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ぼくらの気持/仙台聴取会 騒然 発言者に東北電と原発推進団体幹部

2012-07-17 01:10:35 | ニュース
民意って、なんだろう。










仙台聴取会 騒然 発言者に東北電と原発推進団体幹部(抜粋)
2012年7月16日(東京新聞)

政府は十五日、将来の原発比率について国民の意見を聴く二回目の意見聴取会を

仙台市で開いた。

抽選で選ばれた九人の発言者の中に

東北電力や原発推進団体の幹部二人が含まれ

「原発が不可欠」など従来通りの主張を展開し

会場から批判の声が上がった。


<聴取会>
①政府が提示した二〇三〇年時点の原発比率

(1)0%
(2)15%
(3)20~25%

の三案に対し、抽選で選ばれた各三人が意見を述べる形式

②この日は進行側の手違いで

0%案四人
15%案二人
20~25%案三人


このうち、

<東北電力の岡信慎一執行役員(企画部長)>
「(原発の新増設を前提とする20~25%案に対し)会社の考え方をまとめて話したい」
「(電力の安定供給などを理由に)原発は必要」

<原子力推進を目的に企業や商工団体などで組織する東北エネルギー懇談会の関口哲雄専務理事(元東北電力執行役員待遇)>
「政府の案は再生可能エネルギーを大きく見積もりすぎだ」


広く国民の意見を聴くはずの会が一転

原発推進団体の会と化した。


<参加者>
「被災者をばかにしているのか」


司会者が「お静かに」を連発するが

会場の怒りは収まらず、一時中断した。


<会場にいた仙台市の男性会社員(35)>
「推進の考えでも、一般の人の意見を聞きたかった」


<事務局>
①聴取会には百七十五人の参加応募
②抽選で百三十人を選んだ
③うち意見表明を希望したのが九十三人で

0%案 六十六人
15%案 十四人
20~25%案 十三人。


これほど差があるのに、バランスを取ろうとするため

0%を支持した人は

いずれも宮城県の人だったのに対し

15%と20~25%案は

東北電力関係者二人のほか
東京都の会社員二人
神奈川県の会社員一人と

いびつな発言構成となった。


岡信、関口両氏は取材に対し

会社や組織からの依頼で応募したことを否定した。


<政府代表として出席した細野豪志原発事故担当相>
「抽選で選ぶので仕方ない。福島で開催するときは一般の県民の声が聞けるよう選び方を考えたい」










「抽選で選ぶので仕方ない」



抽選で選んだから

0%案 六十六人
15%案 十四人
20~25%案 十三人

と妥当なラインだったのだろう。



それがなぜ

0%案四人
15%案二人
20~25%案三人

となろのか、全く理解できない。



与党の要職に就くと

算数ができなくなるのだろうか?










名古屋でも中部電社員が発言 エネ政策の意見聴取(抜粋)
2012/7/16 〔共同〕

政府は16日、将来のエネルギー・環境政策に関する国民からの第3回の意見聴取会を

名古屋市で開いた。

発言者の1人として

中部電力の男性社員が

原発を推進する立場から意見を述べ

会場から「またやらせか」といった批判の声が上がった。


<発言に立った中部電の男性社員>
「個人として来た」
「放射能で亡くなった人は1人もいない」


会場からは

「うそつけ」
「中電の回し者か」

と怒りの声が上がった。












どうも、コクミンの声を

「真摯に聞く」つもりは

モウトウないようだ。










東電原発説明会、福島でやらせ 経産相「反省すべきだ」
朝日新聞 2012年7月10日

枝野幸男経済産業相は10日の閣議後会見で

東京電力が原子力発電所の説明会で「やらせ」をしていたと

国会事故調査委員会が指摘したことについて

「(説明会への社員の)動員や、一番深刻な問題としてやらせなど様々な反省すべき点があった」

東電や経産省の対応を改善していく考えを示した。


<国会事故調が5日に出した最終報告書>
①経産省原子力安全・保安院が2003年に福島県大熊町と双葉町の住民を対象に開いた原発の安全性についての説明会で
②東電が自社や下請け企業の社員を説明会に出席させたと指摘
③質問票への回答方法も指導


<事故調>
「住民の意見形成でのやらせ」があった

 
<枝野氏>
「東日本大震災以前の話だと思うが、こうしたことがないように、昨年の原発事故を受けて対応してきている」










「東日本大震災以前の話」だろうか?











