヤツの雰囲気が出てきただけに。
(かように、死ぬヤツのパターンはしっかりと踏襲していたので
仕方ないか…)

「サムライチャンプルー」「カウボーイビバップ」など、
性格・体格を含めそろそろヴァンみたいなヤツも類型的な
キャラになって来ているので注意が必要だ。
ウェンディは彼を制御する役どころで、そこが弱かった
(あんましキャラ立ってなかった)のがこの作品の弱点ではないかと
僕は考えている。その証拠にDVDおまけ3Dアニメ
「ガン×ソードさん」のウェンディのブチ切れぶりは素晴らしく、
「これだ!」と思ったのは僕だけだろうか?
全体としてもうチョットいじればさらに最高になったのに惜しい!

「光と水のダフネ」感想

2007年02月09日 02時35分48秒 | アニメ
昨日言及した水着つながりで…。
DVD視聴です。

クセのあるキャラクターデザインと、アクション時に女性が
殆ど布地の無い水着姿になる(海が活躍の場なので、
戦闘服が水着らしい)故、
かなり視聴者を限定したであろう作品ですな。

まず言えるのは、局部が隠れているのみの水着ってのは
エロ通り越して”たちの悪い冗談”としか感じられず、
むしろエロ感が希薄化してると思うのは僕だけか?
(06年末紅白のDJ OZUMAのステージを見ている感覚
 と言ったら、割と近いかもしれないなあ。ははは…)
さらに”肉感的”とは言い難い”つっけんどん”なキャラデザが、
裸の女性が乱舞しているにもかかわらず、
こちらにリビドーの高まりを許し得ない状況を作っている。
…だからみんな引くんだな。
そしてこの不思議な感覚がこの作品の特徴になってもいる。
「ついて来れるヤツだけついて来い!」みたいな。
ホントに僕ってばこーゆーアプローチに弱い。
(「あゝ一軒屋プロレス」もいうなればコッチの作品だったよな)

中盤まではたわいもないアクション・コメディーだった筋立が
後半は主人公マイヤにまつわる謎解きで進行し、最終回などは
見事に爽やかな感動を与えてくれる着地をみせるという、
良い意味で予想を裏切る奇跡的な良作と
いったら誉め過ぎか?
結構ベタな演出のせいで、非常に判りやすく、コスチュームの
問題さえなければゴールデンでもイケるだけのアニメじゃないかな。
作画はやや荒くなる回もあるが、まあまあ許容範囲。
先述した通り、キャラの立った女性陣に「萌え」要素が
ないのが正解。いや、いい意味で。

「神魂合体ゴーダンナー」感想

2007年02月08日 02時37分26秒 | アニメ
木村貴宏つながりでもう一作。
あの悪名高き”乳揺れアニメ”です。
DVDの視聴。

「何故あんなにムキになって乳揺らさなきゃならん?」と
批判が相次いだ作品でしたが、単に巨乳系が多かった
ために目についただけでしょう。ロボット・アクションシーンは
使いまわしを連発していたけど、乳揺れは”怠りなく”マメに
作画されてたのは確かのよーですが…。
それよりもロボット乗るのに何故あんな裸同然の
コスチュームなのかを先にツッコむべきでしょうな。
”揺れる”のはそんな格好してるからじゃん?

まあ、サービス設定だと思うので”これでいいのだ”と
断言しときますが、「光と水のダフネ」なんかも水着の面積が
少ない事(色気通り越して下品!)が”引き”の原因になってると
取り沙汰されてましたなあ。
ゴールデンじゃないんだからいいじゃないかと思いますが、
そうは言っても奥さん・子供とは一緒には観れんわな…。
(そういえば「ベターマン」の時も、ロボット(覚醒人)乗る時の
 ダイブスーツが色っぽかったな。木村氏ステキ過ぎ!)

