メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

ウッドコーンをゲット(笑)

2015年03月31日 22時03分48秒 | オーディオ
まあ、なんだ。
例の深夜対応スピーカーの役割を担わせていた
JBLコントロール1の後釜にあたる位置づけなのだ。

そのJBLだが、昼間に音量を上げて聴いていた時の事だ。
ある周波数で「ビビビビビ」とツィーター付近からビリつき音が聞こえてきたのだ!
そう、例えばYESの「ラウンドアバウト」の冒頭、
アコギのイントロ部分での倍音部分(もの凄い音圧でギターの胴体が共振している箇所ね)で
確実にビリつく。それも片方のスピーカーのみだ。
念のために左右を逆につないでみても、ビリつく個体は一緒だ。

むむう…。
どこが音を発しているのかは判らないが、どうやらユニットの内部からのようだ。
ツィーターを保護する透明のプラスチック・ガードがあるのだが
試しにそこを指で押さえていても相変わらず音はやまなかったし。
ある程度音量を上げないと気づかない程度だが
そこはソレで一旦気になるともうダメで、速攻で売却を決めた。

驚いたのは買い取り価格で、何と6,000円という高値がついた。
ヤフオクで7,000円でゲットしたシロモノなのでもうビックリだ!
そういやエッジが張り替えてあったりしたしな。
その辺りが評価されたのかも。

で、帰りがてらに見つけたのがビクターのウッドコーンのスピーカーだ。
これも5,000円という”もってけ”価格がついていたが
なんといってもミニ・コンポの付属品なワケだしな。
単体での値付けで”いくらが妥当か”を判断するのは難しい。
またまたスマホでググってみると
ヤフオクでは8,000円以上で取引されていた。
へええ。パーツでも出品できるのね。しかも売れてるじゃん。

前に、電気店でこのウッドコーンを使ったミニコンポの
あまりに高音質な再生音に驚いた記憶があり、
8.5cm一発というのも深夜向けにピッタリということで
喜び勇んで買って帰ったのだった。

音はというとJBL比では”一回り小さくなった音”というのが第一印象だ。
縦置きにして聴いてみたが、さらに低域が弱くなるので
やはり横向きのほうが良いようだ。
8.5cmのせいもあるのか、結構志向性がハッキリしているようで
あまり耳の高さからズレると急に迫力のない音になり、極めてBGM的な鳴り方になる。
スピーカー・スタンドで床から67cmあたりまで持ち上げると丁度いい音の広がりになる。

※右の写真はコンポ状態での宣伝カット。このスピーカーのみが販売されていたのだ。

ゲバ評通り、アコースティックな楽器の音はホントにキレイに響く。
これがコーンの材質のせいなのか、箱の作りによるものなのかは判らんが。
「解像度」「透明度」といった領域ではコントロール1を凌いでいると思う。
実に自分好みな音質だ。
但し、ミニコンポのセットからすると想定外のセッティングで聴いている為か
以前聞いた印象の「こんな小さいスピーカーでこの豊かな低域はどうだ」
というトコロまでは至っていない。
宙ぶらりんに近い置き方では不利な形なのかな?

音の追い込みは今後といったとこだろうか。

HELLYEAH「BLOOD FOR BLOOD 」感想

2015年03月28日 19時01分54秒 | ロック
まあ、相変わらずといったところかな。
「こりゃスゲェ!過去最高だぜ!」
といった感想が書きたかったのも事実なんだけどね。

これで4作目になるんだけど
思えば2作目、3作目とアルバムが発表される毎に
どんどん楽曲がダークな雰囲気を持ち始めたような気がする。
今回のもラウドでダークな作品が並び、メーターが振り切れたような音圧で迫ってくる。
前作より低域に力が入っているというかヘヴィな感じ。
ネットでの評判はそこそこだし、”変わらぬ姿勢”が評価されていたりすると
…なんか、おそらく”今の自分”にはフィットしない音楽なのだろう。

そうは言っても1作目は今でも愛聴盤で、
どんなにiPhoneのミュージックの中身を入れ替えようと
必ず「Hellyeah」は残しているし、アルバムを通して聴くこともしょっちゅうだ。
あの作品には破天荒な明るさがあるし、楽曲のリフも印象的なものが多い。
というか、ビニーのリズムが並みのバンドには無い類のものだった。

それに比べてこの4作目はどこか一本調子だ。
確かに1曲目の疾走感からして素晴らしいものがあるが
この感じで全編貫いている印象で、緩急が感じられない。
バラードに属する曲も暗い(渋い?)。
曲ごとのクオリティはあると思うんだけどなあ。

”手の写った”ジャケットが続くというのはいかがなものか。
なんかコンセプトでもあるのだろうか?