原発比率 議論深まらず さいたまで初の聴取会
2012年7月15日 (東京新聞)

将来の原発比率はどれくらいがいいのか

政府のエネルギー・環境会議が国民の意見を聴く会が

十四日スタートした。

初回はさいたま市で開かれ

抽選で選ばれた九人が

政府が提示した二〇三〇年時点の原発比率に関して意見を述べた。

「国民的議論を深める」ことが目的とされるが

政府側との意見交換もなく

各自が言い分を主張しただけで終わり

議論は深まらないまま終わった。 


<意見聴取会>
①仙台、名古屋、札幌、大阪、富山などに会場を移し、来月四日まで
②初回のこの日は、さいたま新都心合同庁舎の講堂に、事前に登録した約百七十人が集まった


<発言者九人の選び方>
政府は、登録時に意見概要を添えて申し込んだ発言希望者から「コンピューターによる抽選で選んだ」とし、それ以上の詳しい説明はしなかった。


九人はそれぞれが八分以内で考えを述べた。


<青森県むつ市出身で埼玉県川口市の会社員(48)>
「人類は核を制御できない。ふるさとを奪わないで」
→原発0%案支持


会場からは大きな拍手が上がった。


一方、電気の安定供給を重視する声も少なからずあり


<同市の元エンジニア(66)>
「原発50%のシナリオがあってもよい」


九人の意見が出そろった後、もう一度補足的に意見を言う機会もあったが

持ち時間はわずか一人二分間。

発言者の間で意見を交わすこともなく

持論を繰り返して終わった。


<エネ環会議副議長として出席していた枝野幸男経済産業相>
「異なる意見を同時に聴けたことは想像以上に意味があった」


発言の機会がなかった傍聴者の女性が

枝野氏に向かって大声で運営方法に対する不満を述べると

司会者は構わず閉会させようとした。

会場は騒然。


<枝野氏>
「ご意見は真摯(しんし)に受け止めます」


第一回の意見聴取会は終わった。


運営を請け負っているのは大手広告代理店の博報堂で

発注者の経産省資源エネルギー庁は契約額を明らかにしていない。










「(説明会への社員の)動員や、一番深刻な問題としてやらせなど様々な反省すべき点があった」

と10日にエダノさんは言ってたはずなのだが



14日の聴取会は

本当にカイゼンされていたのか?



これを「カイゼン」と言ったら

円高に苦しむ愛知の有名な1兆円企業に

怒られそうだが…。



東電は「ほぼ国有化された」というが

この様子を見る限り

「安心」とはとても言えそうにない。



ランダムに抽選と言うが

どうも

「システムが不透明だ」。



それに

<会場にいた仙台市の男性会社員(35)>
「推進の考えでも、一般の人の意見を聞きたかった」

という言葉が象徴しているが

「この問題」に関する限り

「ランダムな抽選」は望ましくない。



エダノくん自ら言うように

「(説明会への社員の)動員」が問題なのだから。



望ましいのは

「原発で直接利益を得る電力会社関連企業の参加者」

を入れないことだ。



それができなかったとしても

仙台の聴取会のような「いびつな構成」を

意図的に作らないのであれば、マシだが。



まあ、ムリだろうな。



せめてもの抵抗と言えば

この政党を支持しないことなんだろうが

さりとて

支持したくなるような人もいない。



こういうのを八方ふさがりと言うのだろうか。










せめて、「まちがっている」という言葉だけは発信していきたい。
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三毛猫ホームズのオワリ