話を「ゴーダンナー」に戻すと、まあテイストは「ガガガ」とは
また違った意味で”熱血”してますね。恋愛問題が絡んだり
夫婦愛が絡んだりと、その点ではハッキリしていて僕には
面白かったです。しかし作品全体がコチラをメインに
進行しているので、先述したよーに、戦闘シーンで期待すると
「ガガガ」と同じワンパターンのお約束に終始しちゃうので
メカ系好きには(デザインもあまり良くないので)NGでしょう。
敵も”怪獣”だし…。←これも珍しい!
あと作画はクオリティ高いと思いますよ。
2クール安定していたし、バンクがやや多いけど、
「ベターマン」よりバラエティ豊かなキャラが
満載(特に女の子)で、それがよく動きます。
木村キャラ好きにはその点だけでもOKっス。
主人公のゴオはうっとおしいだけですが…。

音楽は渡辺宙明で、結構ツボです。
僕あたりは「戦え!イクサー1」からファンなんですが、
サイコーですね。

CD”エクソダス新作”

2007年02月07日 02時38分56秒 | ロック
新作といっても06年発表の
「ショベル・ヘッデッド・キル・マシーン」ですが。

前作の「テンポ・オブ・ザ・ダムド」を最後に
中心人物のゲイリー・ホルト以外、
メンバー一新で制作されたもの。
実はこの情報自体で「もうエクソダス追わなくていいや」と思い、
ずっと敬遠してきたのだ。あのフックの効いたリフと
ノリノリのドラミング、クセのあるダミ声ボーカルが醸し出す
独特のタテノリ?スラッシュメタルはもうなくなったと判断したのだ。

ようやく中古も価格がこなれてきたので
勇気を出して買ってみたら…ボーカルにややデスが入って
ブルータルにはなっているものの、エクソダスの曲は健在だった!
それどころか、BURN!などにも書かれているとおり
パワーアップしている感がある!なんかうれしいよなあ。
アル中だの、仲間割れだので一時は解散にまで追い込まれてた
バンドなだけに。ゲイリー・ホルトは腐っちゃいなかったのね。
次作も期待してていいのかしら。

「勇者王ガオガイガー」感想

2007年02月06日 02時58分38秒 | アニメ
DVDの旧BOX視聴。
チョイ前に放送終了した「ガン×ソード」観て思ったんだけど、
僕って”木村貴宏”のキャラクターデザインが好きなのだな。

で、「ガオガイガー」だけど木村氏を初めて意識した作品。
ネットで”熱い!””大人でも燃える!”などと、結構話題に
なっていたのを相当後で知り、「ホンマかいな?」と
買ってみたら…。
まあ、低年齢向けだわな。主人公だって
小1ぐらいじゃないの(設定忘れた…)かな?
そんで、僕には巨大ロボットが自分の意志でしゃべる設定
ってのがどうーも馴染めないし、ちょこまかと挿入される
お約束ギャグも辟易だ。
肝心の戦闘シーンも、必殺の一撃で瞬時に解決。
ちょっといくらなんでも主人公メカ強すぎ!
…などと観つづけていると、「東京決戦」あたりでガゼン
面白くなってきたのである!これは燃える!

思うにワン・パターンに酔わせる仕掛けがあるのだな。
合体や最終兵器使うたびに、長官がオーバーアクションで
キーを差込み大声で「承認!」と叫び、オペレーターの
女の子がこれまた大げさにカードをスキャンする。
それに木村氏のキャラデザがハマる!実に”熱い!”
最終回に向けての宇宙編も怒涛の勢いで、なんと
感動に涙してしまう局面まであったのだ!
純粋なストーリーってのもイイよな。今時のロボットアニメ
にはないものが、確かに「ガオガイガー」にはある。

木村氏のキャラデザが好きな人なら
ちょっと観てみても損はないんじゃないかな。
途中からでも非常に判りやすいし。でも、
結構伏線がはられていたりするから”燃える”には
話数見ないとダメかも。
傑作でしょう。