やねうら日記

~日常の中にある幸福

KING OF NOISE 非常階段への扉

2011年02月28日 | 音楽
とうとう開けてしまった非常階段への扉を。

会社の友人とちょっとしたブームになっている
<KING OF NOISE '非常階段'>

DVD1枚とCD3曲だけで語れるはずもないが、率直な感想は・・・
彼ら(彼女ら)は何の為に楽器を持っているのだろう? ということだった。
特殊な音楽であることは間違いない。しかも一生のうちにこの手の音楽に一度も触れずにいる人々の方が多いだろう。もし仮にその人々が、これを音楽と呼びうるならば、の話だ。

ハードコアパンク、ノイズコアパンクは、少なくとも楽器が意味を持っている。ノイジーながらもリズムがあり、メロディがあり、歌詞がある。そして何より始まりがあり終わりがある。
このノイズコアの延長線にあり、更に過激にしたものだろうと思っていた。
あまりに知らなさすぎた。

ノイズだ。ノイジーではない。最初から最後までノイズだ。彼らが持つべき物はあるいは楽器ではなくても良いような気がした。例えば鉄骨とハンマー。例えば削岩機。例えばチェーンソー。

その友人と話していたのだが、「これは音楽の究極の形」かもしれない、と。本能のまま解放されたとき迎える形かもしれない、と。
それを確かめるべく、<早送りせず>CD1枚聴いてみようと思う。残念ながらDVDは約2分で挫折した。CDは現在3曲、車で聴いた。そんなに大音量で聴いていた訳ではないのだが、耳がバカになって、家に着いてからTVの音が聞きとりづらかった。

神経を素手で握られて、しかも強く握られてビリビリする、そんな感じになった。

好きなうた ~中産階級ハーレム <じゃがたら>

2011年02月26日 | 音楽
「中産階級ハーレム」 じゃがたら 歌詞:江戸アケミ

中産階級ってのもお安くないぜ 一度なったらやめられねぇ
スコッチ・ウィスキー ファミコンソフト 
週に一度のゴルフ場通い

できた女房にはげまされ カラオケ・パブでは人気者
満員電車に揺り揺られ 行き着き先は老人ホーム

たった一人の箱入り娘は 情報誌片手にロック狂い
アダルトビデオに胸ときめかせ 不倫騒ぎもおつなもの

夏には夏で有給休暇 家族揃って海外旅行
にっこり笑ってシャッター押せば 楽しい思い出わいてくる

受験戦争と高度成長に乗り遅れた者は 使い捨ての百円ライター
管理社会の落とし子達は 今日もディスコで踊り明かす
差し迫るエネルギー危機には 一億火の玉原子力

でも中産階級ってのはおかまいなしだぜ 今の日本を支えてる
中産階級ってのは最高だぜ 一度なったらやめられねぇ
中産階級ってのは最高だぜ

努力次第であんたもなれる

中産階級ってのは最高だぜ
アンタもなってみろよ

中産階級ってのは
中産階級ってのは
中産階級ってのはホントにいるのかい?


中産階級ハーレム 中産階級ハーレム 中産階級ハーレム
中産階級ハーレム 中産階級ハーレム 中産階級ハーレム
中産階級ハーレム 中産階級ハーレム ・・・・・・

ヤツは肥えた ヤツは肥えた ヤツは肥えた・・・

頭をそうじするんだ 頭をそうじするんだ 頭をそうじするんだ
・・・・・・

だいじょうぶ マイフレンド


***

大学の先輩~バイトで知り合い、スライダーズできっかけがあり、スターリンで互いの不幸を理解し、あがた森魚であきれら、じゃがたらであきれた~

大学の先輩のところへ遊びに行ったら、この曲が大音量で流れていた。
この人は大丈夫なのだろうか、と思った。

そして好きになった曲。
重いなぁ。

麻原彰晃の誕生

2011年02月23日 | 
◆ 2011 BOOKS 8 ◆

「麻原彰晃の誕生」 高山 文彦 2006

松本智津夫が麻原彰晃になっていく過程、麻原彰晃が暴走していく過程がかいつまんで書かれた本。
最後まで興味深く読むことができた。

絶対的な権力を築き上げ、~あちこちからつまみ食いをした情報で築き上げられた王国~
側近達、その他大勢の行き場のない信者達を自由に操り、しかし行き着くところは結局本人にも分かっていなかったのではないかと思う。
麻原自身も哀れだが、その信者はもっと哀れだ。彼らは考えることを放棄したのだ。麻原にすがるしか道はなかったのだ。