でも前作よりは好きかな。

Flash「1st、2nd」(紙ジャケ・リマスター)感想

2015年03月21日 19時55分00秒 | ロック
昔、レコードで3rdを一番初めに買っちゃったんだよね。
その時の感想は「プログレなのに短い曲が多く、なんかインパクトに欠けるなあ」
というもので、その後はこのバンドに全く関心をなくしていたという状態だった。
ところがCDの紙ジャケで中古に並んでいたのをフト手に取ってみると
ナニヤラ所有衝動というのが湧き上がってきて
気が付いたら買っちゃってたんだよな~…というのが経緯なのだ。

予備知識としては”P.バンクスの在籍していたYES的な音楽”というのが
大方の見方だと思うがどうだろう?
果たして音はというと全くその通りで、以上、終了。…ではあまりにも
このバンドが可愛そうなので少し細かく触れていこうと思う。

まずジャケットが素敵だ。
…と、思ったら何とあのヒプノシスだったのね。
古い話で恐縮だが、自分は当時T.REXとかシルバーヘッドとか
東芝EMI系のレコードをよく買っていた。
ブックレットの最後のほうに宣伝として、傘下のレーベルから発売しているLPの
ジャケット写真が掲載されていたのだが、
そこにこのFlashの1st、2ndのジャケが載っていて
なんとなく気にはなっていたのだ。
当時としてはかなりのインパクトはあったと思う。

肝心の中身はというと
敢えて言うならば”初期YESのような音楽”だ。
そうだなあ、YESの3rdあたりまでの雰囲気かな。
それもP.バンクスの弾くフレーズがS.ハウのそれと非常に似ていたり、
ベーシストのR.ベネットがC.スクワイアの音色とか張り出し具合とかに
”真似してるの?”と思わんばかりに同じ風だったりと
結構バンドのスタンスとしてはビミョーなものがある。

こう書くと単なるモノマネ・バンドの様相を呈してしまうが
ライナー・ノートを読んでみると
”元・YESという経緯が経緯だけに仕方がない”という解説がされていた。
案の定、当時はやはり本家のYESはどんどん売れていくのに対し
どうしても2番煎じ的なこのバンドはイマイチどころか
日本では殆ど相手にされていなかったのではないだろうか。

しかしながら今聴いてみると
”YES的”というのが強みになっている感があり、
複雑な楽曲をあくまでキャッチーに展開していくあたりはむしろ新鮮な感覚だ。
それに1stではトニー・ケイというそこそこ名の知れたキーボードがいたのだが
2ndではそいつが抜けてキーボード・レスのバンドになっている。
ところが反ってプログレ志向が強まっているというのも面白い。
細かく変化する曲展開を延々とギター、ベースで演奏し、10分を超える楽曲も少なくない。
この辺が実は大きな聴きどころになっていると思う。
演奏(演奏の重ね具合?)もYESよりシンプルで生々しい。
自分はここにFlashの魅力を感じる。

音質も良いリマスターがされていていい感じだ。
1stでは特にベースの張り出しが凄くて
「ちょっとオーバーなんじゃね?」と思うぐらいにブリブリ響く。
YES(あるいはビートルズ)のようなコーラスが入った
ハードロックと言えなくもない様相だ。
透明感は時代が時代だけに左程ないものの、
音の分離はちゃんとされていて、オーディオ的にはイイ感じに聴こえる。

自分のように”モノマネ・バンドにも五分の魂”というスタンスが
少しでもあれば結構楽しめるバンドだと思う。
いやあ、むしろ愛聴盤ですが。

フライングモールCA-S4 と ボーズ1705 II

2015年03月15日 15時35分42秒 | オーディオ
BOSE 1705 IIでいろいろ聴いた結果
とにかく”クセがもの凄く強い”アンプだということが実感できた。
まさに曲によって”良い・悪い”という感じ方が極端に違うのだ。
そう、ベース(もしくは低音)が強調されてたほうがカッコイイ曲は
本当に魅力的に鳴らすのだ。
(ちなみにZepの「レモン・ソング」やYESの「燃える朝焼け」なんか最高だぜ!)

