たねまきびより ~いとえのバイオダイナミック農場日記~

小さな1つぶのたねから
ぐんぐん伸びていくその姿
ずっとながめていたくなる

脱都会!いとえ、英国の農場へ行く!

バイオダイナミック スタディグループ

2011年11月30日 | シードワークショップ

11月28日 月曜日~30日 水曜日

シードワークショップのお仕事は室内作業。

タネのクリーニング。

発芽率テスト。

パッキング。

カタログの発送。

他のガーデンは冬になるとアル程度時間に余裕が出てくるそうですが、シードワークショップは例外。

冬もやることがたくさんでございます。。。

 

Poachedegg flowerのタネのクリーニング中に妙な子発見!!

これ。

乾燥したムシ。タネとサイズが一緒だったのね。

最後の最後の手作業での分別のときまでタネにまぎれていらっしゃいました。

ちょっと“ロビン”に見えません??

 

あ。ロビンって↓です。

ロビン=ヨーロッパコマドリ

彼らは庭しごとをしている人の周りを一定距離を保ちながらチョコチョコと飛び回るかわいい小鳥です。

群れをなさず、単体で行動し、”ピチピチピーチチ”と、細い高い声で鳴きます。

英国人はみんなロビンが大好き。

ガーデナーズショップに行くと必ずロビンをモチーフにした何かしらが売っているほどです。

私もすっかりロビンファン♡

遠目に見るとロビンに見えるこの乾燥したムシくんにちょっと嬉しくなってしまったいとえなのです。

 

 

発芽率テスト。

ボラジがプックリ発芽しました。

丸みを帯びたこの発芽♪♪

ん~~。やっぱり、発芽ってすてき♡

 

大量のパッキング作業も続きます。

 

そして、カタログの発送!

村(コミュニティー)のオフィスで発送処理をします。

こんな機械が村にあったなんて(>_<)!!

ビックリ!!

自動で封をし、スタンプを押してくれる優れもの♪

この機械を通ったものは、Royal Mailの収集用袋に詰めて集荷所まで持っていきます。

なんだか、郵便局員になったような気分☆

サラは学生時代、Royal Mailでアルバイトしていたことがあるらしく、「この袋とか!懐かしい♪」って言ってます(^_^)

このカタログ発送作業はしばらく続きそう。

村には“プレス”と呼ばれる印刷&製本をしてくれるワークショップがあり、カタログはそのプレスで作成してもらっています。

プレスは、シードカタログの大量発注により、テンテコマイらしいです。

普段はプレスで働いていない人までもプレスに派遣されているほど、、、f(^_^;)

数百部づつ、納品されるカタログに、シードワークショップでオーダー表をはさみ、封筒に入れる。

フラワースクール併設の花屋で働いていた頃を思い出す作業です。

スクールのパンフレットが納品されて、チラシを挟み、封筒に入れる、、、。

懐かしい♪

クリスマスのアレンジメントや、クリスマスの特別講座がとっても人気の花屋&スクールです。

興味のあるかたは是非!Chech it out♡ Click!!(http://roppongi.keisen.jp/shop/)Click!!

ウェブサイトはちょっと地味&古風だけど、商品はとってもステキ!!

予算や色合いなども気軽に相談にのってくれるとってもアットホームなお店なので、クリスマスの装飾品を購入したい方、また自分で手作りしたい方は是非お電話を♡

東京都港区六本木のCold Stoneの目の前なので、六本木にお立寄りの際もぜひ♡

お正月のアレンジメントも素敵ですよ♪♪

ん???まわしもんか?!って???

えぇ。まわしもんですよ。だって、古巣ですから♪ 応援したいじゃないの♡

本当に素敵だから、だまされたと思って一度ぜひご注文あれ☆

クリスマスプレゼント、お歳暮、お年賀、お中元。バレンタイン、誕生日、送別、母の日、父の日、敬老の日など、なんでも!

質の高さにビックリ&リピート間違いなし☆☆☆

都内一部区域はお店から直接配達! そして、全国宅配便での発送承ります♪♪

 

、、、、、、、、、f(^_^;)

っと、、、、、、。そろそろしつこいわね。

 

 

話を今の生活に戻しましょう。ね。

そうそう水曜日のお話。

水曜日はほぼ毎週、夕食後にバイオダイナミックのスタディグループが行われています。

この村から1時間圏内の3つのファームの共同開催。

スタディグループ参加者が順番にプレゼンテーション担当をし、学びを深めていくのです。

今回30日のスタディグループのテーマは「農業の歴史」そして、シードワークショップがプレゼンテーション担当、、、、。

およよよよ~~ぉ。いとえの語学力、プレゼンテーションには足りてませんから~~!!!(>_<)

そこで、主な進行トークは英国人のサラに委ねました(笑)

この “逃げ” がいとえの英語が今ひとつ上達しない☆大事なポイント(*^o^)v☆

いとえはというと、主な世界史&自然問題関係の出来事、農業の歴史、シュタイナーの略歴の3つを合わせて年表作成をしました。

色々合わせて見ると、「あ~。こんなときに、これが起きたのか~!!」って時代背景をイメージしやすいのです。

ex)タイタニック沈没の年に、シュタイナーの「人智学」が形作られた。 とか(笑)

冗談はさておき、、英語での書類(年表)作成には苦労しました。

久しぶりにPCにかじりついて、寝不足(>_<)

 

今回のスタディグループは、村から1時間離れた所にあるファームでの開催。

大きなキレイなクリスマスツリーが迎えてくれました♪♪♪

癒し~♡ 

ここのファームの研修生たちが美味しいスープとサラダとパンをお夕飯に用意してくれていて、これもまた癒し♡

夕食後、スタディグループ開始!!

年表を配り、サラが農業の歴史のトークをし、一通りの流れを終え、

質疑応答、ディスカッションになったら、結局サラよりしゃべってるいとえ、、、f(^_^;)

なぁんだ、みんないとえのつたない英語も根気よく聞いてくれるじゃないの♪♪♪

なんとか、一山超えました♪♪♪

 

そして、11月、おわり、、、、。

11月30日は、おじぃちゃんの91歳の誕生日♡

今でも元気に区民農園で野菜育ててるおじぃちゃん♪♪

おじぃちゃん!!!!お誕生日おめでとう!!

