このログハウスは高知市を見下ろす絶景ポイントにあったため、風雨が強く最初ポスト&ビームで計画したが、契約間近になって、やはりフルログハウスでお願いしたいとの要請があり急遽変更した物件です。
何と新築した年には、高知を台風が3ケ直撃し、強烈な洗礼を受けた。後日行って見ると、葉っぱが丸太に刺さっていたのには驚いた記憶がある。何とキッチンの換気扇からも雨が入ってきたそうだ。その後防風林をと、植樹したが、ことごとくなぎ倒され、今は松とヤマモモの木が取って代わり茂って来ている。
今は雨仕舞い施工も良くなり、余程の事が無い限り、雨が入る事も無いようになっています。
10数年経ってログ壁も経年変化し、施主と共に老いて来たが、施主のログハウス愛は変わらない。フルログハウスは確かに完全な家とは言えない。
丸太の経年変化により、割れたり収縮して、隙間が空いたりする事もある。
でも欠点は逆に言うと、味わいとも言える。弱点は対応すれば良い。
彼は、年を取っても、住める限り、この家に住み続けたいと言ってくれた。
他の家には住みたくないそうだ。天晴れの一言。
ログハウスには、そんんな魅力、力がある。住む人を魅力的する力も。
あなたの、終の棲家はどんな家ですか?
私はやはり、高知の、アイビーログ工房のログハウス。