◇『カネを積まれても使いたくない日本語』

◇2014 BOOKS 32◇

『カネを積まれても使いたくない日本語』　内館牧子

とにかく面白かった。かゆいところに手が届く。
日頃から何だかおかしい言葉使い、言い回しだなぁ、と思っていたことがすべて書かれていた。


　・させていただく
　・〜の方、かな、みたいな、とか・・・
　・語尾上げ
　・〜的
　・緊張感をもって、スピード感をもって

　などなど。


誰かにプレゼントしたいぐらいだ。
でもこれを読むと、もっともっと会社での会話やテレビのトーク番組の会話などが気になってしまうのだった。

＊＊＊
この前、ファミリーレストランで店員が注文を取にやってきて言った。
「失礼させていただきたいと思います」

失礼するのか、させていただくのか、したいと思っているのか？
破綻した日本語に驚くばかりだ。