いとえの子供を見るまでは長生きしてくださいませ♡

全く予定はないのであしからず、、、(笑)

頑張れ!!おじぃちゃん♡♥♡

近くに居なくて、こんな自由な孫娘でゴメンね!!(>_<)

帰ったら、一緒に美味しいウナギ食べよう!! ね☆☆☆


もうすぐクリスマス。

2011年11月27日 | シードワークショップ

11月 25日 金曜日~27日 日曜日

11月もまもなく終わり。

そんな週の真ん中。

家の目の前にモミの枝の束がドサッと届いていました。

この11月最後の日曜日はアドベントの1週目に突入するのよね。

「アドベントってなにもの??」キリスト教文化に触れた事のないことにはなじみのない言葉ですよね。

あ。そもそもクリスマスがイエス・キリストの誕生日(降誕)だってことはご存知かしら??f(^_^;)

 

アドベントとは、そのクリスマス前の4週間のこと。

イエス・キリストの降誕を静かに待つ期間なのです。

アドベント期間に入ると、各家では4本のキャンドルが用意され、日曜日がくるごとに1本ずつ光が灯されていくのです。

他にも、クリスマス用のクッキーやずっしり重たいケーキを焼いたり。

クリスマスに向けて、様々な準備が始まるのです。

お家の前にドッサリ届いたモミの枝もお家の装飾用のもの。

クリスマス♪ この村のクリスマスがどのようなものなのかワクワク感が高まります♪♪

 

シードワークショップの仕事もすっかり「冬のお仕事」

この冬出荷予定になるタネたちの発芽率テストのセッティング。

12月1週目には各顧客に配送予定のカタログ&オーダー表の準備。

クリスマス後には大量にタネの注文がくるので、それに向けてタネのパッキング作業。
来年の作物を考えるファーマー、ガーデナーのお客さまたち。
そのファーマー、ガーデナーたちの手元にこのタネたちが届くんだなぁ♪って、思うとなんだか嬉しい♪
このタネたちは、どこの土で、どんな人の手で、どんなふうに芽を出し育ち、収穫され、
どこのどんな人にどんなふうに食されるんだろう。
この野菜やハーブや花たちは、その人たちの手元に届いた時、笑顔も一緒に届くかな☆
口に入ったとき笑顔がこぼれるかな♪
そんなことを考え(妄想し)ながら、作業をしている日々です。
牛たちもすっかり冬の生活をしています。
夏場は外で大きなフィールドのんびりお散歩しながら青々と茂る牧草をハムハムしていた彼女たちですが、もう彼女たちのお腹を満たす程の牧草も生えてこないので、今は小屋の中で生活しているのです。
朝のミルキング後にモシャモシャ夢中に干し草を食む彼女たち。
干し草の香りって、やっぱりいい香り♪♪♪
この日曜日はひさびさ、サンデーランチ当番。
アジアンな味が恋しい、最近なのでちょっといつものヨーロピアンなサンデーランチをちょっとだけアジアンにしてみました♪
ローストビーフの味付けを焼き肉風に醤油、砂糖、ニンニク、生姜、胡麻で。
そして、付け合わせのキャベツもハーブではなく生姜で風味づけ。
今回の最もな冒険はデザート!!
「ヨーロッパ人はあまりあんこや羊羹が好きではない。」
この根拠の無かった先入観を確認したくて、、、、。
でも、せっかく作って食べてもらえなくても困る、、、、。
そこで、試してみたのがコレ!!
抹茶のパウンドケーキの真ん中に、こしあん、寒天、ちょこっとミルクで作った羊羹をはさんでみた♪♪
みんな、「なにこれ??なんで緑なの??この真ん中のなに???」って目がまん丸(笑)
おそるおそる口にするみんな。
で、「おいしい!!」って♪♪♪
真ん中のちょっとミルクを加えた羊羹のところなんて、「チョコみたい!」とか言う人まで、、、f(^_^;)
その感想はいかがなものかしら、、、と思ったのはナイショの話ですが、とりあえず、
"外人はあんこ&羊羹は嫌い!"という概念は払拭されたのであります。
日曜日の夜は、アドベント1週目ということで村の真ん中のホールで集まりがありました。
みんなで歌を歌い、ちょっとEURYTHMYをしてアドベントの話に耳を傾ける。
そのみんなの輪の真ん中に飾られていたのがこれ。

星形にモミの枝が並べられ、そこにキャンドルが添えられて、、、、

薄暗い中、キャンドルの灯火がゆれ、歌を歌う、、、。

 

素敵なアドベント1週目の夜でした。

 

お家のテーブルにも♡

 

アドベントキャンドルが飾られています☆☆☆
もうすぐ、クリスマス☆

 


ハーブ。ハーブ。ハーブ。ハーブ。

2011年11月24日 | シードワークショップ

11月23日 水曜日

水曜日の午前中はボランティア1年目の若者たちの講習の日。

Eurythmy(ルドルフシュタイナーが考えた身体をつかった芸術?)をしました。

銅でできた棒を頭の上に乗せて身体のバランスを感じながら動いたり、

ピアノのリズムに合わせてみんなで動いたり。

なんだか、小学校の運動会の練習を思い出しました(^o^)

 

水曜日の午後~翌木曜日にかけて、シードワークショップではハーブのタネのクリーニングをしました。

このね"ハーブ。ハーブ。ハーブ。ハーブ。"とかいう芸の無い題。

もうさすがに3連続なので、これで最後にします。

 

さて、ハーブのタネのお話!!!

先日スコットランドからわざわざボスが届けてくれたポインツフィールドハーブナーセリーのタネたち(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/b16abaa20cb607588086b45d4356a0f8)

それらを水曜日午後~木曜日で「いとえ!Poyntzfieldからのタネ、クリーニングして!」とどっさりまかされのです。

ハーブのタネたちは、香り高く、タネをいじっているだけでも癒されたり、お腹がすいたり、、、。

3年前に、Poyntzfieldに居た時に収穫していたものも含まれていて、香りからくる懐かしさにひたりながらクリーニング作業をしました。

計12種類。

タネってみんな違う形。色。香り。質感があるのです。

写真で伝わるかしら、、、。

Welsh Onion:長ねぎ

Celery:セロリ

Caraway:キャラウェイ

Dill:ディル

Wild Fennel:フェンネル

Garden Fennel:フェンネル

Calendula:キンセンカ

Cowslip:リュウキンカ

 

Borage:ボリジ

Garden Lovage:ラビジ

Coriander:パクチー、コリアンダー

Valeriana Officinalis:西洋カノコソウ

 

それぞれ500gずつくらいの納品だったので、手短に終わり、1日半でなんとかすべてクリーニング作業を終える事ができました♪♪♪

 

お花のキレイな季節に、Poyntzfieldを訪ねたいな~。。。

そしたら来年の6~7月かなぁ、、、。

私はそのとき、なにしてるんだろ~~~。

なぁんて、自分の進路を決め兼ねている自分に気づかされてちょっと悩みん子。


かぼちゃ。かぼちゃ。かぼちゃ。かぼちゃ。

2011年11月22日 | シードワークショップ

11月22日 火曜日

昨日はキャベツの日。

(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/200b99fc704c08b1a55a6147517ef314)

今日はカボチャの日。

10月に収穫し、つい熟させていたかぼちゃたち。

(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/0c4cfbfd8cdc922569651db35a36aa5f) 

そのかぼちゃのタネとり作業をしました。

まずは、へたのまわりをぐるっと切り取ります。

ハロウィンのランタンを作る時要領です☆

切り取った部分を開けると、、、、

もさ~~~っと、タネの部分が出てきます。

中をのぞくとこんな感じ。

ワタワタの部分がこんなにキレイに放射線状に編み目になっているなんて♡

クモの巣みたい!!

