土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

モラスコ牟岐で木造の未来を考えた。

2010年01月11日 08時51分09秒 | Weblog
徳島県海陽町のモラスコ牟岐に行って来ました。あまり期待していなかったのですが、中なか面白い展示や、木造建築があり楽しめました。この展示室の屋根の造形は、貝のイメージなのでしょうが、中々斬新で、私があまり好きでない修正材を使っていますが、修正材でこそ出来る造形なので、納得しました。ただ何時できたかしりませんが、2億4千万の建築費には少し疑問を感じました。昔のバブル期の建築かと思いましたが、公共の建築はこのぐらい掛かるのが当たり前の時代だったのかと、妙に納得してしまいました。木材の普及に貢献する為に建てられたのに、高くなりすぎると、帰って普及せず、マイナスになるのではと思います。悪口ばかり書いていますが、久しぶりに面白い造形の木造建築を見られ、無駄使いもたまには良いかと、思っていました。わたしは木造で何をしたいかと自問すると、地元の素材だけを使い、地元の職人、人だけで、安全な、骨太の長く建ち続けれる、土地の景色にとけ込む家を建てたい。木造の数値化は難しいのすが、昔の人は、棟梁を信じ家を注文し、棟梁は一生懸命考え建てていた。その原点に帰れば、木造建築は再び輝きを取り戻せるのだと信じています。木造は日本では持続可能な唯一の建築だとおもうし、責任はお互い自分にある。人のせいにしない事が、当たり前だと考る。原点に帰る事が、つまらない法律を作る事がなくなり、新しい可能性を開く鍵になると思います。否定からは、何も生まれません。


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