メインストリートのうつけもの

ロックンロールにゃ歳だけど、死ぬにはチョイト若過ぎる?

SONYとApple イヤホン比較みたいな・・・・・

2014年08月24日 21時31分38秒 | 日記・コラム・つぶやき
こんなことでダメになるなんて情けないぞSONY。

それはメッチャ暑い日の出勤途中だった。
iPhoneで音楽を聴こうと、イヤホンのリモートスイッチを触ると
まるで水に浸かっていたかのように濡れていた。
なんと頭から滴る汗がイヤホンのコードを伝ってスイッチのところまで行っていたのだ。
激烈な日差しの中を、駅までの道のりを20分間歩き続けりゃあ
そのくらいの汗はかくわな。なんせ日影が無い道なのだ。

で、表面はハンカチで拭いたのだが機能は問題ないだろうか?
あせっていじってみると…
ON/OFFは機能するが、Wクリックの曲送りはダメ。
加えてボリューム(音量調節)も機能しない。
なんてこった!
本体側でいじらなければならないなんて、かったるい事この上ない!
だが、乾けばまた復活するかもしれない。
風通しのよいポケットに入れてしばし音楽はおあずけになった。

会社に着いたので、一応機能の確認をしておく。
…まだダメだ。
仕方ない。帰りには治っているだろう。
なんて思っていたら
いつもと違う机の引き出しにイヤホンをしまっていたことを
すっかり忘れて帰途についてしまったのだ。

うう、音楽が鳴っていない電車の中はミョーに味気ない。
ニュースアプリ等を見ていたのだがどうも気が紛れない。
明日はiPhoneに付属していたイヤホンを引っ張り出してピンチヒッターとするか。
と、心に決めると、それはそれで「帰りには音質比較だな」と
ナニヤラ楽しくもなってきていた。

で、久しぶりに例の白いヤツを耳に着けると
「おお、結構イケる音じゃん?カタチは変だけど」と好感触。
確か記憶では、現状のSONYの音よりも中高域に寄った音という記憶があったが
そんな感じでもない。極めて聴きやすいバランスの良い音だと思う。
ただ、あの独特な形は自分の耳には十分にフィットせず、
「この位置がベスト!」という状態はスグにずれてしまい
知らず知らずのうちに
低域が抜けた(つまり密閉感が損なわれている)音質になってしまうのだった。

そうか、それで“別のイヤホン”を求めたのだな。
SONYを買ったいきさつを今更ながら思い出した。
さてと、1日おけばサスガにSONYも復活しているだろうと思いきや
なんとボリュームの反応が鈍い。
やはりただの水ではなく“汗”というところに問題があったのだろう。
こんな事なら、いっそ水洗いしたほうが良かったのか?
いやいや、使ってるうちに接点も磨かれていくことだろう。
しゃーなしだな。

音質比較はというと
SONYはHiFiオーディオの音っぽく、高域の透明感がAppleのそれとは比較にならない。
耳へのフィット感も安定しているので低域も良く出るし。
と、いうことで今のところ元の鞘に収まった格好だ。
しかし、汗はかくぜ、オイ。
また同じ状態になる事は目に見えている。
そこが問題だ。

やれやれだぜ。

「009 RE:CYBORG」感想 やはりその後の話なのね

2014年08月23日 09時06分42秒 | アニメ
TVの宣伝でこの作品の劇場公開を知った時、正直「やめときゃイイのに…」と思ったものだ。
原作のテイストをぶち壊すようなマネだけはしてくれるなよというのがそのココロだ。
従って、コワくて積極的に観たい作品でもなかったし、
もっと言えば“知らなかった事にしよう”的な扱いだったため
それ以上内容に踏み込むこともなく、今回のケーブルTVでの視聴となった。
しかもカミさんが放映するのを見つけて録っておいてくれたものだ。

結論から言うと面白かったし、非常にまじめに作られた作品だった。
考えてみりゃあ「攻殻機動隊」も「RE~」みたいなもんだよな。
同じ神山監督だし。

余談だが、映像版「攻殻機動隊」は原作のテイストを踏襲しているのではなく
それこそスッキリと再構築している“別もの”という捉えを自分はしている。
士郎正宗のあの猥雑な世界観とギャグ(明るさ)は完全に損なわれ、
代わりに理路整然としたSF感(ドシリアス)で押し通されている様は
同じ作品タイトルを語って欲しくないのが本音なのだ。
いや、決して映像版が悪いわけでも嫌っているわけでもないのだが。

さて、「RE~」である。
誤解を恐れず敢えて言うと、上記の「攻殻機動隊」の例と同じで
やはり“良くできた009のパラレルワールド”な感じだ。
味付けも神山監督の真骨頂ともいえる「攻殻機動隊」フレイバーが漂っている。

何よりもまず触れておきたいのは
003(フランソワーズ)が、いきなり黒の下着姿で009を挑発し
エッチにもちこんだ(と思われる)という素敵なシーンだ。
これは原作の「天使編」でも描かれていた
009と003がエッチにふける毎日(天使の策で自堕落な生活を送らされていた)を
思い起こさせるエピソードでニャリである。
なぜか003は原作キャラの雰囲気がメッチャ濃く残っていて
しかも胸が強調されている服を着たりしているので
それだけでも神山監督「ナイス!」と言いたいね。
(なにやらスポーツ新聞でやるみたいなレビューになってきたが…)

微妙なのは原作未完の「天使編」を
独自な設定とアイデアでやってみました。…的な今回のストーリーだ。
面白かったのには違いないが、原作者の石ノ森がやり残したテーマを
引き継ぐ…といった感覚みたいなものに、今回のプロジェクトに携わったスタッフが
どこまで意識的だったか分からないが、どうせなら全く違うテーマで展開して欲しかったなあ。
リアルタイムで天使編を“おあずけ”喰らった世代としては
「天使編っちゅーのは、もっともっと壮大な話(になるはず)なんだぜい!」と
激しく言いたい。こんな2時間の枠に収まるドラマではない(ハズ)。
いや、比較は無意味だね。やはり別物だわ。

ラストあたりは「攻殻機動隊」のイレブン~あたりを連想させる“核ミサイル”ネタで
感動を誘うが、いかんせん個人プレーの積み重ねなだけに大団円的な盛り上がりには
正直欠けた感じは否めない。
クドイようだが、これもまた「攻殻機動隊」っぽい。
どうも押井/神山の師弟コンビについては
ことチーム戦を描かせたら、ワンピースやブリーチのようなイケイケ感を
期待しても仕方がないのだな。それこそ作風というヤツだろう。

そういえば007のチート的な変身能力、泳ぐだけしか能がない008といったメンバーは
早々に画面から消えていたのが笑えるね。
なんだかんだで「飛べる」「マッハで動ける」「テレポートできる」が
無難に理想の能力かな。次に「索敵」「バカぢから」といったところか。
ポスターにあったように00ナンバーサイボーグのみんなが
一堂に会して敵に向かっていくというシーンが無かったのが残念だ。
最後のほうにそういったシーンが1場面でもあれば
視聴後の感想はもっと違ったものになったろうになあ。

既存の漫画をベースに作るということは
それだけベースとなる漫画のファンの期待や不安を担うコトなので
それを跳ね返す”技術”や”メンタル”が必要だとも思えるが
概ね今回の作品は納得の方向で着地できたのではなかろうか。
最後にもう一度書いておくが
面白かったよ。