そのクモの巣状のワタワタの部分に手をガボっと突っ込んでタネを取り出していきます。

すっかりきれいに取り出して

タネは水洗いをします。

この季節の水洗いの作業はちょっとしんどい(>_<)

寒くて、冷たくて、だんだん、水が暖かく感じるこの不思議。

キレイに洗い終わったら、乾燥ネットに広げて、ヘアドライヤーの登場です!

テカテカ☆つやつや☆きれいに美人のカボチャのタネたち♪♪

ドライヤーで乾燥させたあとも、数日間このラックの上で乾燥させていきます☆

 

そんなこんなで、かぼちゃづけで終わった午前と午後の作業時間。

夜は村の真ん中のホールでミーティングがありました。

新しいマネージャーがこの村にやってきたので、そのご挨拶集会。

 

今まで、まったくこの村(コミュニティー)と関わった事の無い人が、自治体から派遣されてきたのです。

国が不景気だと、国や地方自治体からの福祉施設などに対する目は厳しくなるのは、どの国も同じなのですね。

感覚としては、上下白いスーツのベリーショートの女性が突然この村にマイクを持ってやってきた感じでしょうか。

今までのんびり、ゆるやかに暮らしていたこの村の住人たちにとっては大衝撃!!

「なにがおこるの?!」「どうなっちゃうの?!」って。

ちょっと、不協和音が響きはじめたこの村(コミュニティー)です。。。。

 

良い方向への変化となりますように

xxx


キャベツ。キャベツ。キャベツ。キャベツ。

2011年11月21日 | シードワークショップ

11月21日 月曜日

週末、シードワークショップでのセミナーだったものだから、なんだか休み無しで週が開けてしまった。

そんな感覚。

今日は午前も午後もキャベツの堀上&仮植作業。

週末のセミナー内で、中身まできびしくチェックしたキャベツ&外観で選んだキャベツ。

(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/6940851b3ed782203e5f30960f946504)

 

球を切り落とされたキャベツたち。

定植するまで、とりあえずビニールハウス内で仮植&管理。

なんだか、こうして見ると、へんてこりんな葉牡丹みたいですね。

 

トレーラーに乗り込み、遠くのフィールドで選抜した別品種の確保へ!!

週末にみんなが、棒をたててくれた形の良い子たちを掘り上げ、

この子たちはタネの大量収穫を優先して、球は残しこのまま育てていきます。

この子たちもビニールハウス内に仮植。

キャベツキャベツな1日で、なんだかとってもキャベツな気分。。。。f(^_^;)

 

実家の近所にあるお肉屋さんの揚げたてコロッケが食べたい。そんな気分です。


バイオダイナミック農業トレーニング 2年次セミナーに潜入。

2011年11月20日 | シードワークショップ

11月17日木曜日~20日日曜日

 

バイオダイナミック農業トレーニングセミナー

"タネの栽培と植物の繁殖" @ この村のシードワークショップ。

本来、これはトレーニング2年生用のセミナーなのですが、

シードワークショップで働くサラ(1年生)といとえに、ボスから「出なさい」との指令。

確かに。

講師もシードワークショップのボスだし、私たちはここで働いているのだから、ここの事に対する理解を深めるのは必要なことですもんね。

 

この4日間で、タネの栽培方法、遺伝子組み換え、F1品種、交配、樹木の実生栽培、世界の主な種苗会社のうごきなどを学んでいきます。

 

17日木曜日。

みんなの集合時間は夜、夕食どき。

そこで、日中は彼らの3泊4日に必要な食料の買い出し、ベッドメイキングなどセミナー準備をしました。

 

そして、夜。セミナーの開始。

イントロダクションを聞き、発芽率テストのセッティング。

トレーニングプログラムの中で「発芽率テストの実践」が単位に含まれているので、これ必須。

道具が1セット足りず、「わたしはいいや」と遠慮してみる。

ボスも「たしかに。いとえはもう100s 100sやってるからいいね」と、笑って承諾。

そして、セッティングが終わった人から、タネあてクイズ。

約40種類用意されたタネを見てなんのタネかあてるもの。

ちょっと、いとえ、9割わかる!!

トレーニング2年目の人たちより俄然強い!!やっぱり、毎日タネを見ていると違うのね。

リーキ(長ネギみたいの)とタマネギのタネの違いとかだって、慣れるとわかるものなのですね。

「いとえ~。これはなに~??」って、聞かれちゃったりして♪♪

ん??? そうそう。

ただの"自慢"です♪ (*^o^)v-☆

なんだか、ちょっとタネマスターになった気分でルンルンしてしまいました♪♪

 

初日の夜はその程度で簡単に終わり、2日目からが本格セミナー。

セミナーの中心だったのが、品種ごとの良い株の選別方法。

まずはキャベツ。

頭の形の良いもの、葉の色の良いものを選び、根ごと掘り上げます。

そして、球を切り落とします。

キャベツの球を中心から2つ縦切りにし、中をチェックします。

生長点が球の真ん中以上に上がってきていないこと。

品種の特徴にあった葉の厚さ、球の形をしていることなどをチェックしていくのです。

良い球のついていた株を移植し、タネを育てていきます。

「そんな!!球切り落としちゃって、花咲くの?タネ収穫できるの??」そんな疑問がうかんできますよね。

大丈夫なんです。

球を切り落として残った株。

そこには下葉がのこっています(あとで切りとります)

その残った下葉の葉柄と茎の付け根の部分から脇芽が出てきて生長してくれるのです。

もちろん、球を残した状態で主枝を生長させた方がタネの収量は多いです。

 

この作業は、毎年行っているものではなく、ここのボスは5年に1度くらい行うそうです。

他の年は、ただ外観を見て株を選び、球もそのまま残してタネの収穫にもっていきます。

そして、たまには中まで厳しくチェックして良い血を残していく。そんな感じです。

 

では、球を残してタネの収穫までもっていくときの方法。

これはムラサキキャベツで学びます。

この場合も、品種の特徴にあった形をしているかを外観で厳しくチェックし、良い子を選びます。

そして、下葉をもぎ取り、球だけにします。

しっかり固く結球している子は、なかなか自分の葉をつきやぶり花を咲かせるのに苦労することがあります。

なので、結球した葉がくずれやすいように手助けをします。

球の上に浅く十字に切り込みを入れる。

または、

球の四方を薄く削ぎ取る。

こうすることによって、主枝の生長にともない葉が開きやすく、花を咲かせやすくなるのです。

 

ついでにとなりに植わっていた芽キャベツの良い子の選び方。

これは品種によった基準値の外観の子を選ぶだけ。

あ~!!!!!

そのまえに!!!

きっと、植物に普段あまり接していない人って、芽キャベツがどんなふうになってるか、

知らない人多いんですよね!!きっと!!

どうなってると思いますか?

考えたことすらない人も多い???

ちっこいちっこい、ミニチュアキャベツみたいのがいっぱい畑に植わってる??

芽キャベツってなんだ?あれはツボミか??