誤解を恐れず、敢えて総括すると
70年代あたりのロックをBGM的に鳴らすとか
あるいは録音状態のあまりよくないCDをそこそこに鳴らすとか、
いずれにしても
じっくりとアルバムと向き合う時には避けたいアンプというのが
この1週間で出た結論だ。

”ノイズ感”というのは自分にはよく判らないが
おそらくSN比があまり良くないと同義なのだろう。
透明感や繊細感、解像度といった単語とは無縁なアンプだ。
しかし「勢いだけの一発芸」に秀でたこのBOSE 1705 II、
決して嫌いではない。
”やんちゃな劣等生”にも可愛げが感じられるのだ。
もっとも2万や3万を出して購入したのだったら
ムカついて速攻売り払ったかもしれないが。

バカとハサミは何とやらで
やはり101用に作られたアンプという事なのだろう。
特定の周波数のブーストがハンパない。
コイツについては
2階の101イタリアーノに繋いでいないので
まだ真価を発揮していないともいえる。
これは後々、部屋を片付けて
ジンガリのスピーカーとともに
じっくりと音を追い込む時のお楽しみだ。



そこでまた基本に立ち返り
フライングモールのCA-S4に繋ぎ替えてみると
「おお!極めてニュートラルかつ繊細!」と
改めてこのちっこいアンプに感心してしまった。
一番素晴らしかったのは
ヤマハNS-10MXが息を吹き返した事だな。
あの透明感が戻ってきたのだ。
もちろん失われたモノもある。
AVアンプやBOSE 1705 IIで感じられた
”音の張り出し・躍動感”といった感触が薄くなった。
まあ、今の自分に一番しっくり来る音が
S4というデジタル・アンプの音で、
それ以外は”変化を楽しむ”装置という位置づけだ。

おもえば
毎日毎日、真剣に音楽を聴き続けたという経験も最近ではなかったなあ。
自分でも「クセのある坊主」か「面白みには欠けるが繊細なモグラ」の選択に
かなり迷っていたんだな。これぞ天秤座の真骨頂だ。
「入力切替BOX」の購入で解決とも思うが
まあキリがないしな。
S4で切り替えられるスピーカーだけでも4種類あるのだし。
やれやれだぜ。


BOSE 1705 II このアンプ、 温まると大暴れ?!

2015年03月11日 22時22分14秒 | オーディオ
3日前にコイツを購入してから
会社から帰ってはチョコチョコ音質をチェックしてみた。
すると初日のみでは感じ得なかった部分がみえてきた。

どうしたわけか
初日に聴いた時よりもドンドン低域が強調されてきているのだ。
例えば音質をチェックする時のお気に入りのCDに
イエスのリマスターBOXがあるのだが、
まずこの聴こえ方が従来の装置の組み合わせではあり得なかったほど
低域が強調されて聴こえるのだ。

これはこれで新鮮で良いのだが
CDをヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのに変えてみると
明らかにH.バントンのベース・ペダルはブーミーに響いてしまう。
こりゃあバランス悪いんじゃない?
次にツェッペリンを聴いてみる。
ふむ。やはりJ.ポールがベース・ペダルを使っている曲に限ってのみ
ブーミーに聴こえてしまうようだ。
初日に同じ曲を聴いてもこうはならなかったので
アンプ自体がエージングされてきたのか、
アナログ・アンプの特性として”温まると”その表情を変えるという
特徴が顕著に表れているのか。

いずれにしてもこのアンプが
低域不足を指摘されているBOSE101スピーカーの補正を目的とした
イコライジングが成されているといった事の証なのだろう。
実はこの1705 IIの裏面パネルには
”101に使用するか、それ以外のスピーカーか”といった
選択(切り替え)スイッチが付いている。
もちろん”それ以外”を選択してはいるのだが
基本的に低域を強調する仕様なのかもしれないな。

スピーカー別の寸評を書くと…
201AVMだとメッチャ低域が強調され、ソースによってはバランスが悪い面も。
テンモニはかつてないほど低域が豊かで、3本中最もバランスが良い。
(しかし、透明度や繊細感などはさほど良くない)
BOSE121は低域がガンガン出る様になったはよいが
腰高の低域が響くので、ビミョーな感じ。