音源整理

2011年02月20日 | 音楽
音源の整理を始めた。(自分にとって)貴重なカセットテープが大量にあり、以前それをMD化した。しかしMDも廃れ、聴けなくなるのも時間の問題ということで、デジタル化することにした。

DigiOnSound5 L.E.というソフトを買った。4980円のところ開梱品2980円! 長年の懸案だった貴重音源のデジタル化、MDの廃棄、今年の目標の一つにも挙げた捨てること。
それがたかだか3000円弱で実現できるとは、何と便利な世の中だ。色めきだって帰宅した。

コンポから直接パソコンのUSBにつなぎ、MDをかけ、取り込む。むむむ、厳選しても50枚はあるので50時間以上かかるのか。パソコンに落としたやたら重いデータからノイズを取る、当然MD1枚分は一つのデータになっているので、曲ごとに分割する。分割した後、曲名やアーティスト名を付ける。次にMP3に変換し、所定の場所に移す。曲順にituneで頭だけ再生し完成。むむむむ。ソフトの使用方法を試行錯誤しながらやったら1枚のMDw処理するのに5時間以上かかった。
曲の分割は、想像以上に骨が折れる。何度も何度も曲のつなぎ目を探して注意深く聴かなければならない。

そして、僕は途方に暮れる。

NANA

2011年02月19日 | 映画
◆ 2011 MOVIES 9 ◆

「NANA」 大谷健太郎 2008

あまり興味のないジャンルの映画だ。カミさんがスカパー!で録っていたので、期待もなく観た。ら、面白かった。ウィキペディアで調べると、「興行収入40億円以上、社会現象を起こすヒットとなった」とある。なるほど。
NANA2も観ることとする。

非常階段

2011年02月17日 | 音楽
これも何故か通らなかったバンド。
世界初のノイズバンドと言われている。

あれほどSTALINに傾倒したが、非常階段には行かなかった。
INUには行ったが、非常階段には行かなかった。
LIP CREAMには行ったが、非常階段には行かなかった。
原爆オナニーズには行ったが、非常階段には行かなかった。
何か見てはいけないような気がしていたのかもしれない。

約25年の時を経て、体験するときが来た。
DVD付きの本購入。
怖くてまだ見られないのだ。

ジャズドリーム長島

2011年02月13日 | 日記
割合近所に三井アウトレットパークがあるのだが、あまり好きなブランドが入っていない。
それでドライブがてら三重県のジャズドリーム長島まで行ってきた。

目当てはFRED PERRYだったが、冬も終盤でもう良いものは残っていなかった。春物はまだ出ていない。でも、セールをやっていて、RALPH LAURENのポロシャツを2枚、CIAO PANICのインディアン的デザインのアウター、雑貨屋で時計、カミさんがEddie Bauerのダウンを買った。安く気に入ったものが買えて満足だった。ここ数年、バーゲンかアウトレット以外で服はほとんど買っていないなぁ。

ラジオイベント

2011年02月12日 | 日記
毎朝会社へ行くとき、ラジオを聴く。しかもAMラジオ。

「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」笑福亭晃瓶・中村薫

他愛もない地域の情報とおしゃべりだが、なかな面白い。
よくもまぁ、毎日毎日こんなに喋ることがあるなぁと感心もする。

そのラジオのイベントがあり、息子と行ってきた。
観客その数、約900人! 無料ということもあっただろうが、入場券が足りなく抽選になったらしい。観客の平均年齢は60歳ぐらいか。しかもおばちゃんが多い。おばちゃんはパワフルだ。それにくらべおじさんは元気がない。

隣に座った65歳ぐらいのおばあちゃんは、飲食禁止の館内でお弁当を広げ「始まる前なら良い!」と断定的に言った。弁当の後はビニール袋から回転焼きを取り出し食べる。後ろのおばちゃんは同じくビニール袋に入ったガムを食べる。おばちゃんは何でもビニール袋に小分けして持ち歩くのだ。