2012-06-30 00:09:16 | テレビ
もはや

呆れます。



テレビが視聴率にシクハックしてるのは

よく分かっているけど

あの最終回はないよなあ・・・。



後半、犯人と対峙したアイバくん。



銃を突きつけられ

後ろに下がる。



詰め寄る犯人。



誰が何と言おうと

「クライマックス」のシーン。



この絵に



S○○tB○○k
K○O
SU○○KI

メーj
かてきょのトリャー
アジャノモチ



すぽんさ様のお名前が

画面いっぱいに。



そして

そのご尊名を

読み上げられる声が

出演者様のお声に

おかぶり遊ばれ…。



なんでもないシーンに

かぶせるなら

分かるけど

ナニこれ。



確かに印象には残るよね

悪い意味で。



スポンサーが大事なのは

分かるけど

逆効果じゃん。



正直、サメルよ。



タダで見せてるわけじゃないぞ

買えって言われてるみたいで。



再放送なんかだと

よくあるけど

ここまで露骨なのは少ない。



このシーン二つの意味がある。



確実にCMを見せること。



コンテンツ(DVD・有料動画)を買わせること。
→完全版が見たいなら、買え(もしくは借りろ!)と。



でも

なんで、もう一度見たいのか。



それは

感動するからっしょ。



しないよ、これじゃ。



映画の途中で

こんなことしたら

ドーナル?



TV番組は

スポンサー様のおかげで

放送できるんだよ。



はい、その通り。



でも

こんなことやってたら










誰も見なくなるんじゃないの、テレビなんて。
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では海外のゲームは?/カナダのクリエイター「日本のゲームはクソ」 今は昔「世界を席巻」

2012-04-08 13:38:32 | ニュース
ゲーム業界の盛衰。










カナダのクリエイター「日本のゲームはクソ」 今は昔「世界を席巻」、ガラパゴス化で凋落(抜粋)
2012/3/30

かつて世界を席巻した日本のゲーム産業。

「クールジャパン」の一つとして評価されているといった報道もあるが

海外のゲームクリエイターに言わせれば

最近の日本のゲームソフトは「クソ」なのだそうだ。

確かに業界の売り上げは下降の一途を辿っている。

このような酷評も出てしまうほど日本のゲームはダメになってしまったのだろうか。


<コンピュータエンタテインメント協会(CESA)調査>

(ソフトを含めた家庭用ゲーム出荷金額)
2007年 約2兆9364億円(2010年 1兆7974億円)

(ソフトのみ)
07年国内 約2886億円(10年 2590億円)
07年輸出 約5600億円(10年 4114億円)


任天堂の「ファミコン」から始まり世界を席巻してきた日本のゲーム産業。

ソフトでは「マリオ」「ドンキーコング」「パックマン」「ポケモン」などが

世界で大ヒット

「バイオハザード」はハリウッドで何度も映画化された。

ただし

「マリオ」が登場してから約40年

比較的新しい「バイオハザード」でも15年が過ぎていて

世界のゲーマーが飛びついたという新作の話はとんと聞かなくなった。


<12年3月上旬に米サンフランシスコで開催されたゲーム開発者会議(GDC)>
(日本の最近のゲームソフトをどう思うか、と質問された、カナダ人のフィル・フィッシュ氏:「FEZ」というゲームを開発している著名なインディーズゲームクリエイター)
「日本のゲームはクソ(Your games just suck)」


このニュースが世界中に配信され

氏の「ツイッター」に批判が殺到

「炎上」騒ぎになった。

フィッシュ氏は非礼を詫びたものの

「日本のゲームはつまらない」

という考え方は変えなかった。


「日本のゲームはつまらない」と主張しているのは彼だけではない。


<イギリスのゲームマガジン「Edge」ウエブ版 3月28日掲載>
山岡晃さん(ゲームソフト「Silent Hill」で有名な作曲家でゲームクデザイナー)とTheodore Reiker氏(ハンガリーDigital Realityのクリエイティブディレクター)インタビュー

山岡さん
「(日本のゲームソフトが海外で受け入れられなくなったことについて)これまでの日本的制作手法に限界が訪れているため」

→日本市場に受け入れられることばかり考え、世界のニーズをないがしろにしている

Reiker氏
「日本のゲームは確かに世界を支配し、今もクリエイター達は頑張っているとは思うが、時代は変わっています」
「ヨーロッパ映画がハリウッド映画の台頭で衰退したのと似ています。海外の超大作ゲームや、SNSに日本のゲームは負けたのです。これからどう復活するのか楽しみです」