ブロッコリーのでっかいのみたいのがなってて、それのさきっちょが芽キャベツ??

芽キャベツっていうくらいだから、普通のキャベツの芽が出た直後とかなんじゃないの??

etc....etc....

なんだか、楽しくなってきたので、正解写真は日記の最後までじらすことにします(笑)

 

良い子を選ぶ目を養うために「良いと思うものの横に棒を立てていってみて」とのこと。

芽キャベツ、冬キャベツ、ムラサキキャベツ。

それぞれの野菜に1人約10本の棒が配られ、計30本。

 

(↑これ、芽キャベツフィールドです☆クローズアップはまた後ほど。)

みんな我先にとフィールドに散り、ボスに「これはちょっとな~ぁ」とたまにダメ出しされながらべっぴん選抜をしました。

 

ほかにも、パースニップ、ニンジン、テーブルビートなどの根菜の選抜。

色。長さ。形。

外観だけで選ぶのも良いけど、数年に一度は中もチェック。

ニンジンやパースニップは根の下部を切り取り。

品種の特徴にあった色をしていることを確認します。

丸い形のテーブルビートは下部を切り取るわけにはいかないので、一部を薄い弧で切り取りチェックします。

こういった数年に一度の厳しいチェックが良いタネ残しの秘訣なのです。

 

今回は、セミナーに出席にするにあたっての宿題は好きな野菜(品種)を一つ定め、

そのの品種の特徴&タネの収穫までの栽培方法を下調べしてくること。

その宿題発表のなかで、何人かは食べ比べを持ってきてくれました。

リーキ。

ニンジン。

自分のフィールドで育てたものと、違う畑の違う品種。

また、品種の特徴にあった形をしているものと、大きくなりすぎでいるものなど。

そしてお店で買った品種不明のもの。

それぞれ味、違うんです。

ニンジンなんて本当に顕著で、お店で買ったものって味うっっすいんですね。

リーキも、なんだか見た目はおいしそうでも、筋っぽくて甘みが少なかったり。。。

普段、この村で生活していると、一般社会の野菜を食べる事がないのでビッックリしてしまいました。

贅沢な食生活しているんだなぁ~と、この村の生活に感謝感謝の食べ比べでした。

 

遺伝(染色体がどうとか、陰性がこうとか、そういう話)や、品種改良の話をオーガニック目線で学んでいくと、大きな種苗会社と大きな農薬会社(特にアメリア)のつながりとかに着目することになって、「アンチ遺伝子組み換え・アンチF1品種」の考えが大きくなっていきます。

世界での売り上げTOP5の種苗会社、そのうち2社は世界での売り上げTOP5に入る農薬会社でもある。

この数字や、各会社の関係図を見ると世の中お金周りが良いようにうまいことなってるんだなぁと感心してしまうのです。

いとえが後日発見した各会社の関係図。

1996年~2008年についてをミシガン大学が一覧にしたものです。

ギョギョギョ~。

大きな種苗会社が品種改良したもの。

・形がそろい、発色がよい(お店で販売しやすい)。

・熟す時期がそろう(収穫しやすい)。

・傷がつきにくい(出荷しやすい)。

・背丈が低く、そろう(栽培管理、収穫しやすい)。

利点たくさん♪

しかし、化学肥料や農薬の手助けが必要な性質のあるものが多いのです。

経済ってこうやってまわっていくのね☆☆☆ って。

いとえとしては、

「なんとなく、中間点和解点を。できるだけ全面否定はなるべくしたくない」人なので、なんとも複雑な感覚です。

 

 

今年の2年生は1年生と比べると少人数。

落ち着いた雰囲気の中でのセミナーでした。

 

だけど、夜は、、、

オリジナルルールで卓球を楽しんだり、

ビールを飲みながらゲームをしたりと、楽しみました♪♪

 

彼らの同期生で、妊娠のため途中で抜けた仲間への寄せ書きプレゼント。

みんなの手形をかき、それぞれに手を加えてアートに仕上げたのです。

みんな個性的ですてき♡

最後に初日にセットした発芽率テストのカウンティングをし、振り返りをして終了。

 

3泊4日のプログラムを終え、それぞれ帰路につきます。

長い人は7時間の運転(>_<)

それぞれのファームに戻り、学びを深めます。

また1月のセミナーで!!

みんなにバイバイをしたあとの谷。

なんだか、清々しいセミナー最終日でした。

 

さて、芽キャベツ!!

お待たせしました♪

 

 

どど~~ん!!!

てっぺんに、なりそこないの小さなソフトボール大のキャベツみたいのができていて、

その下にニョキニョキ伸びた茎に"神楽鈴"のようにくっついて芽キャベツはできるのです。

妙チクリンな野菜よね。ほんと。

なんか、宇宙からやってきたみたいな形してる、、、。

収穫したてはみずみずしくて、甘くて、最高においしい♪♪♪

 

 

つまぐいはやめられません♪♪

 


特大ミミズ☆

2011年11月16日 | シードワークショップ

11月14日月曜日~16日水曜日(ためにためこんで、12月3日現在書いているので、ザッと。雑っと)

 

14日月曜日。

無事に前日しあげた平ちゃんへの結婚お祝いの品を郵便局に投函しました。

これは無事に日本に届くのでしょうか。。。。

めっちゃ「タネ」だから、検疫でひっかかって「届かない」とかになってしまうのかしら、、、。

ん~。気持ちはこめた!!届かなかったら写真でゆるして!平ちゃん!!(笑)

 

さて、農作業。

14日月曜日は今年最後のナスタチウムのタネの収穫作業をしました。

完熟し、地面に落ちたタネたちを一つずつ手で拾いあつめていきます。

すっかり空気が冷たくなっているので、作業をする指先は1分1分俊敏さを失っていきます。

つめたい指をグーパーしながら、ナスタチウムの葉をめくって、出てきたのがこれ!!

 

チャチャチャチャン♪(ドラえもんのアレね) ちょう特大ミミズ~!(ココ、大山のぶよバージョンでお願いします)

ミミズもやっぱり、冬眠前には肥えるのかしら??

冬を前に、肥えはじめているいとえは妙に親近感でございます♪♪

釣り針につけたら、大きな魚が釣れそう♪♪

ん~寒ブリの季節!!日本酒、、、、、

なんて、、、。もう脳みそがどうにかしちゃってますねf(^-^;)

 

11月15日火曜日

ビニールハウス内の作業。

ワサワサに育ったバジル♪

うそです。

パッと見、人為的に播かれて育っている植物のように見えますが、これ全部雑草です。

もちろんバジルでもなんでもなく、

ハコベです。英語ではChickweed。

あまりにきれいに生え揃っているものだから、除草する手を止めてシャッターをきっていたいとえです。

緑の少ないこの季節、ハウスの中でビニール越しの柔らかい光をあびるこの子たち。

抜きさるのがとってもおしまれるほど、キレイに見えたのです。

しばらくウットリ、、、、。

そして、1時間後にはさっぱりキレイに片付けちゃいました☆

 

午後は、この夏を彩ってくれたヒマワリフィールドのお片づけ。

すっかり茶色く枯れたヒマワリたちを引き抜き、トラクターに積んでコンポストの山へ。

そういえば、福島のヒマワリたちはどうなったのかしら。。。。

来年も、たくさんのヒマワリ畑ができるのかしら??

