新渡戸稲造記念 さっぽろがん哲学外来

さっぽろがん哲学外来の活動予定や活動の様子などを
皆さんにお伝えします。皆さんの参加をお待ちしています。

樋野先生公開講座のお知らせ(東京開催)

2014年02月12日 | 樋野先生からのメッセージ
早稲田オープンカレッジ中野校 ・・・詳しくは→ http://www.ex-waseda.jp/opencollege/

がんと生きる哲学_ 医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える
講師:樋野 興夫順天堂大学教授
定員:30名
回数:全5回
日程 4月12日  5月10,24日  6月7,28日
時間10:30~12:00
日程注意
コード 310615
受講料
ビジター \13,200
会員\11,500


目標 がんとともに暮らすことを知り、がん患者と対話し、がん患者に寄りそう方法を受講者自らがみつけ、笑顔になることをめざします。

講義概要 「がん哲学」とは、生きることの根源的な意味を考えようとする患者と、がんの発生と成長に哲学的な意味を見出そうとする医師との対話から生まれました。日本人の半分ががんになる時代、好むと好まざるとにかかわらず、多くの人ががんと一緒に生きる方法を見つけなければなりません。授業では教科書の読みあわせと解説をしつつ、受講者とのディスカッションを中心に講義をすすめます。
がんとともに生きている患者さん、がん患者の家族や身近に患者がいる人、医療従事者等の、がん患者に寄りそいたいと思うかたすべてが対象です。

第1回 がん細胞の世界から人間社会を語る
第2回がん細胞の知恵に学ぶ
第3回先人の志を継承しつつ
第4回病理学の復権
第5回がん哲学外来の成り立ち

テキスト『がん哲学』(EDITEX)(1,400 円)(ISBN:4903320200)                          


がん哲学外来について

患者さんが抱える悩みは病人としての悩みではない。人間としての悩みです。 がんという大病を得たとき、それを背負って人間としてどう生きるかという深い悩みです。それは「心のケア」というレベルではなく、自分という存在そのものを問う領域なのだと思います。ですから、「がん哲学外来」では、来られた方を「病人」の側面だけではなく、ひとりの人間としての悩みに焦点を合わせます。同じ人間として、対等の目線に立って、人間を学ぶ「人間学の場」でありたいと考えるのです …(提唱者であり当会の顧問である順天堂大教授・樋野興夫先生の著書より)

札幌の「がん哲学外来」(開設趣旨)

私達は樋野興夫先生の志に賛同し、車座になって意見交換をする運営をめざします。講演会スタイルではありません。参加者全員が同じ立場、同じ目線で耳を傾け、縁のあった方々に寄り添うことを願っています。