ラムネ温泉へ行って来ました。福岡からの帰り道、濃霧で高速が通行止になり、湯布院で降りて1時間ちょっと。
いつか行こうと思っていた藤森建築、ラムネ温泉。
雑誌の写真でよく見ていたのですぐ分かりました。
思っていたより小さいと言うのが第一印象。でもやはり独特のたたずまいだ。
シンボルの屋根の上の松の木が笑いを誘う。圧倒的な感じでは無く。親しめるスケール感。
さっそく温泉へ焼き杉と漆喰と銅板と波トタンの素材は、何かホットさせる感がある。
初めてなのに懐かしい感じがあるのは、身近にある素材ばかりだからか。
炭酸泉のお湯は、泡が無数に体にまとわりつく独特の温泉だ。
外湯は、湯温35度とぬるめなので、誰でも長時間入れそう。後で皆に感想を聞くと、気に入った、又来たいと、意見が揃った。
お湯に入りながら、自然の素材の経年変化を体感出来るのは良い。
焼き杉は所々はげたり、銅板は濃い色に、漆喰は湯の成分で独特の色に変わっていて飽きない。
ただ知識がなくて、ピカピカの新しい物好きの方にはどう目に映るのだろうか。
古美を楽しめる人が多くなると良いなーと思う。
建築は凄く力がある。ずーっとそこにたたずみ、見る人に何かを感じさせる力が。
そう言う建築に関わり続けたい。