ヒマワリって、元気が出るからいいですよね♪♪♪

空を見上げる黄色い花。

太陽と同じ形をした大きな黄色い花。

前向きに、上向きに、光の射す方へ。

 

11月16日水曜日

内職。

タネのパッキング作業。

これから、冬中のメインの仕事は

・タネのクリーニング

・発芽率テスト

・タネの計量

・パッキング

・発送

水曜日は1日パッキング作業をしていました。

内容量の記載にあわせて計量し、

グルーガンで封をしていきます。

12月半ばまでに5000袋近くパッキングしていくのだそうです。

ん~~~~~。膨大(>_<)


結婚おめでとう。平ちゃん。

2011年11月13日 | Contents of 3kb

11月13日 日曜日

 

今日は幼なじみ?悪友?の結婚式2次会の日なのでした。

中学1年生の時に出会って、もう15年。

いっつも"ニヘラ~"とした、七福神のような笑顔をしている彼。

学生時代は頼りなく、年上なのに、年下みたいで、、、。

お酒も飲めないし、、、。

そんな彼も就職し、社会の風をうけ、会社トップの成績を残すようになり、

そしてついに『結婚!』

お互いに突然呼び出し合って、自分勝手に話したいだけ恋バナして、、、。

愚痴ったし、泣いたし、励ましあったし、、、。

 

まさか、まさか、彼に先を越されるなんて夢にも思っていなかったのですが、

結婚式にも、2次会にも参加できないなんて、くやしすぎるけど、心から祝福。

 

2次会に間に合うように、、、とお祝いを作成していたのだけど、

2次会当日の今日、やっと完成しましたよ。

間に合わないね(○ ̄ ~  ̄○;)

どこでもドアとか、天狗の抜け穴とか、あればいいのにね。

 

とりあえず、月曜日に投函します(>_<)

結婚、おめでとう!!!いつまでもお幸せに!!!!!!

(*^▽^)ノ。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆ Congratulations!!


ライフリンク いのちのつながり

2011年11月12日 | Contents of 3kb

11月12日 土曜日

 

ひさしぶりの青空の1日。

こんなに晴れたの、いつぶりだろう、、、。

思い出せないくらい昔の話。

今日もタネのクリーニング。

かすみ草のタネと

タチアオイのタネ。

機械の扱いにもすっかり慣れ、ボスの指示をあおがなくても、

色々な調節、判断ができるようになってきました☆

 

 

 

掲題のお話。

 

昨夜、夏にこの村を離れ、母国に帰った若い夫婦のご主人が自害されたとの訃報が入りました。

「自殺」「自害」「自死」。

 

 

質問。

「死にたい」って思ったこと、ありますか??

 

いとえは、「あります。多々」。

それでも、色々経過して、なんだかんだ生きてます。

 

日本ってとっても自殺者数が多い国なんですよね。

 

学生時代、乗っていた私鉄がホームで人身事故にあいました。

花屋時代、地下鉄のホームで目の前で電車に飛び込む人を見ました。

派遣時代、乗っていた私鉄が踏切で人身事故にあいました。

 

そのときの周囲の人の顔、運転手さんの顔、駅員さんの顔、乗客の言動。

全て細かに記憶に残っています。

それ以来、電車の急ブレーキの音、クラクションの音が苦手ないとえです。

それなのに、なにを思ったか車内販売の仕事を始めてしまい、大失敗。

「ジンシン」と言う言葉になれきってしまっているスタッフたち。

その言葉を聞くたびに落ち込んでいた私に「そのうちなれるよ」の言葉。

絶対違う。 

「なれる」とかそういうものじゃない。

 

人身事故のほとんどが身投げなんですよね。

 

自殺ってなんだろう。自分で自分の命を終わらせるという選択ってなんだろう。

もちろんその人達には親戚や家族も居るのです。 

 

「自分で命を断ってしまった人が親戚にいます」という人を数えると自殺者数の5倍以上の数字になるんでしょうね。 

 

家族たちは苦しみ続けるんですよね。 

「家族が自殺した」と言えず、 「気づいてあげられなかった」と自己批判、後悔をしながら。 

 

その悲しみや苦しみは家族に限らず、身近に居た人たちも同じ思いを背負う。 

「まさか、自殺するとは思わなかった。なんでなにもできなかったんだろう」って。。。。

 

 

なんで彼らは「命を絶つ」決断をしてしまうんでしょう。。。。 

 

 

以前、ライフリンク主催の座談会みたいのを聞きに行った事があるんです。

そこでの話で衝撃だったのが、日本の自殺者数の話。

『年間3万人以上。3万人って、イメージできますか???

 東京マラソンの映像をTVで見た事があるでしょう?都庁の上から参加者を撮った映像。

 東京マラソン参加者が3万6千人。それに近い数の人が日本のどこかで1年に自殺で亡くなっているんです』

 

高校時代に合同ボランティアネットワークを通じて、

あしなが育英会の募金活動に参加していたことがあったので、数字は知っていたけれど、、、、

東京マラソンのあの映像。

すごい人。人。人。人。

スタートラインを通るまでに30分はかかるという、あの....群衆。

あれだけの人数が年間日本で自ら命を断っているんです。

1日約100人。

なんて世の中なんだろう。って。

きっと、気づかれないようにこっそり1人で亡くなって、数えられていない人も居たりするんだろうなって。

 

なんだか、日本って「切腹」とかいう「死をもって償う」みたいな感覚が歴史的にあったから更に数が多いのかもしれないのだけれど、、、。

「よし、死のう!」なんて、1度考えただけで亡くなる人っていないと思う。

いろんなことが積み重なって、いっぱい、何度も考えて、その結果、そうしちゃうんですよね。きっと。

 

その日、だれかが笑顔で「おはよう!」って言ったら、

その日、誰かが隣で「大丈夫?」って聞いたら、

誰かが一緒にご飯を食べてたら、なにかが変わったかもしれない。

、、、変わらないかもしれない。

 

何がこの世の中に「見切り」をつけて、

「やっぱり生きてられません。ごめんなさい」と自分のピリオドを打ってしまうのか。

 

要因は1つじゃない。

経済苦。対人関係。コンプレックス。差別。。。。などなど

弁護士が経済苦をカバーできても、対人関係はカバーできない。

精神科医がコンプレックスをカバーできても、差別はカバーできない。

多方面からの力が必要なんですよね。

 

今回の訃報は日本人ではないです。

ヨーロッパの人。彼はまだ43歳。小さな子供の居る家族です。

何かが彼を生きづらくしてしまったんですよね。

 

