心の叫び

　生まれてから一度も、40年以上、立つことも歩くこともできない人がいた。寝起きしている場所と施しを乞うための神殿前の往復に、運ばれ、置かれ、それだけの毎日を過ごしていた。「連れて来られる」ではなくて「運ばれ」、「いる」ではなくて「置かれ」、これらモノに対する言葉が使われていることから、彼は40年以上も人間と見なされていなかった、とメッセージで語られた。

　人が人であるために、何が必要だろう。一つの答えとして「関係」がある。クリスチャンは神様と関係を持っており、その関係を人との関係に広げていく。十字架は、神様との縦関係があって、横の人との関係がある、とも聞いた。周囲の人には、見るだけの「風景」人、使うための「道具」人、そして真に関係のある「人」という3タイプがあると以前SBCで学んだ。そして関係を築くのに必要なのは、「言葉」だ。

　メッセージ前に、牧師先生は「御言葉を集中して聞く」ことを勧められた。求める者に、言葉は与えられる。そして神様との関係が始まり、人との関係が始まる。私たちはきちんと人の言葉を受け取っているだろうか。この40年間歩けなかった人は、ペテロの言葉を、彼という人間を認めた言葉を聞いた。そしてそれを受け取って、神様を賛美できた。この人の「言葉」としては、約2章に亘って登場しているものの聖書に何も書かれていない。しかし、彼が人として生きることを求めて叫んでいたことをペテロは知ったのだ。「言葉」を求める彼の心の叫びを聞いたのだ。

　日常生活上に運ばれ、置かれ、その中でも「言葉」を求めている人がいる。SBCはそんな人の心の叫びを受け取って、言葉をあげる場でありたい。「愛」という字は、心を受け取ると書くのだから。


盲人は見え、足なえは歩き、重い皮膚病にかかった人はきよまり、耳しいは聞え、死人は生きかえり、貧しい人々は福音を聞かされている。（ルカ7:22）


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忘れた!!!

　今日、教会も家の教会であるセルも、神様によって招かれた集まりであることを実感した。来月でSBCも二周年を迎えるが、初めてセルを忘れて帰路についたのである。会社を出る前、どうにも嫌なことを言われ、怒り心頭、プッツン切れ状態になり、半分以上帰ったところでハタと我に返った。「セ、セルを忘れた!!」

　この段階で既に開始時間から30分経過。即座に電話をかけるが、連絡が付かない。家まではもう少し、戻れば優に30分以上はかかる。連絡も付かないまま戻っても、誰も待っていてくれないだろう、と思った。連絡がつかないのは、誰もいないかも知れない・・・と思いつつ、しかし、神様から預かったセルをそのままにして帰ることに抵抗があり、また祈りを必要としているメンバーが待ってくれている光景が見えた。

　「戻ろう！」と決心したものの、戻る途中、慌てすぎて道を間違い、来たこともない道を彷徨い、事故渋滞に巻き込まれた。信号の度に「戻っても誰もいないか知れない・・」と葛藤した。本当に多くの障害を経て、やっと着いたのはいつもセルが終わっている時間。既に約束の時間から1時間半が過ぎていた。でも、そこに待ってくれていたメンバーがいた!! そして、そこにイエス様が一緒に待っていてくれていたのを感じた。

　祈りは聞かれる。神様は失敗を償おうとする思いを軽んじられることはない。こんな小さなセルグループであっても、神様が招き、集めていてくださるのだ。それにどう応えるか、という各自の思いがセルを成長させることを知った。そしてもう一つ、学んだことは、このような神様にある関係だけが、怒りをも消し去るということ。怒ってセルを忘れて、そのまま帰ってしまったら、怒りは増幅しただろう。そして、自分の怒りのために犯した失敗を、怒りの対象に責任転嫁しても更に怒りは増長する。神様との関係を守りたいという思いが、怒りの進行を止めた。
　
　そんな神様にある関係を広げたい、神様の招きを伝えたい、と思います。毎週火曜日午後5時半、サウスベイのスタバで忘れずに待っています。

ご連絡ください。(213-324-6942 Mutsumi or Twitter http://twitter.com/mutsumiGNS)


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七つの祈り

　先週に引き続いて「絶えず祈りなさい PartⅡ」。クリスチャンは、神様と個人的な関係を持っています。その関係は思っている以上に素晴らしいものです。祈りは、その関係を保つため、深めるための生きた交流であり、決して意味のわからないお題目や祈る対象がはっきりしないお経のようなものではありません。神様への魂の言葉の迸り。それが祈りです。