「音が悪いんじゃね?」的な雰囲気よりも
軽くラウドネス・スイッチが入ってる様子で
今のところはそんな気にはならないが
もう曲によっては今までの印象とは全く違うモノにはなっているので
「もともとこんなカンジの曲だったっけ?」
みたいな混乱が生じていくかも。

そういえば
ネットでこの1705 IIに”BOSE以外のスピーカーを繋いだら
高域が全く出なかった”という書き込みがあった。
裏を返せば”低域が出過ぎて高域がマスキングされている”ともとれる。
ただ、ウチでは高域の変化について言えば
”華やかになった”というのが3本のスピーカーの印象だ。
それにも増して低域の馬力が凄いのだ。

またいろんなCDを聴いて確認しよう。

BOSE 1705 II 期待通りの優れもの!<購入直後の第一印象>

2015年03月08日 16時20分18秒 | オーディオ
久々にやっちまいました!
そう、タイトル通りアンプを買っちまいました。

いやあ、AVアンプで聴いていて特に不満はなかったんだけどね…。
強いて言えばテンモニの特徴であるかっちりしたハイ寄りの音が
出ていないなあぐらいだが、そこは201AVMを中心に鳴らしていたので
割り切って納得していたのだが。

昼飯を食べた後の腹ごなしに
リサイクル・ショップに立ち寄ったのもナニヤラ運命だったのだろう。
このショップで初めてこのアンプが並んでいるのに遭遇した。
実はCEC5300が壊れた時に、
チラリとBOSE1706あたりが脳裏をよぎっていたのを告白せねばなるまい。
ではなぜ当時(自分にしては珍しくガマン強く)購入を見送ったのか?

一つは「今更、昔のアナログ・アンプってどうよ?」であり、
決定的だったのは「中古(ヤフオク含む)で買うにしても結構、高値で取引されいている」
という点だ。
ではなぜこの製品に魅力を感じたのか?
「BOSEのスピーカーはやはりBOSEのアンプで鳴らしてみたい」のと
これまた意外なほどに「世間の好評価」だったというのが要因だ。

さて、店頭ではなんと3台も重ね置きされていた!
ある時にはあるもんだ。
1706 II ×1、1075 II ×2 しかし悩ましかったのは
1706 IIは、ちょうど1075 IIの倍の価格(値付け)であったのだ。
この製品の差は
ボリュームがダイヤル式かスライド式か
セレクターがあるかなしか(つか、インプット端子が3つか1つか)であって
基本のアンプ機能は同一という記憶があったので
1705 IIを購入対象に決定!

あとは1705 IIの2つを見比べる。
一つは輸入品らしく、シリアルNo.のふり方が違ったり
裏面パネルの注意書きが全て英語で書かれていて
明らかに年季が感じられる。
もう一方は、信じられないぐらいに状態が良い。
これで同じ値付けがされている時点で
”型番だけでマニュアル通りの査定をする”ちょっと素人くさい店員さんに
軽く感謝の気持ちが湧き上がる。
もちろんコッチをゲットだ。

早速、AVアンプからBOSEに繋ぎ直す。
スピーカー・セレクトBOXごと全部だ。
わくわく・ドキドキの音出しが始まる。

おお!この馬力のあるっつか、前に出てくる感じはどうだ!
AVアンプで聴きはじめた時よりも衝撃があるぞ。
これは201AVMから音が出た時の感想だ。
AVアンプの時も「良く鳴る」という感想は持っていたが
それに”躍動感”が加わったとでもいおうか。
特にベース・ラインなど、低域の分離がよりくっきりとして
天井近くに設置していながら(ボリュームは絞っているのに)床に響く。
従来より低い周波数が出ているという感じでもないので
まさに”鳴らせ方、味付け”なのだろう。
121に至ってはまるで別物のように力強く鳴っている。
しかし201AVMを聴いた後ではやはり”ミニ・スピーカー”だ。
圧倒的に低域の量感が違う。

ビミョーなのはここでもヤマハ10MXだ。
AVアンプ対比ではだいぶ高域の伸びや透明感は改善されたが
フライングモールS10の時の”絶好調(自分好みのハイ上がり音質)感”は
残念ながら戻ってきていない。
でもまあ、AVアンプの時は”決して聴かない”存在だったが
そんな扱いはしなくて済みそうだ。

総じて非常に満足のいくアンプだ!
これが1万以下とはCP高過ぎ。
どんどんCDを聴きたくなるぜ!
躍動感って大切なんだね。特に自分が聴くジャンルでは。