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アジア協会アジア友の会の地域グループ *****JAFS松原ぞうすい(雑炊・贈水)の会*****

JAFS「松原ぞうすいの会」は、地域で活動するNGOグループです。アジアの村に衛生的な水(井戸)を贈る活動をしています。

宮城県南三陸町でのJAFSの被災地支援活動レポート⑩

2011年04月29日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON
心をひとつに~がんばろうNIPPON~
 以下は、JAFS関東ブログからの転載です。
わかりやすく、写真も豊富です。
 
  ~第3次隊被災地支援活動報告~
 
  活動期間 第3次隊:2011年4月8日(金) ~ 4月18日(月)
  場所 宮城県南三陸町

 第3次の支援チームは本会スタッフ1名、ボランティア10名でスタートしました。
今回のボランティア参加者は20代から70代まで各世代がバランスよくあり、
また、インドネシアからの留学生シャフウィナさんも入って、
本会らしい国際色豊かな構成でした。

 3次支援隊の支援期間は4月8日夕方に現地入りし、9日に2次隊との引継ぎ、
18日まで行いました。4月10日からの支援活動では、それまでの朝食の炊き出しを止めて、
1日昼と夕の2回の炊き出しに変更。
 2次隊から受け継ぎ、港親義会館での35名前後の避難者、そしてその周辺の長羽、浪板、境の
3の被災者約300名に炊き出しと物資配布を行いました。

【2011年4月9日】
 天気は曇り。この日は、夕方に冷え込んできたため、本会会員の田村氏より寄贈いただいたペットボトルを使った湯たんぽ20本を夕食後、すぐに作りました。港親義会館で暮らす被災者の方々に湯加減を聞きながら、残ったお湯は、バケツに入れて配りました。皆さん、これを待っていたかのように、大変喜んで持っていかれました。

第3次隊報告4月9日

【2011年4月12日】
 この日の炊き出しメニューは、支援活動始まって以来の魚でした。大阪中央ロータリークラブ様からサワラの味噌漬け400食分ご提供いただきました。前日に登米市のボランティアさんがそれを一つ一つ丁寧に焼いてアルミホイルに包んで下ごしらえいただきました。皆さんの後方協力あっての支援活動です。本当にありがとうございます。

第3次隊報告4月12日

【2011年4月13日】
 天気はさわやかな快晴。この日は、待ちに待った親子クッキング。港地区から親子あわせて20名近くの参加がありました。昼の炊き出し後の午後1時30分クッキング教室開始。先生は、本会ボランティアシェフの天野さん。メニューは沖縄ドーナツの「サーターアンダギー」。はじめて聞くお菓子に皆、興味津々。美味しいものを皆で一緒に作ること、そして食べることを通して
皆さんの表情が明るくなってきているのを感じました。

第3次隊報告4月13日

【2011年4月14日】
 私たちは被災者の方々と共にお互いに協力し合いながら支援活動しています。及川力さん、とても物静かな方ですが、何気ないお話しを積み重ねていくうちに、テント裏の足場の環境を良くするためにすのこを、そして落ち着いて食べるようにとベンチまで作っていただきました。

第3次隊報告4月14日

【2011年4月15日】
 炊き出しや物資配布など活動の間のちょっとした休憩時間に、地元の方から編み物を教えてもらいました。

第3次隊報告4月15日

【2011年4月16日】
 今日の天気は午後から崩れ、雨に風に私たちのテントは吹き飛ばされそうになり、お昼の炊き出し後、急遽テントをたたみ、被災者のため設置されていた大きなテントに移動して、その中でシャフウィナさんによるインドネシアの親子クッキングイベントを開きました。
 シャフウィナさんは、2004年12月に発生したインドネシア スマトラ島沖大地震による津波で家族や友人を失い、その時に本会の支援活動に一緒に参加されたのが縁で、本会海外ネットワークメンバーとなりました。同じく大災害による津波を母国で体験、日本からの多くの支援を受けたので、今回はその恩返しで是非この支援ボランティアに参加したいとの思いで、来られました。シャフウィナさん発案の企画は、被災者の方々に受け入れられるか、心配していましたが、意外にもココナッツミルク入りのインドネシアカレーは大好評。「レシピを教えて」という声もありました。

第3次隊報告4月16日

【2011年4月17日】
 天気は快晴、少し暑いぐらいの陽気。今日は、力さんの作ってくださったベンチへのペンキ塗りです。顔なじみの子どもたち6人が、ペンキで手形を付けたり、時にふざけあいながら皆で自由にペンキ塗りを楽しみました。その後は、美味しいホットケーキ。子どもたち大喜びでした。

第3次隊報告4月17日

GW東日本大震災チャリティサイクリングツアー春のおおさか自転車散歩~自転車で辿るなにわの坂と水辺~

2011年04月29日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

こんなイベント、あります。
健康的で被災者支援にもなるGWの一日

 

新緑のさわやかな季節。大阪の街並みと風景
を自転車で楽しんでみませんか。
なお参加費は、東日本大震災の被災者支援の
ために寄付されます。
東日本大震災被災地支援
チャリティサイクリングツアー