海外だけでなく日本のゲーム市場も縮小し続けている。

かつては

「1兆円といわれる日本の市場を制したゲームメーカーが世界を制する」

と言われた時代もあり

メーカーは国内重視を貫き

海外には目を向けてこなかった。

海外子会社もソフトの販売拠点が殆どで

海外をターゲットにしたソフト制作には力を入れてこなかった。

日本で絶大な人気の「ドラクエ」といったRPGは海外では需要が低く

一方で

スポーツやガンシューティングといった海外での人気ジャンルの商品は出なかった。

その結果、海外市場は外国メーカーの草刈場となり

日本では人気の低いマイクロソフトのゲーム機「XBOX360」が

ソニーの「PS3」販売台数を抜き去るという事態さえ起きてしまった。

しかし

「これから国内向けと海外向けの2本のラインで開発を進めればいいのか」

となるとこれも難しい。

長引く不況と大ヒット作が生まれにくくなった現在では

「メーカーにそれだけの体力が残っているか」

が疑問だからだ。


「日本のゲームはクソ」の発言に対しネットでは、

「アメリカのゲームも糞だろ 銃ひたすらぶっ放すか、箱庭で殺す、の繰り返し。ゲームに国民性が出てるだけ」

「日本のゲームが糞って事はないだろうけど 海外のゲームファンに背を向けてる事はわかってた」

「日本のゲームは大作嗜好、作家嗜好が強くなってからおかしくなった。ゲームは所詮ゲームと割り切って子供の玩具に徹してたころのほうが面白いものを作ってた」

などの意見が出ている。










この記事を

「痛いニュース」

で読んだんだけど

実はここで書きたいことは

「記事の内容に全く関係ない」



ただ、コメントさせてもらうのであれば

「メーカーにそれだけの体力が残っているか」

ではなく

「自分の体力で何をするか」

ではないか?



結局、この記事は

「お金がないと何もできない」

というジレンマにとらわれている。



「売れなければお金は増えない」のだから

これでは、いつまでたっても

「売れない」ことになる。



好きではないが

「ヒットしてるグリーのゲーム」や

他業界であれば

「廉価で作った映画の大ヒット」

に見られるように

「お金をかけなくてもゲームは売れる」

…と思う。



新しい発想があるかどうかだろう。



さて、今回書きたかったのは

「痛いニュース」記事内から検索したものだ



「ニコでオブリビオンの実況動画見て
面白そうだからとやってみて、自由度の高さに驚いた。」



「オブリビオン」て何?



これは洋ゲーだった。



ゲーム自体はアマゾンで見てみると

「確かに自由度が高い」ゲームらしい。



ただ、人によっては

「何やっていいか分からない」
「戦闘がつまらん」

みたいなコメもある。



まあ、自由度が高い洋ゲーなんてのは

往々にして、そんなもんだろう。



びっくりしたのは

「ニコのオブリビオン実況動画」の方。



ゲーム実況動画ってのは

今までにも見たことがある。



たいていは

「達人のように上手いヤツがゲームをクリアする」

ってもの。



しかし

「これ」は

違っていた。



http://www.nicovideo.jp/watch/sm8481759
「おっさんの大冒険」



「こういうゲームの仕方、利用の仕方があったのか」



一言でいえば

「感動した」。



内容は「笑える」んだけどね。



「ハゲの主人公が素手だけでゲーム世界を旅する物語」



また、キャラクターが絶妙だ。



「弱いのに強がったり」
「ちょっと、ストーカーチックなことしたり」



見ないと伝わらないな、こんなこと言っても。



おもしろかったが

あっという間に終わってしまい

「失踪すますた」

みたいな状況らしく

もはや更新はないようだ。



で、気になって調べていたら

続編ゲームの「skyrim」に

またもや、すごい奴を見つけた。



これは、同じ人が作ったのか?