イベントは
 ①演歌(鳳しん也)
 ②笑福亭晃瓶と中村薫のお喋り
 ③漫才
 ④大喜利
 ⑤大抽選会(何も当たらず)

楽しかったし、息子も大喜びだった。

AMラジオを聴く人は少ないが、なかなか味わい深く、意外な人がパーソナリティをやっていたりする。

人のセックスを笑うな

2011年02月11日 | 映画
◆ 2011 MOVIES 8 ◆

「人のセックスを笑うな」 井口奈己 2008

こんなこともあるか。
好きな人もいるのかもしれないけれど、残念ながら何が言いたいのかさっぱり分からなかった。主題分からず、長回しで退屈、カット割りだるく、音のバランス悪し。。。うーん。
タイトルの意味も・・・分からない。

東京飄然

2011年02月10日 | 
◆ 2011 BOOKS 7 ◆

「東京飄然」 町田 康 2005

ようやく読み終わった。
なかなか進まない、町田 康の文体。文語的。

エッセイっぽいが、事実か物語か分からない。
可笑しくもあるけれど、本心か冗談か分からない。

文体の勉強にはなった。今年は小説を書き始めよう(書き終わる、ではない)と思っているので、いろんな文章を読んでみたい。気に入るもの、気に入らないもの、感心するもの、感嘆するもの、イライラするもの、はっとするもの、など。など。

ようやく次の本が読める。
順番を待っている本たち。
ホコリをはらって、お尻をひとつ叩き、野に放つ。
ああ、村上春樹的。というか、そのままだ。


グミ・チョコレート・パイン

2011年02月05日 | 映画
◆ 2011 MOVIES 7 ◆

「グミ・チョコレート・パイン」 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 2007

あまり期待せずに観た。
大槻ケンヂ 原作
ケラ 脚本・監督

うなった。映画どうこうより、80年代を生きたPUNK世代は泣けてくる。
今のところ2011 1位。

まさに1986年頃、僕はPUNKだった。
PUNK以外は俗で、甘えていて、能なしで、意味がなかった。
そう思うことで酔っていた。でも真剣だった。
幸せだった。青春だった。
うん、そんなだった、そんな映画。


今日やる人生と明日やる人生

2011年02月04日 | 日記
「好きなミュージシャン」「好きなうた」というタイトルでいくつかブログ書いた。しかしながら最も好きなミュージシャン、最も好きなうたについてはいまだ書けていない。好き過ぎて書けないということもあるし、もう少し時間があるときにゆっくり書こうとも思う。もっと心が落ち着いているときに、もっと、もっと、もっと、もっと・・・云々。

果たしてそんなときが来るのか。

そんな風にして
これまでも
チャンスを潰してきた気がする。
もっと準備をしてから、もっと今とは違うときに、と。

今日やれることは今日やろう、例え満足行かなくても、という人生。
明日やれることは明日やろう、もっと準備をしてから、という人生。

どちらの人生が豊かさへ向かって行けるのか・・・分かりきっているのに。
2011年、些細なことを軌道修正。 

2011 1月を振り返る

2011年02月02日 | 日記
仕事が最も忙しい時期で、平日にはなかなか時間がとれない。その中で読了6冊、映画6本は良しとしよう。

BOOKS
 「1Q84 book1」 村上 春樹
 「1Q84 book2」 村上 春樹
 「♯18 マエケン」 前田 健太
 「約束された場所で―underground 2」 村上 春樹
 「新新宗教と宗教ブーム」 島薗 進
 「生姜で体を温めれば、血液サラサラ病気も治る」 石原 結實

MOVIES
 「千と千尋の神隠し」 宮崎 駿
 「歩いても歩いても」 是枝 裕和
 「ノルウェイの森」 トラン・アン・ユン
 「雪に願うこと」 根岸 吉太郎
 「ぐるりのこと」 橋口 亮輔
 「図鑑に載ってない虫」三木 聡


雪も多く、とにかく寒かった。休みの日もあまり外に出ず(出られず)、引きこもり気味な一ヶ月。