春のおおさか自転車散歩
~自転車で辿るなにわの坂と水辺~
実施日:5/8(日) 
集 合:生國魂神社 表門付近(解散:湊町リバープレイス)
時 間:受付1:00~、出発1:30 解散:5:00頃
参加費:¥1000(ボランティア保険込)
主 催:おおさか自転車マップづくりの会
    
http://www.occn.zaq.ne.jp/cycle-map/
協 力:(社)アジア協会アジア友の会(※)
    
http://www.jafs.or.jp/

○ルート
 生國魂神社(スタート)、清水坂・清水の滝、天神坂、安居神社、
 四天王寺、庚申街道、南霊園(トイレあり)、南霊園脇の崖、
 紀州街道、なにわ筋、湊町リバープレイス(ゴール・解散)
 総行程≒10km 坂もありますが、ゆっくり走ります。
 なるべく動きやすい服装でお越しください。
○お申込み
 「お名前」「電話番号」「性別」を、
 メールもしくはファクスにてお知らせください。
 E-mail
cyclemap24@yahool.co.jp
 Fax 06-6969-2439
 お申込み期限:5月6日(金)
○お問合せ(川内)
 E-mail
kog_hito@bmail.plala.or.jp
 Tel 090-9272-3804
< ご注意ください >
・自転車は各自でご用意ください(車種は問いません)。
  レンタサイクルのお問合せはこちら
  「うえまち貸自転車」 Tel 070-5664-8184
・ルート、立ち寄り地は変更になる場合がありますことを
 ご了承願います。
・少雨決行、雨天中止
(中止の場合は、当日Telにてお申込みの方へ連絡さしあげます)

※社団法人アジア協会アジア友の会(大阪市西区)は、アジアの開発途上国の支援を任務とする
 非営利団体です。この度の大震災では、直接被災地へ出向いての炊き出しや物資配布など、積
 極的な支援活動を行っています。
 当ツアーでは、いただいた参加費から実費経費を除いた全額を、支援活動へ寄付いたします。


南三陸町被災地支援レポート⑨応援メッセージをつけて送ろう!支援のレインボーリストバンド作戦

2011年04月24日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

応援メッセージをつけて送ろう!
 レインボーリストバンド作戦


JAFSの被災地支援報告会で紹介されていたレインボーリストバンド。
「虹」は希望の象徴ですね!
がんばろうNIPPON、UNITE TO BE ONEと文字が刻まれています。


1本買って、自分でつけてもいいですし、
もしくはメッセージを書いてリストバンド1本とともに
現地の子どもたちに届けてもらうこともできます。
被災地の人たち、子どもと自分たちがつながっている実感がします。

いろんなイベントや集まりの場で、ぜひ紹介しましょう。
募金よりも人にすすめやすいかもしれません。

先日お母さんたちの集まるところで紹介されると、
なんと全員が買ってくださり、
近所の人にもすすめると持って帰った人までいました。
お母さんたちは、どちらかというと
メッセージは書かず、
オシャレに自分で腕につけて持って帰られた方がほとんどでした。
 

こんな可愛いカードに、ひとこと何か書いてくだされば、
レインボーリストバンドと一緒にJAFSの支援隊が南三陸町まで届けます!
1人でも、仲間、グループでも、まとめて参加できる、相手につながる支援のかたちです。
収益はJAFSの宮城県南三陸町での支援活動に役立てられます。
 
問い合わせは、こちらまで。
(社)アジア協会アジア友の会 本部
 
Tel 06-6444-0587/Fax 06-6444-0581


南三陸町でのJAFS支援活動レポート⑧第2次隊報告会&現地派遣ボランティア募集オリエンテーション

2011年04月16日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON
心をひとつに~がんばろうNIPPON~
 
スタッフの横山浩平さんから、JAFSの支援活動を紹介するブログのたちあげの通知がありました。もっとも新しい情報がここでスピーディーに見られると思いますので、みなさんよろしくお願いします。このブログでも、今後一部転載させていただきます。
 
私管理人は、先日4月の7日の第一次、先遣隊の報告会に参加しお話を聞いて、今まで以上に現地が身近に感じられ、またJAFSへの支援で現地の人々とつながっているという実感を得られました。現地でボランティアできる人は現地へ、地元で何か支援できる人は足元で。
まさに、Think Globally Act Locally。
東北震災へのとらえかたも世界と同じことです。
私も職場である高等学校で、微力ですが仕事をつうじてできることをと行動始めました。
誰もが何か支援に参加したいという気持ちを持っています。
そのきっかけが提供できればと思います。
 
以下はJAFSブログの最新の記事から。
 
東日本大地震活動報告会、第5次隊派遣オリエンテーションの案内
 
<報告会のご案内>

日頃より本会へのご支援・ご協力ありがとうございます。
本会は、3月11日発生しました東日本大震災に対して、同月19日から宮城県南三陸町歌津地区にて支援活動を開始し、現在も炊き出しや物資配布、足湯や子ども達のプログラムなど、必要な支援活動を行っております。3/29~4/9に活動した第二次支援隊による支援活動報告会を開催いたします。実際に現地で活動したボランティアの方がどのような思いで活動を展開し、何を感じたのか、生の声をお聞きいただき支援の実態を知っていただければと存じます。

日程:2011年4月18日 18:30~20:00まで
場所:社団法人アジア協会アジア友の会 事務局会議室
(地下鉄四つ橋線肥後橋駅下車1-B出口より徒歩1分)
連絡・問い合わせ:http://www.jafs.or.jp/contact.html
※会場の都合もあり、参加希望の方は、事前にご連絡ください。