生きづらい社会なのは日本だけじゃないんだなって。

自殺してしまった人を「弱い」「逃げ」と言う人も多いけど、

弱いのはその人じゃなくて、周りの支える力(社会)なんだって。

逃げてるのはその人じゃなくて、周りの人たち(社会)なんだって。

支えようとか、変えようとか、力になろうとか、そういうことをしない。

 

「めんどくさいことにはできるだけ関わりたくない。どうせ他人事」

 

自分の利益を優先して、自分をいかに「勝ち組」にもっていくか。

それが重視される世界だから、生きにくい社会になってしまうんですよね。

死んだら解放されるって思っちゃうの。

 

43歳の彼は、どうして命を絶ってしまったのか、全然わかりません。

2~3度しか会った事ないけれど、とても優しく柔和な人で、家族みんなで幸せそうでした。

この村の人たちみんな「どう奥さんと連絡をとればいいのか、なぜ防げなかったのか」と考えています。

彼の笑顔が頭から離れず、信じられない気持ちでいっぱいなのです。

 

 

世界的な数字はわからない。

だけど、少なくとも日本では1日100人、自ら命を絶っているのです。

 

 

今日も誰かがどこかで泣いているんです。 

 

 

 

いとえは自分勝手です。

自分の楽しみや、自分の利益、生活が大事。

自分の生活の保障を投げ捨てて「全てを周囲のために」みたいなことは、残念ながらできません。

 

小さな卑怯な人間ながら、少しでも

「世の中捨てたもんじゃない」「生きてみると案外良いこと転がってるみたい」ってことを伝えることができたらいいなって思ったりしてます。

 

目を背けたい内容で、書こうかどうしようかも悩んだのだけれど書きました。

こういうことは発信しないと伝わらない。

みんなの大事な「いのち」だから。

 

小さな脳みそでいっぱい考えて、結局自分がかわいい、自分勝手ないとえだから何をしたらいいのかわからない。

 

けど、いっぱい色んな事を発信している団体があるのです。

いとえが知っているのは、ライフリンク(http://www.lifelink.or.jp/)

他にもいっぱい色んな団体があると思うの。

「命を終わらせよう」って考えてしまっている本人たちは、そういう団体に目をむける気力はないかもしれない。

いつ、わたしたちの周囲の大事な人がそういう悩みの渦に入っていまうかわからないこの世の中。

もしかしたら、自分だって予備軍になるかもしれない。

これに限るわけでなく、一度、こういう団体のメッセージに目を通してみて欲しいなって思うのです。

何か行動出来る人がいたらすごいこと、

だけど、なにも出来なくても、知ってるだけでも何かが違うはず。

そう信じて、書きました。

 

 

楽しい話じゃないのに、最後まで読んでくださってありがとうございます。

3kbの脳みそで、文章めちゃくちゃで、ごめんなさい。

 

 

 

 

行き詰まる、息詰まる、生き詰まる前に。

 

みんなが大事な1人なんだよ。

みんながかけがえのない1人なんだよ。

そして、独りじゃない。

独りぼっちに感じることがあるかもしれない。

だけど、絶対「独り」じゃない。

どこかに『必ず』『絶対』居場所がある。

だって、色んな奇跡の積み重ねで、今のその「いのち」があるんだもの。


3年ぶりの再会

2011年11月11日 | シードワークショップ

11月11日金曜日

青い不思議なもやにつつまれた朝。

谷の中まで、空の中みたい。

 

風邪っぴきから復活いたしまして、シードワークショップ復帰しました♪♪♪

やっぱり、動かねば。身体に悪い!!ココロに悪い!!!(笑)

 

「病み上がりだから、室内での仕事を」とボスに言われ、1日中タネのクリーニングをしていました。

他のメンバーは大きな大きなビニールハウスの片付け作業。

寒いのに、おつかれさま(>_<)

 

今日はとってもルンルンな出来事!!!

それは、3年前に1ヶ月ほど滞在したスコットランドのハーブナーセリーのボス夫妻が、

ランチタイムにシードワークショップに来てくれたのです!!!!

 Poyntzfield Herb Nursery 

スコットランドのネス湖近くの半島にあるこのハーブナーセリー。

ハーブを育てはじめて35年。今では400種以上のハーブを取り扱っているのです。

2008年10月に滞在&お手伝いさせてもらっていたハーブナーセリーです。

 

スコットランドの田舎道を通り、木々の生い茂る坂道を上る。

木漏れ日や、鳥のさえずりが心地よく足をすすめると

ふいに、目の前にツタの茂る背の高いレンガの壁が現れるのです。

横に大きく広がるそのレンガの壁の中に、ひっそりとある小さな扉が目にとまる。

古い色あせた木の扉をあけると、そこにはハーブガーデンが広がっているのです。

 

キレイに手の行き届いたそのナーセリーはとっても美しく、秘密の花園に迷い込んだ気分。。。

お天気のいい日に、背の低いほふく性のカモミールのエリアの除草をしていたときは本当に至福のときでした。

香り高いカモミールに這いつくばって、その香りを独り占めしながらの除草。

もう幸せで幸せでたまりませんでした。

 

ここにはタネの選別用の機械などはなく、全て手作業でクリーニング選別をしていて、

ボスの手先、息の吹きかけ具合ったらとっても器用でびっくりしてしまいました。

 

タネの一つ一つに触れ、重さや質感を肌で感じ、タネへの興味をより育ててくれたのはこの1ヶ月でした。

そのPoyntzfield Herb Nursery と Stormy Hall Seedsは両方ともバイオダイナミック栽培の生産者で、取引先でもあるわけです。

なので、タネの納品&近くの街への用事ついでに来てくれたのです♪

 

3年ぶりの再会☆☆☆

「かわってないね~!!」ってみんなで笑顔。

ナーセリーのボスとシードワークショップのボス。

「いとえはよく働いてくれる。助かる」と2人とも言ってくれて、お世辞でもなんでも嬉しくて☆

再会と、2人のボスにほめられたのとでルンルンなひとときなのでした♪♪♪

 

 

さて、今日1日いとえがクリーニングしていたタネたち。

チャービル

ハナアオイ

ナツシロギク

タマネギ

マリーゴールド

モウズイカ

タネって、やっぱりみんな違って、素敵♪♪♪

 


風邪っぴきダウン。

2011年11月10日 | Contents of 3kb

11月10日 木曜日

 

8日火曜日の午前中、チャービルのタネのクリーニング作業をしながら頭痛と寒気に襲われる。

そのお昼時に、気持ち悪さも感じファーマーズランチ欠席。

そこから現在木曜日の夜にいたるまでお部屋で引きこもり状態が続いているのであります(ノ_・。)

2週間ほど前に、このお家の中で咳き込んでいる60歳男性がいて、それが70代女性にうつり、息子にうつり、ついに私にうつったかたちになります。

彼らの療養中もそばでケアをしていたので、もらってしまったのでしょうね。

めったに風邪などひかない健康体なものだから、ちょっと注意が足りなかったのかも、、、と反省中。

バカも風邪をひくのであります_φ(..)

