矢沢世代

アイ・ラブ・ユー・OK
矢沢永吉
ソニーミュージックエンタテインメント

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永ちゃん、俺たちはもう一度走れるだろうか?クリックするとNHKサイトへ

今夜9時からのNHKスペシャルは矢沢永吉と彼と自分の人生の関わりを書いて寄せられた500通のメールから構成された番組だった。

矢沢永吉・・・56歳。伝説のロックンロールバンド『キャロル』解散後の30年前にソロデビュー。
上のアルバムジャケットは彼のソロデビューアルバム『アイ・ラブ・ユー・OK』だ。
当時は26歳。当時高校生だったオレにはこのマドラスチェックのジャケットにコンバースを履き、アメ車のコンパーチブルに乗った永ちゃんの姿はまぶしかった。

そうオレも矢沢世代。でも常にビッグにメジャーにという永ちゃんよりも、
ビートルズやボブディランに影響され自分の生き方や愛の強さはかなさを歌う
浜田省吾や、都会の若者のシュールさを歌う佐野元春にオレは共感を覚えていた。
オレにとってはキャロル時代の方が音楽的には影響が強い。

それでもカリスマ性の強い永ちゃんに影響されていた同世代の人は多い。
この番組ではそんな40代のオヤジやオバサンが紹介されていた。
この俺らの世代、リストラだ。離婚だ。起業したが自己破産。会社での重い責任で心が病んだ。愛する人に先立たれる。・・・などなど。
オヤジやオバサンの苦痛の叫び・・・でも彼らはボロボロになっても立ち上がる。
彼らには矢沢の音楽や生き方が人生の師だ。

★40歳男性(大阪)「自己破産し途方にくれていたが、永ちゃんに勇気づけられ死ぬ気で頑張れた。人は立ち直れるんだ。俺も負けるものか!」

★41歳男性(奈良)「妻が交通事故の後遺症に苦しみ、子供たちが家事を手伝いながらの生活。一緒にライブへ行き、一家で永ちゃんに生きる力をもらいました」

★40歳女性(東京)「去年の東京女子国際マラソン。心の中で“永ちゃん、永ちゃん・・・”と念じながら走りました。市民の部で4位に入賞することができました。永ちゃん、ありがとう!」

苦しい日常を精一杯生きて、1年一度永ちゃんのコンサートで一緒に絶叫し
ロックンロールして生きる力をもらう。
『ドアを開けろ』『黒く塗りつぶせ!』『バイバイ・サンキューガール』
まさにE・YAZAWAの世界そのものだ。


多感な青年時代に好きになったアーチストから、生きるヒントや力をもらう
のはその対象アーテイストが違っても俺たち世代の特長なのかもしれない。

団塊の世代はフォーク世代だが40代の多くはロックンロール世代だ。
ガンバレローリングストーン!
キャロル ゴールデン・ヒッツ・マークII
キャロル, 大倉洋一, 矢沢永吉, ユウ岡崎
キティMME

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