<第5次隊オリエンテーションのご案内>

本会は、3月11日発生しました東日本大震災に対して、同月19日から宮城県南三陸町歌津地区にて支援活動を開始し、現在も炊き出しや物資配布、足湯や子ども達のプログラムなど、必要な支援活動を行っております。4/26~5/12まで第五次支援隊として現地で活動できるボランティアの方を募集しています。応募を希望される方は以下のオリエンテーションにご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

タイトル:東日本大震災 第五次支援隊オリエンテーション
日 時: 2011年4月21日(木)19:00~20:30
場 所: (社)アジア協会アジア友の会事務局 
(地下鉄四つ橋線肥後橋駅下車1-B出口より徒歩1分)
連絡・問い合わせ:http://www.jafs.or.jp/contact.html
※参加希望の方は、事前にご連絡ください。

皆様のご参加お待ちしております。

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宮城県南三陸町JAFSの支援活動レポート⑦3/29~4/8第2陣活動報告サッカー岡田監督も子供支援

2011年04月14日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

(社)アジア協会アジア友の会(JAFS)のファミリーグループ

「土と水と緑の学校」と「グリーンスカウト大阪」広報室の
HPにその後第二陣の活動報告がありました。
紹介させていただきます。

刻一刻と変わる現地の状況とニーズに対応しながらの活動の様子がわかります。
足湯、紙芝居、ペットボトル湯たんぽなど、活動内容に広がりが出てきているようです。
とくに、子どもたちへの遊びなどケアのプログラムが増えてきたのが嬉しく思いました。

2011/4/13  16:21

「3月29日~4月8日までの被災地レポート」  
【2011年3月29日から4月8日まで】〜第二陣活動報告〜

ご報告が大変遅くなりまして、申し訳ございませんでした。以下、第一次隊に引き続き、第二次隊の報告をさせていただきます。また、改めて第二次隊報告会を行います。日程については、ホームページに更新させていただきますので、ぜひ、ご参加下さい。

活動期間 第2次隊:2011年3月29日(火) ~ 4月8日(金)

第2次隊メンバー(敬称略、五十音順)
〔(社)アジア協会アジア友の会(JAFS)〕
岡本佳子、菊池美智子、佐々木純平、下野武志、杉原貴、田中久雄
田中壽美子、福岡好嗣、村上公彦、山田達也、吉田暢子
〔東洋精米機株式会社〕追田晋作、加藤泰志
〔北港運輸株式会社〕北野、木村
〔海南運輸株式会社〕古藤義弘
〔登米市ボランティア〕遠藤百夏、佐々木香織里、佐々木華奈、野又聡
他物資のご提供及び仕分け
〔JAFS新潟県ボランティア〕齋藤秀一(ご家族の皆様)

[2011年3月29日]
4トントラック(海南運輸株式会社)に荷物を詰め込み、宮城県に向け出発。荷物の積み込みにご協力頂きましたボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。




[ 2011年3月30日]
新潟県にて関西、関東グループ合流。イオン新潟東店(倉庫一時ご提供)にて荷物を受け取り、宮城県南三陸町歌津地区に向け出発。JAFS新潟ボランティアの齋藤さんは第一次隊に引き続き、ご協力頂きました。午後8時に倉庫拠点の宮城県登米市の石森ふれあいセンターに到着。北港運輸株式会社様ご提供の物資と共に4トントラック2台分の荷物の積みおろし作業。第一次隊との引き継ぎのためのミーティングを実施。


[2011年3月31日]
宮城県南三陸町歌津地区の避難所「港親義会館」へ移動。朝食、昼食、夕食の炊き出し・生活物資配布の実施(避難所40人分、周辺住民360人分、計400人分、以降、4月10日(日)まで同様の作業を基本的に実施。)同地区の避難所「馬場中山生活センター(避難者130人、周辺100人)」にて炊き出しのためのスケジュールの打ち合わせを実施。

(炊き出しを行っているところ、港親義会館周辺)


[2011年4月1日]
港親義会館を中心に炊き出し。港親義会館、馬場中山生活センターを中心に生活物資の配布。

[2011年4月2日]
港親義会館(200食)及び馬場中山センター(200食)の炊き出し及び生活物資の配布。

(生活物資の配布を実施しているところ(港親義会館周辺)


[2011年4月3日]
炊き出し(同会館)及び、生活物資の配布(南三陸町吉の沢地区にて日用品の配布)

[2011年4月4日]
炊き出し、子どもへのプログラム(紙芝居)、被災者へのプログラム(足湯)の開始(以降同様の活動を同会館にて開始)及びペットボトル製湯たんぽの配布。

(子どもたちへ紙芝居の読み聞かせ)


[2011年4月5日]
上記と同様の活動と共に、湊地区の子どもたち18名と元サッカー日本代表監督岡田武史氏とのサッカー教室(歌津中学校災害対策本部)に参加。

[2011年4月6日]
同会館にて炊き出し。配色先に気仙沼市唐桑地区出身の被災者の方が同会館を訪れ、話しを聞くところによると、満潮時には道路が寸断され、物資もなかなか行き届いていない状況とのことのため、急遽、本会からおにぎり100食分及び生活物資を託した。自衛隊にも唐桑地区の県を報告し、調査依頼を要請した。

