『自分』という名の他人

     
温厚で部下の面倒見が良い上司が、社内で重要なプロジェクトを任せられた。
しかし思うような結果が出せず極度のプレッシャーに襲われる。

やがて彼は以前とはまるで別人のように、部下のあら探しをはじめだし、
おまえらのせいでプロジェクトがうまくいかないと部下に責任転嫁をしだした。

部下はその上司が仕事のプレッシャーに負けて人が変わったと噂をする。

でも彼は人が変わったわけではない。
人間は余裕があるときは俳優じゃないけど、
自分の感情や性格をわりと容易にコントロールできる。
逆に苦境に立たせられた時には、その人間の本質が反映されやすい。

オレのもう一つのブログで先日取り上げた『エニアグラム』

それでいくと、この上司はタイプ3『成功を追い求める人』だ。
情熱を持って物事に取り組め、組織を成功へ導けるタイプの人なのだ。
だけど、どのタイプの性格の人も『囚われ』というものを持っている。
このタイプ3の人の場合の『囚われ』は『成功以外はなんの価値もない』というものである。

その囚われに縛られると最初に書いた上司のようなあら探しや
責任転嫁のような行動がでてくる。

エニアグラムの真の目的は、その『囚われ』から自分を解放してやることといわれている。

オレはタイプ2の傾向が強いのだが、『助ける人』の『囚われ』は横柄な人になりやすいことだ。
確かに若い頃『この感情が優しさとか愛といったものなのか、それとも自分の勝手なエゴなのか』
…と思い悩んだことがある。
自分自身に取り付いている『過信』や『恐怖』、『こだわり』、『ためらい』を自覚し
バランスをとることで自分の可能性を伸ばしてやる。
それがエニアグラムの真の目的だといわれている。
単なる性格判断や占いではないからこそ
ハローワークなどでも活用されているのだろう。

もう一つのブログでも先日自己診断のサイトを紹介したが、
自分がキャリア講習会で受けたのとまったく同じものを見つけたので
ご紹介したい。
全180問の問いで少々時間がかかるが一番正確に判断されると思う。
(あまり考えないで直感で答えるが原則なので5分くらいかな)

『究極のエニアグラム』
なりたい自分ではなく、今現在の自分自身で正直に答えることが大切。

そしてタイプが判別したら、
こちらの『エニアグラムのホームページ』
も参考にどうぞ。

世の中には三人の自分がいるという。

『自分が知っている自分』 『他人が知っている自分』

そして『本当の自分』

PS:オレはこちらでやってもタイプ2が11でタイプ3が7。
他は全部5以下だから、やはりオレはこの二つの要素が強いんだな~。
この二つのタイプの囚われに縛られたらとんでもない男になりそう
もしかしてすでに・・・気をつけなきゃ。


今日はこちらのブログも更新予定。
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