やねうら日記

~日常の中にある幸福

◇『やっぱりあぶない、投資信託』

2014年10月30日 | 
◇2014 BOOKS 43◇

『やっぱりあぶない、投資信託』水沢 渓

投資信託がいかに儲からない商品かがつらつらと書いてあった。一方、株や社債は安全であり、国債も危険である、と。素人目に見ても非常に偏った考えで、正しいような気はしなかった。
という訳、でもないが、今月からこずかいで投資信託の積立を始めた。月5千円+ボーナス月5千円の年7万円。10年後に70万円+αを目指す。これは老後、カミさんと旅行に行く足しにしようと思っている。


料理

2014年10月26日 | 料理
久しぶりにご飯を作った。なんだか最近、カミさんが疲れているようなので。
ネギ焼き(キャベツでなく長ネギだけで作るお好み焼き風)、鶏のにんにく炒め、ごぼうと玉ねぎのコンソメスープ、シーザー風サラダ。

まぁボチボチ、60点といったところか。

◆『ステキな金縛り』

2014年10月24日 | 映画
◆2014 MOVIES 32

『ステキな金縛り』 2011 三谷幸喜

現在の喜劇映画監督で、もっとも面白い作品を作る一人だろう、三谷幸喜。
この映画も本当によくできていて面白かった。
でも三谷作品はきれいすぎるというか、うまくでき過ぎているというか、面白いんだけど100%好きな監督には思えないのはなぜだろう。。。言い表せないもどかしさ?がある。
やはり僕にとって最高の喜劇映画監督は伊丹十三をおいて他にはない、と思う。なぜか三谷作品を観ると、その後、伊丹作品が必ず観たくなる。

◇『イニシエーション』

2014年10月23日 | 
◇2014 BOOKS 41◇

『イニシエーション』 麻原 彰晃

麻原が何を考えていたのか、何を説いていたのかが知りたくなって、本を読んでみた。そこらへんの図書館には置いてなく(多分、処分されたのだろう)、県立図書館まで借りに行った。逆に県立図書館にあったことが驚きであったが。もちろん在架ではなく、書庫。麻原の本を3冊も書庫から出してもらった。ちょっと怪しがられているだろうか。

さて、内容は、センセーショナルなこともなく、真面目にチベット密教、仏教、ヨーガなどに独自の解釈を加えて説いている。教義のことはよく分からないけれど、宗教家としては立派だったんだろうな、と思った。どこで掛け違えていったのか。権限がひとつに集中して思い通りになり、側近が何の判断もせずに従っていくと狂気が芽生えてきて、暴走していくんだろう。そして破綻する。歴史は繰り返されるのだ。

町内の祭り、当日

2014年10月19日 | 日記
朝から祭りの準備。
そして焼きそば担当。勝手もよく分からないが、とにかくマシーンのように10玉ずつ焼く。思ったほど大変ではないが、手は痛くなる。いろいろ都合があってたくさん準備はできないよう。あっという間に売り切れ、お客さんはとても残念そうだ。

その他には、フライドポテト、フランクフルト、おでん、ポップコーン、ぜんざい、揚げたこ焼き、輪投げ、ヨーヨー釣り、野菜の即売など。この小さな町内でよくやっている。子供たちも大勢来てくれて、町の全体像が見える。このご時世で、数少ないだろう人口増加の市、そして町。活気があってよい。この子供たちが地元に残ってくれれば、と爺さんみたいなことを思う。

くたくたに疲れて、家に戻って夕方前からビールを飲んで爆睡。
またまた来週も土日続けて、町内の会議と消防。まだ続く自治会活動。

そば処 藤村

2014年10月17日 | 日記
会社が休みだったので、カミさんと蕎麦を食べに行った。食べログによると滋賀県で一番ポイントの高い蕎麦屋。
辺鄙で車でしか行けない、カーナビがないと行けないところだったが、平日にも関わらず20分の待ち。とてもゆったりとした店舗で相席もさせない、贅沢な空間。

頼んだのはざる蕎麦と蕎麦がき。
蕎麦はかなりコシの強い麺、出汁は少し辛め。素朴な味でおいしい。初めて食べた蕎麦がきも、もっちりとして癖になるおいしさ。店構えも蕎麦もなるほど人気が高いはずだ。残念は蕎麦湯。蕎麦湯が好きでざるを食べるようなもんだが、ちょっとどろっとしすぎていて、粉っぽかった。もっとシンプルだといいのに。
でもまぁ、全体的には大満足。また行きたい。

◇『約束された場所で』

2014年10月13日 | 
◇2014 BOOKS 40◇

『約束された場所で』 村上春樹

オウム信者(元信者)のインタビューをまとめた、「アンダーグラウンド」とは逆から見たもの。
2度目だが、知識なしで読んだ時と全く印象が違った。
オウムの問題だけでなく、内在する悪とどう向き合って、付き合っていくのか・・・
難しい。

200個ぐらいの水ヨーヨー

2014年10月12日 | 日記
今年は自治会の役員に当たっていて、今日は学区のお祭りでヨーヨー釣りの準備、販売をする。
朝からヨーヨーづくり。単純作業だし、そんなに力仕事でもないが、繰り返すとじわじわ体を痛めるタイプの作業だ。輪ゴムを風船の口のところにぐるぐるっと巻きつける作業がきつい。だんだん握力がなくなってくるし、手先が痛い。そして腰にもくる。一人でおそらく200個以上は作ったと思う。