(元サッカー日本代表岡田監督とのサッカー教室)



[20011年4月7日]
気仙沼市唐桑地区にて被害状況調査の実施。被災者の方々にニーズの聞き取り調査を実施した。結果、食材などは行き届いていることがわかり、本会は生活物資の支援のみを実施することを決定した。以降、生活物資の配布を実施。港親義会館にて子どものクッキングパーティの実施。本会主催にて実施された森ノ宮ピロティホールにてのチャリティコンサートにて書かれたメッセージ横断幕を展示した。何人もの避難所の方がメッセージを読みながら涙されていた。

(子どものクッキングパーティの実施)[2011年4月8日]
 

震度6強の余震が発生し、被災者の一人の家屋が崩れたため、本会ボランティア2名が家屋の修繕作業を行い、修繕が完了した。以降、第三次隊との引き継ぎを行う。第二陣は、以上の通りの活動を行い、第三陣にて同様の活動の継続を行っている。第一陣からに引き続き、港親義会館にての炊き出し活動を中心に行いながら、地域では配色を行いながら、聞き取りを行っていく上で、歌津地区の馬場中山生活センター及び周辺住民(計200食)の炊き出し及び生活物資配布、南三陸町吉の沢地区の生活物資配布、気仙沼市唐桑地区にてのおにぎりの配色、生活物資配布などを行った。その他にも被災者及び被災した子どものプログラムとして、足湯や紙芝居を読むなどを行った。

(第三陣と登米市ボランティアさんとの子どものプログラム)




ご提供いただいた物資は、登米市のボランティアの方の協力を得て、より効果的に被災者のニーズに対応できるように連携を行っています。

支援募金のことですが、2011年4月13日現在で、12,640,462円が集まりました。炊き出しに必要な食材、物資の搬送に必要な車両借り入れやガソリン代、現地拠点の整備などに充てさせて頂いております。刻一刻とニーズが変わる状況の中での活動ですので、まだ、活動資金は足りておりません。引き続き、ご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。



宮城県南三陸町JAFSの被災地支援活動レポート⑥ 先遣隊による現地活動報告会に参加しました。

2011年04月10日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

東日本大震災 第一次支援隊による支援報告会

2011年4月7日(木)18:30~肥後橋のJAFS事務所で行われた
松井聡子さんたち、南三陸町被災地支援先遣隊による現地活動報告会に参加してきました。

 

 

 

報告者の皆さん、多忙ななか、お疲れのなかでの準備には頭が下がる思いです。
多くの写真もまじえて、南三陸町での実際の日々の活動が手に取るようにわかるお話でした。

ほぼ全員、被災者の皆さんが、肉親や友人を亡くされている深い悲しみのなかにある集会所での活動です。
ボランティアの皆さんは、自分たちは暗い顔をせず、できるだけ被災者の皆さんの前では毎日笑顔でいようとお互い、言い聞かせていたそうです。
大きく看板を揚げてのPR目的の一時的支援ではなく、長期的に被災者の方々のお話に耳を傾けながら、寄り添いながらの支援をめざすという、JAFSの支援のあり方がよく分かる内容でした。


アジア協会アジア友の会の第1次支援隊は、3月21日朝に仙台市内に入り、登米市にある石森ふれあいセンター
(市役所総合支所)を拠点として、必要な支援を始めています。

志津川の方は、支援の手が伸びつつあるようで、さらに奥にある南三陸町歌津地区の「港親義会館」での3食の炊き出しなどを行っています。

現地では-4℃という大阪では考えられない気温の日もあるなかでの、屋外での炊き出しです。薪のあたたかさに皆が集まってくる感覚が伝わります。現地の社会福祉協議会がコーディネートされたボランティア6~7名も協力してのJAFSの活動。はるばる大阪から来てくださったと、感謝される被災者の声が紹介されました。炊き出しを遠方から寒い中取りに来るのが大変な人たちのために、急遽いくつかの拠点に大なべで配達することにするなど、状況にあわせた細やかな対応が理解できました。橋本理事が、あらためて暖かいご飯と温かい味噌汁のある幸せを強調されておられたのが実感できました。3食の炊き出しの食材の調達にも苦労された様子です。なんとまだ夜も明けず暗い朝4時半の起床、遠方のスーパーへの食材の買出し。メニューも工夫して豚汁、かす汁、散らし寿司、現地の郷土料理、味付けは向こうの人たちに合わせて塩味濃い目にしたり、おやつのプリンなど、栄養と安らぎを考えておられました。毎回400食分の炊き出し、本当にお疲れ様でした。

会館は小さくて40人ほどで避難生活。あとは倒壊を逃れた自宅などで生活されている360人ほどへの炊き出し。実は家を失った人々を助かった家族が自宅に受け入れておられるそうです。なかには10人以上で今住んでおられる家もあるそうです。このような現地のかたがたの助け合いも報告されました。皆さん本当に困っているはずなのに、あれが欲しいこれが欲しいといわずに我慢強く遠慮がち。でも少しずつお話が聞けるようになってきたそうです。

 

