sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

すべからく

2018-08-23 09:00:35 | 日記

北海道に百年記念塔という建造物がある。

今年、北海道と命名されて百五十年と喧伝している。

ほとんど気にもしていないが。

 

百年記念塔は北海道開拓使が設置されて百年を記念して札幌市に隣接する自然公園内に建てられた。

それから五十年を経た。

傷みが激しく放置できないとて有識者が検討を始めた。

修理するためには30億ほどかかるらしい。

解体するとしても4億ほどかかるとか。

 

報道した地元民放局。

いつも視聴している番組だ。

この週はMCが日替わりで出ている。

この報道があった時のMC。

大学で教鞭をとっている。

曰く、作る時からメンテナンスが必要、と。

五十年間ほったらかしにしてきたということだ、とも。

日常的にメンテナンスを怠らなければこの後五十年でもその景観を眺めることができるだろうと。

 

何事においても物を作るということはそういうことだ。

当時においては華々しく北海道開拓百年と騒いだのだろう。

で、記念になるモニュメント的なシンボルを作ろう、と誰かが言い出した。

周りも、そうだそうだと何の疑問も持たず作ってしまった。

あとは、宴の終わりだ。

 

確か、百年記念で100mの高さと記憶している。

 

日常生活の中においてすべてにそうであろう。

減価償却、という考えだ。

経営において当然の考えだ。

が、その前に廃棄してしまえというのが今のこの国の理屈になっているのでは。

 

厳しい財政事情を考えれば付近住民の感慨は無視して、解体だろうな。

代わりにミニチュアでも跡地に作って置けば・・・。

 

 


ここまで

2018-08-21 20:57:09 | 日記

女性教師が教え子の男性にわいせつ行為をしたとして警察の取り調べを受けた、と。

 

これまで男の教師が女児や女生徒にみだらな行為に及んだと報道されることは珍しくない時代になった。

それが、女性教師が男子にみだらな行為をしたとは。

 

男として、みだらな行為と聞けば、ああ、と何となくイメージができる。

が、女性がとなると「???」がいっぱいだ。

 

ずいぶん前になるが大阪知事の女性が男性部下に対し今で言う「セクハラ」を、というニュースに接した。

具体的になんであったか分からないが何かの宴席であったと記憶しているが。

 

それにしても、時代が変わったというか、今までの権威が悉く崩れていく。

それだけ理性に依る制御が聞かなくなってきたということか。

 

国の進む道も制御不能となっているようだから。

 


同率と同額

2018-08-21 20:55:58 | 日記

JR北海道赤字路線をめぐる国・自治体の論議。

政府は自治体と国の負担を同率と表明していた。

これに対し自治体は国と同率とはどういうことかと反発。

国交省は「同率」であって「同額」ではないと。

では、同率と同額、何がどう違うのか?

確かに「額」と「率」では基準となる尺度が違う。

 

この自治体の反発にはまともな回答はなかった。

 

いずれにしても国が面倒見るのは二年間だけだ。

自治体にJRという民間企業の赤字を負担しろというのが暴論であろう。

 

以前、JR北海道の島田社長がバス会社の経営を引き合いに出し、道路を使用している。

JRは鉄道だけ、というわけの分からんことを言っていた。

 

赤字の根っこは深い。

国鉄時代から言われてきたことだ。

だから、JRになって国は補助を続けてきた。

その「金の切れ目が縁の切れ目」みたいな謂いはないだろう。

国がもっと力を入れるしかないだろう。

 

この国の責任の取り方の無責任さがここにも表れている。

 


新競技場

2018-08-21 10:11:26 | 日記

2019年ラグビーW杯のために釜石市に新競技場が完成した。

住民が歓呼している様子をニュースで見た。

とりあえず良しとするか。

 

が、政府の東京オリンピックにかける並々ならぬ雰囲気がある。

震災復興とはいまだほど遠い地に新たな競技場。

震災前から街の衰退は進んでいた。

そこに押し寄せた津波という衝撃。

いまだに街に戻る住民は少ないと。

 

そういう中でのラグビー競技場。

来年はそれなりに盛り上がるだろう。

だが、その後どれほどこの競技場が使用されるのか。

また、当然ながらメンテナンスが必要になる。

その費用はこれまた当然自治体にのしかかってくる。

 

年間どれほど使用されるか?

そのためのメンテ費用がどれほどいるのか?

その辺りは何も伝えられていない。

当事者もそこまでの考えはないだろう。

 

先の戦争で所管官庁の優秀な人間が日米戦の見通しを弾いた。

何度やっても「必敗」でしかない。

東条英機総理に見せると「やり直せ」と。

幾度目かに見せたとき彼はこういった。

「足りないのは『大和魂』だ!」と。

そんなもの数値で表すことなどできない。

 

例を挙げればきりがない。

三セクによるテーマパーク然り、だ。

 


責任論

2018-08-21 09:23:03 | 日記

幼児が行方不明になった。

二歳になる直前という。自宅から百メートルほどのところを歩いているのを一緒に出掛けていた祖父は見ていた。

だが、その後どこへ行ったのか行方が分からなくなった。

警察官・近所の住民などで行方を探すも杳として知れない。

 

三日が経って他県から来たボランティアをもっぱらにしている老人が発見した。

とりあえず病院に入れて様子を見ることに。

ひとまず無事発見されたことは良しとしよう。

 

その後、体調も回復したということで退院となった。

そこにテレビ局が押し掛けた。

どこのチャンネルも似た構成で親の言葉と子の顔を納めていた。

 

元はといえば祖父さんが途中でぐずったから一人で帰らせたというところだ。

たとえ田舎町ですぐそばであるといえども年端のいかない幼児を一人で帰らせたところに門があったのでは。

家まで送り届ければ世間を騒がせることもなかった。

 

そして、メディアの騒ぎようだ。

ここまでカメラを持ち込んでのはしゃぎぶり。

まるで「英雄か?」となった。

 

メディアとして伝えることは大事だ。

が、どの程度で納めるか、だろう。

今回など「・・・が元気に退院しました」でいいだろう。

誘拐されたわけでない。

家族の責任に属することだ。

 

おりしもアメリカでは度重なる大統領のメディアに対する態度に業を煮やし

300を超える新聞が抗議の社説を掲げた。

自分を批判するものを許さないとする傲慢な態度だ。

すぐ近くにも似たようなのがいるが・・・。

 

批判されることは当然である。

その批判にどう道理をもって答えるかがその人間の資質が問われる。

批判を「問答無用」と切り捨て、挙句は「フェイク」と決めつける。

 

先の戦争の責任もあるが、とにかく無責任が横行している気がする。