時間の使い途

土曜日。
朝からチワワふくの血液検査に行く。体循環門脈シャントの手術以降、これで結果が良ければ最後の検査となる。
昼、最後のスポ小仕事。会長職の引継ぎを行う。これで晴れてシャバへ出られる。
夕方、散髪に行く。
夜、おでんを食べながら酒を飲む。満を持して、買っておいた「獺祭」を開ける。うーん、甘すぎて好きでなかった。

日曜日。
朝起きたらこたつの中だった。昨晩ゆっくり飲もうと思っていたのだが、精神的に浮かれ過ぎた。トホホ。
昼から長男（卓球部）、次男を連れて体育館へ。会社の先輩に卓球を教えてもらう。
夜、寒中見舞い、年末の資金繰り、その他諸々事務仕事を行う。

正しい時間の使い途だ。頭の悪いやくざまがいの輩に怒鳴られることもなく、寒い中野球をやって、そのあとの不毛なダラダラだべりもなく、淡々とやるべきこととやりたいことをやった。
スポ小やめて良かった。
本当に良かった。

来年は自分を取り戻す一年にする。

母、他界

12月4日、母、他界する。

母が病気になって、2年8か月。意識がなくなって2年5か月。
「どうしてだろう？」と考えても意味のない輪の中をぐるぐる回って、たくさん泣いたので、もういい。
入院中は何も食べられなかったので、好きだったものを供えて、好きだった花を飾ろうと思う。

子供の頃はとても厳しい強い母だったが、晩年は優しいところだけが残った。自分のことは後回しで、いつも人のことばかり考えていた。
観音様のような晩年だった。

心配しなくていい。
こっちは大丈夫。