ライフラインの破壊されたなか、昔使っていた井戸(!)を再び探して活用したり、マキを割って火をおこしたり、プロパンガスの利用とか、年配の方々の昔のローテクの知恵が役に立った、田舎だから対応できたのでは、もしこれが大都会だったら・・・という精米会社のかたのお話も印象的でした。


グリーンスカウトのタケさんのお話のなかにあった、茜ちゃんというバレーボール部のキャプテンである高校生が、老人施設の被災者の遺体を見つけ出す作業の手伝いまでもするという壮絶な体験をしつつ、障害のある弟の世話もしつつ、多くの友人たちを失う悲しみのなかでも必死に生きている姿を聞いて、本当に身近ないとおしい人のように感じられました。高台にあった志津川高校は津波で破壊された町を見下ろすところにあります。3月11日地震と津波当日に部活をしていた生徒は助かりました。自宅にいた友人が亡くなった遺体が発見されて、泣いて悲しみのふちにあった茜ちゃんに、タケさんが一人じゃないからといって、リストバンドを渡され、慰められたそうです。応援メッセージつきのリストバンドでの支援、皆に呼びかけたいと思います。私がネットで調べてみたら、高校は数百人の避難所となり、校庭にはSOSの文字が大きく描かれていたのが、上空から撮影されていたのが報道されていました。私も記憶にあります。現在は避難所となっていて学校として使えないため、他の学校を間借りして新学期はスタートしたと記事検索で見つけました。



(株)東洋精米機製作所
のお二人、トラックを出してくださった堺南運輸株式会社の社長さん、一緒に協力してくださったことに感謝し、ともに喜び合えた報告会でした。スマトラ沖地震にさいにも海を越えて駆けつけたJAFSの横山浩平さんをはじめ、ミャンマー水害のときに米を運んでいった永井博記さんなどJAFSには被災地支援の経験の豊かな積み重ねと人材があります。参加者の中には第三陣以降の参加予定者も何人かいて、頼もしく思いました。また、足湯、絵本の読み聞かせなど、支援の内容にも細やかで豊かな広がりが出てきたとのこと。現地の状況は集団での移転問題も含め、刻一刻と変わっていきますが、それに対応しながら今後も支援を続けていくとのことでした。物をポンと置いていくのではなく、1000食分を一度にポンと奮発してそれで終わりではなく、被災者の生活に寄り添って、我慢強く控えめな東北の方々のニーズにじっくりと耳を傾けながら活動を持続していく。
報告会のお話を聞いて、今後の長期的支援に、現地にいけない私たちは、あらためて後方支援を続けてゆ
きたいと思いました。( 田中愛子 )


 

 


シルクロードの留学生による被災地支援チャリティー公演ジャミラさん 心をひとつにがんばろうNIPPON

2011年04月03日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

写真は松原ワールドフェスタ2009のときのもの


JAFS松原ぞうすいの会とのお付き合いも深い
ウイグルのジャミラさん。
歌って踊れる魅力的な方です。
彼女たちオアシス会の皆さんも
何かできることはないかと立ち上がりました。

シルクロード地域の留学生による
被災地支援チャリティー公演
~被災地を思う気持ちを届けたい~

■日 時: 2011年4月16日(土)10:30~12:00
■場 所: 大阪市中央区民センター ホール
■入場料: 1000円
■後 援: 中華人民共和国駐大阪領事館

~~・・私たち留学生が今、被災された人たちにできること・・~~
「お世話になっている日本への恩返しがしたい」
私たち留学生を温かく見守ってくださっている日本、そして日本の人たちの
お役に立てたらと、ふるさとの歌や踊りのパフォーマンスでチャリティ公演を
行い、その収益金で支援したいと思います。
                 JAFSオアシス会留学生代表 ジャミラ ウライム

 550-0002  大阪市西区江戸堀1-2-16 山下ビル4階
TEL 06-6444-0587  FAX 06-6444-0581
URL:
http://www.jafs.or.jp <http://www.jafs.or.jp/> 


4月7日アジア協会事務局で 先遣隊による被災地支援レポート 心をひとつに ~がんばろうNIPPON~

2011年04月03日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに ~がんばろうNIPPON~
4月7日アジア協会事務局で 先遣隊による被災地支援レポート 

■日時: 2011年4月7日(木)18:30~20:00
■場所: アジア協会事務局会議室
■内容: 3月22日より開始した宮城県南三陸町での被災地への支援活動の報告会

 ※ 会場の都合がありますので、参加希望者は本会までお申込みください。

 

(社)アジア協会アジア友の会
550-0002  大阪市西区江戸堀1-2-16 山下ビル4階

TEL 06-6444-0587  FAX 06-6444-0581
URL:
http://www.jafs.or.jp <http://www.jafs.or.jp/


宮城県南三陸町JAFSの被災地支援活動レポート⑤ 心をひとつに~がんばろうNIPPON~

2011年04月01日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~
第二陣からのレポートが届きました。
第一陣の皆さん、本当にお疲れさまでした。
2011年3月31日】NEW

第2陣(スタッフ2名・ボランティア5名)が今日から入り、炊き出しの引き継ぎをすることができました。
避難所の方々からは、温かいご飯でとっても元気づけられてるのよ、と言っていただいています。
地元、隣町の登米市のボランティアの方々も強力な助っ人です。時には、高校生、また時には主婦の方が、社会福祉協議会に登録されていて、今回の炊き出しにも手伝っていただいています。
  