 

日本からの贈り物のネコの湯たんぽ&フワフワのひよこ色靴下に癒されながら、布団の中でおとなしくしていた火&水。

(送り主さま、本当にありがとうございます♪o(>▽<*)(*>▽<)o♪)

今日木曜日は「もう仕事復帰できる!!」と思っていたのですが、免疫力の弱いVillagerもいるこのコミュニティーなので、1日エクストラで「休みなさい」との指令をいただき、引き続き引きこもりをしている次第です。

火曜日お昼のファーマーズランチ、

火曜日夜のボランティアワーカーのアクティビティ、

水曜日夜のバイオダイナミックの勉強会、

木曜日夜のポタリー(陶芸)。

色々逃して、とっても残念!!

なにより、この水曜日の勉強会はとても興味深かったので悔やまれてしかたないのです。

健康管理は、本当に大切ですね。

 

 

「身体が弱る=心が弱る」の方程式に見事にひっかかっておりまして、

ちょっとメンタル面でも風邪っぴきないとえです。

渡英して半年折り返し地点にきての体調不良、色々考えてしまったのね。

 

今、バイオダイナミックのトレーニングに“ゲスト”としてだけど、混ぜてもらえていて、せっかくだから2年間のトレーニング全てを見たいと思う自分。

果たして、いとえは今後「バイオダイナミック」に深く携わっていくのか?という自問。

 

 

植物が好きで、大自然が好きで、土いじりが好きで、太陽が好き。 

将来は菜園付きのお年寄りも安心して来れるような民宿、コテージ、B&Bみたいのできたら素敵だなぁ♪

なんて、夢みたりもしているけど、先立つものがない。

先立つものを構築するためにも、はやく「仕事」をせねばならない。

なのに、英国でボランティア生活をしている私。そして2年目のそれを考えはじめている私。

 

菜園関係のなにかを自営でしたい!っていう気持ちは多々あれど、東京のCrazy Busyな会社生活も好き。 

「忙しくて、お家帰れません!!」みたいのも、「仕事してます!!」って感じで好きなのです。

花屋の母の日&クリスマスのときも、出版の締め切り前のときも、忙しくて寝不足くらいが輝いていたもの。わたし(M気質たっぷりだからかも?(笑))

新宿の便利な飲み会も好きだし、有楽町や日比谷界隈のおいしいご飯も好き。 

手作りするのが大好きで、クラフトも料理も好き。 

だけど、質のいい値のはるカバンやクツも好き。 

 

イギリスは好き。 

だけど、脳みその中での外国語&日本語の変換作業には疲れる。 

 

近頃、優しくなれない自分に気づいて少々落ち込み気味。 

自分自身に余裕が無いと、私はやはり優しくなれない人なのです。 

日本語だったら、他の表現みつける余裕あったのに、、、

日本語だったら、こんな言い方しないのに、、、 、、 

 

1年の予定で来ているけれど、今、目の前に「2年目」という選択肢が置かれ、自分の道に悩まされているのです。 

 

 

そして、実はおうちで「おかえりなさい」「いってらっしゃい」ってするのも夢だったりするから

困り者ないとえ。

 

風邪っぴきで弱気ないとえなのでした。

 

でもね、とっても嬉しいほっこりなこともたくさん!!

一緒に暮らしているVillagerたちが

「お大事にね」「よくなりますように!」

「大丈夫だよ」「よくなるよ」っていっぱいた~ぁっくさん言ってくれて、

いつも一緒にハミガキをしている人はたったの2日間一緒にハミガキしないだけなのに、

すれちがうと「かわいそうに。かわいそうないとえ。I miss you. miss you.」って言ってくれるし。

もう、みんな最高!!

癒しです♪♪♪ Love You~~~♡♥♡♥♡

 

明日はシードワークショップ復帰するぞ~~ぉ~~~ヾ(〃^∇^)o


☆クリスマス支度☆

2011年11月07日 | コミュニティーライフ

11月7日 月曜日

すっかり寒くなりまして、

ヒートテック、セーター、トレーナー、薄手のダウン、作業用ジャケット。

完全防備なのですが、まだ11月。

さて、この冬どうやって越しましょう???(o・ω・o)?

 

午前中はこの春~お世話になって大きなビニールハウスの中の大掃除。

この村に来てまだ間もない頃、組み立てをしたビニールハウス(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/ce65e9cd9e256a43e07d6806b9499ee0)

この中ではニンジンやレタスの花が咲きタネをつけ、ワイルドトマトが育ち、マリーゴールドが実を実らせておりました。

それら全てが季節の終わりをつげ、今日片付けをするにいたったのです。

中の清掃がきれいに終わったら、積雪対策のため、このビニールを全部めくりあげる作業をするそうです。

ん~。やっぱり雪国ライフって大変ね(>_<)

 

そして、午後は、ニンジンの収穫のヘルプに行ってきました!!

この村では大きな面積での栽培作物がある場合、村のファーマー&ガーデナーに

「お手伝いにきて!」の連絡がきて、みんなで繰り出すのですが、今回のニンジンの収穫はタネの収穫やクリーニング作業の忙しさと重なり、なかなか参加できずにいたのです。

先週末から今週にかけて、若干落ち着きのあるシードワークショップなので、ようやくお手伝いに行く事ができました☆

やっとシードワークショップから手伝いが来たよ!!」って言われてしまいました。

トラクターで土をほぐし

ニンジンたちを引き抜き、並べていきます。

これらをナイフを持った人たちが葉を切り落としていくのです。

今日の午後だけで3.5トン強!!すばらしい!!!

 

そして、夜。

月曜日の夜は村のお隣さんグループのミーティングの日。

今日は村のアドベントフェアで販売用するためのクリスマスクラフト作成をしました。

もう、クリスマスの準備なのねぇ。

天使。

星。

これも星。

完成はどうなるのかしら♪♪♪

 

今夜は時間切れ☆

来週もまた、クラフト作成になるそうです。

やっぱり、なんでも手作りが1番よね♪♪♪♪

村全体でこういうことしているんだもの♪

温もりあるクリスマスデコレーションがたくさんできあがりそうでワクワクです♪♪


適齢期 応急手当 居酒屋 林檎 (木~土)

2011年11月05日 | コミュニティーライフ

11月3日 木曜日

文化の日。母校の学園祭の日です。

中学、高校、短大、花屋の仕事と、11年間参加していた学園祭。

やっぱり、この日になると母校を思い出すのです。

同級生、教職員、先輩、後輩たち。みんな元気かしら。

SNSでみんなの結婚報告や、名字が変わっていることを目にするたびに

みんな結婚早いな~ぁ。なんて思っていたけど、、、

近頃はいつのまにか私ったら適齢期。ってことに気づいて

「あちゃ~ぁ。いとえ!大丈夫?ってか、まず、する気あんの?」って自問しながら笑っちゃってます。

海か湖かきれいな川が見える素敵な山をポ~ンと恵んでくださる白馬に乗った王子さま募集中♪♪(笑)

 

 ┐(´ー`)┌

 

