新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

がん哲学校たより・52(0089)

2015年03月19日 | 樋野先生からのメッセージ
樋野先生からのおたよりです(2015.3.9配信)
第101回「がん哲学学校」
【21世紀の遣隋使】~ 聖徳太子の現代的意義 ~
3月7日の誕生日に、【誕生日ケーキ・カフェ】が、東京と横浜で開催された。生涯の想い出に残る【がん哲学外来】の日でもあった。スタッフの「心温かいおもてなし」には、感動した。「先生の献身と志が世の中への尊いギフトとしてこれからもたくさん届きますように。」、「その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時がくると実がなり、その葉は枯れない。その人は何をしても栄える。」(詩篇1章:3節)の誕生日メッセージをはじめ、アメリカ、カナダに住む,娘、息子からもメッセージが送られてきた。涙なくして語れない。
『埼玉県がんサポートハンドブック』(埼玉県保険医療部疾病対策課がん・疾病対策担当)が送られて来た。その中に1ページも割いて『がん哲学外来メディカルカフェ』の項目があり、埼玉県の7箇所の「がん哲学外来カフェ」の紹介(https://www.pref.saitama.lg.jp/a0705/gantaisaku/documents/gansupporthandbook.pdf)があった。行政的な認知であり、時代の流れを感ずる。

『ならのがん対策県民提案事業~がん患者サロン開設5周年記念事業シンポジウム「がんなっても安心して暮らせる奈良」に向けて~』(主催:奈良県・奈良がんピアサポートなぎの会;なら100 年会館に於いて)に招待された。シンポのレベルの高さに、感激した。筆者は、講演『がん哲学外来 in 奈良~聖徳太子の現代的意義~』の機会が与えられ『聖徳太子の「十七条憲法」』に付いて触れた。筆者は、若き日、田舎の大自然の中で「和をもって貴しとなしーー」で始まる『十七条憲法』を 暗記したものである。今回は、特に、第五条「賄賂を取るな」、第七条「官のために人を求め、人のために官を求めず」、第十四条「政治家たちは嫉妬心を持っ てはいけない」のエッセンスについて、語った。まさに、「遠き過去を知らずして、遠い未来は語れない」の学びの時でもある。

患者、医療者、学生、企業の皆様と、打ち上げ的な、お茶会の一時が持たれた。大変、話が盛り上がり、懇親会が「飛鳥会」の創立記念日と化した。年内に市民公開講演会『医療維新~奈良モデルの提唱~』が企画されることであろう。【医療の隙間を埋める懸け橋】であり、まさに【21世紀の遣隋使】でもある。

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