宮城県南三陸町 JAFSの被災地支援活動レポート④ 心をひとつに~がんばろうNIPPON~

2011年03月31日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~
JAFSのHPからの転載です。
現地で皆さんが助け合っている様子.
大阪のJAFSでは、第2陣の出発準備も。

JAFS

【2011年3月29日】NEW
今日から少し寒さがましになりそうです。ただ、辺りは霜が降りていますが。
炊き出し8日目を迎え、避難所のお一人お一人の様子がよくわかるようになってきました。昨日は配膳に5人のこどもたちも手伝ってくれました。
昨日から現地に入る車が増え、トラックも頻繁に見るようになってきました。
炊き出しの食事は、なるべく温かい状態で栄養バランスも取れるように気をつかいながら作っています。楽しみがほとんどない中で、私たちの作る食事をとても喜んでくださっています。
(株)東洋精米機製作所さんの炊く白いごはんも、美味しい美味しいと大好評です。
拠点としているテント開設の場所での配布と、地区にでかけての配布と2ヶ所で行っています。皆さん鍋やタッパーを抱えて、時間になると各家から歩いてこられます。家族と家に受け入れている被災者の方との合計人数分を伝え、鍋などに入れていきます。1世帯14人にのぼる世帯もあります。
皆さん自分も大変なのに愚痴をこぼすこともなく、助けあっておられる姿に頭下がる思いです。


同29日、大阪では第2陣の出発のための物資の仕分けと積込み作業を多くのボランティアの
協力を得ながら行いました。今回もまた多くの個人や会社、学校などから被災地の方々に
届ける温かい思いのこもった物資を頂きました。それらは、食料品、衣類、日用生活品、衛生
などに分類、仕分けをし、4tトラックに積込みました。
    
支援募金や物資提供のお願い
ボランティアの募集
被災地支援チャリティーコンサート


宮城県南三陸町 JAFSの支援活動レポート③ 心をひとつに~がんばろうNIPPON~

2011年03月29日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPON~

JAFSのHPから、現地支援活動のレポート転載です。
本当に多くの人たちが心をひとつにして、今この時に
支援にかかわっておられることを
松井聡子さんがレポートしています。
お忙しい中でのレポート、松井さんありがとうございます!!

【2011年3月26日】NEW
登米市に戻ってきました。
毎日片道一時間強の道中で、様々なことに頭めぐらせています。
 
一緒に常時、南三陸町歌津に向かい、活動しているメンバーは、本会の橋本理事、スタッフ横山、グリーンスカウト山竹、そして和歌山から750kgものお米と釜を持って炊き出しに来てくださっている株式会社東洋精米機製作所の川上さん、小崎さん、そして私(スタッフ松井)の計6名です。
堺南運輸株式会社の古藤さんには、4トンもの物資を運んでいただきましたし、新潟では、会員の斎藤さんご家族、福本さんほかイオン新潟東店の佐々木店長にもお世話になりました。また、仙台市内では、自社ビルが半壊の状態になりながらも温かく眠れる場所をご提供くださった石川さん。
それに加え、ここ登米市の地元で多くの方のお世話になっています。
登米市のフォレスト代表伊藤さん、登米市社会福祉協議会の方々、そのボランティアの方々、3月26日現在まででのべ48名の方がお手伝いくださっています。

 

また、関西では、本当に多くの方が物資を持ち寄ってくださいましたし、団体や個人の方の寄付、街頭募金やチャリティーコンサートでの活動に関わってくださっています。
こちらに来て、あらためてお1人お1人に感謝の気持ちでいっぱいです。
特に、被災にあわれた方々に、大阪から来ているということ、多くの方のご協力の下、活動している旨を話しています。昨日お会いした女性はその話を聞き、涙ぐんでおられました。
 
今日、町役場からの説明会議で、集団避難という話が出ました。
ライフライン(水、電気、ガス、電話)の復旧について、破壊された箇所があまりにも広範囲であり、まったく目処が立たないことから、仮設住宅ができるまで、再度避難場所を設定しようというものです。
今後、まだまだ予測ができないことが多いのですが、できるだけ多くの地元の方の支えになればと考えています。
 
3月26日放送で仙台テレビにもJAFSが現場で取材を受けた様子が放映されたようです。(テレビを見れる環境にないので、人づてですが)

皆さん、炊き出しの温かい食べ物を心待ちにしてくださっています。



支援募金や物資提供のお願い
ボランティアの募集
被災地支援チャリティーコンサート


心をひとつに~がんばろうNIPPON~ 街頭募金にたくさんの人が参加

2011年03月28日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに~がんばろうNIPPN~

すでに宮城県南三陸町の現地で炊き出しなどの被災者支援をしている
JAFSの松井さん、横山さんたち。

現地に行かない私たちにも何かできることはないか。
そうです。私たちは後方支援です。
Act Locallyです。

2011年3月26日(土)
近鉄南大阪線 松原駅前で 街頭募金を行いました

参加者28名でした。大勢の人が募金活動に参加して頂き、
たくさんの募金を集めることが出来ました。
懸命な、大きく元気な声が道行く人に届きました。報告します。
駅周辺3ヶ所に分かれ、昼間の3時間呼びかけ。
募金額 なんと! 117,500円でした。