http://www.nicovideo.jp/watch/sm17095763
「全裸でSkyrim」



天才的だ。



「面白い」のみならず

「編集のセンス」が

「神がかり」。



この動画は

「オープニング」と
「エンディング」が

存在するのだが

全裸の汚いおっさんが出てくる

オープニングが

「すげえ、カッコいい」。



悔しいほど

よくできてる。



ニコニコのコメにもあるけど

「金を取れる」レベル。



ここ最近

見逃すと残念な気持ちになるTV番組など

ないに等しいが

このクオリティで常に見ることが出来るなら

「次回から有料になります」

と言われても

金払うだろう。



第一シーズンが終わり

次のシーズンがあるのかは微妙だが

「次も見たい」。



ゲーム実況動画については

「ゲームが売れなくなる」

という意見がつきまとうが

この辺の動画に関して言うと

「何やっていいか分からない」

人にとってのチュートリアルであり

かつ

ゲームに内包される魅力を伝えるものにもなっている。



ゲームが欲しくなる。



実際に買ってる人もいるみたい。



日本のゲーム業界の将来は分からんが



日本のゲーマーの未来は

こういう人たちがいる限り










「すごく明るい」と思う。
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重力から解き放たれた思考

2012-03-25 23:58:02 | Weblog
「-ユーモアのすすめ- 福田繁雄大回顧展」

http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/special/index.php?mode=detail&id=17



広島県立美術館でやってる特別展に

行ってみた。



「トリックアート」

っていうイメージから

勝手に想像していた内容とは違って

軽井沢のトリックアート美術館とかで見たような

いわゆる「トリックアート」ではなくて

「グラフィクデザイナー」の肩書通り

センスのいいアーティスティックな作品という印象。



だまし絵みたいなテーマは多かったけど

特に感じたのは

「逆さになっている構図が多いな」

ということ。



で、見ているうちに頭がトリップして

観賞しながら

「全く別のこと」

を考えていた。



それは

「この作品群がなぜ、すばらしく思えるのか」

ということ。



デザイン的に素晴らしいのは当然だが

それよりも

「一般的な常識」

を逸脱しているからではないか?



「それは何か」

というと

「上下」とか

「重力」

といった存在を

無視すること。



「地球が丸い」

っていうのは

TVで見たりして

「なるほど」

と思ってるかもしれないけど

空間の大部分が「無」であって

「無重力」が

「宇宙の基本」だってことを

どこまで

「実感してるのか」。



「天動説」なんて

聞いて

「昔の人はなんも知らんかった」

なんて思うけど

本当に理解してるのか?



トミー・リー・ジョーンズが宇宙人の役をやってるコーヒーのCMで

宇宙服を着てるジョーンズ(宇宙人)が
 
宇宙空間で

「艦外作業」をしていて

ロボットアームに跳ね飛ばされて

宇宙空間を漂流するのがあったが

CMはコメディになってるものの本当なら

「絶望的」。



そこに待ってるのは

「緩慢な死」。



「慣性の法則」で

どこまでも流される身体。



いつかは無くなる「酸素」。



絶対的な「無」の世界。



「呼吸できない」点では

海の中も同じように思えるが

上に上がれば

「空気」がある。



なにより

宇宙には

「上」や「下」

という概念が存在しない。



地球の「上」にいる限り

「空」は「上」

「地面」が「下」は

絶対的概念だ。



「落ちる」なんて言葉は

まさにそう。



「上から下へ高速で移動する」イメージだが

高いところのものが

「下」に「落ちる」ことを

疑う人はいないだろう。



福田繁雄さんが影響を受けたという

「エッシャー」のだまし絵の一つには

「水が下から上へ流れる水路」

なんてものもあるが

「ありえない」ことだ。



しかし

考えてみれば

「なんで落ちる」のか?



「落ちる」

つまり、地球が

「引っ張ってる」ってこと。



同じ「引き寄せる」では

「磁力がある」けど

あれは

「鉄」とか限定だし

どんな仕組み?



土にそういう力があるのか?



でも

少量の土に

そんな力ないし…

そういえば

「月」は6分の1の重力だっていうし

土の量が増えると力が生まれるってこと?



じゃあ

どのくらいあればいいんだ?