　聖書中の祈りの勇者、ダニエル、ネヘミヤ、ダビデ、ハバクク、ハンナ、モーゼの祈り、そしてユダの手紙とイエス様のゲッセマネの祈り、これら7つのスタイルの祈りから、御前に効果的に届く、正しい祈りを学びました。

　メッセージタイトルは同じですが、今週の聖書箇所はルカ福音書のイエス様の喩え話から。そこには、「イエスは、気を落とさずに絶えず祈らなければならないことを教えるために、弟子たちにたとえを話された。」とあります。「気を落とさずに」祈ること、「気を落とさずに」信仰を保つこと、「気を落とさずに」キリスト者であり続けることは、時に辛くたいへんに思えることがあります。（実は、たいへんではないんだけど。）だから仲間が必要です。だから教会が必要なのです。毎週火曜日午後5時半、サウスベイのスタバでセルチャーチを開いています。新しい仲間となるあなたをお待ちしています。

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祈りの真実

5種類の祈り：　　　　　 　願い、感謝、悔い改め、聞く(黙想）、とりなし
4つの神様からの応答：　NO, SLOW, GROW, GO
3つのプライオリティ：　　 主のため、人のため、そして自分のため
2つのポイント：　　　　　　神様は最後まであきらめない人の祈りを聞かれる→継続は力なり！
　　　　　　　　　　　　　　　神様は祈りを聞くための存在ではない。すべての人間の救いのため！
何よりも大切なこと：　 祈りは神様の栄光のため

　これら祈りについてシェアし、共に互いのことを祈りました。そしてこの日のLIVING LIFEの黙想エッセイもまた、祈りの真実を教えてくれていました。「何の声も聞こえないのに、根気よく祈って待つことは、決してやさしいことではありません。しかし、神が答えてくださるまで待たなければなりません。祈りが答えられたときの喜びは、子を産む痛みに耐えた母の喜びであり、鎖をはずされて新しい人生と自由を得た奴隷の喜びなのです。」

　年始のメッセージにあったように、クリスチャンの醍醐味は祈りが聞かれること！しかし祈りは、欲しいものが何でも空から降ってくるような魔法の力ではありません。神様から与えられた創造の力です。祈りによって神様と繋がり、その力で人生を彩ることができるのです。色のないこの世界に生きる人々に、色彩豊かな人生を見せること。それが神様の栄光を現すこと。人生を変えるよう、一緒に祈りましょう。神様は、その祈りを必ず聞いて下さいます。


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祈り

　日本への一時帰省など諸々のため、ご無沙汰してしまいました。WEBでのご参加の皆さんには、ご連絡できずに申し訳ありませんでした。今週から復帰いたします。

　今週の礼拝メッセージは、「絶えず祈りなさい」でした。私たちは何を祈るか、何が欲しいかは、かろうじてわかっていても、それをどう祈るかをわかっていないことがあります。たとえば、結婚問題。メッセージ中、内村鑑三先生の言葉で、『クリスチャンの結婚は、武士道精神と似ている。』と聞きました。武士道において、結婚は第一に主君のため、次に家名のため、そして最後に自分のため、この順番で執り行われます。私たちSBCのメンバもシングルが多く、結婚について祈ることがあります。が、「ただ結婚したいから相手を与えて下さい！」という祈りは、神様の、天のお父様が喜んでくださることでしょうか。それは自分自身にとって、また伴侶となる相手にとって、真の幸せに繋がるものでしょうか。

　クリスチャンにとっての結婚は、①共に主に仕えるため、②相手のため、③そして自分のため、です。共に生きる相手のために自分が整えられること、癒されるべき傷、そして絆を強めて高めていく覚悟、これらをクリアして初めて伴侶は与えられるものです。何の準備もなく、感情に任せ、自分の満足だけのための結婚が幸せをもたらずはずがありません。だから、どう祈るかを知ることが大切なのです。

　神様は私たちの祈りをすべて聞き、そのすべてに対して答えをくださっています。でも、祈りの方向が間違っているために、あるいは答えを聞く姿勢がないために、祈りが聞かれない、答えがない、と勝手な解釈をしてしまうことがあります。すべての祈りは御前に届き、神様は答えをくださっている。この確信を持って祈るために、祈りの基本をシェアしたいと思います。火曜日午後5時半、サウスベイのスタバにてお待ちしています。

新しい仲間はいつも大歓迎です。ご連絡ください。(213-324-6942 Mutsumi or Twitter http://twitter.com/mutsumiGNS)

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