台風の影響で、繰り上げて閉幕することになったので、時間は短くなったが、それでもヨレヨレに疲れた。
しかしその反面、非常に楽しくもあった。子供たちがとても喜んでくれるからだ。人に喜んでもらえることがこんなに気持ちいいとは。今の僕(僕たち)にもっとも欠けていることだな、と感じた。

来週末は今度は町内のお祭り。焼きそば担当で、こっちはもっとハードなのだ。

ウタノコリ~そろりそろりと急いでまいる

2014年10月11日 | 音楽
この鬱屈した状況を、大げさに言えば、救ってくれるのは何だろう、と思った。
少しでもリラックスできて、楽しめて、気分転換できて、がんばろうと思えるのは、と。

映画、本、野球、美術館、運動、旅行、買い物、食べ物、酒・・・
どれもすっきりとはさせてくれそうにはない。それほど根深い。そんなときまた、水戸華之介のライブがあると知って、すぐにチケットを(しかも遠く2時間以上かけて)買いに行った。(そこで買うと優先的に入れるので)
全てを手放しで受け入れてくれて、受け入れられるのは、水戸さんの歌しかない、と思った。

水戸さんの歌を聴いてもう30年になる。彼の歌、詩を越えるものはいまだに出てこない。


***

小さいライブハウスで、客は6,70人。おじさんとおばさんばかりだ。その昔、アンジーやエレカマニアを聴いていた人たちが、水戸さんとともに歳を取ったのだ。「ああ、君も歳を取ったんだね」と。
ライブは「マグマの人よ」で始まった。僕は泣かなかった。泣けなかった。今の僕はこんなに傷ついているんだ。

客と水戸さんは牽制しあいながら進んでいく。客同士もそうだ、いい大人はこぶしを挙げたり、キャーと言ったりしないのだ。お行儀よく、拍手をしながら淡々と。


「青空を見たとき」

朝っぱらの散歩は 眠れない夜の次
静かな交差点を渡る

すずめ達がなけば 空は青くなる
そうだよあの頃と同じに

白い雲と 同じ青空を見た
君はどうだか知らないが 僕は今でも元気です

ちょっとしたことを 思い出したんだ
麦わら帽子あは消えたけど
河原の石で 足を切ったこと
君がビワの木から 落ちたこと

白い雲と 同じ青空を見た
君はどうだか知らないが 僕は今でも元気です

手紙なんかは書きますか
ヒマがあったら どうですか

白い雲と 同じ青空を見た
君はどうだか知らないが 僕は今でも元気です

思い出したりしてますか 空は今でも青かった


***

思いがけず涙が溢れてきて、ボロボロ泣いた。
まだ、泣けるんだ。

***

そのあとのロックンロール・タイムは、このおじさんおばさんたちを、立たせ、躍らた。羞恥心を捨てさせた。
拳を突き上げ、叫び、歌う。阿鼻叫喚、地獄絵なのだ。「天井裏から・・・」「素晴らしい、素晴らしい」と。

***

やはり水戸さんだった。
僕の15歳の選択は間違っていなかった。

***

しばらくはこれで生きていける。
くそったれ、って思う。

◇『怒らないで生きるには』

2014年10月08日 | 
◇2014 BOOKS 39◇

『怒らないで生きるには』 アルボムッレ・スマナサーラ/しりあがり寿

『怒らないこと』で非常に感銘を受けて〜実践は全くできていないが〜教科書的に読んでいるアルボムッレ・スマナサーラさんの本。
うーん。宗教色が強すぎて、あまり入り込めなかった。智慧あるものは怒るバカを相手にしない、ということの繰り返し。。。うーん。

昨日、ノーベル物理学賞を獲った中村氏が「原動力は怒りだけ」というのが実に対照的だな、と思った。

◇『損せず得とる! 株の心得』

2014年10月07日 | 
◇2014 BOOKS 38◇

『損せず得とる! 株の心得』 榊原正幸

訳も分からず見よう見まねで始めた株式投資だが、チャート、優待、配当、ちらっと業績を見るだけで割となじみのある企業の株を買った。現在600株で、3万円ほどの含み損。もう少し勉強せねばな、と思ってこの本を読んだ。いろんな見方、判断基準があるだろうが、理路整然として分かりやすく、論理も納得ができるものだった。しっかり覚えて、応用して、使ってみようと思う。

株式投資の良いところは、目的があまりにはっきりしているところ。資産を増やす、という一点だけ。曇りなくそれだけだ。早く利益確定してみたいものだ。

***
仕事のことは暫く考えないことにした。仕事のことを深く考えるほど暇じゃないのだ。

無題

2014年10月05日 | 日記
人は何のために生きているのだろう、と最近よく考える。
こんな歳になってこんなことを考えるなんて思ってもなかった。

会社では離職者が後をたたず、破たんしていっている。
終わっていく、この感じ。
その終わっていく会社に居なければ生きていかれない自分と折り合いがつけられないのだ。
かと言って、子供たちに期待している訳でもなく、社会や将来(自分が生きていないだろう遠い将来)に期待している訳でもない。
何を待っているのだろう、自分は。


◇『家族旅行あっちこっち』

2014年10月03日 | 
◇2014 BOOKS 37◇

『家族旅行あっちこっち』 銀色夏生

2009年の本。571円+税。
残念ながらその本文にはこの金額の価値はなかった。夏生さんが斜陽になっていく時期か。時代は彼女を求めなくなっていく。

かれこれ25年ほど前に写真と詩、写真と一言など新しい世界を作った。まだパソコンやブログなどがない時代に今では当たり前になったこの様式を作った先駆者ではないかと思う。
しかし、その場所に胡坐をかいて横柄になっていくような気がしてならない。純粋な詩人にはなれなかったんだな、と思う。