新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

がん哲学校たより (0125)

2016年08月08日 | 樋野先生からのメッセージ
樋野先生からのおたよりです(2016.8.6配信)
第175回「がん哲学学校」

教育とは 〜「空っぽの器の場の設定」〜
「がん哲学外来 新百合ヶ丘メディカル・カフェ 3周年記念 講演会」(新百合ヶ丘21ホール)に赴いた。福田護先生(聖マリ
アンナ医科大学附属研究所ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック院長、新百合ヶ丘メディカル・カフェ顧問)による講演、桜井奈緒美氏(資生堂ライフクオリティービューティーセンター Makeup Carist)による「がん患者さんのためのカバーメーキャップ」の講演に続いて、筆者も講演の機会が与えられた。大盛況あった。

2016年 がん診療連携拠点病院機能強化事業 公開講演会「新病棟完成記念・内村鑑三記念がん哲学外来5周年記念」(沼田病院地域医療研修センターに於いて)に赴いた。独立行政法人国立病院機構 沼田病院院長前村道生先生の座長による『痛みのミステリー』(小山なつ先生:滋賀医科大学准教授)の話は、「身体性&情動性の痛み」についての新鮮な学びとなった。その後、がん診療部長見供修先生が座長になって下さり、筆者は「がん哲学外来の処方箋〜あなたはそこにいるだけで価値ある存在〜」のタイトルで、講演を行った。沼田利根医師会の先生の『来賓のご挨拶』、また、患者会「地域がんサロンぐんま」、伊勢崎市民病院、群馬大学の医師、看護師の参加もあり、会場は、満席であった。

EMF サマーキャンプ 2016(香川県青年センターに於いて)での講演「人生の邂逅の3大法則〜良い先生・良い友・良い読書〜」に招待された。『勝海舟・新島襄・内村鑑三・新渡戸稲造・南原繁・矢内原忠雄・吉田富三』について語った。
今度、『矢内原忠雄記念 本郷通りカフェ』(ゆい訪問看護ステーション)が開設されるとのことである。矢内原忠雄 (1893~1961)(東大総長:1951~1957)の「本郷通りに、悩める学生の為に、カフェを開くのが、夢」の実現化でもある。矢内原忠雄は、夢果たせずに、胃癌で亡くなった。新渡戸稲造(1862~1933) は、第一高等学校の校長の時(1906-1913)、「学生は、校長室は敷居が高いので、相談に来づらい」と、学校の近隣に、木曜日の午後、カフェの場所を設定し、そこには、当時、第一高等学校の学生であった矢内原忠雄も、参加していたと、筆者は、若き日から教わった。教育とは「空っぽの器の場の設定」でもあろう。

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