すごい気になる。










重力/発生の仕組みは未解明(抜粋)

棚の上の物が落ちる。階段を上ると疲れる。

投げたボールが放物線(ほうぶつせん)を描く。

私たちは毎日、重力を感じながら生きています。

重力といえばニュートンとリンゴが有名です。

それ以前から、物は地球に引っ張られて落ちるという考え方はありました。

しかし、月や星などの動きと、地上の運動とは別のものであるというのが常識でした。

19世紀後半、ニュートンは伝染病を避け郷里に疎開した時

「リンゴは落ちるのに、月が落ちないのはなぜ?」

と考えました。

そして、月はリンゴと同じように落ちているが

前に進みながら地球に引かれて落下するので

結果として地球の周りを回り続けると考え

地上の落下運動と天体の運動は同じ法則で

説明できるとしました。

そして引き合う力を

「万有引力」

と名付けました。

万有引力は新しい常識となり

今も引き継がれています。

しかし、常識は破られるものです。

アインシュタインは16歳の時

夢の中で「光速で飛ぶ自分の顔は鏡に映るだろうか」

という疑問を持ち

20世紀初頭に相対性理論をまとめ上げました。

彼は、私たちの常識では絶対的なはずの「時間や空間」が

伸び縮みすると考えたのです。

そして重力は

引き合う力ではなく

地球という重い物体によって周りの空間が曲げられ

その結果

物体は地球に向かって曲がって運動して見える

にすぎないと考えました。

この考えは

あまりに「常識外れ」だったため

なかなか理解されませんでした。

しかし、日食の時

太陽すれすれを進む遠い星からの光が

太陽に引き寄せられるように曲がることが

観測されました。

万有引力の考えでは

重さが無い光は

太陽に引き寄せられることはないはずです。

このことから

太陽で空間が曲げられたためとする

アインシュタインの考えが証明されました。

ただ、真理や科学の世界は大変奥深く

重力発生のメカニズムは

今もまだ解明されていません。

アインシュタインは

「常識とは、18歳までに身に付けた偏見のコレクションだ」

との言葉を残しています。

誰もが年をとりますが、少年の心は失いたくないものです。

(県立尼崎西高校 吉田英一)

(掲載日:2010/05/16)神戸新聞

http://www.kobe-np.co.jp/nie/rika/rika442.shtml










「重さによって空間が曲がる」

曲がるほどの重量があれば

重力が生まれるってことだ。



空間が曲がるってのは

SFチックで

実感がわかないけど

そういえば

「なんでも吸い込むブラックホール」

なんてのは

まさに、その理論によるものだよなあ。



しかし

アインシュタインでさえ

「重力によって起こることの説明」までで

重力発生のメカニズムは

今も「分からない」ということのようです。



ちなみにヤフー知恵袋では









「引力(重力)はなぜ発生するのですか? 仕組みを教えてください。」(抜粋)



宇宙には4つの基本的な力(相互作用)があります。
(1) 万有引力(重力)
(2) 電磁気力(電気と磁気による力で、引力と反発力の2種類があり)
(3) 強い力(強い相互作用)
(4) 弱い力(弱い相互作用)
これらは全てゲージ粒子が作用して生じると考えられています。

・電磁気力は光子=光(電磁波)が媒介します。

・重力は重力子(グラビトン)という素粒子が媒介するという説が有力ですが、

現在のところ、まだ見つかっていません。

※重力は電磁気力に比べて極めて小さな力なので

 その変化をとらえにくい。

参考:重力定数=6.67×10のマイナス11乗[Nm^2/kg^2]

光を含め、宇宙の全ての物(素粒子)は、粒子性と波動性を持っています。

例:光は電磁波という波であり、光子という粒子でもあります。

もし重力子が存在するなら粒子であり同時に波(重力波)でもあるはずです。

http://yujiwww.web.infoseek.co.jp/spacenews-element.htm


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q117541291










「重力子(グラビトン)という素粒子」が

キーのようですが

「まだ見つかってない」と。



調子に乗って、調べたけど

まさか

「重力の正体が分からない」

とは知らなかった。



でも

正体が分からないものであっても

優れた感覚を持った人は

「一般的な常識」を突破して

「思考の中でものの本質に迫ることができる」

そういうことなんだろう。



検証を積み上げて本質に迫る「科学」と

直感で作品を作り上げる「アート」は

全く違うもののようだけど

「ものの本質への気付き」という点では










同じような思考回路が必要なんじゃなかろうか?
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羊頭狗肉の嘘