今後、輸送ルートの復活とともに、
物資は新潟など現地に近い場所での調達になります。
そのため、現物よりも資金調達がますます重要となってきます。
本日の善意の募金が役立ってくれることはとても嬉しいことです。
 

 

赤ちゃんから中高生、年配のかた、JAFSのメンバー、その友人、
外国からの方もみんなで
    心をひとつに~がんばろうNIPPON~
 


中学生の野球少年たちもみんなで募金だ。



宮城県南三陸町 JAFSの支援ボランティア活動 レポート②

2011年03月26日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

心をひとつに ~がんばろうNIPPON~

地震と津波で壊滅的な被害を受けた、南三陸町。
そこで物資提供や炊き出しの支援を行っているアジア協会アジア友の会。
(株)東洋精米機製作所様のご協力で無洗米1000kg(約15000人分)と炊き出し用の大釜2台をご提供受け、皆さんからの提供頂いた物資と合わせて、6トン分3台の車に満載して3月20日に宮城県へ向かいました。
スタッフの松井聡子さんからのレポートを、引き続き紹介します。

【2011年3月24日】
今日で出発から5日目となります。今日はみぞれも降る寒さと、ぽかぽか陽気の暖かさの両方を体験しました。余震は毎日続いています。朝5時に出発をして、夜は8時ごろ登米市の宿泊施設に帰ってきてという毎日を繰り返しているので、なかなかの体力勝負です。
また、炊き出しを通して、どんどん地元の被災者の方との距離が縮まってくるのを感じています。

お互いに声をかけあいながら、自然な形で、焚き火の周りに集まって話をしたり、暖かい牛乳を差し入れしたら、それでチーズを作って差し入れのお返しをいただいたりと、そんな光景も見られるようになりました。地元の方代表が約20名ほど集まって毎朝、朝礼を行い、日々の伝達があるのですが、今日は、これまで行っていた行方不明者の捜索を打ち切ることになりました。

ここにおられる方で、家族、親戚の方を今回の震災で亡くしておられない方はいないそうです。

皆さん気丈に振舞っておられますが、不安や緊張を感じているだろうことは感じ取れます。せめて、温かい食事で、温かい掛け声で和んでいただけたらと思うばかりで、やっています。ほっとステーションとしての役割を果たしています。

また、医療関係で提供いただいてこちらに持ってきた物資に関しては、この避難所周辺だけでなく、より専門的なケアに使えるように、歌津中学校に作られた臨時医務室(医者、看護士が常駐)に提供して喜ばれています。

ただ、物資に関しては、これからは各方面から集まりつつあるので、物流が改善されていくと、現地で経済的効果を出せるように、現場近くで購入できるものは、そこで購入していけたら、より現場のニーズに合わせた形になるのではと考えています。そのため、今の段階は、資金的なご協力をいただけるとありがたいと思います。

南三陸町の隣町である登米市の社会福祉協議会のコーディネートで、ボランティアの方を毎日3-6名派遣していただき、一緒に活動しています。色々な場面で、こちら特有の文化(特に食文化)を彼らから教わり、活動に活かしています。

明日も4時30分起床。早く寝るようにします。(といっても、すでに23時を回っておりますが)
おやすみなさいませ。


支援募金や物資提供のお願い
ボランティアの募集
被災地支援チャリティーコンサート


JAFS アジア協会アジア友の会の支援活動 宮城県南三陸町からのレポート

2011年03月24日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

~心をひとつに がんばろうNIPPON~

以下はJAFSのHP掲載のレポートです。

被災地での支援活動状況

www.jafs.or.jp

11日地震発生直後から60名近くの個人や会社などから多くの救援物資(電池、ガスボンベ、レトルト食品、カイロ、衣類、タオルなど)をいただきました。
これらのご支援に心より感謝いたします。皆さまからの心温まる気持ちを大切にし、現地に届けてまいります。

今回の支援では、堺南運輸商社株式会社様のご提供によりそれらの支援物資を4tトラックにて現地まで運んでくださることになりました。
19日(土)の午後に4tトラック(堺南運輸商社株式会社)に全ての物資を積み込み終わり、同日深夜に、4tトラックとスタッフ4名を乗せた車で大阪を出発しました。


【2011年3月20日】
現地入りの前に、新潟でイオン新潟東店様の倉庫にて追加物資を積み込み、また(株)東洋精米機製作所様のご協力で無洗米1000kg(約15000人分)と炊き出し用の大釜2台をご提供、皆さんからの提供頂いた物資と合わせて、
6トン分3台の車に満載して宮城県仙台市に向かいました。

【2011年3月21日】


朝に仙台市内を出発し、北上、登米市にある石森ふれあいセンター(市役所総合支所)を拠点とさせて頂くことになりました。
そこから東へ車で約1時間の南三陸町に入りました。
現場は、言葉を失うほどの惨状です。何もかもがなくなっています。30mを超える波が、川沿いに内陸に入り、辺り一体が建物も車も並木も何もかもが、ミキサーで掻き混ぜられたかのような状況です。地震より、圧倒的に津波の影響が大きかったことは、同じ地区でも避難所となっている山手が比較的無事なことからわかります。
想像を絶する数の方が、津波にのまれています。
志津川の方は、支援の手が伸びつつあるようですので、我々はさらに奥の南三陸町歌津地区を目指しました。炊き出しを22日朝から南三陸町歌津地区の「港親義会館」でスタートさせます。避難所のスペースは限りあるため、35人がそこに滞在しておられ、あと約360人が周辺の家々に分かれて、住居として、避難場所として滞在しておられます。
ガソリン無し、食糧無し、水無し、電気無しの状態です。地震から10日目で家の備蓄も底を尽ききかけている状態です。
物資が少しづつ入ってきているものの、温かいものがまだ食べられていません。
明日からの炊き出しには地元の方にも協力得て行っていきます。


