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ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

「シドニアの騎士1stシーズン」感想  大規模イデオンなアニメ

2014年07月15日 01時25分11秒 | アニメ
原作未読はいつもの通り。
やれやれ、この作品も「これからなのに!」というタイミングで放送終了とは。
「進撃の巨人」なんかもそうだったし。「ブリュンヒルデ」もだな。漫画のプロモーションか?
まあ、原作を追わないこっちもこっちだが、非常に残念だ。
でも超・面白かったので、目論見通り原作の単行本も売れるんじゃないかな。

この初めてみるアニメ制作会社は“いい仕事”をしたね~!監督や演出家も含めての話だけど。
まず最初に感心したのは戦闘時の映像で、いかにも従軍カメラマンが映してます風に“手ぶれ”感を出していた事だ。
この演出によって臨場感がアップし、それと共に緊張感も跳ね上がっていたと思う。
とにかく敵は強い。動きも早いので、ワケわかんないまま殺られる(撃墜される)って状況が
ガンガン伝わってきて絶望した!(もちろん誉めてるんだよ!)
それに宇宙服などの“傷み度”の表現も徹底していたので、リアル度も増したし。
そうそう、この制作会社は“質感”に拘っていたように思う。それが見事にハマった結果がこの傑作につながったのだろう。

キャラクターもよくたっていた。
沢山出てきた割に余計なキャラがいなくてね。そこがまた見事。
それにアンジェラのオープニング曲がイイ!
「コッペリオン」「ファフナー」同様に、ドラマの内容を色濃く反映している。
日本の軍歌のメロディを引用することにより“特攻”や“玉砕”を匂わせるという…若い視聴者にはピンとこないかもしれないなあ。
このOPで既に絶望下での物語であることが提示されてしまうのも辛いよね。
それも含めて良くできた構成とつくづく感服してしまうぜ。

ストーリーのほうは“話せば長いハナシ~”という感じで全く底が見えない展開だ。
冒頭に書いたように「漫画のプロモーション」の為のアニメというのが最近多くないだろうか?
まあ、深夜枠なので好き勝手は出来るだろうが、完結しない物語を何本も観るハメになるというのもチョットなあ。
ヤなら観ないという選択肢もあるので文句を言うのは筋違いだが
やはりオリジナルアニメとか、完結している原作をアニメにしたとかの、ちゃんと完結するアニメを見たいのも事実だ。
最近「ヘルシング」とか「マルドゥック・スクランブル」とかのOVAを観て感動しただけにそう思うのだ。
 


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