さて、、、、、、っと

その木曜日は1日、ボランティア1年生への講習でした。

内容は「First Aid=応急手当」

・出血

・骨折

・火傷

・頭部損傷

・てんかん

・ぜんそく

・心臓麻痺

・脳卒中

・糖尿病

1日みっちり座学、スペシャルゲストの手も借りながら実習をして、修了証をもらいました。

スペシャルゲストのご紹介。

彼はジョン。

そして、その妻マーガレット。

Villagerはいろいろな持病を抱えているので、急な発作などなにがあるかわからないので、とても大切。

自動車運転免許講習時にうけた応急手当よりも、幅広くとても勉強になりました。

 

11月4日 金曜日

谷(村)全体が重い霧につつまれた一日。

朝から夜までずっとこんな感じのお天気でした。

午前中はキヌアのタネのクリーニング。

午後はカリフラワーのタネのクリーニング。

このタネのクリーニング作業は、ホコリまみれになるお仕事。

洋服の隙間から細かいクズが入り込んで、下着の内側まで乾燥した植物のクズが、、、(;^◇^;)ゝ

洋服を脱ぐと、辺りがクズだらけになるから、困るのです、、、、。

 

そして、夜はボスと数人でパブに行ってきました☆☆

ん~~~。日本の居酒屋が恋しいなり。

牡蠣とか、モツとか、アンコウとかさぁ、、、、、、、、、、。

 

11月5日 土曜日

昨夜、とあるファーマーから突然の電話。

普段あまり接触の無いファーマーなのでビックリ!!

「明日、リンゴの収穫に行くのにあと1人欲しいんだ。いとえ来れるかい??」って。

シードワークショップのお仕事も今週は落ち着いているのでボスに了解を得て行ってきました☆

村から車で1時間離れた町にある学校の果樹園。

毎年、大きな車1台分のリンゴを収穫させてもらっているそうです。

赤く熟したリンゴ♪♪

おいしそ~ぉ♪♪

もちろん、つまみぐい☆☆☆☆

もぎたて♪ ガブリ☆☆

 

、、、、、、∑ヾ( ̄0 ̄;ノスッパッ!!!!

調理用のリンゴだった件、、、、、。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。

「Oh dear....いとえ~~。車の中で言ったのにぃ!!」

はい。人の話はきちんと聞きましょう。。。。。

反省、、、。

たくさん収穫して終了!!!!!

普段一緒にお仕事をしないメンバーとの作業☆☆☆

Villagerたちも、ワーカーたちもみんなの個性色々でとっても楽しかったです♪♪♪

 

なんだか、今週はあんまりシードワークショップで働いていない気がするわ。。。(; ̄ー ̄A 


平和な水曜日

2011年11月02日 | シードワークショップ

11月2日 水曜日

火曜日の夕食後&水曜日の午前中はボランティア1年生への講習。

基本的にこの講習内容は18~19歳の子たち向けのプログラムになっているのです。

水曜日の午前中、過去3回は

でんぐり返し、ほふく前進、2人3脚、ダッシュ、ハンカチ落とし、などなど

瞬発力を求められるゲームやアクティビティがあり、ちょっとしんどい思いをしたいとえでした。

が、そんな高齢者に優しくないプログラムは前回で終了。

今朝からはEURYTHMYになりました♪♪

トレーニングのコースでお世話になった先生が今回も担当☆

今回は植物などに関したものではなく、仲間意識、協調性などを意識した内容でした。

単純な動きをいくつかのグループにわけて行う。

それを組み合わせると、まるで仕掛けつきのオルゴールのような不思議な一体感。

「私生活の中でも、単純と思われる行動も全て組み合わさってこの世の中のハーモニーに繋がっているのです」

そんなことを伝えてくれたEURYTHMYでした。

EURYTHMYのあとは座学講習。

この村で仕事をするにあたっての"HELTH & SAFETY"。

肉体労働がたくさんあるこの村の生活のなかでの、自分の身体の使い方が主な内容でした。

 

午後のお仕事。

10月上旬に根っこの引き抜きをし、乾燥させていたグリーンハウスのClimbing French Beans(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/aab815c8630a126c9d7da783d9e1bacd)の収穫作業。

すっかり茶色く乾燥したさや。

これを手で全て収穫していきます。

収穫を終えたサヤはワークショップの2階でネットに広げ乾燥させます。

 

16時半にはもう外は真っ暗。懐中電灯なしには外を歩けなくなりました。

そんな真っ暗な夜。

水曜日の夕食後は有志のファーマー&ガーデナーによるバイオダイナミック勉強会。

今回は我々の参加した第3回セミナー(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/4f621e12fe9823929bec401ddf059a0c)の報告会でした。

研修生がちょっと足踏みしてしまっているようなポイントを、熟練ファーマーたちが少しずつサポートしてくれて、スタートラインからちょっと背中を押してもらえました☆☆☆

 

勉強会が終了したのは21時半。

雨降っちょるし(T_T)

暗い!!寒い!!!

もつ鍋食べたい!! o(≧~≦)o

 


魔女鼻トマト

2011年11月01日 | シードワークショップ

11月1日 火曜日

NOOOO━━━(゜ロ゜;)━━OOOOOOOOOO!!!!!!

Oh my goodness me!!!!!!!

Is it November?? is it?!?! already???

NOOOOOOOO!!!!!!||||||||/(≧□≦;)\|||||||

お願いだから、誰か嘘だと言ってください、、、、。

玄関を出ると、昨夜役目を終えたカボちゃんが、

「11月でっせ、姉さん。まじで。」ってニタ~ァっと笑っておりました。。。

 

今日の午前中はデスクワークに終始。

販売用に入荷したタネのデータ管理。

200種以上のタネの取り扱いをしているこのワークショップ。

海外からもタネを入荷しているのです。

今日入ってきたのはオランダ産。

ボスはオランダ人で、オランダ語もドイツ語もできるから植物関係ことにはもってこいの語学力なのです。

ちょこっとドイツ語をかじっただけのいとえは全然チンプンカンプン。

ボスの手助けなしにはデータ入力できまへん o( ̄ー ̄;)ゞ

 

午後はビニールハウスの中の作業。

マリーゴールドのたね取り(http://blog.goo.ne.jp/itoe_field/e/0cd33e65091ec5f5362c11a91e4152c9)と、

ちっこいちっこいワイルドトマトの収穫&たね取りをしました。

そこで発見!!!妙な子!!!

昨夜はビニールハウスの中でもハローウィンパーティーが開催されていた模様♪

魔女鼻トマト☆☆☆

 

火曜日の夜。

この時間はボランティア1年生のアクティビティの時間。

今夜はクラフトDayでした。

グループ分けされ、それぞれのクラフトを作成します。

いとえのグループはウールでのペイント。

教えてくれる担当の人がおとぎ話を読んでくれ、その中のシーンから絵を作成していくというコンセプト。

まだまだ途中段階。

次回には完成するのかしら☆次回クラフトは2週間後なり☆

楽しみ♪ 楽しみ♪