【2011年3月22日】

     
今日は、朝から炊き出しを3回 シフト制にして行いました。
避難所におられるお母さんたちの手を借りて、おにぎりも350個ほどにぎり、夜もカレーなどをふるまい、喜んで食べていただきました。明日以降も、様々なメニューで、炊き出しを続けていきます。
 
避難所は今晩からとても冷えてきて、明日には雪の予報もたっています。
そのような中でも、協力しあいながら日々の生活を必死で不便さや悲しさ、やりばのない気持ちを、なんとか気をしっかりもって、前に進んでいこうという気持ちをひしひしと感じます。
 
現地の状況が明らかになるにつれ、避難所のキャパを超えた人々は、
周囲の比較的被害の少なかった家が受け入れを行っている状況がわかります。
ある家庭では、5人、またある家庭では11人と、被災した人を抱えています。
 
南三陸町の歌津地区は、入り江がいくつもあり、その入り江に沿って津波が押しよせてきています。
 
被害状況は、到底写真だけでは伝えきれません。
明日より、詳細の被災している方のより細かな情報とニーズを把握するために、リストを作成して、きめ細やかな、顔の見える活動をやっていきたいと思います。
 
ガソリンに関しては、地元の方の一番の苦労で、本当に手に入れるのが難しい状態です。
昨晩夜中の2時にガソリンがスタンドに入ると聞いて、私たちが現場を通った朝6時ごろは、すでに200台ほどの車が列をなしていました。電気がないので、手で発電してくみ上げ、並んだ方によると、8時間待ちとなったとのことです。
 
あ、今もまた大きな地震です。震度3くらいでしょうか。このような状況が日に数回続いています。
家、土地、職、すべてをいっぺんに失った方への支援は、息の長いものが、絶対に必要だと感じています。食糧(米、野菜、肉、魚肉ソーセージ、カップラーメンなどなど)、タオル、肌着等様々な物資が役に立っています。
 

支援募金や物資提供のお願い
ボランティアの募集
被災地支援チャリティーコンサート

 


被災者の方々のために ~心をひとつに、がんばろうNIPPON~

2011年03月22日 | 心をひとつに がんばろうNIPPON

被災者の方々のために 
~心をひとつに、がんばろうNIPPON~

街頭募金ボランティア 募集

ほんの少しの時間でもいいです。
一緒に、心をひとつにして被災者の方々を応援しましょう。

と き;3月26日(土)(午前10:00~午後13:00)
     都合のつく時間に、少しでもご参加ください。

ところ;近鉄南大阪線 河内松原駅 南出口集合

                  about us

私たちは1979年設立のNGOであるアジア協会アジア友の会(JAFS)
の地域グループ、JAFS松原ぞうすいの会です。

1997年より大阪府松原市で活動ををはじめ、安全な水を必要とするアジア
の村に井戸を送ってきました。
”Think Globally,Act Locally”どうりの活動です。
年に数回、海外事情を聴けるゲストを招いての「松原ぞうすいの会」を開催、
その国の味付けのぞうすいを食べながらの、国際協力、国際交流を実施。
その開催回数はすでに55回になります。
その参加費からの収益をためて井戸資金とし、今までにアジアを中心に
カンボジア、ミャンマー、ラオス、バングラデシュに井戸を支援してきました。

また、地域を大切にする活動として、小中学校での国際理解教育の提供、
校区フェスタへの参加、ワールドフェスタへの参加、市役所ホールを使っての
世界のこども絵画展も続けてきました。

ほかにも、ため池や西除川をめぐるウォーカソンを実施し、楽しく健康的に

きながら、地元の水と環境について学びました。そのウォーカソンの参加費
でアジアの植林活動を支援しました。
水資源の確保
と植林の重要性は不可欠な関係にあるからです。

今回の東日本大地震の災害にあたり、松原グループで話し合った結果、
今年度の活動で得た収益は、全額をアジアの井戸建設資金に回すのではなく、
半分は被災者支援にまわすことを決めました。

長期的な支援が必要と思われます。
JAFS本部では、すでに宮城県へのトラックが出発し今後の支援の準備に入っ
ています。体力も十分で経験豊富で現場に慣れた寝袋持参の自己完結型のボ
ランティアが現地で求められています。
私たちは、現地には行けませんが、何かできることを探して後方支援しましょう。
スマトラ沖地震のさいにも、スリランカからのゲスト、ナレンドラさんとともに松原
駅前で募金活動を行ったことが思い出されます。
今度は世界中の人々が日本を、応援してくださっています。

今回も、少しの時間でもよいので、ぜひご参加ください。

連絡は;JAFS松原地区世話人 橋本末子
       Tel/Fax 072-332-7097

JAFS

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