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ナポレオンの遺書

2014年05月27日 | 羊、朝の一声


◆「我が辞書に不可能はなし」と豪語した天才ナポレオンは、1769年コルシカ島で生まれ、流刑地・セントヘレナ島で癌のため、その波乱に充ちた52年間の短い生涯を閉じました。ナポレオンは聖書について、このような言葉も残しています。

「聖書は単なる書物ではない。それに反対するすべてのものを征服する力を持つ生き物である。」

以下は、現在シカゴ大学の図書館に保存されているナポレオンの遺書の抜粋であり、彼の信仰告白です。


私は大胆に「キリストを信じます。」と大声で告白できなかった。そうだ、私は自分がクリスチャンであると告白すべきだった。しかし私は今、セントヘレナ島にあって、もはや遠慮する必要はない。

私は私の心の底に信じていた事実を告白する。私は永遠の神が存在していることを信じる。その御方に比べたら、バートランド将軍よ、あなたはただの元首に過ぎない。

私のすべての能力を持ってしても、このお方と比較する時、私は無である。完全に無の存在である。私は永遠の神キリストを認める。私はキリストを必要とする。私はキリストを信じる。

今、私はセントヘレナの島に繋がれている。いったい誰が私のために戦って死んでくれるのだろうか。誰が私のことを思ってくれるだろうか。誰が死力を尽くしてくれる者があるだろうか。

明日のわが友はいずこへ。ローマ皇帝カイザルも、アレクサンダー大王も、忘れ去られてしまった。私とて同様である。これが大ナポレオンと崇められた私の最期である。

イエス・キリストの永遠の支配と、大ナポレオンと呼ばれた私の間には深くて大きな隔たりがある。キリストは愛され、キリストは礼拝され、キリストの信仰と献身は全世界を包んでいる。これを死んでしまったキリストと誰が呼べるだろうか。

イエス・キリストは永遠の生ける神であることの証明である。私ナポレオンは、力の上に帝国を築こうとして失敗した。しかし、イエス・キリストは愛の上に彼の王国を打ち立てている。
(上の写真は現在シカゴの国立図書館に保管されているナポレオンの直筆遺書)



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