2012-03-19 01:17:20 |
実話誌のようなちょっと怪しい話が好きで

よく読む。



TV番組でいえば

「ホンマでっか」

みたいなことで

「誰かが言ってるけど、検証されて

証明された事実ではない」

ってもの。



こういう情報ってのは

「玉石混交」で

中には

有力なものがある。



結局は情報を入手した人が

「どう評価し」
「どう検証するか」

ってことで

丸飲みしたのでは

「痛い目に遭う」

ってことだ。



「あるある大事典」なんてのは

確かに

提供した側が

悪いんだけど

「TVごとき」を

信用した方が甘いとも言えるんじゃなかろうか。



ナックルズっていうミリオン出版の実話誌がある。



おもしろがって読んでるんだけど

今回の記事で

「犬の肉を食べる」

って特集をしてた。



記事によれば

中国の広州では

数年前まで

どこでも

「犬肉料理が食べられた」が

アジア大会後は

欧米人のクレームや

中国の富裕層の

「野蛮」っていう声が

大きくなり

店がめっきり減ったということらしい。



「日本の捕鯨」のように

「欧米の価値観の押しつけ」で

食文化が消えるかも…って状況。



それはともかく

肝心の「犬肉の味」はと言うと

鍋で食べているのだが

筆者いわく

「スープも(やや獣臭いものの)牛テールスープのように旨く」
「肉もジューシーで羊?牛肉?猪?、骨は多いが肉の味が濃く旨い」

3斤(1500グラム)、飲み代を入れて2千円。

しかも、食べてるうちに、身体が火照って、下半身がウズウズ

(さすが実話誌。以上、自粛)。



いずれにせよ

リーズナブルな値段で食べられる

「おいしい料理」

のようだ。



記事によると

この店では

「羊肉と半々」

というオーダーもできるようだけど

「せっかくなので」と

犬肉オンリーにしたようだ。



羊と言えば

「ジンギスカン」。



札幌にいたときには

「生でも食えるかも」

というようなおいしいラム肉を食べたが

そもそも、羊と言えば

「アンモニア臭くて硬いマトン」

というイメージがあったのも事実。



激安食べ放題の店で

ゴムみたいな臭くて硬い肉を

喜んでヤマモリ食べた学生時代。



その店にあった肉

「牛肉」とは言うが

実は「マトン」だったという噂も。



そういえば

「肉の偽装」なんてのもあったっけ。



素人には

分からないことが多すぎます。



羊頭狗肉って言葉がある。



ネットで調べると









ようとう-くにく【羊頭狗肉】
羊頭狗肉 意味

見かけや表面と、実際・実質とが一致しないたとえ。

良品に見せかけたり、宣伝は立派だが、実際には粗悪な品を売るたとえ。

羊の頭を看板にかけながら、実際は犬の肉を売る意から。

▽「狗」は犬。「羊頭を懸かけて狗肉を売る」の略。

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/idiom/%E7%BE%8A%E9%A0%AD%E7%8B%97%E8%82%89/m0u/









羊と言って

犬肉を売る。



立派な肉と見せかけて

粗悪な肉を売る例えのようだが

実際のところ

「粗悪なマトン」より

「普通の犬肉」の方が

何倍もマシのようだ。



諺でさえ

「世の中の一面」を

切り取ってるにすぎず

「いついかなる時でも正しいものではない」

という証拠かもしれない。



TV番組でいえば

「ホンマでっか」では

番組の最後に

「ホンマでっかという気持ちで見て下さい」

つまり

「真に受けるな」

と言ってるけど

世の中に存在する多くのものは

そんなに親切じゃない。



結局

「自分で食べてないもの」は

信用できないってことだろうな。



そういえば最近

「食べログ」事件なんてのも。



ステマ(ステルスマーケティング)?



もはや

クチコミすら

当てにならない。



こういう時代には

眉ツバ前提で

外れても

「やられたか」って

楽しく受け取れるような広い心で

世の中わたってかなアカンてことでしょうね。
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