やねうら日記

~日常の中にある幸福

45の夜

2015年06月30日 | 日記
たんぼ道をてくてくてくてく40分、


なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な45の夜
盗んだバイクで走り出す 行先も解らぬまま 暗い帳の中へ
誰にも縛られたくないと 逃げ込んだ この夜に
自由になれた気がした 45の夜・・・

と唄いながら歩いた。


ボーナスが出たので。
ボーナスが出るといつも気持ちが塞ぎ、荒れ果て、蹴りたくなる。
大声で怒鳴りたくなる。

ああ、こんな45の夜。

そして明日から46歳。
そして、僕は途方に暮れる。
 
  

帰省

2015年06月20日 | 日記
今年5度目の帰省。
母の様子を見に病院へ。変わらず、もう僕を認識することはないようだ。

明後日、もっと落ち着いた病院へ転院。ホスピスなど終末医療をしてくれる病院へ。
少しでも穏やかに、と思う。


***
夜の天神は騒がしく、ギラギラしていて、ついていけなかった。田舎暮らしが身についたな、と思う。
福岡の町は愛しているけれど、帰ってくる場所ではない、そんな覚悟をした。

フランク三浦

2015年06月13日 | 日記
イヤホンが断線したので、新しいのを買に行く。会社への行き帰りになくてはならない。
1時間ほどあれこれ試聴して、ShureのSE215にする。かけごこちはあまり気に入ったものではなかったが、音質は同じ価格帯の中ではずば抜けている気がした。

時計売り場も見ていると、ROLEXの品薄さが異常だった。人気モデルは全く見当たらないし、価格も高騰している。
帰りがけふと目に入ったのが、「フランク三浦」。お。
フランク・ミューラーのパロディー?でデザインを模したおもちゃ時計。カープの前田投手が一岡投手にプレゼントしたとテレビで見た。手に取ってみるとなかなか良い。質感はかなりチープだが値段もチープだ。5400円。思わず買ってしまった。


久しぶりに自分のことを考えたような気がする。

◇『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』

2015年06月10日 | 
◇2015 BOOKS 7◇

『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』 名越康文

この本を読んだからと言って、なぜ生きるかなんて分からない。ヒントすらない。宗教色が強くて分からない、感覚的に理解できない部分も多かった。偶然、アルボムッレ・スマナサーラ氏の「怒らないこと」が引用されたりしていた。
何も分からないけれど、とにかく怒らない(一般に言う怒らないではなく、仏教的に言う貪瞋痴の瞋)こと、善く生きること、慈悲を持って生きること、そしてこの本で繰り返し出てくる明るく生きること。「明るさは自分の心が作る」と。全てにおいて遠ざかっている。


何とか軌道修正しようと必死でもがいている。でも同じところをぐるぐる回り、回るたびに余計なものまで巻き込んで大きな渦となっている。どう考えていいのか何を考えていいのか分からない。とても苦しいし、とても悲しい。時折、本当に胸がつぶれそうになる。

でもこの苦しみも悲しみも他の人に受け持ってもらう訳にはいかない。自分で引き受け、自分で解決しなければいけない。歯を食いしばって耐えることしか、方法はない。心が乱れると「最後まで耐えるんだ」という言葉だけを思い、通りすぎるのを待つ。

一巡

2015年06月05日 | 日記
困ったから始まり、失望、絶望、落ち着き、納得、希望、そして失望、絶望と戻り、一巡した。
これからどこへ向かうのかは分からないし、何を祈れば良いのかも分からないが、
僕たちは生きていかなければならないし、善く生きていかなければならないんだ。
ぐるぐる回るけれども。


明日は、一人で蛸薬師永福寺へ行こうと思う。
したいことをしようと思って。何を祈れば良いのかを聞いてみようと思って。