やねうら日記

~日常の中にある幸福

うどん、おかゆ、蒸しパン、じゃがいもなど

2020年04月22日 | 日記
大腸の内視鏡検査をした。
毎年の潜血検査で何かあったからではなく、一度も受けたことがなかったので、一度やっとくか、と。

検査は、ヘタレなので、鎮静剤を使ってもらう。寝てる間に終わっているので楽だ。
前日、当日の準備が大変だと聞いていた。

前日の昼。病院でもらった食事だ。
小さいクラッカー10枚ぐらいとレトルトのシチューのようなもの。会社で温めて食べる。
前日の夜。同じくレトルトの大根のそぼろ煮と雑炊。
とてもひもじい。食べられないと言われるとお腹がすくのだ。もちろん酒も飲めない。
下剤を水に溶かして飲む。せっかく食べたものを出す。これいかに。

当日の朝。
まず薬を3錠。
1時間後から腸洗浄剤を水に溶かして飲む。まず15分おき。そして10分おきと計10回。
思っていたほど飲みにくくもなかった。トイレは大変だけれど。

昼に病院へ行き、準備。
新型コロナ対策で、窓は全部開放。看護師さん受付、先生は完全防備である。
あとはもう特筆することは何もない。
横になって、点滴を受ける。
鎮静剤が入るとき、必死で覚えていようとするが、気づくと終わっている。

結果は、ポリープ2つ切除。特に病変はなく、まず問題ない、と。
念のため生研で確認。
おしまい。

であるが、今日から5日間は、ひもじいままだし、酒もコーヒーも緑茶も飲めない。
うどん、おかゆ、蒸しパン、じゃがいもなど。
これがつらいなぁ。

また来年。

もう、うんざりしてしまった。

2020年04月14日 | 日記
検索エンジンを開けば、新型コロナウイルス。
そして、それぞれの施策、施策に対する批判、批判に対する批判。
みんな何者なんだろう?
政治や経済と長く向き合っている人が、その人責任において、長年の客観的な研究に基づき語っていることを僕は信頼したい。
ネットの上っ面の情報で得た真実かどうかも分からないことを根拠に、ほとんどは怒りに任せて批判するのを見るのが、もう疲れた。見たくなくても、TOPページで操作された情報が目に入る。


ああ、もう疲れた。
批判大国ニッポン。
震災の時、こんなんじゃなかった気がするが・・・
震災は被災した人、被災していない人に分かれていたから、思いやりをもってひとつにまとまったんだろう。
思いやりとは、裏を返せば、他人事で上質なマウンティングか。
今回は、全ての人が被災する可能性があるので、ギスギスしている。
他人事ではないので、思いやりが生まれない。

ああ、もううんざりしてしまった。


◇『見落とされた癌』

2020年04月12日 | 
◇2020 BOOKS 3◇

『見落とされた癌』 竹原慎二

ガチンコファイトクラブしか知らないけれど、こんなことがあったのかと知る。
赤裸々に語られ、言いたいことがよく分かった。最後までやってみないと分からない。
人の可能性を感じた。

「新型コロナウイルス感染拡大について思うこと」

2020年04月12日 | 日記
子供たちに作文を書かせた。
「新型コロナウイルスについて」

子供ばっかりに書かせてもダメかな、と思い。書いてみた。
思っていることとはちょっと違う感じになった。

***

「新型コロナウイルス感染症拡大について思うこと」

 世界ではいつも必ずどこかで争いが起こっている。人と人とがいがみ合い、奪い合い、殺し合う。
 今は新たなウイルスの蔓延だ。自然発生的なのか人為的発生なのかはまだ分からないけれど、とにかくたくさんの人が苦しみ、亡くなっていっている。本やテレビで見聞きすることはあっても、まさかこの現代で、日本で、欧米でこんなことになるとは想像さえしたことがない。
 あちらの国では大変だ。あちらの地方は大変だ。隣の市は大変だと、ときを追って少しずつ近づき、だんだん他人ごとではなくなってくる。他人ごとでなくなってくると、争いのときと同じように、デマや不確かな情報が、これもまたウイルスのように蔓延し、人を思わぬ方向に動かせる。スーパーからマスクや紙製品が消え、需要と供給のバランスが崩れた。これを目の当たりにして、人間の愚かな一面を知る。
 被害が大きくなるにつれ、対策も経済活動を追い越して、厳しくなってきた。自粛要請は緊急事態宣言へと発展し、これからどうなっていくか不安は増すばかりだ。マスコミはこれを煽り(煽っているように見える)、対策が後手後手だとか、総理が悪いとか、誰が悪いとか批判ばかりがまたしても蔓延する。責任を誰かになすりつけるのは簡単だ。後出しで、責任を取らない連中がネットで騒ぎたてるのは本当に無責任だ。新型ウイルスばかりでなく、情報や不安や批判がネット社会でどんどん感染し、打つ手がない。これに効果的なワクチンや薬はない。これを治すのは人の冷静さと目的をひとつにする心だろう。
 人は経験からしか本当のことは学べないと思っている。経験しなかったことはすぐに忘れ、本気になれない。震災のときもそうだった。
 今回、いつ終息するか分からないけれど、この経験を活かして、人は進歩していかなければならない。問題は山積みだ。しかし問題は分かった。解決しなければならないことも分かった。

 人と人とが殺し合っている場合ではないのだ。覇権争いをしている場合ではないのだ。人類が存続するためには、国境を越えて協力する必要がある。自分たちが潤うだけでは、世界は存続しえないのだから。

追悼 大林宜彦

2020年04月11日 | 映画
ご冥福をお祈りいたします。

「さびしんぼう」は30回ぐらい見ました。
そのたび同じところでぐっときて、ちょっと泣き、ちょっと笑う。

初めての一人旅は尾道で、とても暑かった。
ぶらぶら楽しく、ぶらぶら悲しい。
そんな町だった。
「時をかける少女」も、もちろん「転校生」も。


とても美しく
とても悲しい
とても透明

ありがとうございました。

A MOVIE

人が人を恋うるとき
人はみんな
さびしんぼうになる